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2012年2月18日 (土)

【DA2】ゲイダー氏TUKインタヴュー(3)

 脈絡のないQ&Aだし、途中で文学少女的なちょっとめんどくさそうな女性(と決め付ける)がサンダル君の質問で言っていたように「どうせ答えられないだろう」という話は最初から誰も聴かない。年齢層がわかりませんが、UKの人はアメちゃんのファン(の一部か)と違ってみな礼儀正しいなあ。年齢もアダルトなのかな。 

 でも最初のwaveの発音聞き間違いの話は、あれっすね。カナダ英語(アメリカ英語とあまり変わらないようだ)と違って、UK英語のほうはワイヴに近いんでしょうかね。オーストラリア人もきっとワイヴ? ウィンブルドンのメインコート(main court)のことをマインコートと言われてぜんぜん分からなかったことを思い出した。 
(後からスカイプでのやり取りとわかったので、もしや一時的通信障害だったのかもしれない)

 あ、あとね、ナサニエルの兄弟姉妹の生まれた順番。これ気にするのもきっとUKだからかな? アメリカ人は気にしないしね。カナダ人もかな。

**********

Q: waveはDA3でなくしてくれますか? 敵がでたらめに攻撃してくるやつ。

A: 失礼、意味が・・・。(質問が繰り返される)あああ、ウェイヴ、波状攻撃ね! ワイヴズ(妻たち)が攻撃してくるのかと思った!(訳:どんな状況?!)

 DA2のDLCはプレイした?ゲームプレイ・チームに時間さえ与えればあのくらいまで磨き上げられる。DLCの感想には「敵の出現ペースもずっとよくなって、空中から降ってくるんじゃなくなって、波状攻撃をどのようにゲームに取り込むか少し考えたみたいだ」ってやつがあったが、それが意図したとおりであったし、今後はそうなるよ。

 波状攻撃を完全にはなくさないが、いつでもどこでも次々湧いてくる敵の群れと戦い続けるんではなく、もう少し頭を使った戦術的な方法を必要にする。DLC「マーク・オヴ・ジ・アサシン」のやつが最高のできじゃないかな。ゲームプレイ・チームが散々繰り返していじりまわす時間があったから。 反復繰り返し(iteration)がすべてだ。 時間があればそれだけプレイできて、どこがおかしいかわかるから手直しできる。DLC開発には時間があったからね。プレイしてもらえればわかるよ。

Q: Originsで大好きだったもののひとつがツールセットですが、将来同じようなものが手に入る? マッキントッシュで動かせるようになることはありそう?

A: マッキントッシュ、ぐう。何がマックで動くか、まったく知らない。ツールセットは面倒なんだよ。A)PCオンリーだからファンベースの一部にしか使えない。マック・ユーザーは重要だけど少数派のセグメントだ。ツールセットもModもPCでしか使えない。それともう外注が多くなって、すべてをインハウス(内製)ではやっていない。Originsでは問題なかったが今の会話生成ツールは人様の著作権を無視しては公開できないんだ。

 もうツールセット公開はやらないと言ってるんじゃなく、私が決める立場にはないという意味。ほんとに公開できるようにするコストは正当化できるのかという議論は続いているが、難しそうだ。ただツールセットの効用はわかっている。ゲームがファンのハードドライヴにずっと居座って長く遊ばれるし、ファンは改宗者をたくさん増やしてくれる。ただ会社にいる限りは、金が絡むと大議論になってしまう。

Q: 話を特定の話題に戻します。アンダースはアルドレッド(Uldred)の蜂起の事件のときは何をしてたのでしょう? もうサークルから逃亡していた? 独房にいたっていう説はなかなか面白いと思ったんですが?

A: Awakeningの冒頭で捕まっているから、もう逃げてたのじゃないかな。それも面白いんじゃない?

Q: じゃあ別の話題。ナサニエル・ハウ、デライラ、トーマス、兄弟姉妹の長幼順は?

A: ナサニエルが長男じゃなかったっけ?

Q: どこにも触れられてないから、わからないんですよ! 

A: どこにも触れられていない? へっ、いいよ、今ここで決めちまおう! 待て待て、思い出すから。なにしろしばらく前の話だし。ナサニエルが長男で一番上、トーマスが一番若かったかな。間違ってるかもしれないが、ナサニエルが御曹司だったと思うから第一子で、戦士になる修行をしていた。そして里子に出された。貴族が別の名家にこどもを里子に出すのはごく一般的に行われていたんだ。そして帰ってきた。だから兄だね。

Q: だからフリー・マーチズに送られていた。里子に出されていたんですか?

A: そう。

Q: メイジと憑依について、メイジはディーモンと合意しなければ憑依させることはできない? それとも勝手に憑依される? つまり「あはっ、メイジが寝ているな。では誰も見ていない間にこっそり・・・」とできる? チャントリーの表明している意見と真実は違っている?

A: 合意しなければならないが、合意するときに意識がある(覚醒している)必要はない。「そう、お願い、お願い、体に入って私を醜いアボミネーションに変えて」 意志薄弱のときにもおきる。抵抗したくないかできないとき、憑依される。ディーモンと利口な契約を結ぶメイジもいる。ときには、ややこしいことに、我々がなかなかうまく表現できていない部分だが、自分で憑依させようとしているのに、なにをしているかわかっていないときがある。

 小説「アサンダー」(Asunder)を読めば、メイジとディーモンの接触の仕方とか、何が起きてるかすら気がつかないこととか、なにを合意したか知らずに合意していることなどが多少はわかる。「メイジは合意しなければならない」というのは真であり偽でもある。メイジの意志と、断固としたディーモンの力に抵抗できるその強さとにかかわる。

 でもゲームや小説から、憑依にも程度の違いがあることもわかるだろう。憑依されたメイジが皆すぐにアボミネーションになって手当たりしだいに攻撃するわけでもない。ディーモンのタイプと強さ、利口さ、そしてメイジ本人による。Dragon Ageに関することはいつでもそうだが、答えは決して「定型的」(typical、お約束)ではない。

Q: テンプラーの能力は、チャントリーが喧伝しているのとは違って、実際には魔法の一種?

A: レリウムを利用しているから魔法の一種といってもいい。ややこしいのは、チャントリーは魔法に関することにはとてつもなく偽善的だってことだね。実際、そこまで偽善的である必要はないんだ。チャントリーには魔法に対抗する理由は何一つないんだ。魔法は有益でもあるし、メイジも有益であるとわかっている。憑依、ブラッドマジック、禁じられた魔法に関する要素が本当に危険なんだ。

 テンプラーの魔法がスペルキャスティングであるとみなされたって、テンプラー固有の能力ではないし、レリウムを摂取するのをやめればやがて能力を失う。アリスターが示したように、レリウムなしでもずっと長く使い続けることもできる。あれはスペシャリゼーションで必要だったというゲームプレイ上の要請もあっただろうね。だからストーリーとゲームプレイがぴったりマッチしているわけじゃないし、将来ゲームプレイ上でもレリウムの摂取が必要であるということにするかもしれない。

 テンプラーの魔法がマインドコントロールに関係あるかないかにかかわらず、禁じられたものではない。メイジにしか用いないわけだから。チャントリーが介入して「まあ、これはひどい」なんて言うべきものではない。
 一方で、チャントリーのすべてのサークルは、所属する全メイジの血のはいったフラクタリを保管していているが、あれはブラッドマジックの一種だ。だから偽善的要素は間違いなくある。

Q: DA2では、ホークがブラッドメイジになっても誰も気にしないですよね。杖を持ちながらカークウォールを歩き回って、「自分はブラッドメイジだ! 見てみろ!」とやっても、誰も気がつかない。

A: 奇妙になっている理由の一部は、Act1でカットされた部分があったから。ホークがメイジのとき、その点をハッキリ取り上げていた部分だ。もうどうしようもないけど。別の理由はゲームプレイ上のものだ。誰も自分がブラッド・メイジだ、あるいはメイジだと触れ回ってるわけじゃないだろう。メイジじゃないのにローブを着ている人だっている。

 そのプロットがカットされた理由は、うまくいかなかったから。フェイドやそのほかのことがらに関するとても複雑なもので、うまくできなかった。あの時我々がもうちょっと利口だったら、そんなコンテンツ満載の巨大なプロットなんかじゃなく、もうちょっと小さな世界の反応で示すようにしたんだろうね。将来のためきちんと覚えておくべき反省だ。
 面白いのは、色々考えすぎると、ゲームプレイとストーリーがかみ合わない部分がどんどん多くなるってことだよ。

Q: 私たちだってメチャクチャ考えすぎてますよ。だからここに来ているのだもの。

A: うん、こっちだってメチャクチャ考えているよ。あのプロットをカットしたとき、「ああ、まあいいか、誰も気がつかんだろう・・・」と思った。だからメレディスのセリフにふたつほど書き足した。「前から正体は知っていた」とか、そのほかのところも。ナイト・キャプテン・カレンのセリフには書き忘れちゃったんだよな(会場から笑い)。

Q: 哀れなカレン。どんだけボンヤリしてるんだ(So oblivious.)。

A: プロットはジェニファーの担当だったけど、私も忘れていて、誰かに「あのお、カレンが突然画面に登場してきて、そこでホークがスペルを撃っているのに、『お前メイジだったのか』って言わないのはどうなんでしょう」と言われた。もう手遅れだったので、カレンはボンヤリしまくってるってことにしたんだよ。

Q: (会場爆笑) でも彼はとっても素敵ですよ!

A: そうだね。哀れな男、人生は苦労の連続、フェラルデンのタワーにいたときはまわり中ブラッド・メイジに取り囲まれていたことも知らなかった。カークウォールにやってきて、やっぱりブラッド・メイジに取り囲まれていたことも気がついていなかった。「うわ、自分ってなんて出来損ないのテンプラーなんだ!」とか自虐的になっちゃうのかな。

Q: またカレンは登場しますか? もしかしてパーティー・メンバーとか。

A: ここ(スカイプでのインタヴューなのでゲイダーさんはカナダのBioWareにいたのであった)で働いてるお嬢さんたちにもそう望むファンがいるね。彼女たちの運動が実ったらぜひ登場させたい。彼の髪型はいいよね。たぶんね。いまプランがあって「うん、間違いなく、パーティにも参加させるし、なんだってさせるよ!」と言ったとしても、来週にはガラッと変わってしまうんだ。だから約束は怖くてできない。

 カレンは好きだね。冗談の種にしてきたけど、彼が受け持つ物語の部分は好きだ。たとえばサンダルのようなマイナーなキャラクターでも、物語をひとつにまとめる役割があるっていう考えが好きだ。 R2D2とC-3POが物語の全編に顔を出しているみたいにね。すべての重要な物語にはメイカーの代わりに目撃する者たちがいて、大きなチャンスが訪れるのを見ており、それぞれのゲームをつなぐ役割を果たす。

 カレンにもその役割がありそうだ。彼はメイジの最悪な部分に直面し、メイジの最悪の行いに遭遇するんだ。でもある種のテンプラーのような行動はとらない。メレディスのような、あるいはナイト・ディヴァイン(Knight Divine)と呼びたくてしょうがないんだが小説のLord Seeker Lambertのような反メイジ、断定主義者、メイジは全て同種で、腐ったりんごは少数でもかご全部のりんごを腐らすと考えるような存在にはならない。

 カレンはテンプラーの別の顔、持ち続ける必要がある顔を表わしている。全てのテンプラーがメイジを喜んで拷問する血も涙もないクソ野郎じゃないし、善きテンプラーだっている。カレンは心善き男で、魔法の危険は承知して対処しなければならないことも知っているが「とりあえず全部殺して、あとはメイカーにお任せしようぜ」という無慈悲なことはしない。DA2の最後では、彼がブレーキ役、「正気の声」と呼んでもいいが、そういう役目を果たそうとした。重要な役目だと思うし、カレンが再び登場するってのはよいアイデアだと思う。彼のキャラクターが示す要素には好感をもてるし、可能性は間違いなくあるね。

**********

 以前、あるファンとのデート(お食事会)を紹介したときの記事で、ゲイダーさんは「カレンって誰だっけ?」と言っていた。あれも冗談だったの? ボンヤリネタ(笑)。

 でもカレンに関するひとつの謎は解けた。やっぱボンヤリさんだったんだ。ライター衆が?!

 カレンのもうひとつの謎、私のOrigins二周目では、正気を喪ってフェラルデンのタワーから逃亡してしまったのですが。その話は次あたりに出るかな?

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コメント

ワイヴズ(妻たち)が攻撃してくるのかと思った<

ここ読んで、口に含んだコーヒーが漏れてしまった。
吹き出すのはなんとか阻止しますた。
奥さんたちの波状攻撃って怖そう…。
世の旦那さんたちもガクブル。
妻たちの反乱?DA3のクエストの1つにならんかなぁ。

DA2の波状攻撃はよくできてると思いますね。
ただ欲を言えば、増援の間が2秒か3秒遅いともっといいかもしれない。
難度を下げるとかではなくて、人って2、3秒もあれば状況判断&行動決定できるので、それが自分が操作しているという実感につながるはずなんですけどねぇ。

 ワイヴズ。確かに受けましたね。
 桐野夏生あたりが書きそうだと思ったら、「妻たちの反乱」てのが別にありますね。個人的にはブラッドメイジの叛乱よりずっと怖い。こわいよー(サンダル君の声で)。
 
 波状攻撃。画像撮りなおしのためPC版をカジュアル(一番簡単)でやってたら、ちょうどPS3版のノーマルと似たような難易度みたい。
 PC版のノーマルで、おまけアイテムなしだと、ほんとに苦痛なところあったんですよ。ハード難易度だと本編に関係ないのに詰むかと思うところもあった。パーティーメンバー誰も倒れない縛りだと何度かやり直す羽目に。
 しかも全編波状攻撃ですしね。
 レガシーDLCも改善されていましたが、アサシンDLCのバトルのほうが確かにずっと面白い気がしました。

 

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