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2012年3月 1日 (木)

薔薇色の時代

 閏(うるう)年(Leap Year)であったことを、昨日うるう日(Leap Day)の途中まで知らなかった(笑)。

 もう気にしなくなってんだよな。

 IGNのこの記事はちょっと見逃せなかった。

 http://games.ign.com/articles/121/1219585p1.html

 うるう年の習慣はよくわかりませんが、表題は文中にある"a pair of rose-tinted glasses"、レンズがバラ色のメガネからの連想。つまり日本語でもそう言いますが「薔薇色の時代(年)」を選びましょうということでしょう。

  ヴィデオ・ゲームの時代でエポック・メイキングな年を選ぶ。アメリカ人視点で。

 もう私の場合は、記事を読む前からいつであるか決まっていますが、果たして候補に出てくるのか?

 1980 Pac-Man, Defender, Centipede, Missile Command, Warlords, Battlezone, Zork I, Rogue.
   
 真剣に選べば、もちろんここなんでしょうけどね。問題は、私自身がヴィデオゲームにまだコミットしていなかったこと。ZorkやRogueを知ったのもずっと後になってから。
 リアルタイムで遊んだのはパックマンとミサイルコマンダーくらいかなあ。いずれもアーケード(ゲーセンなんつう言葉すらなかった)ですが。

 1985 Super Mario Bros., Duck Hunt, Excitebike, Gradius, Ghosts 'n' Goblins, Space Harrier, King's Quest II, Oregon Trail, Carmen Sandiego.

 ここら辺からようやくリアルタイムで話に参加できるかな。ファミコン(日本1983、米国1985)に重きを置く人はここを選ぶでしょうかね。それからアーケード・ゲームが輝いていた時代でもある。
 アメリカ人目線だと、アメリカ・ゲーミング産業が壊滅寸前の危機を経験していた頃であり、文中でもAtariのショヴェルウェア(スコップで掃いて捨てるようなおざなりゲーの山という意味)がアメリカのゲーミング産業をリンボ界(生死の挟間)で彷徨わせることになったようなことが書いてある。任天堂が救った。

 1991 Super Mario World, Sonic the Hedgehog, Monkey Island 2, Civilization, Final Fantasy II, Street Fighter II, Lemmings.

 スーファミ(日本1990、北米1991、欧州1992)の時代ですね。海外版のFinal Fantasy IIは、実際にはFFIV(ローザ!)です。日本の経済状況をも反映するかのように、ゲーミングの世界も一種のバブル状態でもあった。そしてPCゲーミングがそろそろ立ち上がり始める頃でもあった。

 アメリカ人視点なせいもあってか、間違いなくエポック・メイキングであったバーチャファイター(アーケード1993、サターン版1994)が落ちちゃってますけどね。歴史の挟間に咲いた仇花だったのかな。

 1998 Half-Life, Metal Gear Solid, Legend of Zelda: Ocarina of Time, Resident Evil 2, Baldur's Gate, StarCraft, Unreal, Fallout 2.

 私が選ぶのはこの年ですね。Diablo(1996)がずれちゃってるのが惜しい。それもこの年であったら文句なしでしょう。つか、PCゲーミングを完全復活させたのは他でもないDiablo。この1998のメンツは、DiabloによってPCゲーミングの裾野が広がったことの恩恵を著しく受けている。私にとってゴールドラッシュの年です。これ以降、PCゲーミングから足を洗えなくなりました・・・。世の中はプレイステーション(1994)全盛の時代。

 2000 Grand Theft Auto III, Halo, Final Fantasy X, Metal Gear Solid 2, Max Payne, Super Smash Bros Melee, Devil May Cry, Gran Turismo 3, Pikmin.

 これは以前記事にしましたが、アメリカ人視点ですと、2000年から2007年までの間、ゲーミングは名作の出現に乏しい期間、長い喪中に入ります。2001年のあの攻撃と、それに続く長い戦争のためです。
 次は私の過去記事。ゲーム開発者1000人が選んだオールタイム・ベストの年代分析。

http://vanitie2.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/baldurs-gate.html

 よって2000年はプレ9.11の最後の時代です。プレイステーション2(2000)への以降が始まった年でもある。メンツを眺めれば、現在に繋がるムーヴメントのはじまりの年でもありそうですね。間違いなくエポック・メイキングな年でしょう。

 挟間の時代の出来事、2001年にXBOX登場(北米、日本は2002)、2004年はPSP登場、MMORPGのデファクト・スタンダードとなったWoWローンチ、Half-Life 2登場。
 それからアメリカの喪中期間を支えたのは和製ゲームの数々。上の引用記事にもあげたようにMetroid Prime、Ico、Resident Evil 4、The Legend of Zelda: Twilight Princessなどがこの期間のゲーム・オヴ・ザ・イヤーに並んでいます。

2007 Mass Effect, Rock Band, Modern Warfare, Assassin's Creed, The Orange Box, BioShock, Super Mario Galaxy, Crackdown, STALKER

 アメリカのゲーミングがようやく喪から明けた年。もちろん開発期間のリードタイムがありますから、業界内部的にはそれ以前から回復はしていたのでしょうが、ここにきて花開いた。現在のトップタイトルシリーズがいくつもはじまった時期でもあります。2005年にXBOX360登場(北米、日本とも)。プレイステーション3(2006)が離陸中。

2011 Skyrim, Minecraft, Uncharted 3, Terraria, Portal 2, Bastion, Superbrothers: Swords and Sworcery, Dead Space, Gears of War 3, Shadows of the Damned, Saints Row: The Third.  

 昨年は、実はボナンザ(大当たり)の年であった。Dragon Age 2がなんとリストから落ちてしまうくらい(まあねえ)、ヒット作のラッシュでした。文中でも触れられているように、ダウンロードゲームが市民権を得た頃でもある。またソーシャルやスマホ・モバイルゲーがカジュアルの認知をごく普通に獲得した頃でもある。

 この年、ニンテンドー3DSが離陸失敗したこともあり、コアゲーミングが、上述のカジュアルゲーミングに駆逐されるのではないかと危惧されはじめた年でもある。もしそうであれば、この年のボナンザは、皮肉にも沈む前の太陽が一番明るい喩えのとおりとなってしまうのですが。
 そしてプレイステーションVita(2011)の発売の年・・・。 

 まとめみたいなことを書くと、上のリンク先の過去記事でも触れましたが、作り手の世代交代説が有効だと思います。
 一般にハイティーンか大学生時代にボナンザの時代にぶちあたり、ゲーミングにハマった人たちのごく一部が業界に入って後のボナンザを築く。
 かのローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズが「(ミュージシャンは)聴いたことがある音しか出せねえんだよ」という名言(迷言?)をのたまったように、作り手が何を作るかは(反面教師という意味を含めて)かつて遊んだものによる。

 そういう意味からも、洋ゲーはどしどし日本語版にしろ!と主張しているわけです。英語を理解することと、ゲーム開発の才能はまったく関係ないわけですから。英語の壁?のせいで目に触れなかったら流れから取り残される。それを心配しているわけです。アメリカのゲーミングは、アタリ・ショックによって瀕死どころか脳死一歩手前まで行った。任天堂が救った。逆があったっておかしくはない。
 バイナリー・ドメインが果たしてどうなってるかわかりませんが、あれで危惧されたように「バナナ白人化」しろとは言っていないんですけどね。

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