フォト
無料ブログはココログ

« 【DA2】エグザルテド・マーチはキャンセル | トップページ | 【ME3】Mass Effect 3エンディング追加・変更 »

2012年3月21日 (水)

【DA2】【ME3】BioWare vaultをレヴューする。

 あほみたいに画像ファイルがでかいまま掲載してしまったので、このブログもそろそろ容量が溢れます・・・。
 気がつかなかった自分がバカなんですが、ちょっと短命すぎる。

 とはいえ、プログを書いている時間は、来月から大幅になくなることがほぼ確定。
 プレイスルーを記事にするためシャカリキになってガリガリ遊ばないといけないゲームも、ME3を最後に当分あまりないっちゃないんで、丁度良いといえばそう。
 途中で終わっているプレイスルーも、なんとかしこしこやっていくつもりではあります。

 DA3に加え、Baldur's Gateのリメイクの話題まで出てきたので、将来の愉しみがなくなったわけではありませんが、一息つこうと思っています。

 色々コメントをいただいて、つらつら考えてみたことがあります。人様にあまり関係ないことかもしれませんが、自分なりにまとめてみよう。

 プレイスルーを書き始めたのは、Dragon Age: Originsからで、Mass Effect 2、Dragon Age 2と続きました。Mass Effect 3は果たして完結するのか不明ですが、4作目になります。

 自分の慣れなど変化もあるのですが、書いていて楽しかったこと、それぞれだいぶ違いってきています。もちろん読み手サイドからすれば「全然ダメじゃん、なってないじゃん」ということもあるでしょうけど。

 Originsのときは、当初なにをしたいか自分でもわかっていなかったこともあり、自分で面白かった部分を膨らませ、そうでないところはバッサリ省略しています。単純にムラがあったという部分もある、
 ほとんどスポットライトがあたっていないキャラクターもいました。プレイスルーにセリフがほとんど反映されていないキャラクターもいます。バンターもあまり訳していませんでした。

 ところが、そういう細かなセリフの妙をバッサリ割愛して書いていても、Originsは十二分に面白かった。
 つまり、「ワールド」、物語全体の世界観自体をなぞっていくのが面白かったんでしょう。

 二人目以降の主人公では、見落としていた部分を補足しようとしてましたが、そちらはわりと個々の局面のセリフも丁寧にやりはじめた。やっぱりそれも面白い。「マイセルフ」の物語としても面白かったわけです。

 エキスパンションのAwakeningになると、こちらも慣れてしまってプレイスルーで色々悪ふざけもできるようになってきますが、セリフの妙が中心でした。「ワールド」にはそれほどコミットできなかったようです。

 Mass Effect 2になると、「マイセルフ」の物語に寄って来ます。この作品では自分の経験した場面のセリフをカンペキに近い形でなぞり始めました。省略するよりそのほうが楽だからもありますが、大きな理由は、全体の物語のほとんどがクルーやイルーシヴ・マンとの絡みに関するものだからです。「ワールド」自体はノルマンディSR-2の小さな覗き窓から覗いている感じ。

 Dragon Age 2では、さらに一層完全に「マイセルフ」の物語を中心になぞることになる。兄弟姉妹を含めたコンパニオンとの絡みがメインテーマであって、それ以外の部分、「ワールド」についてはさして気にすることがなかった。舞台はカークウォールだけだしね。

 Mass Effect 3の場合、プレイされた方は判ると思いますが、(三章構成と考えた場合、各章のクライマックスに該当する)各ポイントを中心にエピックな光景なり、壮絶なバトルなり、オドロキのイヴェントが仕組まれています。
 でも物語は、実はとことんクルーやNPCとの絡みが中心になっています。

 DA2のエグゼクティヴ・プロデューサー、ダラー氏は、DA3(とは明言していませんがシリーズ次回作)の開発にあたり、BioWareのVault、過去作品の倉庫の中を全部見直していると発言しています。
 それには上の作品のみならず、Baldur's Gate、Neverwinter Nights、オリジナルのMass Effectなども含まれるでしょう。SWTORもかな。
 ぶっちゃけると、DA2はどうして得られるべき評判を受けることができなかったか、その反省を、評判をとった過去の作品をレヴューしつつ、この際みっちりやろうということでしょう。

 私の見る限り、「会話、セリフの妙」というBioWareの売りを追及するあまりか、上述したように「マイセルフ」の部分がどんどん中心になってきて、「ワールド」の描き方が逆にどんどん奥の方へ遠ざかっていった、後退していった感じです。

 Dragon Ageは、主人公のオリジンを選べるという構成のOriginsから、DA2ではホークというヒューマンの物語になったのも、そういう方向と合致します。
 Mass Effectは元々構造的に「兵士シェパード」の物語ですが、未完成であったとはいえまだ比較的「ワールド」を描こうとしていた第一作目に比較して、二作目、三作目とどんどん視野は狭くなっていく。 

 これにはよい面と悪い面がある。擬似一人称の物語になっていくので、プレイヤーがどんどん前のめり、前ノリになっていく、キャラクターへのコミットメントの度合いがあがる。「私ならそうする、そうしない」が興味の中心になる。

 一方でデタッチメント、プレイヤーが一歩引いて、後ノリで、より広い視野からワールドを眺める感覚(ゲームだからむろん錯覚ですけどね)が喪われる危険がある。
 「そうだ、たしかに世界はそう動いている」と再認識・再発見できる割合はどんどん減って行きます。

 DA2は、まとめるとホーク家という一家族の物語(マイセルフ)に収斂してしまうのですが、主人公ホークが引き金を引いてしまったメイジ・テンプラー抗争(ワールド)の物語とは、実は剥離している。納期がきつくてコンテンツがカットされたせいもあるでしょう。
 あれで「たしかに世界はそう動いている」と納得できるかというと・・・。自分もファンだから無理矢理ナットクしてるんだろうな。ふつうは、あれではできません。

 ME3のエンディングの問題も同根です。シェパード(と仲間たち)の物語に、あまりに前のめりになってしまったファンたちは、銀河全体(ワールド)とリーパーズの決着のつけ方について、とても自己中心的に考えるようになる(コミットメント過剰)。
 
 「シェパードが生きてなくちゃダメ」という意味ではありません。私の場合だって「シェパードが生きてるなら、それもひと目みたい」というだけだから。 
 
 マス・リレーもシタデルも何もかも喪って、ノルマンディはわけのわからない惑星に不時着して、地球が実際どうなったのか、銀河艦隊がどうなったのか、わからないじゃないか、という不満のことを言っている。

 別に、銀河の全生命体が滅んだわけじゃないんだから、いいじゃん。どのエンディングでも全部は滅ばない、もっというとリーパーズが勝っても、実はオーガニックすべて滅ばない。
 所詮この世界は輪廻転生じゃないの、銀河だってリサイクル・リユースでまわってんじゃないの、というデタッチメントの感覚は失われる。テーマがサイファイ(SF)だから難しいのか? んなこたないでしょう。

 たぶんSkyrimとの評判の差は、この部分になるんじゃないかと思う。 

 前作から相当こなれたとは言え、Skyrimのセリフは、まだまだBioWareのレベルの足元にも及ばない。New VegasのObsidianの雇われライターだってまだ上だった。

 ところがSkyrimはまず第一に「ワールド」を描く。もちろん主人公の「マイセルフ」の部分とのバランスを保ちながら。

 Originsや、Mass Effect一作目は、程度の差はあれ、そのバランスがまだよかった。最近はどんどん偏ってきた。

 ダラー氏などの関係者が、BioWareのVaultをレヴューしてよい部分を再発見する、というなら、そこの部分を見るんじゃないかな、と期待しています。

« 【DA2】エグザルテド・マーチはキャンセル | トップページ | 【ME3】Mass Effect 3エンディング追加・変更 »

Dragon Age 2」カテゴリの記事

Mass Effect 3」カテゴリの記事

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

凄い楽しいブログです。主のブログが好きです!!

更新が大幅に減っても見にきますね~

 ありがとうございます。だいぶ頻度落ちちゃうんじゃないかと不安です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1586985/44577454

この記事へのトラックバック一覧です: 【DA2】【ME3】BioWare vaultをレヴューする。:

« 【DA2】エグザルテド・マーチはキャンセル | トップページ | 【ME3】Mass Effect 3エンディング追加・変更 »

2016年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31