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2012年3月

2012年3月31日 (土)

【ME3】セラちんのN7アーマー

 一瞬めまいがして、それからエイプリル・フールかと思ったが、PSNで確かに売っている。

 FFXIII-2のセラとノエルのN7アーマー。お値段各300円也。 

http://www.gamespot.com/news/mass-effect-3-armor-coming-to-final-fantasy-xiii-2-as-dlc-6367514

N7

 海外ゲームサイトでは、ME3問題の火に油を注ぐ状態になっている。まさにそれ。間が悪すぎる。

 いやあ、これは買わんでしょう・・・。 いくら私でも。XIII-2のDLCは最初の衣装二人分をだまされて買っただけでやめた。

 セラちんのビキニですら買ってないからねえ・・・。
 いやいや。
 買ってないです。
 一瞬たりとも買うつもりがなかったとはいいきれないが、だって人妻(婚約中)だし。

2012年3月30日 (金)

Legend of Grimrock

 DA3に関するフォーラムの議論を読んでいると、ああ、こういうゲームがこれ見よがしにまた高く評価されるんだろうなあ、と思う。4月11日(現地)発売だそうだ。 

 オールド・スクール派テイストの、ダンジョン・クロウルRPG。 

 Legend of Grimrock

http://www.grimrock.net/

 GoGでも予約を取り扱っている。予約の場合のみ定価14.99USDからディスカウントされて11.99USD。

http://www.gog.com/gamecard/legend_of_grimrock 

 画像をみて、映像をみて、説明を読んでみれば、「RPGはこのような世界に戻れ!」とオールドスクール派が騒いでいるそのものみたいだとわかります。要旨。  

  • ・Old-school dungeon crawling game inspired by Dungeon Master, Eye of the Beholder and Ultima Underworld.
  • ・Explore a vast dungeon riddled with hidden switches, pressure plates, sliding walls, trapdoors and more.
  • ・Discover secrets, cast spells with runes and craft potions with herbs.
  • ・Fight murderous monsters and seek lost artifacts in ancient tombs.
  • ・Create a party of four characters and customize them with different races, classes, skills and traits.
  •  "Eye of the Beholder"の名前とか出されちゃうとこっちは買うしかないんだが。あのゲーム今みたら絶対しょぼいと思うはずだが、あいにく美しい記憶しか残っていないもので。

     ほかにも、隠しスイッチ、プレッシャープレート、スライドする壁、トラップドア(本来は秘密の抜け穴の意味)など、まさしくオールドスクール派が「最近のゲームから消えてしまってけしからん!」と言っている仕掛けが満載?のようです。

     広いダンジョン、秘密の発見、ルーンを用いた魔法詠唱、薬草を用いたクラフティング。

     そして4人パーティー、異なる種族とクラスからメンバーを選び、カスタマイズ可能。

     さらには"highly tactical real-time combat"。出た、きわめて戦術的なリアルタイム・コンバット!

     DA2には足りないとオールドスクール派からこき下ろされた内容がいっぱい書いてある(笑)。

     大笑いしたのは次。

    "...you can arm yourself with a stack of grid paper and turn on the Oldschool Mode which disables the luxury of the automap!" 

     オートマップ機能を停止させて、マス目用紙をたくさん用意して、自分で地図を書きながら進むこともできる!
     名づけて、オールドスクール・モード。  

     若い人は信じられんだろうが、この手のダンジョン・ゲーム、あるいは2Dゲームでもそうだが、むかしゃ、ぜーんぶ自分で歩いてマップを手で書いとったんだよっ! 攻略本とかなかったしねー。Wikiなんてあるか、んなもの!

     フォーラムで騒いでいるオールドスクール派、このゲームに熱中してしばらくだまらねえかな・・・。

     無理だろうな。こっちのゲームも、あれが足りないこれが足りないと言い始めるんだろう。そしてこちらの開発者はBioWareみたいにフレンドリーじゃないからまた怒り出すかな。

     もうすでに「ターンベーストのほうがずっとよかった!」とか勝手な意見が出ている。

     「これで、最新のグラフィックがあれば文句なし!」

     だったら価格15USDで売れるようには開発できねえって。 

     でも最新のグラフィックを用いなければ、このお値段で出せるらしい。

     BioWareの騒ぎがあって、タイムリー過ぎて気持ち悪いが、Baldur's Gateのエンハンスト化など考えると、シンクロニシティ、共時性がありますね。
     皆似たような方向に動いているね。 

     予約しちゃったはいいけど、遊ぶ暇あるかな・・・。

    (どうやら予約関係のトラブルあるみたいなんで、もうちょっと待つべきかもね)→解決したみたい。私は問題なく予約できた。

     

     

     

     

    【ME3】思い出のシーン

     これは英語のポッドキャストなんで、人によっては敷居が高いかもしれないが、非常に良い話をしていると思いました。

     ケヴィン他、GameSpotのレヴュアーたちが、思い思いにMass Effect 3の思い出を語るという企画。

     ME3ディレクターのケーシーが最初のステートメントで言っていたように、本来はファンがこういう話をすることを(少なくともケーシーなど開発者たちは)望んでいたようだ。あるいは、それをヒントにしての企画かもしれない。私の知る限り発売直後のタイトルについてこういう企画はあまりなかった。ポッドキャストの担当者たちがやることはあっても。 

    http://www.gamespot.com/features/shepards-final-hurrah-mass-effect-3-extra-special-spoilercast-6368196/

     語っていることは全部ネタバレなんで、詳細はぼかさなきゃならないかもしれないけど、少なくともエンディング、あるいは洗脳セオリーに関してはほとんど触れられていない。

     ケヴィンがレヴューで良く言う、思い出に残る瞬間、メモラブル・モーメントについて語り合おうというものだ。

     以下ネタバレあり。

     当然だけどプレイヤーそれぞれが経験したプレイスルーが全然違う。それもMEシリーズの醍醐味であったわけですが、例えばインポートファイルにタリが最初からいない人もいれば、最後に悲惨なことになっちゃった(!)人もいる。この展開は私は知らなかった。
     ミランダについても(私がそうだが)助けられなかったという誰かの話に他のメンバーが「まじかよ?!」と驚いてるのを聴いて、「うわ、私って少数派か?!」とこっちも驚いたりした。

     あるいは、モルディンに、またはリージョンに深い思い入れをしている人もいるし、なんとME2でモリンスを助けた人もいる(いるんだなあ)。
     ME2で誰も生き残らなかったんですか?とつっこみたくなるほどME3で「バッド・コンシークエンス」、クルーたちの良くない結果を経験している人もいる(笑)。ME2クルーの何人かはある条件がそろうと「敵」として登場するというのは知っていたが、それを全部経験してるんじゃないだろうか?という人までいる(あるいは噂話でそう聴いたことを告げているだけかもしれない)。

     これはポッドキャストで触れられていたかどうか忘れたが、私の体験として、ヨーマン・ケリーはME3で悲惨な結末を迎えた。どうやら方法によっては救えたらしいと知って大変驚いた。

     このように、ほとんどの登場メンバーに、出来の良し悪しは別にして、それなりにいくつかの「結末」が与えられている。最低は生死を分かつ「ふたつ」ですが。

     また(生き残っている前提でしょうけど)ギャレスがシェパードを連れ出して、シタデルの絶景を見ながらシューティング比べをするシーンも「自分は見てないぞ?!」と驚いてる人がいて笑える。あそこでギャレスが「私はギャレス、ここはシタデルで一番いい眺めの場所だ」というのは、「私はシェパード、ここはシタデルで一番の店だ」というME2のフレーズへのオマージュなんで、見てないのはもったいないよ(笑)。そして私はシューティング比べに「わざと負けた」。何でそうしたか知らないけど。

     あるいは、ノルマンディの砲術室?で、ギャレスとタリが急接近している現場を目撃する、ってのは結構な人が見ている。普通に考えれば、どっちも乗船していて、どちらともロマンス関係にない場合、なんでしょうかね。シェパードが入っていくと、ふたりは慌てて離れる(笑)。

     広い銀河でどうして都合よく皆と再会できるんだ?などというつっこみは置いておいて、少なくともその部分については真摯に取り組まれているし、ポッドキャストの企画のテーマもそこを掘り下げようというところにあるわけですよね。

     本来はそういう愉しみ方をするものだし、そうすべきだと思うんだが、エンディング騒ぎ(を起した連中と、まに受けたムジカ博士の両方の責任があると思うが)のせいで、全部ふきとんでしまった感じがする。そういう意味では、ファンがBioWare作品をぶち壊しにしたのではなく(現に売り上げなど収益に致命的影響を与えたと主張したい一派もいつもどおりいるが)、皆が当然期待していたプレイ後の余韻をぶち壊しにされてしまったのは正しいかもしれない。少なくとも私はそうだ。

     現に私もME3の二周目をする気がまだ起きません。BioWareはエンディングDLCで「解釈を与える」だけだと信じているけど、それは皆が予想していて、それじゃ足りないと怒っているわけで、どうなるか予断を許さないわけだから。

     ましてやプレイスルー紙芝居を書く気も萎えている。自分の老後の愉しみとしてぜひ続けたいが、このブログの容量はもうキツキツだし、自分の身辺に変化もあるので、しばらく様子見かな。

     あるいは、再開するとしても私の「メモラブル・モーメント」だけピックアップするのがいいかもしれない。ここまで味噌ついた作品の話題、誰も読まんだろうって、エンディング騒動の記事だけは一時期物凄くアクセス増えたんですけどね(笑)。 

     

    2012年3月29日 (木)

    【DA3】ゲイダー節、とりあえず感想。

     本当に衝撃がさめやらないのですが・・・。

     DAOのヒューマン80%、エルフ15%、ドワーフ5%(はなんとなくわかる)というプレイヤー・キャラクターの比率(一度でもキャラクターをメイキングしようとした数だそうだ)。

     その理由を考えるのも楽しいが、(既に私はふたつ思いついていたが)ゲイダーさんが言うように他にもいくつもある。

     まさかここまで(カジュアル化というわけじゃないが)偏っているってのには心底衝撃を受けました。

     そして、何度も繰り返される、「誰も見やしないものに金をかけるな」という昨今の「主流」ゲームの開発コスト管理思想? 

     ゲイダーさんがいうように地下室で三人が作っていたなら、問題なかった。もちろんシネマティック・コンテンツなんてないし、声優だってほとんどつかないからせリフはテキストの羅列だし、PCはネームタグがなかったら見分けがつくのかどうかも不明なちっちゃな絵だし、アニメーションなんて皆大して変わらないし。(いや、今のJRPGの話ではないよ)

     Baldur's Gate(BG)がそうで、Neverwinter Nights(NwN)で3Dモデルを用いるオーロラ・エンジンになったとはいえ、ほとんど状況は変わらなかった。これはNwN2まで変わらない。NwN2にはDnD3.5のベーシックな全種族、全クラスが用意され、さらに15種類くらいプレステジ(上級)クラスが選べた。エキスパンション・パックでそれがまたさらに増えていくのが普通に期待されていたし、現にそうなった(ファンメイクのModを除いても十分に多かった)。
     Originsも基本はその線をある程度は踏襲していた。そしてBG/Origins信奉者は、それが「正しい」道だと信じていた。

     DA2でヒューマンオンリー、性別とクラス(基本3つ、上級4つから2つ)のみ選べるように「圧縮」された。

     エルフPCの数値について解釈するのはやめておきますが、結局皆ヒューマンしかプレイしないやん、色々クラスのヴァリエーション増やしてもプレイされないやん、DA2デザインの決断の根拠に部分的にはなったのかもしれない。

     もちろん、DA2がそうなった理由はシネマティックなコンテンツ重視(フェイシャルなどの動きを含む)、キャラクターモデルと一体となった目を見張るアニメーションへの移行が最初にありきかもしれない。

     簡単に言ってしまうと、BG/Originsのような多彩なPCの選択肢は、コスト的にどんどん見合わなくなりつつある、ということでしょうか。さらに同じだけの労力をかけたって、使われないものへの投資を合理化するのは難しい。

     個人的には種族選択は「あったら嬉しいな」ですが、じゃあお前のDAOのプレイスルーどんな感じ?といわれると・・・。コンプしたPCの数は五人で・・・。

     ヒューマン三人。エルフひとり。ドワーフひとり。

     あれ?

     いきなりDAO全体のデモグラフィクと整合してんじゃない?!

     だよなあ。カジュアルだもんなあ(カジュアルはマルチ・プレイスルーはしないが)。

     「フォーラムの意見」、「ネットの総意」なるものの正体を垣間見たような気がして、すこし憂鬱になってくるなあ。

     もちろん、DA3ではエルフとドワーフがPCとして舞い戻ってくることは期待しますけどね。ここまでの数字を見せられると、濃厚な複数のオリジン・ストーリーを期待するのもつらくなってくる。

    【DA3】さらに引き続き、ゲイダー節。(2)

     表題の区別がつかなくなってきたのでナンバリングで逃げておく。

     マーク・ダラー氏(DAのプロデューサー)が約束した「何か」を実際に見せない限りこの騒ぎがずっと続く。

     「具体的じゃない議論には意味がない」というのは間違いないとしても「意味がない話は面白くない」ということにはならない。
     ならないっつか、具体的な話は大抵面白くない。当たり前です。議論は収束(議論の終息)に向かうからね。 

     今のDAのような「ざら場」のような感じのときがフォーラムは一番面白いね。「話は具体的じゃないと意味がないよ」と言いながら登場してくるゲイダーさんも一番楽しそうだ。
     (同じように株式市場に例えると、ME3のほうは仕手戦の様相となっているんで、野次馬には面白いかもしれないが、それこそ「意味」はない。空売り浴びせてる奴らと、資産を毀損されそうな連中が必死に攻防を繰り広げている感じ。あと私のように騒いでる野次馬)

     DAフォーラムには突拍子もないアイデア(DA3にはマーメードを出して!)とか、ものすごい先入観とか、あるあるみたいなバイアスなど、たくさんでている。

     次は、必ずしもそうじゃないけど、わりと「ありそうだなあ」という意見。 

     For Role Playing don't you need three endings?

     http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10731191&lf=8

     OPは、DA3がRPGであるなら善(good)、悪(evil)、中立(neutral)という三つのエンディングが用意されるべきじゃないのか? という主張。
     過去の、特にDnD準拠のBioWare作品がそういうスタイルを踏襲してきたこともあれば、SWTORにも(定義は微妙だけど)善悪の軸はあるし、例えばBethesdaのSkyrimなんかでもぶっちゃけるとそういうスタイルを応用している。The Witcherもそう。
     RPGに用意されるべきかどうか別にして、good/evil、lawful/chaoticというアライメントの軸を有するDnDの影響を受けた過去のRPGの「主流」的な考え方ですね。

     直接関係ないけど、個人的におかしかったのは、そのすぐ後(上のリンクの場合、最後の&if=8を削除するとスレッド全体が見れる)のレスで、最近のJRPGには次のようなたくさんのエンディングがあったという説。この作品はなんだろう?!

    *****

     一番最近プレイしたJRPG(訳:コメントいただいたとおり、「メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3」、あるいはその前作のお話でした、情報thx!)には12のエンディングがあった。記憶に頼るとこんな感じ。

    Normal  ノーマル・エンディング
    Bad *2  バッド・エンディング(二種類)
    True    真のエンディング
    Six Character endings 六つのキャラクター・エンディング
    Rich    裕福になるエンディング
    Chim    いかした(coolな)?エンディング     

     Pie(意味不明な?)エンディングもあったかもしれないが、前作だったかもしれない。

    (訳:調べると、「メルルのアトリエ 」のエンディングと前作「トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2」のものとポスターの記憶が混同しているみたいですね。どちらかというとトトリのエンディングのリストに構成は近いみたいです。
     Pieは本当にパイを食べるエンディング、Chim=「ちむ」ってのは固有名詞かな?
     うーむ、日本語でもシモネタくさいなああ(笑))

    *****

     ゲイダーさんのOPへのレス。 

     あるひとつの変化があった場合でも、まったく違う「エンディング」を構成すると考えるかどうかによるね。あるゲームが「百以上もの異なるエンディングがある!」と主張することもできるが、その場合実際にはほんとにマイナーな変化まで全部カウントしているんだ。ものの見方によると思う。

     マイク(レイドロウ)が公式に言っていたことのひとつに、そのような変化(ヴァリエーション)をより多く盛り込むようにするというものがあったが、素敵なことだ。単純に「そうするつもりがある」って言っても、実際何かをお見せするまでは空約束と受け取られるだろうけどね。だが今のところ、そうした変化を盛り込むことこそ、フォーカスすべきひとつであるとはいえる。

    (マルチプル・エンディングの利点と問題点は?)

     利点(アドヴァンテージ)? プレイヤーが、自分が影響を与えたと感じることだね。それから、ハードコア・ゲーマーにとっては(二周目以降)リプレイする動機づけになる。それからエンディングに変化を持ち込むのは比較的コストが安くできるんだ。ゲームのそれ以前の部分に結末・影響を持ち込む必要がないからね。

     問題点? それでもまだ金がかかること。それからエンディングってのは典型的には一番最後に開発が行なわれるから、開発資源が逼迫しているとき深刻な影響を受ける傾向にある。驚くほど非生産的なんだ。それはわかってるから、教えてくれなくていい。それから将来のシリーズにつなげようとするときも問題になる。もし詳細な計画を立てていたとしても、そういう計画が変更を余儀なくされる理由なんて百以上ある。ゲーム開発とはそういうものだ(Nature of the beast.)。

     だからまとめると、とても素晴らしいことだが、とんでもない頭痛の種にもなる。

    **********

     おっと、上でジョークのつもりでかいた、マーメイドを出せ!にもゲイダーさんがくいついている・・・。

    Request for Mermaids in future Dragon Age games

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10749532&lf=8

     DA版のマーメイドはやろうと思えばできるよ。他の「スタンダード」な生き物だってそうだ。問題は、新しい水中環境とそうした生き物を合体させることだ。水が登場したらいくつかの仕掛けを一から作らないといけない。例えば水泳!

     それは・・・、たしかに素敵だけど、きついなあ! もし他にも必要となる多くの要素がうまくいって、そういう仕掛けが必要になる事態(ほとんど水中で行なわれる冒険など)になれば、ずっとありそうだけど。

    **********

     最後に、先にも触れた、種族選択問題。やはり相当関心を集めていて、ゲイダーさんも追加でレスしている。

     あの、「DAOでエルフ・オリジンを一度でもトライしたプレイヤーが15%しかいない(ドワーフに至っては5%)」という私にとって衝撃の数値について、少し話が続いている。

     このデーターが、ユニークなプレイヤー単位でカウントしてるのか(つまり私が三つのエルフ・オリジンを一回づつトライしても、プレイヤーひとりでエルフが選ばれたのは1回とカウントされるのか)、そうではなく全てのキャラクター・ジェネレーションされた合計数(三回)なのかはわかりません。どっちにしろこれは驚いた。

    *****

    (追加:これについてもゲイダーさんが次のように説明していた。「少なくともその種族のPCをひとり創造した」です。)
     
     15%のプレイヤーが少なくともひとりのエルフPCを創ろうとした、という意味だよ。15%も十分大きな比率だが、80%がヒューマンをプレイしているのに比べたら少ない。その違いの理由を解明するかどうか抜きにしても、これは触れるに値する点だ。

     ふむ、もし我々がこの数字をどう解釈しようとしているかと皆が色々思い悩むなら、こういう数字をあまり繰り返さないほうがいいかもしれない。エルフPCを創ったプレイヤーが大事じゃないなんて言ってないし、だからエルフは登場しないなどとも言ってない。

    ***** 

     (エルフPCに関するような)データをこんな風に解釈できるなんて言っていない。DAのエルフの造形が大きく変更されたので、(DA3で)プレイヤー・キャラクターとして用いられても人気が出ないのではないかと主張する者がいるから、そうではなく、最初からエルフはずっと不人気だったと言っているだけだし、実際そうなんだ。

     たったひとつのデータからそれ以上のことを色々解釈しようとするのは躊躇する。実際エルフのPCを選ぶ人がどう感じるかも君たち以上にわかるわけじゃない(創造したキャラクターを実際に何人がプレイに用いたかは知っているとはいえ)。そして前も言ったように、自分が選ばない選択肢にだって価値は存在する。 

     少数派だから、それだけの理由でそのコンテンツを削除するなんてしないよ。もしそうするなら、どうして女性PCとかホモセクシャルのコンテンツを残すんだ。だから我々がそういうデータをある方法で解釈して用いるなんて前提を置くのはやめてくれ。この種の情報は、どれだけの開発努力・資源を少数の者しか用いないコンテンツに投入すべきかという問題を提起するのはそうだが、他に考慮すべき要素がない限り、その答えが常に「いらない」となるわけではない。 

    *****

    (DAOで不人気だった種族は他のDAシリーズでも不人気であるという一般的結論を出してるのでは?)
     
     なんで私がそんな結論を出すように見えるの? そんなことは何一つ言っていないよ。

    (エルフなどが別なプレゼンテーション(ルックスなど)であれば傾向は違ってくるのでは?)

     そうかもしれない。多くの者はみな単純にDAOでデフォルト設定だったヒューマン・ノーブルを選ぶのかもしれない。あるいは他の種族と実際なにが違うか知らなかったのかもしれないし、「見た目が気持ち悪い」からかもしれない。あるいは見慣れた顔が好きなのかもしれない。たくさんの理由が思い浮かぶ。
     
    (複製コンテンツはもう用いないと思っていたが、高価なシネマティック・ストーリーテリングのせいでBioWareの傾向はそうなりつつあるのでは?) 

     開発資源による。時間がほんとに足りなければ、多くの者が目にするコンテンツを開発する時間に多く注ぎ込むしかない。だからといって他には一切時間を費やさないというわけじゃない。もちろんデザインサイドの要請によるものではないんだが、資源が逼迫した結果なのか、意図的にそうした結果なのかを君たちが区別するのは難しいことはわかる。だがそういう区別が現に存在するということだけは知っておいて損はない。

    *****

    (自分で用いない選択肢にも意味がある。The Witcher 2のふたつのパスの一方しかプレイしなかったが、もうひとつパスがあるとわかってることは素晴らしいことだ)
     
     そのとおり。何度か言ったが、選択肢の価値は、その選択が用いられなくても存在するんだ。君たちは数字だけとらまえて、単一のベンチマークとしてプロジェクトの総体的な価値を決めようとしている。

     もし私だったら、「例えば」、各種族のオリジン・ストーリーをどれだけ用意すべきだったかを考えるときに用いる。ドワーフ・オリジンはひとつ、エルフはふたつで、ヒューマンにはより多く用意するべきだったと考えるべきかもしれない(カットされたひとつを復活させるべきだったとか)。あるいは、新プレイヤーには他種族/オリジン・ストーリーをもっと売り込むべきだったかもしれない。それによってこの選択肢の意味をゲームの最初から理解してもらえたかもしれない。色々な受け取り方ができる。

     それから、80%をまるで金科玉条(ゴスペル)のように考えるべきでもない。私は自分で思い出すことのできる別の数字と比較して心の中で割り引いて考えることができるが、誰かが述べていたように、全部足しても100%にならない。だから記憶違いかもしれない。DA2のテレメトリーはDAOのものより優れていたが、種族選択に関してはDAOのデータしかない。

    *****

     (その数値には興味がある)

     私も掲載できればいいと思っているんだが・・・。フォーラムのファンが自分がどれだけ少数派であるかという、反論しようのない証拠にどう向き合うのかを眺めるのは、虚ろな悦楽だ。
     
     一部の人は判っていると思うが、このフォーラムでは、複数のプレイスルーを経験するのが普通である、みたいな雰囲気になってる。
     
     もちろん、自分たちの価値を置いているものが数字で裏付けられないと知ったときの恐怖を鑑みれば、そして一部の者たちにはそれらが検証のため極めて重要なものだと思っているふしもあるので、公表しないのが一番であろう。

    *****

    .

    2012年3月28日 (水)

    【DA3】さらに引き続き、ゲイダー節。

     Mass Effect 3のほうには動きがないので、引き続きDragon Age 3の話題。

     このOPの類型分類は面白そう。それにゲイダーさんも登場しているから読んでみよう。

    The Feedback Issue

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10628241&lf=8  

     君は次のカテゴリーのどこに入るか?という話題かと思ったら、違う。このOPはDA2をとても愛し、めちゃくちゃ弁護しているのであった。

    ・Originsを取り戻したい。無言の主人公、古典的物語、Modができる、など。DA2は一切許容しない。

    ・DA2に不満だが、うまく行っている変更点もあったと考える。Originsの要素も一部は復活してほしいと考えるが、DA2の声優つき主人公などは許容。

    ・DA2に満足している。DA2は不完全な主人公、グレイな人間性を描いており、さまざまな変化の実験もしている。

     OPは三番目のDA2が大好きであるという意見。ロールプレイングとストーリーテリングがうまく融合しており、SkyrimやOriginsのようにメインストーリーの主題となんの関係もないサイドクエストが山ほどあるという問題もない。インタラクティヴな小説がほしい自分にとってDA2は十分満足のいくものであった。

     そういう考え方は少数派なこともわかっていて、自分はすでにシリーズを「売り込まれて」いて、だから売り手にとって扱いのたやすいカスタマーで、もっとも手間がかからないし、かけてももらえないカスタマーである、と嘆く。

    (訳:まあ、カスタマー・サービスなんて一番へぼい種類のカスタマー(つか人間)が使うものなんで、これはしょうがないんだけどな。あと、一番へぼい種類の従業員(つか人間)がやらかしたことにブチキレたカスタマーが使うものかどっちかか)

     またBioWareがこれらのグループをみな満足させようと妥協的解決を考えているのではないかと心配する。そして結果として誰も満足させられないことを。

    ***** 

     ゲイダーさんのレス。 

     万人を満足させることなんて最初からできない。この点からも、私はマークやマイクの立場をうらやましいなんて思わないよ。私にも自分の好きなことがあるが、自分の選択が万人受けするなんて幻想も抱いていない。そういう決断をほかの人に任せられるのはとても幸せなことだ。

     究極的には、「フードバックを受ける」ということが「合意に達する」なんて意味ではないということを多くのファンが理解できないという点に問題があるんだろう。合意なんてあるわけない。他の全員を黙らせるほどわめき散らしているその音量の大きさが、意見が我々の耳に届く鍵を握ると期待している人々がいる。他人を(あるいは我々を)馬鹿にして彼らの意見だけが唯一の知性ある答えだと見せたい人々がいるし、自説を補強するため事実を歪めているものがいる。一方で、建設的で譲歩的なムードを貫き、あるトピックスについて本当に熱心によく考え抜いている人たちもいる。もちろん、不快な雰囲気に巻き込まれることを恐れ、そもそも話をしたがらない人々もたくさんいる。 

     不快さは最小限にしたいところだ、なぜなら私が(そしてマイクとマークが)考えるに、ここにやってくるファンの多くは話を聴かれているという感覚を味わいたいだけだからだ。「意見を聴かれる」であって「自分の意見どおりになっている、従われている」ではないところに注意してほしいが、しかもそれを決して理解できない人々がいる一方で、多くの人々はそれを理解している。
     

     我々は、そのどっちがどっちか見分けることができるし、だまされることは稀だ。最終的に開発チームは、どっちに進むのが最良の道か決定しなければならないわけだから、ファンという集団からできるだけ多くのインプットを手に入れ、そして前に進む。その時点では我々の考え方を説明するため実際に見せることができる何かがあるだろう。 

     そして、そう、売り込むために。なぜなら相手の賛同を得ることはビジネス上の取引の一部だし、もう我々に対してうんざりしている連中にだって、もう一度我々の努力に興味を持ってもらえるよう説得するチャンスはたくさんあると思っている。だが、そいつはしばらく先の話だ。

    ***** 

     (前半、フォーラムのファンがいかに自説を誇張ぎみに語るか、見たものがすべてと信じたがるか、別のフォーラムで騒いでいるのも同じ連中であることを忘れがちになるかについてなんでくどいから省略ね)

     声だかな意見がより大きな観客を代表していないと言い切ることができるわけでもないし、大多数の人たちがオンラインで意見を表明していないからといって、彼らは声を上げている者たちとは違うように感じているはずだといえるわけでもない。

     だが次のように言ったところで拡大解釈にはならないだろう。もっとも熱心で献身的なファンと、よりカジュアルなプレイヤーとはあまり共通点がない。元々そういうものだ。

     だから熱心なファンがカジュアルなプレイヤーを自説に取り込もうとするとややこしいことになる。熱心なファンが、数を頼りにするという理由以外でそもそもカジュアルを取り込もうと欲するかどうかもわからない。嫌悪感の高まりとあいまって、おそらく観客に占める熱心なファンの比率はゆっくり減っていくんだろう。熱心なファンには伝導者としても消費者としても、大きな価値があるし、とてもすばらしい意見を表明する能力を持つ者もいる。それらは開発者にとってとてつもなく価値がある。 

     だが、人はみな自分でやりたいようにやるものだ。行間を読んで、対話の中からどんな価値を見出すことができるか、がんばってみてくれ。理想的には、最後によりよい製品が生み出せればいいんだから。

    *****

     (熱心なファンの比率が減っていくという点について)

     ハードコアな観客が減っていくというのではなく、全体の観客が増加すると言っているんだけどねえ。 

     また、以前より多くの観客に受け入れられるようにするため、ゲーム開発にお金がかかるようになっている。「百万人を目標に売る」ということにだって、今では以前とは違う意味があるんだ。10年くらい前のゲームなら百万本売れれば画期的なことだった。
     最近ではそうじゃない。他のAAA級作品と比較した場合に「受け入れられる」品質レベルの開発コストを考えるとね。 

     ゲームをもっと安く作るべきなのか? 10年前と同じファンを満足させるべきなのか? そうかもしれない。我々が作る種類のゲームがより広く受け入れられるチャンスなんて最初からないのかもしれないから、骨折り損なのかもしれない。あるいは無関係かもしれない、なぜならハードコア・ファンを含めたファンは、売り上げにかかわらず、その我々のゲームを、高額の予算で開発された他のAAA級タイトルと比べるからだ。 

     そういう決断をするのはご指摘のとおり私ではない。だが全体的な傾向として、注意を払っていれば何かを嗅ぎ付けることはできるよね。どんなアプローチの方法でも元々はらんでいる愚かさの総量ってのは常に議論の余地がある話題だし、「従来的な発想(accepted wisdom)」なんて誰かが試してみて、それは間違いだったと証明するまでの間しかもたないんだからね。

    *****

    (より広く受け入れられるように努力しているとはとても思えない。中身を子供っぽくしてわざと観客を減らしているのではないか) 

     双方の意見の持ち主がダウジング・ロッドを持って水を探してみても、結局答えが見つからないって類の問題だね。だがそれを誤魔化すための簡単な答えはたくさんあるね。

     「Skyrimのように探索を多く盛り込む」なんてのはそのひとつだし、我々はそんなことを意図していない。「DA2が失敗した点のひとつは、プレイヤーに探索の感覚を味わってもらえなかったことにある」ということを言っているんだ。それが異なる環境(マップ)のことであったり、セダス大陸の違う場所のことであったり、単純に与えられる空間の狭さだけのことだったりね。 

     問題は「それだけ」だなんて考えていないよ。我々もそう考えていないし、君たちもだろうが。

    *****

    (誰もBioWareがファンに従うことなんて望んでいないが、フィードバックってのは大衆の好き・嫌いをただ集めるだけになるのが普通だ) 

     大衆の好き・嫌いを知るためには、あまりよい場所じゃないよ。だってここには大衆なんていないから。

     ただし、ハードコア・ファンの好き・嫌いを知るにはうってつけの場所だ。我々がアイデアを放りこんで揉んでみる場でもあるし、少しはフィードバックを得ることができる。なんら代表的意見ではないフィードバックでさえ、フィードバックを全くもらえないよりはましだからね。 

     しかも我々はたまたまハードコアファンが好きだ。そこまで自分の作品について熱心に取り組み、のめりこんでいる人たちを好きにならないというのは難しいものだ。

     彼らが払ってくれる金額は他のファンと一緒だが、想像するに彼らは同じ金額で他の人よりも多くのものを引き出しているんだろう。だから我々は彼らの発想をできるだけ掘り下げて考えてみて、それから自分たちの結論を出そうとしている。そして君たちも結論を出す。そういうやり方だ。

    2012年3月27日 (火)

    【DA3】引き続き、ゲイダー節。

     BioWareフォーラムを最近覗くとおわかりのとおり、DAの一女性ライターへの個人的誹謗中傷のレベルが犯罪行為と呼べるまで進展したため、その種の書き込みをした者は無警告でバン(出禁)されることになった。最終的にカナダ警察当局とかFBIまで呼んじゃうかもしれない。脅迫はれっきとした犯罪だからな。

     最初からそうすりゃええやん、自由と平等の幻想とか抱いたって、元々一企業のフォーラムなんだから、とずっと思っていました。

     おかげでだいぶ沈静化してきて、建設的かどうかは知らないが「対話」は成立してきているようだ。

     ホットなスレッドで、かつ(最近暇そうな)ゲイダーさんが登場するものを中心に見ていく。
     目的は前回と同じ、DA3(The Next Big Thing)どないなんねん、というネタ探し。

     本当の狙いは、Mass Effect 3のエンディングの騒ぎでグチャグチャになってしまったBioWareの信頼を、果たしてゲイダーさん一人で支え続けることができるのか?という興味を満足させるためかもしれない。

    Bioware how can you not understand what we want?

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10639008&lf=8

    **********

    (Baldur's Gateのスピリチュアル・サクセッサー、精神を受け継いだ作品を出さんかい、という意見に対して)

     ハッキリさせておくために。

    1)DA2のDLCはとてもよく売れた、ありがとう。詳細を語る自由はないが、DA2の一切の開発を中止する上で難しい判断を迫られるほど売れた。そういう努力を次回作に向けるような決断がなされた。自説を補強するため、事実を適当に歪めるならそうすればいい。どうせ私が説得することなんてできないだろうしね。

    2)「私たちが欲するもの」というとき、気をつけてくれ。君と同じことを要求している者がたくさんいることは間違いないだろうが、ファン全員を代表しているわけじゃない。一般的な意見を代表してもいないし、あるいはこのフォーラムの意見ですら代表していない。DAのファンの意見は、ほとんど全ての話題について、とてつもなく広がりがある。異なる意見を有することはなんら悪いことではないし、極めて真っ当な意見もたくさんあり、詳細な検討を要せずに普遍的な意見だとみなせるものもある。

    3)私自身が(実際携わったこともあり)Origins同様、Baldur's Gateの大ファンだ。Dragon Ageの将来を詳細に語ることはできないし、実際に何かをお見せするまではそのつもりもない。とはいえファンがそれらを見て喜んだり、ぶち切れたりすることは間違いないと思うが。
     現時点でこれは避けられないし、我々がなにをどうしようが、多くの人々が自分たちの考える道に我々が進むべき以外の道はないと大騒ぎすることは間違いない。

     どうであれ、我々は前に進む。ひとたび皆が我々の作り出したものを見る機会を得たら、君たちは自分で、次回のプロジェクトが、君たちが興味を持つ我々の「ルーツ」に十分即したものであるかどうか判断することになる。望むらくはそうあればいいが、もしそうでなくても、そこまで熱心なファンでいてくれることに感謝する。

    *****

     (Originsは開発以前にファンが議論する場が与えられたはずだという話に) 

     いや、そうではなかった。DAOフォーラムは、議論するに足るような立脚点が、何年もの間なんら与えられなかったことに不服であった。開発の最後の6ヶ月に至るまで。良く覚えているよ。実際多くの者たちが苛立ち、我々が何か言ったら自動的に詳細な質問に答えることが要求され、我々はそれらに答えられなかった。そのためファンは答えを予想し、それが誤りであることを証明するように要求してきた。

     とても生産的だね。

     そんなことを繰り返すつもりはなく、我々は人々が何かしら要求しているコンテクストを提供できるようになったら、それを詳細に議論するつもりだ。そうでなければ、予想と仮説が延々と続く。昨今の状況を鑑みれば、その状態はとても健全とはいえない。

     だからといって長らく待たせるという意味でもない。また一方ではライオンたちの檻にやたらと大量の肉片を放り込んで、ライオンたちがそれをお行儀よく分配するなんて期待しているわけでもない。いや君はライオンとは元々そんな感じにお行儀がいいと思っているかもしれないし、そうやって大量の肉片を投げ込むことになんの問題もないと思うかもしれないが、我々はそこまで熱心に信じているわけじゃない。

    *****

    (DA3はSkyrimみたいになるって?! やめてくれーーーーーっ!)

     だから何かを見せるまで議論してもしょうがないと言っているんだが。

     Skyrimが我々のインスピレーションの源泉ってどういう意味? ええと、もちろんDA3は全ての面でSkyrimに似るだろう。ゲームだし、アクション指向だし、主人公ひとりでストーリー・ドリヴンの手法だし、などなど。

     あるいはそうじゃないかもしれない。

     人々がただ結論にとびついて、恐怖心から反応して我々が答えられないような答えを要求しはじめるよりも、何かを見せるのがずっといい方法だ。(Dragon AgeとTESシリーズはそのデザイン目標が根本的に違う)
     そして質問にもし答えられるとしても、それは言葉だけなんだ。いくら私がライターだといっても、言葉だけで信用を勝ち得るってのは無理がある。

     だから、Skyrimの話は全体を言い表してるんじゃないし、あまり深読みせず、注意深く取り扱ってくれとしか言わない。

    **********

    Regarding Player Race in DA3

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10591085&lf=8

     DA3に種族選択の自由はあるのか?

    *****

     ファンの誰にでも「もっと選択の余地が欲しいか?」と聴けば答えは常にイエスだ。コストを度外視して。コストはプレイヤーの問題じゃないし、問題とするべきでもない。我々には、もちろんそんな自由を享受する贅沢は許されない。

     DAOで三種族の選択が与えられたが、DA2ではひとつきりだった、少ないから劣っていると考えるところに違いがあるのだろう。そうしたことによるトレードオフは見えないか、関心を呼ばない。続編であるという点も含め、そこも考慮に入れるのが真っ当だろう。
     (ストーリーかキャラクター・ジェネレーションによって)でカスタマイゼーションができるわけだから、RPGであるかぎり種族選択そのものが固有の利益を及ぼすってことは今のところない。
     十分な選択肢とは何か、というのが本当にやっかいな問題で、そこについてはしかるべき時により深く議論するつもりだ。

    *****

     これは触れておく価値があると思うが、エルフをプレイしたDAOプレイヤーは15%(あるいはそれ以下だったか?)しかいない。正確には、一回でもエルフ・オリジンをプレイしようと試みた者が15%しかいない。 

     だからといって、DA2のエルフのルックス変更によって人気を出そうとした、出ないようにしたという話ではなく、DAOのエルフは固有の人気があった選択肢では元々なかったんだ。

     テレメトリーが嘘をつかない点のひとつだ。種族選択は、小さなグループのプレイヤーたちにとても人気がある。彼らにとって、それを実装するコストはまったく許容できるものだ。だが他の大多数のプレイヤーは、選択肢があったって、ただヒューマンを選ぶ。彼らにとって、そういう選択肢が存在する価値はあるのかどうとかは、数式の中に数量化できない要素だ。(そして軽んじるべきでもない要素だろう)

    *****

     エルフ・メイジがエルフ・オリジンの中で一番人気がある。それからシティ・エルフ、デーリッシュと続く。分布はすまんが覚えていないが、シティとデーリッシュはずっと不人気だった。ドワーフ・ノーブルが3%、ドワーフ・コモナーが2%だった。

     君たちがこれを出荷数からどう実際の数値に解釈できるかしらんし、それになんの意味があるのかわからん。どっちにしろ、特筆すべき傾向だよね。

     ともかく、低いパーセンテージだから我々はやらないことになるのか? そうはならないと思う。君たちの議論が、全てのプレイヤーが全てのコンテンツを要求しているとまで言い切ろうというところに向かっている、それは違うと言っているのだ。

     しかもそうなると、君たちにはなんの選択肢もないことになる。しかも すでに言ったように、自分たちが選ばない選択肢が存在することに価値を置くプレイヤーもいるんだ。だから傾向に気づくことには意味がある。その傾向が常に何かの反応を指し示すわけではないとしてもね。

    **********

     上の、エルフ、ドワーフのプレイヤーの数値は衝撃的ですねえ・・・。

     やっぱ、ヒューマン・ドメインなんだね。判る気がする。だってプレイヤーのほとんどが白人だもん。まず一つの仮説がそれ。それは私が人種差別的なのではなく、やっぱりプレイヤーが人種差別的という意味だ。

     ジョージ・ルーカスが最近、第二次大戦中の黒人パイロットの映画を撮りましたね。ご存知の方多いと思いますが、どの配給会社も興行をしぶったね。単純に「誰も観ないから」というのがその理由だった。上の仮説と同根。

     別の仮説。Mass Effect 2のテレメトリーデータが公表されたことがあったが、シェパードは圧倒的に男性でソルジャーが多かった。プレイヤーの90%くらいは男性なんで、性別に関してはともかく(自分と別の性を平気でプレイできる、あるいは好んでプレイするのは日本人くらいだ。これも文化的違い、性のタブーの有無に深く関係していると思う)、リストの一番上の選択肢を選ぶ、ってのが理由にあると思う。

     かつてDnDでは、ヒューマン・ファイター・男性、HFOという蔑視的表現が(日本に)あった。つまりいくつかの選択肢のリストの一番上から選ぶとこうなる。そんななんも考えないで選ぶのは「ど素人」、ニュービーという意味です。

     余談だがSkyrimはリストの一番上をSkyrimで支配的なはずの種族、ノードにはしてなかったよな。意図的なんだろうか。 

     そう考えれば問題は、種族選択を要求する少数のコアファンと、そんなのどうでもいい圧倒的多数のカジュアルなファンとの二極分化にあるのかもしれない。そして前者は何周も(DAOなら最低六周)プレイする。後者は一周しかしない(どころかエンディングまで行きつかないケースも多いそうだ)。
     
     だがゲイダーさんがいみじくも述べているように、「自分が選ばない選択肢にだって価値がある」というのも間違いない。これは協業が必要なMMOなどではハッキリわかる。絶対ドワーフを選ばない人(私がそうだ)でも、ドワーフを選ぶ人が少なからずいることを知っているから、「自分は選ばねえんだよなあ」とわかって満足できるんだ。

     「全ての選択肢を与えろ、全てのプレイヤーは全ての選択肢を選ぶはずだ」ということが実際には「何の選択肢も有していないことになる」ってのは、なかなか素敵な議論ですね。

     現にそうですからね。ヴァラエティーを認めろと声だかに叫んでいると、やがて逆の意味でファシズムになっていく。わかりやすいよなあ。

    【DA3】スコープはどうなるんだろう?

     ME3ネタ、特に目新しいものがないので、DA2(DA3か)妄想シリーズ。

     参考にするのは、最近特にゲイダーさん(DAのリードライター)が登場していたスレッド。

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10307731&lf=8

     上はOPとBioWare関係者のレスだけを表示する形式になっていますので、スレッド全体を眺めたければ、最後の"&lf=8"を消すよろしね。

    *****

     まず、エキスパンションの発売中止の理由は、DA2のDLCが売れなかったからか、ME3エンディングの騒動が影響したのではないか、という説にはいずれもNO。エキスパンションパック開発中止の決断はME3の問題が巻き起こる前から議論されていた。
     今はとても気に喰わない話だと思われることが実はよりよい方向への道であることはよくある。セレンディピティ(serendipity)とはそういうものだ。(訳:日本語でいうと「万事塞翁が馬」ってやつです)

     開発者のニーズ(ビジネス的要請)とファンのニーズ(創造的努力の要請)の関係ってのもやっかいなもので、ゲーム開発には当然その両方の部分がある。
     百歩譲ってファンのニーズに従うとしても「どの」ファンのことか。フォーラムで声を上げている者? そこでなんらかの合意は形成されてるのか? そうではないし、それを企図するのが生産的であるとも言えない。

     ファンの声の要点(あるいは諸要点)を掴むつもりがない、と言っているわけではない。だがフォーラムの声を全部読む時間などないのだから、ひとたび要点を掴んだら、あとは我々がどうするべきか考えることになる。やがて我々が創り出すものが自分にとって面白いかどうか、ファン自身が決める必要が出てくるんだ。できもしないことが実現するように願って、風車に向かって突撃するみたいなことじゃなくてね。

     もちろんなぜ風車に突進するような真似をしたいのかはわかる。自分だってファンの立場ならそうするだろう。そしてそういうのめりこみ方をしてくれるのは我々も嬉しい。善意からなされたアドヴァイスを無視するのは、どんな場合でもバカのすることだから。我々はそうでないと思っているけど。
     あるいはそうでないと願っているけど。そうした決断のいくつかは私がなすものじゃないからね(スマイル)。

    *****

     もちろん私だってエキスパンション・パックを出したかった。だが欲することが実現しなかったのはこれがはじめてでもないし、これが最後でもないだろう。世の中はそういうものだ。もう自分の喪中期間は過ぎたから、普段どおり次の仕事に向かってやるべきことをやるだけだ。それが私の仕事だからね。

     エキスパンションの物語がどういうものであったか、ここでお話することはできない。なぜならストーリーのある要素(部分)は将来に持ち越されるからだ。正しく言えば、持ち越されなければならないんだ。

     DAの物語全体がどこに向かっているか、私は喋ることを許されていない。君たちみなに秘密を打ち明けざっくばらんに意見を聴けるのであれば、それは素敵なことだが、それが許されていないだけではなく、未公表のプロジェクトに関しては、そもそもそうすることが最良の方法でもない。少なくとも、君たちに我々がこうしたいとわかる何かを実際にお見せできるようになるまでの間はそうだ。

     ひとたびそうなれば、議論は今のような漠然としたものではなくて、より具体的なものになるだろう。マイク(レイドロウ)とマーク(ダラー)が全体的にはより開かれた議論を奨励しようとしてるのだから、それは素敵なことじゃないかな。

    *****

     (誰かEAにデヴィッド・ゲイダーに任せろといえ、という声に)

     うーん、ファンの一部の反応を見てると、まるで私がすでにそういう立場にあるかのように思ってるようだよね。あるいは少なくとも、ライターがプロジェクト全体の姿を決定してると思っている。それも皮肉なことだが(アラニス・モリセット(注)的な意味じゃないけど)、またしても始まりましたか、という感じだ。クリエーターとしての仕事をやめにゃならんような種類のなんの肩書きもいらない。悪いけど間に合ってるんだよ。だが信任投票には感謝するよ。

    (注)Alanis Morisette カナダのトップレベルの女性シンガー、アメリカ国籍取得。ナルニア国物語の主題歌。

    *****

     意思決定の仕組みは、それがどんな決定かにほんとに寄るんだ。

     カンパニーレベル(EA、あるいは少なくともBioWare上層部)から出される指示はカンパニー全体の目標から編み出される。
     プロジェクトレベル(個別の担当責任者たち(leads)ではなく、Dragon Ageの全体像を思い描く者たち)の出す指示もある。
     デパートメントレベルの指示もある。例えばデザイン・デパードメント(部門)は、アート部門やプログラミング部門などと同じ担当部門のひとつだが、私(リード・ライター)のようなそこに従属する担当責任者(sub-leads)よりは広い視点でものを見ている。

     マーク・ダラーがエグゼクティヴ・プロデューサーで、プロジェクトレベルの問題を総括する。EAと話をするのも彼で、各担当責任者たちと協働するのも彼だ。担当責任者間で意見の相違があった場合、最終決定するのも彼の役割だ。

     マイク・レイドロウが我々のリード・デザイナーであり、デザイン部門レベルの問題を総括する。マークと話をするのは彼の仕事で、従属する担当責任者たちと協働する。従属する担当責任者間で意見の相違があった場合、我々の部門内部で解決できる問題であれば最終決定するのも彼の役割だ。

     だからマークは私のボスのボスで、DAのエンド・ボス(訳ラスボス?)だ。マイクは私のボスで、ファイナル・バトルのちょっと前に戦うボス(訳:中ボス?)だ。私はゲーム内で君が一番最初に触れるプロットのうちのひとつのボスで、エンド・ボスと戦うために必要な情報を提供する者だ。

    *****

     (ファンから個人的な集中砲火を浴びることについては)実際気にしていないんだ。正味の話、自分が開発に携わるゲームの内容について少しは著作上の責任(オーソリティ)を有している者として、喜んで対空砲火(flak)を浴びまくるつもりだよ。しばしば、自分の責任範囲でないことに関してまで集中砲火を浴びたっていい。たまたま私が気軽に話につきあえる性分だということもあるし、もちろん口から先に生まれたようなところもあるし、ファンが実際聞きたくない話もするからもある。まったく権限を有していない者が集中砲火を浴びるくらいなら、私が浴びてたほうがいいだろうしね。

    *****

    (ゲームがビジネスのひとつになってしまったことにファンが怒っているという点については)普遍的真理ではないが、多くのゲーマーは地下室の三人が作ってるイメージを好むんだろうね。金銭ではなく、純粋にゲーミングそのものへの愛を抱いているというイメージだから。

     実際には、そうした人たちだってうまく「売れた」ら喜ぶのは間違いない。彼らはそうしなければならないし、そうできる(彼らの出費額は比較的小規模の潜在的観客に受け入れられれば取り返せる程度である)という両方の理由でファンが愛しているから、そういうリスクをとるわけだ。

     さらに言えば、「売れる」ことが大きな企業の一部に取り込まれるということを意味するのだとしても、彼らのクリエーターとしての立場が終わってしまうわけでも、ファンの愛がなくなるわけでもない、というのも真実だろう。

     ほとんどのファンはそれに気がついていると思うが、インターネットでの話になると、全ての議論の終着点は、いつも過激な両端の意見に行きつくようだ。そこには中庸(middle ground)などない、だからこそ開発者は素晴らしきインディ(独立系)野郎であるか、邪悪な企業の操り人形(オートマトン)のどっちかでしかないことになる。

     コミュニケートするのに生産的な方法じゃないんだが、もちろん、インターネットが本当のコミュニケーションを実現するのにとりわけ向いているわけじゃないのは言うまでもない。

    *****

    (エキスパンション・パックはEAのほかのディヴィジョンに開発させればよかったのではないかという意見に)それも考慮されたと思うが、他のディヴィジョンがまるで何もやってないみたいなことではないよ。マークが最近触れたように、プロジェクト全体のチームサイズは概ね決まってるんだ。我々も自分たちで手に入れている要員で仕事をするように、他のプロジェクトも要員を管理しないといけない。多くのプロジェクトで一番高いコストは人件費だからね。まるで要員が無限にいるかのように振舞うことはできないので、どう使うか考えなければならないんだ。

     アウトソーシングについていえば、プロジェクトの一員でない者たちに一部を手渡さなければならないことになるが、うまくできるのか? もちろん。Dragon Ageとしてファンにわかってもらえるものができるのだろうか? たぶん。

     だがサード・パーティーが作った周辺的な製品を見ればおわかりのとおり、危険は常にそこにあるし、我々がひとつひとつつぶさに監修する時間がない場合に顕著だ。だがそういう監修ができるなら自分たちでやっちゃったほうがいいとも言える。

     そういう方法でエキスパンション・パックが世に出たら、それがファンの望むものである保証はない。そして「次回作」(The Next Big Thing)がどのようなものになるかわからないとしても、今までどおり、それが大方針に即したものであることはとても重要なことなんだろうね。意味通じた?

    *****

     ゲームのタイトル名なんて私が決めるもんじゃないよ。私が携わったもので私が思いついたような名前になったゲームはひとつもない。正式タイトルはずっと上層部で決まるんだよ。
     でもそれでいいんだと思う。個人的にタイトルを決めることがゲームにとっていいとは思えない。ただ単にゲームの物語にうまく適合する名前になってしまうだろう。でもそういう立場にあると思われるのは、私がゲームの物語について弁護しなければならない立場であるからだろう。ファンは「物語」がすべてだと考えるから、理解するのは難しいと思うが、実はゲーム・デザインのごく一部でしかないんだよ。

    *****

    (船頭が多すぎる)といわれても、80から100人の人々が一つのゲームを作ってるんだよ? 上に書いたように地下室で三人で作ってるんじゃないんだ。組織がなくちゃいけないし、なんについても最終決定する者が必要になるんだ。そうじゃないと四六時中議論していることになる。

     このフォーラムを五分でも眺めてご覧よ、多くの者が熱心に同じテーマについて語り合っていたって、依然として本質的に全然違うアイデアや、それを実現するまったく違うアプローチがたくさん出てくるじゃないか。

    *****

    (DA2には幕引きの感覚(closure)がないという点について)人々が「幕引きが欲しい」という場合、そう申し立てている人々についてなにも前提をおかずに考えたら、実際には全員が同じことを申し立ててるわけじゃないことになる。 一部の人々は幕引きについて「まだ謎が残っている」とか「私の主人公が関与できることが残っている」という点を述べているようだ。その場合、主人公の死以外のエンディングで幕引きの感覚が得られるとは思えない。それですら、ダメかもしれないしね。

     どうであれ、物語が「終わってない」という感覚をハッキリ持つことに何の根拠もないわけじゃないんだが、それは本当に私が取り組めることだろうか、あるいは取り組むべき必要があることだろうか、よくわからないことのひとつだ。また「陳腐、おざなり」(クリシェイ、cliche、仏クリシェ)などとよく口にする者たちが、それによってまったく異なることを表現しようとしているという問題に対して、なんらかの助けになるとも思えない。

    *****

    (DA2のエンディングでレリアナがウォーデンもチャンピオンも姿を消したのは偶然ではないと発言したことについて、それ自体エンディングの幕引き感を損ない、混乱を招いたという意見について)

     確かに、だが謎の存在(新しいものであっても)によってエンディングがもたらされなかったということにはならない。キャラクターたちは日の出の陽光の中に消えていく、彼らの一生は終わっていないし、また物語で語られない別の冒険に旅立ったのかもしれない。個人的にそうした物語を空想し、そうした「他の冒険」について一体どうなるんだろうと思い悩むことはとても理解できるし、賞賛に値することだ。
     
     カンペキな幕引きじゃないってのは、むろんそうだが、でも繰り返すが私は「カンペキな幕引き」が常に必要かどうかわからないんだ。
     もちろんそれは私の意見だ。この種の物語に許容できる筋道なんてないと思うし、(DAの物語は)一般の物語とは異なるわけだから、とりわけそうだろう。

    *****

    (ホークがヴァイカウント・子爵になったのに、姿をくらますってのは一体どうゆうことやねん)

     キャラクターが新しい物語に移行するという発想は、決して幕引きの欠如ではない。そのキャラクターにとってはおそらく幕引きは欠如しているかもしれないが、物語にとっては違う。そのキャラクターがその後どうなるんだろうと思い悩むのは、幕引きの欠如じゃない。少なくとも、我々が危惧する種類のものじゃない。「そしてキャラクターは幸せになり、それからなにひとつ面白いことがおきませんでしたとさ」というエンディングで物語が終わる必要があるとは思えないんだ。プレイヤーがもっと知りたいと考えることは理解できるが、大問題じゃないよ。

     そういうセンチメントを表現しなければならない必要もない。満足できないエンディングであったと思う者もいる。だが、物語の幕引きがないという話とは別だ。私が理解に苦しむのは、人々がこういうことについて語るとき、違うことを話していることに気がついていないんじゃないかということだ。

     だが、それも楽しいじゃないか。誰かの感情を議論することは、最初から科学なんかじゃないんだから。

    **********

     本旨をすっかり忘れて読みふけってしまった・・・。

     ひとまずぶん投げといて、自分でちょっと考えようっと。

    2012年3月26日 (月)

    ローカライゼーション事情

     わりと好きな国際ネタ。

     筆者はGameSpotエディター、カナダ生まれだが「合衆国以外の二つの国籍(パスポート)を有する人物」という。基本、アメリカ人は国際ネタ無関心だからさもありなんですが。

    http://www.gamespot.com/features/the-trials-and-tribulations-of-localization-6365993/

     内容からゲスすると、トルコのお話が多いのでそちらにも造詣の詳しい人かもしれない。

     記事はヴィデオゲーム史におけるローカライゼーションの話題ですが、日本語と英語のふたつがドメインだった時代(ファミコンが中興の祖だった時代)からはじまり、それ以前の英語ドメインの時代は触れられていない。

      かつては二つの言語だけがあった。日本語と英語。「クロノクロス」ほどの古典的名作であっても、欧州で英語を用いない人たち(訳:まあ、厳密には日本語を用いない人たちも含まれるがその数推して知るべし・・・)が触れることはできなかった。

     昨今では、同一タイトルが北米(注)、欧州、日本の間でタイムラグなしにリリースされることが多くなってきた。

    (注)北米。ってなんだよそれ、カナダとアメリカ合衆国ではなぜいけないのか?とずっと思っていたが。
     世界の地域を言い表すこういうお手軽な呼び方、この後も出てくる中南米、中近東、もっというとアジア。こういう言い方は誤解を招き、まるで区別が実在するかのように考えるとステロタイプ発想を助長するのでよくないんだが、意味が通じなくなるのでしゃあないね。筆者には地域によって決め付ける発想は決してないはずだし、私もありません。
     知らない人がいるとあれなんで言っておきますが、英語のnear east、middle east、far east。近東、中東、極東。欧州から見た視点です。

    (訳:筆者も"digging into untapped markets that are eager to spend money."と触れているように、ゲーム市場の成長率の地域差とそれに伴う占有率が以前とは圧倒的に違ってきたことが多言語化の一つの理由です。
     売上高金額換算で日本の場合は成長率一桁を下回り、全世界占有率でももはや十パーセントに満たない。中南米、東欧などが極端に成長してきており、やがて占有率も無視できない規模になるのはずっと前から予見されていた。この記事によれば、後述のとおり次の注目市場は中近東であるそうだ。もちろん、この場合の話題はコンソール・PCゲーム市場に限っている)

     今では、EFIGS (English、French、Italian、German、Spanish)が選択できるのが普通である。ただ「プリペル」の言語にHungarianがあるのにGreekがないとか、使用言語の決定プロセスはまだ曖昧なまま。 ブラジル人たちがフェイスブックでBioWareゲームが欲しいという声を高めれば、次回はPortugueseが加わるかもしれない。  

     この分野ではSonyがさきがけであり、自社ブランドゲームでは15もの言語をカヴァーしていた。欧州でPS3が圧倒的に人気なのもそれが一因である。MSもまけじと、Kinectで六つの言語をサポートし、文化的に大きく差異のあるゼスチャー(ボディ・ランゲッジ)もとりこんだ。

     トルコ(ターキー)、イランを含むアラブ諸国が次の注目市場と考えるのは当然である。だがSony、Epic Games、Ubisoftなど一部を除いて動きはまだ遅い。PSN、XLIVE、Steamとも偽アドレスを用いなければアクセスできないのもある。

     トルコ人は欧州とアジアの架け橋という面白い立場にある。フェイスブックのユーザー数は世界第三位だ(訳:はじめて知った)。
     半島国製(訳:下らない連中の検索にひっかからないよう、このブログでは常にこう表記します。どこかわからない人は読まなくてよし)オンライン・ゲームは(本国でこけた後)、アメリカでリリースされたが、言語は英語しかなかったのにもかかわらず、(アメリカ人ではなく)トルコ人がプレイヤーの太宗を占める事態となり、やがてトルコ本国で一時発禁となった。発禁解除になってからもゲーマーは増え続け、ついに開発者サイドのトルコ語ローカライゼーションを招くことになり、他のゲームのローカライゼーションにも足がかりをつけた。

     トルコ人はクレジット・カードを用いずにF2Pゲームから収益を上げる画期的な手段も発見している。トルコ人兄弟が作ったCrytekでは二作目にトルコ語サポートがあるし、将来の全てのゲームもそうするつもりだ。この6千万人の人口を擁する国が、これからも重要な地位を占めると考えるのが妥当だろう。

     各社ともローカライゼーションを効果的・効率的に行えるように開発ツールを用意しているが業界標準化はされていない。欧米企業が先行して、スクエニなとの日本企業が後塵を拝している。Ubisoftが10言語を同時リリースしているのに対し、スクエニのFFXIII-2は北米で日本から一ヶ月遅れ、欧州でそれ以上遅れた。

     Crytekの場合多言語対応とすることで、開発プロセス自体の変更を余儀なくされた。DVDの容量制限まで問題となった。その学習プロセスは痛みを伴うものだったが、次回作ではより良く実装されるだろう。

     スクエニやUbisoftなどメジャーな開発者の間でも多言語対応に伴って深刻な見直しを余儀なくされている。ただその艱難辛苦とお互いの失敗から学びあう姿勢からは、単純により良い将来が担保されていると考えるべきだろう。

     ローカライゼーションが開発期間と予算の残余を捻出して行なわれていた20年前とは色々変わった。かつて日本製のスーファミ(Super Nintendo )、メガドラ(Sega Genesis )を遊んだ者たちは、翻訳のせいで内容がいかに異なるものになってしまったかに気がついて驚くだろう。当時のローカライゼーション・翻訳関係者によれば、16ビット時代にはたくさんの名作が作り出されたが、良質な部分が強引に削ぎ落とされたのも事実だという。

     カートリッジの容量制限によって内容を圧縮しなければいけない事態もあった。多くの作品の原作日本語のセリフはROMの容量にあわせできるだけ削ぎ落とされた。物語に本当に大事なインパクトを与えるように開発者が意図していたセリフは、極めて単純な応対であるかのように翻訳されてしまったのだ。

     もちろん、開発企業がローカライゼーションの役割を十分に果たせない者しか雇わなければ、あの悪名高い"All your base are belong to us."のときのような悲喜劇を産んでしまう。(訳:後述します)

     将来的には字幕を出すだけで済む話ではなくなってくる。多言語の翻訳吹き替えが普通になるからだ。
     BlizzardのStarcraft IIの吹き替えはいくつかの言語をサポートしているが、小さなニュースなどを含めテキストはすべてローカライズされる。当初版のツールでサポートしていなかったロシア語や大陸国・台湾語などの言語を対応する手間(翻訳する、ローマ字化する、キャラクターの唇の動きと整合させるなど)は大変な作業であった。

     Blizzardのようなメガ企業だから可能であって、誰でもできるわけではない。そうなると外部にローカライズを専門に言語サポート(音声、画像)を受託する企業が生まれると考えても不思議はない。そうなるのはしばらく先の話とはいえ、もはや一つの言語だけのゲームを生み出して済む時代でもない。世界中の多くの者が英語を用いているとしても、そうでない者たちがゲームの素晴らしい体験をすることはできないというわけじゃないのだから。

    **********

     ニ三つっこみたいところがあるが、基調としてアグリーです。あと、「お前の翻訳がダメじゃん」はいいっこなし。超短時間で雑にやったから。気に入らないなら原文を読んでくれ。

     "All your base are belong to us."は、あちらでは有名な「ダメ英語」ネタ。

     もちろん、あえて断る必要もないくらいですが、やらかしたのは間違いなく日本人です。

     こんな短文に文法的誤りがわけわからんくらい多数あり、かつ、元の本当の意味(それはWikiればすぐわかる)がまったく通じていないという、見事な和製英語?

     つうかね、あたしゃこういう類のゲーム翻訳(ヴィデオゲームに限らない)と付き合ってきたわけよ、長い間ずーーーっと。

     いい加減キレると思わない?

     ゲームの送り手が多言語対応するというのは上の例を見なくても、メチャクチャ大変なのは想像がつきますよね。文中CrytekのCrysis(FPSですね)の吹き替えは一言語あたり4、5時間かかると書いてある。RPGであるDragon Age 2日本語版の翻訳シナリオは電話帳五冊分だという・・・。使う声優の数もFPSなどより段違いに多い。Skyrimの原文セリフのワード数はDA2よりさらに多かったそうだ。 

     日本サイドからの発信がダメダメな理由については、「お前ら(日本人)のゲーム全部クソ」という面白い話もあるのだが、それは時間がないので別の機会に。

     ま、これ読めばわかるか。

     http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20120312053/

     事実関係は参考になりますが、この筆者の最後のまとめの意見には一切賛同していませんが。日本の場合は政府が関与・介入した時点でその産業の衰退は確定する。エルピーダ・メモリーを見よ。

     だが、「お前らのゲーム全部クソ」と言われるのが事実ではないとして、「もっぱらクソ」と思われてしまう理由のひとつは「洋ゲーに触れさせない、触れていない開発者が作る」という井の中の蛙、「金魚ばち」セオリーもあると思う。ま、ここは議論を呼ぶところなのでまたにしましょうか。これについては「なんで欧米にあわせにゃいかんのか!」というもっともな反論はあるが、実は論点はそこじゃない。もっと重大。

     こちらの興味・心配は直接的にはそこではなくて(だって日本語のゲームは日本語で遊ぶから!)、「これからも洋ゲーをちゃんと日本語に翻訳するんだろうな?」というところにある。これはテクニカリーには決して難しい話ではないはずだ。気合の入った翻訳者が何人かいればいい。

     まるでできてねえなあ、と思ってたけど最近少し希望の灯火は見えてきました。

     日本人は、そういう苦労の産物を誰も買わないから腹立つけど(笑)。

    2012年3月25日 (日)

    【DA2】勝利の懐疑主義?

     私自身はサイファイ(SF)おたくでした。ファンタジーは実際読んだことがあるものは少ない(し、サイファイも書く作者が書いたものが多い)。 

     そしてウォー・ゲーマー(ボードゲーマー)あがりですから、ミリタリーSFも嫌いではない。SFという中では非常にニッチなジャンルですけど。
     ちなみにミリタリーSFとスペオペ(スペースオペラ)は違います。排他の関係でもないけど、どちらかがどちらかを包含しているわけでもない。

     Mass Effectはスペースオペラと見ることもできるが形式的にミリタリーSF。シェパードは軍人だし! 特殊任務、地上戦・艦隊戦、外交・政治などなど軍事に密接に関係するテーマが中心となる。

     スター・トレックはスペースオペラと呼ばれることはまずないけど、形式的にミリタリーSF。既知・未知関わらず異世界との交流・探索(exploration)が中心ですが、かつて海軍の巡洋艦(クルーザー)つうのは、まさにそれがお仕事だったのだ。ただし「奴隷召集」と「資源略奪」はさすがに物語には登場しなくなった。実際にはやってたけどねー。

     スターウォーズはスペースオペラの代名詞になったが、ミリタリーSFとは呼ばれない。 

     Mass Effect一作目には探索のニュアンスも色濃くありましたが、やはりミリタリーSFの味わいが強かった。随分チャレンジングなことやるよなと思ったが、今思えばヴィデオ・ゲームに向いていたんでしょう。

     なのにもかかわらず、Dragon AgeとMass Effectを比較したとき、私のコミットメント具合は前者のほうにかなり寄っている。数量化はなかなかできませんけど、プレイ時間とか周回から考えて二対一くらいかな。もちろん、それ以外のタイトルに比べればこのふたつのシリーズへのコミットメント具合は指数関数的にでかいけどね。 

     今回のME3のエンディング騒ぎを無邪気に喜んでいる自分を見ていると、やっぱデタッチメントしてる、一歩引いて引き気味で話題を楽しんでいるなあと思う。後ノリ・グルーヴ系。フィール・ソー・グーッド!(笑)

     対してDragon Age 2のデザイナー・ライターが受けたヘイトの嵐とか、最近のエキスパンション開発中止のニュースに向き合っている自分を見ていると、(ヘイターどもに対する)どすぐろい憎悪と怨念がまず前面にある。前ノリ・ジャスト系ヘビメタのノリ。キル・ゼム・オール!

     不思議なものです。ジャンルとしては完璧にSF/ミリタリー系を志向しているのに、作品としては「ド」がつくくらいのファンタジーのほうにコミットしているわけですから。

     前置きが長い。

     Dragon Age 2に関する一切の開発をやめたニュースには触れましたが、補足すると、プロデューサーのダラー氏は、「開発中止されたエキスパンション・パックの『エグザルテド・マーチ』に取り込むことを考えていたコンテンツの一部は、次回作に持ち込むこともある」と語っていた。エキスパンション・パックの物語が、予想通りオーレイ・チャントリーがメイジの叛乱を鎮圧する軍勢を出す話であったのなら、当然DA3(とは明言されていない)にも引き継がれる部分はあるでしょう。

     そして、ダラー氏からは「次回作の開発にあたっては、フォーラムでファンのアイデアや意見を求める場を最初から用意する」という話も出ていました。

     実際、Originsの開発開始前には、そういう場があったようだ。

     その「開発中止発表」のスレッド自体が長大なものとなったので一旦閉鎖された。ダラー氏は一週間くらいかけて内容を精査し、それから課題別にファンの意見を聴く場を用意するみたいなことを言っていた。

     すでに散発的に登場しているファン独自の「意見収集」スレッドにBioWareのスタッフや、リード・ライターのゲイダー氏が登場することもある。 

     DA2の騒動からまだくすぶっている残り火としては、「声優つき主人公」、「会話選択肢のパラフレイズ」のふたつが大きい。

     前者は、説明不要でしょう。Origins、あるいはSkyrimのように無言の主人公に戻せという要望である。The Witcherのようにゲラルトの物語ならわかるが、DAは「マイセルフ」の物語だ。マイセルフ(つまりプレイヤー自身)がしゃべらないなら主人公(アヴァター)も無言でいろという説。この根拠に意味がないわけじゃない。

     後者は、プレイヤーが選択した主人公の会話の短文(パラフレイズ)と、実際に主人公がしゃべる台詞がぜんぜん違う、しゃべるまで予想困難であるという批判。実際に主人公がしゃべる台詞を選ばせろというもの。
     Originsはその形式に近かった。パラフレイズ形式はMass EffectからDragon Ageに持ち込まれた形式である。Skyrimもパラフレイズ制だ。 

     ゲイダーさんの回答は予想されたとおりだ。前者については「変更しない。主人公には声優がつく」。エピックなシーンで周りのコンパニオンが口々に騒いでいるのに無言の主人公がそれを傍観しているだけという、Originsで散見されたような奇妙な光景は認められないという理由。

     後者についても「変更しない」。第一に長文を掲載できないGUIの制約がある。またDA2のように声優がつく(演者が実際にしゃべる)場合とOriginsのように声優がない(プレイヤーがテキストを読む)場合のライティングはまったく異なるものである。声優がつく場合、パラフレイズ方式のほうが望ましいという理由もある。 

     このふたつが、いわゆる「RPGオールドスクール派」の少数だが根強い要求であることはずっと変わっていない。そして「Originsでそうだったから」という薄弱な根拠に立脚している部分も否定できない。
     BioWareはずっと「変更しない」といい続けている。

     私自身はこの点についてはどうでもいいし、そろそろ「ど素人黙ってろ。数すくねえくせに、いつまでもうるせえな」と怒りを覚え始めている。キル・ゼ(略)。

     そんな形式なんて飾りです。むしろ、「何を選ばせてくれんじゃい」と「何か選んだら、その結果とてつもなくひどい目にあうでもいいから、その影響本当にあるんかい?」が重要。そこはBioWareだってDA2の不出来を重々反省している。

     DA2でいえば冒頭フレメスに即されてウェズリーへの対処を決める場面。
     「うへ、こんなの選ばせんのかよ・・・」という点ではロープレさせてもらってるなあ、と感じた。残念ながら選んだ結果の影響があまりないけど。 

     ただ、こういうことを繰り返しているので、予想された反応が一部ファンから出始めている。こちらのOPの意見は私自身大変共感できるものだ。

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/315/index/10453846

     まとめると「開発者がOPの意見を聴くというのはいいことだが、実際に何かが変わるなんてことはないのではないか? DA2のときだって、意見を聞くといいながら開発サイドは自己の正当性を弁護し守るだけで、なにも変えようとしなかった。今だって開発者は同じ行動パターンをとって過去作の内容を弁護・防衛しているだろう。またDA2のように失望させられるだけではないか。もし驚くほどできがよかったら撤回するけど」

     BioWare共同開発者ムジナ博士の「ファンの意見を謙虚に聞く」という態度を貫く方針。理想を追求するのはいいけど、結局できてないわけだから、私からしたら軽率としかいえない。そして「謙虚」は実は「傲慢」の裏返しで、いつでも容易に転化することはどこかに書きました。

     為政者が一番手を焼くのは「無抵抗主義」でしょう? アンサンなんとか。あれなんか実は「傲慢」の最たるもんだという見方だってあるんですよ。相手が手を出せないことを知ってるわけだから。そしてガンジーは結局ノーベル平和賞をもらえなかった。賞がもらえないからどうなどと言っているのではなく、わけわからん連中を含め賞を乱発している、直接無関係なはずの選考委員会がどうしてもあげたくない理由があったわけだ。日本では教わらないけどな。 

     ME3のエンディングDLCは、どのようなものでも決してファンの理解を得られないことが出る前からわかる。無理なことを約束しちゃいけない。またそのDLCが「正しくて」、「これ以外にない」と弁護(言い訳)が必要になる事態が続くだけだ。私はMEディレクターのケーシーの心身に影響がないかとても心配である。ほんとなら長期休暇でもとってたんだぜ?

     ムジカ博士が言うのとは裏腹に、実際の行動では開発チームを誇りに思っていないことを示しているし、かけがえがないとも思っていないといわれても反論できない。 

     DAリード・デザイナーのレイドロウ氏も「すべては変更の俎上にあがる」とか言うけど、何年かけて開発するつもりか。EAの収益考えたら最長でも2年くらいだろう。最初からすべては変えられないよ。 

     むしろゲイダーさんは「そこはできませんし、やりません」と明言しているわけで、私としてはずっと真摯な態度だと思う。 

     そして、私だってもっともだと頷けるし心配もしているOPの指摘へのゲイダーさんのコメント。

    "どっちに転んでもウィン・ウィンになる懐疑主義だね。君が正しければ(次回作も思わしくなかったら)君は予言者だ。君が間違っていたら(次回作が驚くほどよかったら)君は間違いを喜んで受け入れるだろうね(ウインク)。 

     懐疑主義はいかなるものでも、不当とはいえない。我々を単純に信用していない者だっている。不快を感じてるんだから当然だろ? ゆえに実際に何かをお見せできるまで、ファンとのインタラクションはスコープに制限を受けると言っているわけだから。そのときまで、我々に「本当に信用できるのか?」と言われたって、なんの意味もない。今言えるのはDA2に関することだけであり、それは苛立たしいね。 

     そうであっても、開発陣がここに実際にフィードバックを探しに(あるいは見に)きているなら、甘言で説得して皆の人気を獲得しようとしてるのか、今我々が考えていることに関して本当に有益だからかのどっちかだね。今のところ一般的なフィードバックが続いている。もちろん昨年もたくさんあった。消化できないほどの量かもしれないが、全部を読むわけにはいかないからご心配なく。

     我々がチェックリスト、ファンが変更を望んでいる洗濯物リストを探し出そうとしていると考えている人がいるとしたら、そこはちょっとひっかかる。だとすれば、そのリストをすべて消化しなければ、我々は実際にはファンの声を明らかに聞いておらず、そもそもフィードバックを集める気も最初からさらさらないことになる。つまり、いやそのチェックリストの視点で考えるのは自由だよ・・・、だが我々がインタラクトする場合に大事なことはファンと「対話」をするということだ。対話に参加するのは、我々にとって有益だ。たとえファンの皆がアモルファス素材のような不定形なものにメンタル的に融合され、自分たちの間ですらなんら合意を形成できないという事態が訪れることがあってもそうだ。でも、だとしたら、君たちも我々と同じことをしていると思うけどね(スマイル)。"

     最初は、「まだそのページ(楽章)まで行ってねえよ!」ということで、ファンがあまりに前のめり、前ノリ過ぎることをさらっと揶揄している。

     大事なことは、「全部なんて聞いてねえよ」とはっきり言ってること。次に「不平不満の声が全部とおるわけではない」ということ。それから「対話が大事」といってること。

     メタ的には、そんな当然のことを繰り返さなければならない事態。

     お前だって十分前のめりだろうって? 

     だから前置きを書いた。

    【DA2】The Silent Grove #3

      ゲイダーさん原作、Dragon Ageのコミック、The Silent Grove #3。

     前回の「続くっ!」はかなり衝撃的だった。

     「続きを読む」の下。

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    【ME3】続編で気になること(ヴァーナー・ヴィンジのパクリ)

     Mass Effect 3のプロット・ホールとしてあげられているひとつ、「マス・リレー破壊時の超新星並みのエナジーによって、当該太陽系は壊滅するはずだ」はこういうふうにこじつけることができる。
     「あれはArrivalに登場した科学者ケンソン博士の仮説なんよね、実際には誰も正確に計算できなかったんだ。アルファ・リレー近傍のバタリアンの基地は確かに壊滅したけど、あの太陽系に他に居住圏はなかったからさ。太陽系全体が壊滅したかどうかなんて決め付けられないよね。あとアルファ・リレーは普通のものよりでかいんだよね!」

     おいおい。 

     マス・リレー網が破壊されてしまったため(これが事実とする)、銀河艦隊は、地球のある太陽系(ソル系)に釘付けとなった。FTL(光速航行)(注)を用いても、冷凍冬眠でもして加齢を食い止めないとタリちゃんやギャレスが母星まで生きてるうちに帰れる保障がありません。

    (注)実際にはfaster-than-lightなんで「超光速航行」ですね。最高で一日(うーん・・・、乗員の主観時間じゃないんだな、Mass Effectユニヴァースにはウラシマ効果がないはず)に12光年航行できるそうである。でもそれはマス・リレー網を用いたジャンプに比べたら実はありえないほど遅い。それからエナジー源としてEゼロもいる。永久にFTLを使えるわけじゃなく、チャージが必要である。 

     これは厳密にはプロット・ホールというわけではなく、逆に面白い展開がありそう。
    (ただし、必死に取り返したクォリアンの母星に、タリちゃんがおばあちゃんになってから帰還するという事実を許容できるかどうか、ですが・・・) 

     なお、「緑色」(シンセシス)エンディングの場合だと、以下の話はこじつければどうとでもなっちゃう。(シンセシスが加齢するかどうかわからないし、寿命が変われば時間の概念も劇的に変わるはず。食糧・必要栄養?素も変わるし、生身のオーガニックにとっては無茶なFTL連続航行が可能になりますとか?)
     よって、「赤色」(破壊)、「青色」(コントロール)の場合です。こう書いている時点で、ME3の最後の三択の決断は次回作(ME4?)がその後の物語だったら引き継がれそうにないことがすでにわかっちゃうけど。

     この銀河系(Mass Effectのギャラクシーは「この」銀河系です)は直径8から10万光年くらいだそうです。タリちゃんの母星のあるラノックなんて銀河系からはずれかけてるんで、地球からだいぶ遠いよな。ソル系から銀河の中心まで2.6から3.5万光年くらいだそうだから、ラノックまで7万光年としても、最高速度一日12光年、まったく停止せずにFTL航行しても7年以上かかる。もともとショートジャンプ用のエンジン、エナジー補給も必要なのでそんな都合よくいくわけない。やはり数十年かかるくらいで考えるべきでしょう。(設定上はどのくらい連続で航行できるのかは、かなりぼやかしている)

     Mass Effect新シリーズでどうやってつじつま合わせるかですけど、適当に時空をひん曲げて「ちゃんと帰れましたよ?」とかやるのかな? それとも、FTLの能力が飛躍的に向上しました?!  

     ME3をプレイする前からくさいと思っていたのが、「サーベラス・ニュース」で以前ご紹介したこれ。ME3にまったく関係なかったけど。

    "サスキンド・スーパーコライダー(超衝突型加速器)はトリカロンの周回軌道上に建造中の粒子加速器。ファーミトロンと呼ばれる加速器の一種で、アサリが100年近くかけて推進してきたプロジェクトだが、今や出資も命名も建造もすべてヒューマンの手に委ねられている。ファーミトロン自体はプロシアンの発見であると信じられている。" 

     これ使うか。なんか画期的な航法がささっと完成しましたとか。でも、トリカロンの太陽系はアセナ・ネヴュラにあるので、そこまで(そこから)どうやって航行してくるのか、という問題はあるが。

     さらに、マス・リレーの爆発からどれだけの銀河艦隊が逃れているかも不明だ。大破・航行不能になった宇宙船だって修理するとか、再編するとかいろいろ大変だし。 

     エンディングを見てからずっと頭から離れないのが、ヴァーナー・ヴィンジのSF、"A Deepness in the Sky"、邦題 「最果ての銀河船団」。紹介文。

    "二百五十年のうち三十五年間だけ光を放つ奇妙な恒星。この星系には知性を有する蜘蛛型生命のすむ惑星があり、そこからもたらされる莫大な利益を求めて二つの人類商船団が進出した。だが軌道上で睨みあいを続けるうち戦闘の火蓋が切られ、双方とも航行不能に。彼らは地上の種族が冬眠から目覚め、高度な文明を築くのを待つしかなくなるが。"

     航行不能になったため、その惑星付近にスタックしてしまった二隻の宇宙船。修理に必要なテクノロジーを獲得するためには、そこの惑星の異星人の文明が十分に進化するまでの間、気が遠くなるような時間を待たなければならなくなる。エピックだなあ。

    (ちなみに、Mass Effectシリーズで語られてきた5万年インターヴァルのリーパーズの収穫サイクルというコンセプトも、それなりにエピックだったんだよなあ。ME2に出てきたリーパーの遺棄船は37百万年前に撃沈されたってのはちょっとやりすぎと思ったけど(笑)。この収穫サイクルのアイデアは、ブリンの"New Uplift Trilogy"「知性化の嵐」シリーズにも使われています。)

     ここから、リーパーズを撃退することに成功した銀河艦隊はいがみ合いをやめて、とりあえずかなり損害を受けた地球の復興でも手伝うんじゃねえの?という話になんのかな、と思った。艦隊の修理施設だっているでしょう。

     そうであればME4は、地球を舞台とした銀河種族のるつぼの物語になる。

     うーん、私が考えるとアジモフのSF"The Caves of Steel"「鋼鉄都市」、映画"Alien Nation"「エイリアン・ネーション」みたいになっちゃって、どんどん古臭くなっていく。  

     それじゃあ緑色エンディングが一番と思っている人は怒るだろうな。

     シリーズがME3のその後に続き、いままで築きあげた世界観(銀河社会)も使い続けるなら、マス・リレーに変わるお手軽ご都合主義の銀河航行手段がいるのではないでしょうかね。

     でも個人的にはMass Effect・銀魂とかいいけどな(笑)。

    2012年3月24日 (土)

    【ME3】ペニアケ・ハッピーエンディング

     ペニアケのChild's Playの話は書きましたが、ほんとはペニアケのサイト自体を見ないといけなかった。

     怖くて見れなかった(笑)。

     ほんま、面倒なテーマでも核心ついてきやがるから。どきどきもんです。

     ME3エンディング・ぺティションサイドが、「(ペニアケは)こっちの努力を無視したり、こき下ろしたりしやがって」とのたまっていたコミックおよび記事です。

     こちらはコミック。セグウェイって・・・。

    http://penny-arcade.com/comic/2012/03/16

     こちら、エッセイ。ライターTychoってのは、Jerry Holkins氏のことです。

    http://penny-arcade.com/2012/03/16

     一部だけ訳。

     エルロンドの評議会のように、私たちは共通の敵に対して定命の種族の民たちが結束する力を手に入れた。他の皆と同じように、私たちも皆が結集できる旗頭として独自の「新しいエンディング」を完成させた(上のリンクのコミック)。 

     (訳:BioWareの)公式発表は「俺たちのエンディングは無敵のチョコレート・プラチナ製だぜ!」から「わかった、エンディングの話はもうちょっと後にしないかい? もっと多くの人が見てからに」へと変わってきた。個人的には洗脳セオリーにはまっている。私はこういう、当然意味が通じているはずの物語に疑問を呈するような、不気味で不快な発想が好きだ。最初のForce Unleashed なんて特によかった。 

     (中略)この部分は、書籍は完全な存在である、ものの見方(パースペクティヴ)は神聖にして侵してはならないもの、と考える友人との意見の食い違いに関する話。

     ME3について言えば、どれだけ曖昧に数え上げたって彼ら(訳:BioWare)には好きなように作る「権利」があるし、どれだけ曖昧に数え上げたって消費者には、その結果が間違っている/クソである/間違いなく邪悪である、と語る「権利」がある。これらの「権利」が部分的に一致するとは限らない。それぞれ完全な球体として、空間を飛び、ぶつかり、跳ね返り続けることだってできる。創造または批評ってのは、君が死ぬまでの間続く時間を費やす方法のひとつだ。このふたつが合致することなんて決してありえんとも言わないが、でも合致しないかもしれないし、合致しなければならないわけでもない。

     とはいえ、オーナーショップ(所有者)ってのは、ことに文化的製品の場合は非常に面倒な概念だ。彼ら(訳:BioWare)の成功は、プレイヤーである私たちが、彼らの物語を自分たちの生活に取り込んできたという事実のおかげだ。インタラクティヴなストーリーテリング、アルゴリズムを駆使したコンテンツ創造、民主化された資金集め、それらが合流したデジタル製品なるものを、オーサーシップ(著作者)という発想にどう結びつけることができるのか、私はずっと疑問に思ってきた。そろそろ答えがわかってくるのかもしれない。

    【ME3】洗脳セオリー

     確かにあんまし触れたくはないが、この大騒動で無視するわけにはいけない一大ムーヴメントになっている。

     まず話は、もともと洗脳プロットが「あった」というところから始まる。BioWareの企画の中に。イルーシヴ・マンとの対決バトルのプロット、ダーク・エナジーの正体解明プロット、全部あったが没になった(わけですよね、少なくとも本編では)。 

     次に、私が最初は単純にフロイト的な「夢分析」ネタだと思っていた、シェパードがずっと見続けていた男の子の夢。フロイトというかラカン的には「男の子が火達磨になる場面で目が覚めるのは、あれ以上夢の先を見てしまってはいけない」警告なんだそうだが、そういうオーソドックスな良心の呵責とか、無力感・脱力感とか、自責の念の話なんだろうなあとばかり思っていた。だって最後にあの姿で登場するとは思わなかったから。

     洗脳セオリーとは、それを指して「シェパードは最初から洗脳されていた!」という説。つまりあの夢はシェパードの無意識が生みだした夢ではなく、意識を操作されたもの、捏造されたものであったということ。

     気持ちはわかるが、逆もありうる。ゴッドチャイルド(ガーディアンのほうが適切か)があの姿をとったのは、あれがシェパードの無意識・意識に強烈に刻まれたシンボルだから、という考え方だってできますね。たとえば(そんなプロットはどうかと思うが)、ヴァーミアで喪ったアッシュ/カイダンのどちらかの姿をとってもいいんですよ。
     ガーディアンはシェパードの意識・無意識を「覗き込んで」注意をひくためにあの姿を取り上げた、もしかしたらその幻影を見せた、そういう意味で確かに「操作した」かもしれないけど、「洗脳」まで必要はない。注意を喚起するというだけの意味ととることも可能。 

     ガーディアンの夢を根拠にする洗脳セオリーはME3の間だけ通用するはずだが、サレン、ベネジア、イルーシヴ・マン、Arrivalの科学者とリーパーズに洗脳されてしまった人たちは数多くいる。そしてシェパードも、深くリーパーズと接触を重ねてきた人物である。
     そうであればMEシリーズ全体を通じて「洗脳されていた」という説もありうるではないか、ということになる。まあ、なるっちゃなるけどね。ME2冒頭で一回死んでるはずだけど、あれも夢(捏造された記憶)か?!

    (ひどい話は、ME1の物語が始まる以前、スキリアン・ブリッツで脳に重症を負い、この三部作全編を通じてずっと覚醒していなかったセオリーまである・・・。どっかで聞いたよなあ)

     そしてリーパーズを破壊するエンディング(赤色)だけ、(場合によっては)シェパードが生きている(らしい)。このことこそが、少なくともあの最終決断の瞬間はリーパーズに洗脳され、操作されていたことを物語っているそうだ。青色、緑色を選んだら、まんまとリーパーズにのせられてしまったことになり、よってシェパードも死んでしまうってことかな。

    (少なくともシンセシスが「ベスト」エンディングではないということ? であればどうして必要ストレングス・ポイントがあのエンディングだけ高いの? 「破壊」エンディングの必要ポイントを高くするべきじゃないの? 「赤色」はリーパーズにとっての破滅(シェパードの勝利)を意味するなら、どうしてシェパードを洗脳し、操作しているはずのリーパーズは三つからお好きにお選びください、というの?) 
     

     さて、後は「洗脳セオリーを補強する」口実がざくざく並ぶ。たとえばシタデルのキーパーを撃つことができない、弾丸がなくならない、アンダーソンがなぜか先に到着している、前後で風景が違う、とかなんとかいろいろ。

     百歩譲って、シェパードが洗脳されていた(記憶や意識を捏造・操作されていた)として、それがより良いエンディング(あるいはその解釈)になるかというと、そうはならないですよね。今のエンディングのつじつまが多少合うだけだ。つまりシタデルからロンドンに戻ってきた理由とか。最初から行ってないってことはいえる。
     コンデュイットにはもともと入っていない、本当はマルーダーに撃たれたときに(あるいはその前、ハービンジャーのビームが襲ってきたとき)瀕死になった? よってシタデルにも向かっていない、あの後の出来事はすべてシェパードの意識に投射された(ガーディアンが投射した)ということが言いたいんでしょう。

     アンダーソンはとっくに死んでいた。イルーシヴマンはどこにいたか知らないがやはり死んでいた? ガーディアンがシェパードに見せた三つの道もイメージであって、選択する権利のみシェパードに委ねられた?

     ブログ容量マジでやばいんすけど、しょうがないから三枚貼る。

    10919
    「君が思っている以上に、君たちには希望があるよ」

    10920_2
    「君が、オーガニックとしてはじめてここに立っている事実、それが証明してるんだよ」

    10921
    「でもそれによって、僕の解決策がもう通用しないことも証明されてしまった」

     「ここに立っている事実」という場合の「ここ」と「立っている」はなにかのアナロジーですか? たとえば文明のレベルとか、殺されても死なないガッツとか? ほんまかいな?

     今よりつじつまが合うように見えて、実はあわなくなっちゃうようなことも増えていく気がする。

     ただ、最初の企画に「洗脳」プロットが確かにあったのであれば、BioWareが強引につじつまを合わせてくることはありうるし、できるかもしれない。

     問題はそうじゃなくて、「この期に及んで夢落ちですか?」という批判ですね。

     「死に落ち」と「夢落ち」、どっちも同じくらいひどいよね・・・。 

     英語でいいという人は、次のYouTubeが「洗脳セオリー」のひとつのシナリオを示しているので、ごらんになればいいかも。

    http://www.youtube.com/watch?v=ythY_GkEBck&feature=player_embedded

     このくらいの解釈なら、あるかなあ、と思いますが、マス・リレー網に伴って銀河文明の大半が吹き飛んだのまでチャイってことにはならないですね。

    【ME3】死の受容

     「死の受容」の五つの段階について先に書きます。日本語Wikipediaにもあるけどあんまし信用していませんので、用語の訳語(これは術語なので使うしかない)以外はWikipedia(en)で。

     Kübler-Ross model、The Five Stages of Grief、DABDAと略されることもある。 

     Grief(死など重大な喪失による深い嘆き悲しみ)に見舞われた人の反応は、次の五つのプロセスを経ることがある(必ずそうではないし、順番に訪れるわけでもなく、この順番どおりとも限らない)。大事なことは、重大な喪失に見舞われなければこのプロセスは経験しない、ということだ。そしてほかの研究では反論(嘆き悲しみではなく、立ち直り(resilient)のプロセスのみがある)もなされているので、鵜呑みにしないように。あくまで仮説、モデルです。

     自分自身の死(Kübler-Rossの研究は当初はこちらが対象であった)が避けられないと知った患者たちは・・・。

     Denial(否認) 「自分は大丈夫だ」
               「自分に限ってそんな目に合うはずがない」

     Anger (怒り) 「自分だけに起きるなんてフェアじゃない!」
              「どうしてこんなことに!」、「いったい誰のせいだ?」

     Bargaining (取引) 「生き延びれるなら何だってする。何でも与える」

     Depression(抑うつ) 「悲しい。もう何もかもどうでもよくなった」
                  「どうせ死ぬんだ、この期に及んでどうしろというのだ」

     Acceptance(受容) 「まあ仕方がないか」
                  「あがいてもどうしようもない、心構えをしておこう」

     自分自身ではなく、大切な家族や友人の死に立ち会うとき、重大な社会的地位や財産を喪失したとき(社会的な死かな)にも、おおむね当てはまる。

     さて、例としてDragon Age 2のエクスパンション・パックの開発中止を知ったときの私の反応を書いてみよう。

     Denial(否認) 「誤報だろ? エイプリル・フールはまだ先だぞ?」
     Anger (怒り) 「なんでそんな目にあわにゃならんのだ! ヘイターども許さん!」
     Bargaining(取引) 「フルパッケージじゃなくても、DLCで出ないのかな?」
                 「ファンなら本編と同じ価格でも払うんじゃないかな?」
     Depression(抑うつ) 「悲しい。もう何もかもどうでもよくなった」
                   「どうせ出ないんだ、この期に及んでどうしろというのだ」
     Acceptance(受容) 「まあ仕方がないか、DA3の開発が早く進むってことで納得しよう」 

     瞬き二三回の間で五段階一周しちゃいましたけどね。

     今回のMass Effect 3のエンディング騒ぎでも、誰ともなく、フォーラムやそこここで、このモデルのことをいい始めた。 

     GameSpotのエディターとして知られるワタース氏(Chris Watters)は、こんなことを書いていた。

    ********** 

     ゲームの終焉、三部作の終焉は人生の終焉に似ている。Griefの五段階ステージを考えてみよう。

     Denial(否認)
     「これが本当のエンディングであるはずがない。DLCが出るに違いない」
     「象徴論(symbolism)的に深く分析すれば、より正しい、より良いエンディングが見えるはずだ!」

     Anger (怒り)
     「BioWareに裏切られた!自分がMass Effectに費やしてきたあれだけ多くの時間を、どうしてたった一つの選択で終わらせることができるというのか? 変更しろ!」

     Bargaining(取引)
     「いいか、自分は愚痴を言ってるんじゃないぞ。これでもBioWareをリスペクトしているんだ。だが、頼む、チャリティーに何千ドルでも募金するから新しいエンディングを出してくれ」

     Depression(抑うつ)
    「Mass Effect 3で行った選択はなにひとつエンディングに影響しなかった。そこにあるのは響きと怒りのみ、それに何一つ意味はない」

     Acceptance(受容)
    「このエンディングは確かに好きになれないと思うが、Mass Effectシリーズに費やした時間はすばらしかったし、それには感謝するよ」

     同僚からのつっこみ。

    「@ワタース、自分じゃない誰かほかの人が死んだとき、Bargainingはできないんだよ」

    **********

    The end of the game is like the end of the trilogy, like the end of a life. Consider, then, The Five Stages of Grief.

    1. Denial - "This can't be the real ending, there must be DLC." "If you analyze it deeper, the symbolism points to a truer, better ending!"

    2. Anger - "Bioware has betrayed me! How could you distill the long hours I spent in Mass Effect to one stupid choice! CHANGE IT!!"

    3. Bargaining - "Look, I'm not bitter. I respect BioWare. But, please, I'll donate thousands of dollars to charity to support a new ending."

    4. Depression - "Nothing I ever did in Mass Effect 3 even mattered in the end. It was all just sound and fury, signifying nothing."

    5. Acceptance - "I may not like the way it ended, but I loved the time I spent with the Mass Effect series, and I'm thankful for that."

    @CTWatters The difference is that when someone dies, the Bargaining stage never works.

    【ME3】不平不満リスト

     君ら、こんだけいつまでも盛り上がれてるんだから、十分元はとってんじゃねえの?(一番盛り上がってんの、お前だろ!)

     てな感じになってきました、Mass Effect 3のエンディング問題。 

     むしろ、エンディング問題ばかりが注目されて、シングル・プレイヤー軽視問題とか、どっかいっちゃってますけど、置いておく。私も実害はとりあえずなかった(iPod Touchの出費くらい)。

     すみません、もー、こういうの大好きなもんで。 

     今までここで触れていなかった論点も書いておこう。かなり広範囲にわたる議論になっておりますから、網羅できるかどうかはわからないけど、フォーラムで網羅しようと試みている人たちがいる。まだ書きかけのようだがまずまず面白い。

     
    http://social.bioware.com/forum/1/topic/355/index/9851623

     坊主にくけりゃ袈裟までにくい。へたくそな芸人みたいに、ひとつひとつ全部つっこむんかい!状態になっているきらいもある。まとめ方もあまり上手とはいえない。とはいえ足がかりにはなりそう。

     OPのリスト、ざらっと列記しよう。

    **********

    ・ガーディアン(男の子、スターチャイルド、ゴッドチャイルド) 

     あれは何? 何者? 説明がほとんどない。

    ・多彩なエンディングはどこ? 

     説明不要でしょう。

    ・ギリガンの惑星(あちらのTVアニメだそうだ)

     ノルマンディが不時着したのはどこ? 長くつきあってきたクルーやNPCはどこ?
     シェパードが仮に生きていたとしてもロマンス相手などとの再会は絶望的?

    ・エピローグ 

     あのスターゲイザー(おじいさん)と男の子の会話はいったい何?

    ・フラッシュバック 

     ジョーカー、アンダーソン、ロマンス相手? ロマンス相手の場合、限定的。どうして網羅しなかった?

    ・プロットホール 

    (訳:ここに列記されているのは、「惑星丸ごとひとつ通過できるくらいの大きさの」プロットホールではなく、重箱の隅つつきが大多数。まあ、しゃあないので列記)

     いたるところに多数ある。

     ・シェパードがロンドンで生き残っているのはなぜ?
      直前までいたシタデルは木っ端微塵に吹き飛んだのではないか?
     ・シタデルを手に入れたはずのリーパーズはどうしてマス・リレー網を支配しなかった?
        コントロール(青色)エンディングでマス・リレー網まで破壊されたのはなぜ?
      リーパーズをダークスペースに帰した方法は?
     ・ロンドンに連れてきたスコードメンバーはどうなった?
      彼ら・彼女らがノルマンディに戻ってる場合があるが、どうして?
     ・リレーが破壊されているとき、ノルマンディがマス・リレーを使っているのはなぜ?
      (訳:使ってたっけ? あれはFTL、光速航行じゃなかったっけ?)
     ・ジョーカーが戦闘途中で戦闘宙域を離脱するなんてする?
     (訳:いやこれはこじつけだろう。もはや戦闘とか呼べる状態じゃなかったんじゃない?)
     ・不時着した惑星でタリやギャレスには食べるものがある?
     (訳:ヒューマンと同じものなんじゃないの?)

    (訳:ファンのおつむの軽さ(サイファイ・リテラシーのなさ)が疑われるような、こんな程度のものじゃなくてさ、私がぜひ解釈を教えてほしいお題で思いつくのは、以下のみっつかな。

     ・以前も書いた、「マス・リレー破壊で放出されるエナジーが超新星並であり、当該太陽系が壊滅されるに十分なものであるなら、銀河の主要な太陽系はことごとく滅んでしまって銀河文明を救ったことにならない」なんてのがいいな。もちろんマス・リレーの存在しない太陽系は無数にあるけど、ほとんどの銀河市民はマス・リレ-近くに蝟集していたわけだからね。

     ・仮にソル系(地球のある太陽系)が生き残ったとして、(ソル系では冥王星の軌道上にマス・リレーがあるので、その破壊が放出するエナジーから生き残る可能性はあるかどうかしらないが)、マス・リレー網を喪失した銀河艦隊はソル系から容易に離脱できなくなったわけであるから(光速航行しかない)、その後どうすんだい?という話はとても興味がある。

     ・それからME2でタリが調査していた惑星Haestromの太陽が呑み込まれるのではないかといわれていたダーク・エナジー。ArrivalのObject Rhoとも関連していた。
     リーパーズが潜んでいたダーク・スペースとの間でエナジーの交流がある、という意味だけで終わっちゃったのかな) 

    ・オーガニックとAIの共存 

     クォリアンとゲスに和平をもたらしたシェパードが、ゲスを含めたシンセティック(AI)を滅ぼすというのは矛盾していないか?

    ・幕引きのなさ

     三部作が完結したという実感がわかない者が多数いる事実。多くの者が混乱したまま放置されている。

    ・次にどうやってつなげるつもり? 

     Mass Effect ユニヴァースは今後どうなる?
     銀河文明はほとんど壊滅したのではないのか?

    ・銀河を救ったことになってるのか? 

     銀河文明は壊滅してしまった。この戦いに意味はあったのか?

    ・あきらめない精神と、友情がテーマだったのではなかったのか?  

     見事に放棄された。

     (訳:表題はまるで少年ジャンプですが、OPは「指輪物語」のサムワイズがフロドに語ったせりふを引用しているが省略。「終わりがどうなるかわからないが、それでも新しい夜明けは必ずくる」とかそんなやつ)

    ********** 

     まー、一言で言うと「説明」がない、そして「希望」がない、という不満ですね。 

     さて、「直前までいたシタデルは木っ端微塵に吹き飛んだのに、シェパードがロンドンで生き残っているのはなぜ?」という点については、"indoctrination theory"、「あのノー・マンズ・ランドから先、エンディングの間、シェパードが洗脳されていただけであり、シタデルには行っていない、あのイヴェントが実際には発生していない」という解釈がある。あるいは、三作目の物語全部にわたって洗脳されたシェパードだったというもの。一番極端なものは、シリーズ全体にわたって洗脳されていたというもの。

     夢おち。でも、物語の夢おちは原則使っちゃだめですよぉ・・・。

     それに関しては次回。

    【ME3】ペニアケ介入

     BioWareのドタバタぶりと、ムジカ博士の(正直みっともない)オーヴァーリアクションに比べると、ペニアケ(Penny Arcade)サイドはちゃんとしてるなあ。そして昔からやっぱりとても賢い。(ニューウェルと一緒で、だから私が「好き」なわけではないので誤解なきよう)

     でも問題は様子見の期間が長すぎたんじゃないの、というところ。

     Child's Playは、Mass Effect 3エンディング騒動の火付け役となったペティション・ファンドの募金活動を中止した。 

    http://www.gamespot.com/news/retake-mass-effect-childs-play-fundraiser-stopped-6367778

     まずご存じない方のため、Penny Arcade(ペニアケ、いくらなんでもこれは説明しませんよ・・・)のChild's Playについて。2003年にペニアケの共同創設者であるHolkins氏と Krahulik氏が設立した慈善活動基金であり、病院の子供たちにたくさんのおもちゃ(ゲームや本を含む)を提供しようというのが、その趣旨だ。
     当初は、ヴィデオゲーマーおよびゲーミングに対する一般的であったネガティヴな見方(例えば、「ゲームはこどもに殺しを教えている」)に対抗する措置としてはじめられたもの。

     元々はペニアケの本拠地である合衆国ワシントン州シアトルの病院に入院しているこどもたちが対象であったが、基金の拡充とともにニンテンドウ(本拠地シアトル)などゲーミング・メーカーの賛同も集め始め、合衆国あるいはカナダ、イングランドへなどへと範囲を拡大していく。既存の病院に限らず、そもそも病院すらないような劣悪な生活環境におかれているこどもたちも対象になっていく。活動開始以降集められた募金は1250万ドル。 

     つまり、基金の直接の目的・趣旨は上に書いた、たったひとつだけである。
     (間接的には、ヴィデオゲーマーたちが、ひとりよがりのクソ野郎の集まりではない、やれば出来る子たち、と証明することも含まれる) 

     今回の騒動で、直接の目的・趣旨が誤解され、あるいはゲーマーたちがひとりよがりのクソ野郎の集まりであることが、少なくとも形式的にそうなるおそれのあることが露呈してしまった。ペニアケ共同創業者でもある、Holkins 氏のコメント。

    「どうやら、ここの募金を行ってる人たちの中には、Mass Effect 3の新しいエンディングにお金を払っていると考えている者がいるようだ。Child's Playのマネージャーは、この募金の目的についてや、エンディング開発のためどのくらいの資金が必要なのかについて頻繁に問い合わせを受けている。私たちは(募金を実際にハンドリングするネット決済会社)PayPalからも、数多くの者が募金の返済を求めているという知らせを受けている。Child's Playの目的にどう結びつくのかを単に理解していない読者もいる。私たちは、とても大勢の大変混乱した人たちと向き合っており、日に日にその数は増えていき、そしてその人たちはChild's Playの側に問題があると言いはじめる」

    「私自身はこの募金の目的自体は支援しているが、悲観主義者でもある。これから似たようなことが続くのではないかと危惧している。誰かが私たちがとても支援できないようなことにChild's Playを結びつけるかもしれないし、あるいは誰かが読者諸氏の厚意や同朋意識に目をつけ、彼ら自身の何か気味の悪いくだらない戯言(weird bullshit)のために利用するかもしれない。だからここで方針めいたものが必要になった。こう言うのが一番ふさわしいと思う。「Child's Playは、何かの目的のため人々の注意をひきつけるための道具であってはならない。 Child's Play自体が目的でなければならない」

     ペティションサイドの肥溜め(失礼)の反応は、知りたければ勝手に読むよろしね。

     「病院に入院しているこどもたちへおもちゃを届ける」活動を「人々の注意を引くために利用した」ことに変わりはない。

     Holkins 氏の過去からの言動を知っている人なら「かなりぶち切れてるな」と気がつくであろう。もちろん表現にはチラッとしか垣間見せない(でも垣間見せる)ところがうまいんだけどね。 

     このGameSpotの記事の読者コメントにも「賢い」ものがある。

    "This is understandable. From the very start I saw the whole Charity idea as a diry move to hurt the image of EA-Bioware. A smart tactic, but the charity funder apparently forgot that money actually goes to someone working towards a completely different cause." 

     スマート・タクティクス、ダーティー・ムーヴ。言い表してるな。

     だいたい、たかが8万ドルであのゲームのエンディングが開発できるとか考えている人がいるとしたらすごい。でもたかが8万ドルあれば、どこかの病院丸ごとひとつのこどもたちにたくさんのおもちゃが届く。結果オーライかな。

     ま、これが私のツー・ペニーズ。

    2012年3月23日 (金)

    Baldur's Gate新キャラクターねえ・・・。

     Dragon Ageが炎上して、Mass Effectが物議を醸し、SWTORもWoW要塞のごくわずかしか切り崩せなかった。
     まるで待っていたかのように、Baldur's Gateのエンハンスト版の開発の話題。

    http://www.gamespot.com/news/baldurs-gate-ee-hitting-ipads-6367578

     プラットフォームにPCのほかiPadを追加するということですが、PC版も100%やるから心配するな、とすでにファンのヘイト空襲に備えて塹壕を掘っているのがちょっと笑えて悲しい。

     Due out this summer, Baldur's Gate: Enhanced Edition runs on an updated version of the Infinity Engine and will include the Tales of the Sword Coast expansion pack. In addition, Overhaul Games is adding never-before-seen content to the game, including a "new adventure" and party member.

     気になるのが、「新冒険」と新パーティー・メンバーが追加されるというところだ。
     (Baldur's Gateの公式エキスパンション"the Tales of the Sword Coast"は最初から製品に含まれる)

     Overhaul Gamesのクリエイティヴ・ディレクター、Trent Oster氏は元BioWareの開発者であったから、正統性云々を言っているんじゃない。

     問題は誰がシナリオを書くんじゃい、というところに尽きる(それ以外の心配点は開発費用は捻出できたのかしら、ということくらい)。

     ちなみにゲイダーさんは、Baldur's Gate IIからライターとして参加しているはずで、一作目にはまだ関与していない。エドモントンのホテルの支配人(GM)だったはず。 

     Baldur's Gate IIもエンハンスト版の開発が計画されているが、そちらがiTunesでもリリースされるかどうかはまだ不明のようだ。
     
     とはいえ、個人的にもなつかしのBGについて、ブログでぐちゃらぐちゃらと書けるのはうれしいなあ、旬じゃないもの書いたって面白くないものなあ。

     リリースは今年夏ごろの計画。

     日本語ローカライズのリソースはSEGAに揃ってるんだから、なんとかしてよ。
     (でも新冒険と新キャラクターの部分はやり直しか)

    【ME3】エンディング問題への反応

     BioShockの開発者として知られるKen Levine氏が、Mass Effect 3のコントラヴァーシーに心を痛めている。

    http://www.gamespot.com/news/bioshock-creator-saddened-by-mass-effect-3-controversy-6367350

     この問題について、今のところ私が一番共感できる考え方である。

    "I think this whole thing is making me a little bit sad because I don't think anyone would get what they wanted if that happened."

     BioWareサイドもファンも誰も得をしない。

     Ken Levine氏曰く、BioWareがエンディングを書き直しても、ファンが実際書いたわけでもないエンディングなので結局納得を得られない。
     私なりに補足すると、開発者たちが別のエンディングを用意するのであれば、それは彼らが「完成のため力を使い果たさなかった、ベストを尽くさなかった」ことになってしまう恐れがある。

     映画監督が、興行的な要請で作品を渋々圧縮し、後にディレクターズ・カットを発表するのとは違う(今では、ディレクターズ・カットまで興行的な要請の産物になっちゃったかもしれないけど)。

     BioWare-Mythic のPaul Barnett氏は、ハリポタの作者ローリングは自著を完全に自分のものとして書くことができたという例をあげ、アートワークの作者は作品に対する完全な自由を享受できるべきだと主張。

    "If computer games are art then I fully endorse the author of the artwork to have a statement about what they believe should happen," Barnett said. "Just as J.K. Rowling can end her books and say that is the end of Harry Potter. I don't think she should be forced to make another one."

     私はこの考えには、ちょっと与することができなくなっていることはすでに書きました。ハリポタほどの著名な作品になってしまえば、同じようなコントラバーシーに見舞われる危険は十分にありました。あのエンディングが、「もっぱら期待された範囲、あるいは許容される範囲内であった」だけかもしれない。

     むしろあのシリーズを書くにあたって「具体的な死」を描く衝動に取り付かれていたと告白したはずのローリング氏が、あのようなエンディングで済ませたことがオドロキなのかもしれない。あれは実際にはもう作者の手を離れてしまっていたと考えたらどうか(つまり、あれだけの共感を得てしまった登場人物はもう作者でも殺せなくなった)。 

     それでも、ローリング氏が「やっぱ気が変わったわ」と一旦完成させた作品を今後勝手に書き直す自由はもう奪われているんじゃないか、というだけであり、「ファンの受けが悪かったから書き直す」ってのは確かにどうなんだろうとは思います。

     次はGameSpotのエディターたちがこの問題に色々自由に発言する企画。

    http://www.gamespot.com/features/who-wins-when-mass-effect-3s-ending-changes-6367380/

     ME3のレヴュアーでもあったGameSpotのKevin VanOrd氏は、あのベートーヴェンですら、観客の不満を理由の一部として自作Fidelio及びその overturesを創り直した例をあげ、他にも大変数多くの作家(小説家、作曲家、脚本家、映画制作者)たちが創造的ヴィジョンの修正を行なっていると指摘している。

    "I'm reminded of Beethoven, who made extensive revisions to Fidelio (and its overtures), in part based on audience disapproval."

    "[Still,] Bioware has joined a long line of novelists, composers, playwrights and filmmakers who have adjusted their creative visions. "

     まとめると、開発者や批評家方面は、「アーティストの創造性に対する重大な侵犯」に対して疑いや不安、嫌悪を抱いているような感じです。
     ヴィデオゲームがはたしてアートかどうかというところは、大いに議論を呼ぶべきだと思いますけど。

     BioWareの常套句、「ファンのフィードバックを謙虚に聞く」といういかにも素晴らしい態度だと思われたことが、これだけの危険を孕んでいることに皆気がついた、あるいは気がついていた危険が本当に実現したということなんでしょう。

     99%問題や「正義」の問題、ここでも何度も取り上げた中庸・平均的解決策の欠如が招く二極分化の問題、昨今話題のいろいろな問題に通底するのでしょうが、それを解明するのは、こんなブログの役目ではありません。

     ただムジカ博士がレターの中で何度か繰り返していた「(開発者たちの創造したものの)芸術性とファンのフィードバック(が要請している納得できる結末・説明)の適切なバランス」の実現は無理でしょうね。
     Ken Levine氏は直感的に「そりゃ無理だよ」ということに気がつき、それを語っているのでしょう。

    2012年3月22日 (木)

    【ME3】真の破局を見せてはいけない。

     インターネットのペティションとかに過剰反応するのは、もうあちら(アメリカ、カナダ)の企業では条件反射的になってきている。日本はどうかなあ。
     お気づきのとおり、古い人間なんで個人的にそういうのが嫌いなんですが、まあ避けて通れないな。噂のペティションのページをはじめて閲覧してみた。

     私の考えた批判の類型と照合してみよう。

    (1)エンディングがカタストロフィック(破局的)であることがせつなく、やるせない。

    (2)約束と違う。varied、異なるエンディングが与えられるはずであったが実際には「ひとつ」だ。

    (3)過去100時間以上に及ぶプレイで行ってきた「選択」が結局何も意味を持っていない。

    (4)陳腐、おざなり、サイファイ(SF)として未完成、首尾一貫性の欠如、シナリオがスロッピー(お粗末、ぞんざい)

     ペティションがMass Effectエンディングを批判している理由は四つだ。

    * Do not provide the wide range of possible outcomes that we have come to expect from a Mass Effect game

     当然期待されてきたはずの多彩な結末がない。(2)と(3)でしょうな。

    * Do not provide a sense of succeeding against impossible odds

     不可能に思えた任務に成功した感覚がない。(1)でどうかな。

    * Do not provide a sense of closure with regard to the universe and characters we have become attached to

     ファンが長く魅了されてきた世界観とキャラクターについて物語に幕引きの感覚がない。(4)かな。(3)も多少あるかな。

    * Do not provide an explanation of events up to the ending which maintains consistency with the overall story

     エンディングに至る出来事について、物語全体と関係する形での説明がない。(4)。

     ま、ほぼ網羅してますな。で、何がほしいの?

     * A more complete explanation of the story events
      物語の出来事に対するより完全な説明。

     * An explaination of the outcome of the decisions made, especially with regard to the planets, races, and companions detailed throughout the series
      下した決断の結果についての説明、とりわけシリーズを通して詳細に描かれてきた惑星群、種族、コンパニオン。 

     
     * A heroic ending which provides a better sense of accomplishment
      達成感をより強く味わえるヒロイックなエンディング。 

     ひとつめ、ふたつめについてはすでにムジカ博士が約束をした。どんな形かはわからないがレスポンスがある。だが、みっつめについては何も触れられていない。

     さて、ここでも「成功の感覚」とか「達成感」、「ヒロイックなエンディング」というところにフォーカスしましょう。つか、もう問題点はそこだけだ。

     不可能と思われた任務は実は達成された。ところが成功した達成感が得られなかったし、ヒロイックでもなかった。

     なぜそういう感覚を抱くのでしょう?  

     ふたつ思いついた。このブログに長くお付き合いいただいている方には「またかよ」という話かもしれないが、それでも繰り返す。 

     一つ目はたぶんわかりやすい。わかりやすいから間違いの可能性が高いともいえますが、ご披露しよう。

     この世界は(銀河も)元々めちゃくちゃです。不条理で残酷です。意味を求めてもあまり具合のよい結果は得られません。そういう世界をありのままに描こうとする物語作品もあれば、「現実」を逃避して「理想」、「夢」、「虚構」を追求する物語作品もあります。ファンタジーやサイファイはもっぱら後者の場合が多いが、当然どんな創作にも両者の配分の問題があります。 

     ひとつの物語の形が、宗教です。よくわからないけど絶対的な他者が見守ってくれている、という感覚。残酷で不条理な世界に意味を与えてくれます。無害化してくれる。というか宗教の存在意義ってぶっちゃけるとそれしかないんじゃないかとも思われる。

     よくわからないけど絶対的な他者、超越的な存在がいると信じることで、平安が得られます。悪いようにはならないはずだという希望が得られます。

     面白いのは、そうした他者の存在に手が届いてしまうと、人々の平安がとたんに喪われ、希望は搾取・支配されるかもしれないという絶望に取ってかわるという説があるのです。絶対的でも超越的でもない存在、人の手が届くかもしれない存在ではダメなんですね。

     Mass Effect 3がやってしまったのは、ひとつにはこれです。「とんでもない、あたしゃ神様だよ」という存在を目の前に出してしまった。しかも神様なのに自分じゃ選択できねえってんだから、もう超越もしていないし、絶対でもない。選択を委ねられたシェパードのほうが上になってしまう。 

     シェパードが神様を演じているわけではありません。選択は限られているし、結果はよくわからないから全知全能でもない。なんかよくわからんうちに、どれかのレバーを引きなさい、って言われたら誰が考えたって「達成感」があるわけないですよね。「ヒロイック」である必要があるかどうかは別にして、それもありません。

     参考までに書いておくと、Dragon Ageの宗教観は、ずっとオーソドックスです。メイカーは不在です。アヴェリンのせりふにあったと思いますが「自分たちが艱難辛苦を与えられ続けることこそメイカーの存在証明である、というチャントリーの教えにはいまいちコミットできない」という問題。超越者は確かに存在するはずだが、一体なにを考えているのか、考えているのかどうかすらわからない、という感覚こそ、宗教が世界の無害化を担保する条件なんですね。
     チャントリーのエルシナも「メイカーのお感じになっている時間と、自分たちモータル(定命者)たちの感じる時間が同じわけがない」という話をしています。
     メイジであるアンダースの主張、信仰告白は「メイカーがメイジをこの世にお創りになったからには、メイジの存在に何か意味があるはずだ」というものです。それが何かはわからない。

     スターウォーズのフォースでもいいです。宇宙の理(ことわり)は確かに存在するが、それを理解することは非常に難しい。映画六部作では、ジェダイ三名しか達観していないし、なぜその境地に到達できたかについて何も説明されていない。とても単純化していますが、基本を踏み外してはいない。説明できちゃダメなんです。

     二つ目は、一つ目と裏腹なんですが、無害化されていない生の世界をそのまま見せてしまってはいけない、ということです。

     銀河規模で考えれば実際にはそうではないのですが、あのカタストロフィックなエンディングは、むき出しの残酷な世界、真の破局を垣間見せてしまったのでしょう。
     超越者が超越者ではなかったと暴露されてしまった以上、この銀河を見守り、条理を保ち、無害化してくれる存在はいないことがわかってしまった。アサリの信奉していた女神はプロシアンであったことが暴露されるなど、途中でもとてつもなくえげつない話が出てきますが、それはおいておきましょう。

     真の破局の定義も難しいし、しつこく書いていると読んでるほうも書いているほうも気がめいってしまうのでぼやかしますが、一般的な破局(って書き方もすごいが)では活躍が期待される英雄たちが何もできない破局としておきます。 
     ヒロイックな行動になんの意味も与えられない状態。精神衛生上あまり想像しないほうがいいと思いますが、Falloutではほぼ無害化されてしまったポスト・アポカリプスの世界が、実際にはどうであるかを考えれば少しは近づけるかな。日本人なら核燃料発電の話でもいい。メディアが50人のヒーローたちの物語を「捏造」しているなら、まだ一般的な破局のつもりでいるわけだ。それが正しいのかどうか、むろん私ごときにはわからない。
    (本当はホロコーストのことを読み、考えるとたちどころにわかるのだが、無理はしないほうがいい)

     ムジカ博士がアーティスティック・インティグリティ、高度な芸術性と指し示しているのは、おそらくこの部分だと思います。

     先に「世界をありのままに描こうとする物語作品」があると書きましたが、一般にいう「芸術作品」がこれにあたります。別に写実的に描く必要はない。シュールレアル、例えばダリの作品だって「世界は確かにこうだ」と皆が思えば、それは世界をありのままに描いている。どんなに写実的なシネマティックやモーション・キャプチャーを駆使したってBF3もCoDも「芸術作品」ではありません。なぜなら戦場の兵士は撃たれれば死ぬし、数十秒でリスポーンしたりしない。

     むき出しの残酷な世界の表現、それをヴィデオゲームでやる必要があるのか? というところに行き着くわけですが、ムジカ博士は「ヴィデオゲームもアートの一形態」だと信じているそうです。
     「アーチディーモンを倒したどー!」、「デススターを破壊したどー!」、「リーパーズを魔法のように二度と戻ってこれない次元に吹き飛ばしたどー!」だけでは芸術作品ではない。なぜなら世界は決してそうは動いてくれないから。 

     そして怒れるファンたちは芸術作品を求めていない。 

     白人たち(というか欧米の先進国の人たち)が本当に真の破局が訪れるのではないかと真剣に憂いているという話は、よく語られます。資本主義は破綻するのではないか、いや現に破綻しているのではないか、科学万能の発想は費えてしまったのではないか、もう人類の衰退が目の前に迫っているのではないか。それに比べて日本人は能天気だと揶揄もされる。そうした事象を先進国の端くれとしてどころか、先行して真っ先にもろに受けてるのにね(蛇足も参照)。

     なぜ「理想」、「夢」、「虚構」を味わうはずのヴィデオゲームで「現実」をつきつけられなければならないのか? なぜ60USDを払ってまで、「そこまで近づいているかもしれないことに、もうみな実はうすうす気がついている」この世の破局を体験しなければならないのか。 

     そういうことが根底にあるのであれば、怒れるゲーマーの意見にも、聞くべきところがあるかな、と思います。つうか、それ以外の理由は思いつかない。 

    (蛇足)

     作者たちが意図してかしていないか別にして、作品としてどうかも別にして、「零式」のエンディングもある意味で似たような味わいを帯びている。日本人が気がついていないわけではないのかもしれないが、まぐれかもしれない。怪しいからなあ。

    【ME3】任務は達成されたのではないのか?

     Mass Effect 3日本語版、見事に売れてませんな。

     PS3で初週8千本? X360はどうだろ、4Gamerの記事ではランク外(20位にはいっていない)。ME2のDLC日本語発売をターミネートしてしまったそうだから、それも影響あるんだろう。

     DA2もあれだけ宣伝して二週間で3万本くらいだったが、それを下回っちゃった。
     

     Skyrimも20万本くらいいくのかと思ったが、初週10万本。
     4Gamerのランキングを眺めていると、そもそもヴィデオゲームが売れていない。  
     由々しき事態になってきてますね。

     先の記事でMass Effect 3のエンディングに対して批判的なファンの声を類型化してみた。 

    (1)エンディングがカタストロフィック(破局的)であることがせつなく、やるせない。

    (2)約束と違う。varied、異なるエンディングが与えられるはずであったが実際には「ひとつ」だ。

    (3)過去100時間以上に及ぶプレイで行ってきた「選択」が結局何も意味を持っていない。

    (4)陳腐、おざなり、サイファイ(SF)として未完成、首尾一貫性の欠如、シナリオがスロッピー(お粗末、ぞんざい)

     それぞれ、(1)感傷的な陳情、(2)契約の不履行、(3)選択が無意味、(4)脚本が不完全、とラベルをはってみた。

     ざくっと言うと、(1)が感情的(エモーショナル)な反応で、(4)が論理的(ロジカル)な反応、(2)と(3)は、まあ一緒にしてしまってもいいくらいですが、その中間的な反応。

     そして、(1)のプレイヤーが前のめり、前ノリ、コミットメントが強く、「マイセルフ」の物語を指向していて、(4)のプレイヤーが引き気味、後ノリ、デタッチメントの傾向があって、「ワールド」の物語を指向している感じですかね。

     もちろんひとりで複数の、あるいは全部の類型に当てはまる人もいるだろう。人間は複雑ですから。 

     今回のお題としては、ある意味でMass Effect ユニヴァースの破局とも呼べるようなマス・リレー網の破壊、それから必然的に導き出される「その後の世界」をプレイヤーたちは果たして許容できるのか、ということ。 

     もし、まったく同じことをサイファイ(SF)小説や映画、ドラマ、コミックでやったとしても、それらはあくまで作者(監督、脚本家、画家)の物語。
     彼ら/彼女らが描いた、彼ら/彼女らなりの「もしかしたらあるかもしれない世界とその中の主人公の物語」。嫌いであれば、普通は立ち去ればいい。 

     ヴィデオゲームはそれらとはちょっと違う。
     

     Mass Effectの場合、シリーズ全部でだいたい100時間以上、多い人で200時間は物語につきあってきたわけだ。すべて脚本家が用意した範囲であるとはいえ、多くの「選択」をし、キャラクターを育て、クルーやNPCとの会話を通じて関係を築きあげてきた。第一作目から数えて5年間のインターバルで。たとえすべて「幻想」であっても、選び、育て、会話し、戦ってきた。 

     それが、結局なんだったんだろう、百時間以上もプレイして、5年間、待った結末がこれなんだろうか? エンディングへの不満や立腹を包括するとそういうことなんでしょう。

     もちろん長く連載の続いたラノベや、テレビドラマ・アニメの結末が許せない!という話題はどこにでも転がっていそうです。でもたいていは、肩をすくめて「ま、いっか」と忘れるか、頭にきたら違う結末を同人コミックでも小説でも自分で描くか(才能がいる)、才能がなければネットで大騒ぎするか、でしょう。 

     今回のMass Effectのエンディングの騒ぎにも、そういう前のめりの人たちが「どの道、どんなエンディングでも大騒ぎする」要素はあると思います。 

     それだけじゃないんじゃないか、というのが話題。 

     以前も書きましたが、9/11NYや3/11震災などを例にあげた場合の「破局」、カタストロフィーはもちろん人類の歴史上、過去にも数多くあったわけです。でも、そういう事態はまた、ヒロイズムの現場でもある。英雄譚であったり、武勇伝であったり、犠牲的精神や相互扶助の発露を招く。

     近代以降、そうした「破局」を考える、もっというとそれを待ち望む考えが世界中の思想家の間に蔓延していたといいます。人類の叡智や勇気など美徳が本当に試されるのは、そうした絶望的破局の場面でしかないわけであり、平時になにをどうしようが無意味であるという考え方です。危機待望論。物騒ですが、確かにあったそうだ。 

     多くのヴィデオゲームは、とりわけRPGの多くは、こうした「破局」の危機と、そこで目撃されるヒロイズムをテーマに持っています。私のRPG勝手格付けで皮肉気味に「世界の破滅を救う以下のテーマは認められない」と言っているのも、実は真実(だから皮肉が言えるんだ)。

     「破局」が一度起きてしまった後を描くRPGもありますよね。メガテンがそうだったし、Falloutシリーズがそうだった。 

     でも、そうした世界観の中では、英雄、勇気など美徳の持ち主が当然のように活躍をするわけです。
     もちろん悪徳の限りを尽くす者もアンチ(アンタイ)ヒーローとして登場するでしょう。

     なぜなら、本来人類はそうした「破局」を迎えたとき、どーしようもない存在になってしまうのではないかという恐れが危機待望論の前提だからです。「破局」によって秩序が奪われ、混沌(ケイオス)のみが支配する世の中では、手がつけられなくなった悪が悪徳の限りを尽くす。それがデフォルトとみなされていたんです。
     でもきっと人類はそこまでバカじゃないのではないか、なぜなら「破局」の現場にこそ必ず英雄が現れるではないか、というのが英雄待望論なんでしょうね。人類の叡智は喪われないはずだ、という切実な期待。

     そしてどの英雄物語でも、ほぼ例外なく、破局自体を回避する、破局前の世界をどうにかして取り戻す、少なくともその足がかりを手に入れる、そうした「希望」をテーマに持っています。「英雄」ってのは「希望」のたいまつを握っている者のことです。世界の破滅の現場ですから、人類(あるいは地球生命、銀河)全体の希望ってことです。

    (付け加えるなら、平時が回復したとき、復興の目安がたったとき、例えば最強の化け物を英雄がうちやぶったとき、人々が実際に「希望の灯り」を手に入れたとき、英雄は不必要な存在になります。たいていは死ぬか、誰かの嫉妬によって殺されるか、姿をくらましてしまいますね)

    10917
     希望がなければ・・・、我々はプログラムされた命令を遂行するだけのマシーンと変わらないんじゃないのか。

     Mass Effect 3のエンディングが描いた世界は、そういう「希望」だったはずです。
     ところが、エンディングではそれが伝わらなかった、受け入れられなかった部分があったようです。
     上の(1)の批判にフォーカスして話を進めます。四つのうちで一番難しい、面倒な問題だからです。

     (1) エンディングがカタストロフィック(破局的)であることがせつなく、やるせない。
     

     これを裏返すと、カタストロフィックではない何かが必要なことになる。何か。
     例のペティションの主張のひとつには、「不可能に思えた任務に成功したという感覚を得られない」というものがある。

     まあ、あのエンディングが何もかもキライな人も、ちょっとだけお付き合いください。

     スターチャイルド(あの男の子)はリーパーズをコントロールしていた理由を「銀河を混沌(ケイオス)から守るための解決策である」と言います。

    10900
    「何に対する解決策だ?」
    「混沌」 

     混沌(chaos)とは何か。創造主にとっての「破局」です。被創造物は創造主に必ず叛旗を翻す。銀河は混沌が支配してしまう。それが必然であった。
     
     それはおそらく悪が邪悪の限りを尽くす世界のことでしょう。スターチャイルドは、そうなってしまえば、やがてすべての生命体が滅亡すると主張します。それが正しいのなら創造主にとっての破局は銀河の破局と同じことになります。

     それを食い止め、次の収穫サイクルで秩序(order)を回復するための手段がリーパーズ。高度な文明を持つにいたったオーガニック種族を刈り取り(harvest)、まだその域に達していない種族を残すことで強制的な淘汰の循環を促進する。刈り取られた種族はリーパーズに組み込まれ、その姿で後世(after life)を過ごす。
    (スターチャイルドがコントロールしなければ、リーパーズはすべてのオーガニックを収奪して滅ぼしてしまう)

    10938
     すべてのシンセティックを破壊すれば、リーパースを倒すという当初の目的を果たすことができる。だがシェパード(オーガニック)の子らはいずれまたシンセティックを生み出してしまうため、平穏は長くは続かない。

    10948
     リーパーズをコントロールすれば、シェパードは死ぬ。リーパーズはシェパードの命令に従う。

    10953
     シンセシス。シェパードのエナジーのすべてをクルーシブルに与える。シェパードは当然死ぬ。だが銀河世界のオーガニックとシンセティックが合体する。シンセシスが進化の最終形態、世界に平和が訪れる。

     どの方法であってもクルーシブルのエナジーを解放すれば、収穫サイクルは終わり、マス・リレー網は破壊される。

     エンディングの出来不出来はおいておいて、シナリオが推奨する「ベスト」エンディングは、当然ながらシンセシス、「緑色」なわけです。「銀河世界に平和が訪れる」って言ってるんだからそうです。しかもこれを選択することが出来るようになる必要ストレングス・ポイントは他のふたつより高い。 
     だがシェパードは必ず死ぬ。

     他のふたつの展望は、スターチャイルドの説明が不十分なせいで、シンセティックの範囲の解釈で違ってしまいます。

     a)シェパードがコントロールできるのがリーパーズだけであれば、「青色」(コントロール)と「赤色」(破壊)はあまり変わらない。オーガニックは生き残るがいずれの場合もやがてシンセティックが生み出され、また抗争がはじまる。

     b)シェパードがリーパーズのみならず、ゲスあるいは今後誕生するシンセティックも含めコントロールできるのであれば「青色」はオーガニックが今後シンセティックと抗争を繰り広げる必要がないとも解釈できる。「赤色」は依然として上と一緒。

     ただし、「青色」の場合、EDIはエンディングに登場しない。シンセティックすべてのコントロールができたと考えられるので、上述のb)のシナリオが有力かな。

     つまり、どのエンディングでも、オーガニックは(シンセシスの形かもしれないが)とりあえず生き残る。

     リーパーズによって銀河のオーガニックが滅ぼされる事態は回避された。
     正確に言えば、リーパーズが勝った場合に比べ、「高度な文明を築いた種族も含め」生き残った。
     不可能と思われた任務は達成されていますよね。

     なぜ、「成功した感覚が得られない」のでしょう?

     シタデルもマス・リレーももう使うことができなくなるから? 
     そんな程度? だって、それらは元々リーパーズが仕掛けた罠、寄せ網じゃないですか?
     もし、そんな主張であるなら、ペティションもなにもかも「いい加減にしとけよ」で終わっていいと思う。ムジカ博士は本当にオーヴァーリアクションをやってしまったことになる。

     こじつけかもしれないが、私はこのエンディングが、英雄がどうにかして克服できるような類の「破局」ではない、真の「破局」をプレイヤーに覗き見させてしまったからではないか、と考えている。

     長くなったので次回。  

    【ME3】エンディング議論

     下手に反応してエンディングなんて変えたら、前代未聞のスキャンダルじゃないのかなあ、と思ってましたが、先のムジカ博士のコメントでは、さすがにエンディングそのものを変えるという方向には向かっていないようだ。

     ようやくフォーラムの議論をまじめに読んでみることができたが、私としては、マルチプレイ導入に方針変更したこと(それ自体は間違いなくEAの方針にのっとったもの)が、エンディングにも影響を与えてしまったのではないかと危惧している。

     フォーラムの議論を全部を読むのはもはや不可能なレベルに達しているので、ムジカ博士のレターに対するコメントのスレッドで見てみる。

     どの声が大きいかなど検証できる方法も、気力も持ち合わせていないので、頻繁に語られる声を列挙してみます。

    (1)エンディングがカタストロフィック(破局的)であることがせつなく、やるせない。

     (なんだかんだいって、大多数の人はこういう感傷的な理由ではないかな。こういう考え方を批判する意見としては「おとぎ話」エンディング、ハッピー・エンディング、ハリウッド・エンディング指向というもの)

    (2)約束と違う。varied、異なるエンディングが与えられるはずであったが実際には「ひとつ」だ。

     (Amazonに買い戻させてリファンドさせる云々と騒いでいる連中にとっては、これが立脚点かな。Amazonの単なるクレーム処理担当が不用意にリファンドを認めるような対応をしてしまったのが発端であるようだ)

    (3)過去100時間以上に及ぶプレイで行ってきた「選択」が結局何も意味を持っていない。

     (BioWareゲームだからこそ期待していた「過去の選択が重大な結果をもたらす」という点で裏切られた、という意見。エンディングはストレングス・ポイントで決まってしまう。プレイで行った重大な選択のほとんどは、二者択一のどちらを選んでも大きくポイントに影響しない。よって「選択」はエンディングに意味を持たないという意見。ほぼ正しい)

    (4)陳腐、おざなり、サイファイ(SF)として未完成、首尾一貫性の欠如、シナリオがスロッピー(お粗末、ぞんざい)

     (私の意見はここ。「プロットホール」(注)批判、プロットの穴が惑星ひとつ通過できるほどどでかいという批判もこれに含まれる。説明が非常に不足しているという批判もここ)

    (注)「プロットホール」の例。このブログでもプレイスルーを書いたMass Effect 2のDLC"Arrival"では、マス・リレーが破壊されたら、その太陽系全体が壊滅するほどの、超新星並みのエナジーが放出されるのではないかという話が語られて、物語でも丸ごとひとつの太陽系が壊滅したことになっている。ME3のエンディングでは、少なくともマス・リレーの存在していた太陽系はすべて滅んでいないとおかしい。つまりプレイヤーがシリーズで訪れた主要な太陽系のほとんどが滅んでいるはずだという指摘。

     こんなかなあ。このブログでいただいた意見も、どれかのカテゴリー(または複数)におちるんじゃないかな。

     これとは別個に、「ベスト」エンディングのためには、マルチプレイやiOSゲームが事実上必須である、という話もあるが、話題の軸が違うので省略。 

     レッテルを貼ってみると、(1)感傷的な陳情、(2)契約の不履行、(3)選択が無意味、(4)脚本が不完全、とかそんなかんじか。

     ムジカ博士のコメントで、今取り組んでいるフィードバック対応は「謎」と「幕引き」について例示されていた。(1)と(4)がカヴァーされそうである。

     (1)であれば、マス・リレーが破壊されたのにもかかわらず、銀河中の自由な航行がなんらかの形で再建できますよー、みたいな希望。ご都合主義だけど、「おとぎ話」だってんだからなんでもありだ。

     それから、過去の登場人物がどうやって生き延びたのか(あるいは死んだのか)を紹介。シェパードには子供が生まれていた!などの映画「宇宙戦艦ヤマト」的トンデモおち。「ハッピー・エンディング」だってんだから。 

     (4)であれば、プロットホールの矛盾しない説明(こじつけ)。あのエンディングの意味がわからない、サイファイ・リテラシーの低い、鈍い人たちへの丁寧な(冗長な)説明。あのシタデルの男の子(スターチャイルド)は一体何者なんだ?!とか悩んでいる人向け。んなもの気づけよ。

     (私としては、かなりしょっぱいエンディングであると感じているので、これ以上くどくど説明されたらイライラするだけですが・・・)
     

     つまり、(2)本当に異なる複数のエンディングはやっぱりないし、(3)過去の選択の影響もやっぱりないままになってしまう。

     そんな程度の対応であれば、火に豪快にガソリンを注ぐ結果になるんだろうなあ。

     

    【ME3】Mass Effect 3エンディング追加・変更

     見事に予想が外れました。まさか本当に対応するとは思っていなかった。
     率直に言って、「またやったよ、オーヴァー・リアクション」というものです。  

     とはいえきちんと読んでみると次のDLC(とは明言していないがおそらくそう)はエンディングを「変更」するものではないようだ。、「追加エンディング」でもない感じがする。しいて言えば「エンディングに対する解釈を追加する」のかなあ。

     そして、これは本当にファンへのレターなんだろうか。EAに対するアリバイづくりでしょうね。
     ここまで反応するということは、Mass Effect 3、ほんとうに売れ足が鈍ってしまったのだろうか?

     とはいえ、4月には(おそらくエンディングに関係する内容をもった)Mass Effect 3のコンテンツについての情報が発表されるということは間違いないようなので、それはそれで待ちたいと思います。 

    http://blog.bioware.com/2012/03/21/4108/

     Mass Effect 3のプレイヤーの皆さんへ、レイ・ムジカ博士、BioWare共同創業者

     2012年3月21日

     BioWareの共同創業者として、またゼネラル・マネージャーとして、私はME3チームのことを大変誇りに思っています。私個人はME3が私たちの作品の中で最良のものであると考えています。それゆえに、我々のコアファンの間から、エンディングが彼らの期待に十分に応えていないとのフィードバックを受けていることにはこころを痛めています。最初の反応として直感的に思いついたことは、我々自身の作品を弁護し、評論家たちの高いレヴュースコアを指摘することでした。しかしファンを尊重するためには、そうした批判やフィードバックを謙虚に受け入れる必要があるのです。

     私は、ゲームはアートの一種であること、そして我々のメディアの力は観客から注がれるものであることを固く信じています。観客とは、物語がどのように紡がれるかについて深く関与する人たちのことで、建設的批判を提供する疑う余地のない権利を有しています。同時に、私は開発チームが行ったアーティスティクな選択も信じ、かつ支持します。ME3のエンディングに関するプレイヤーのコメントについて、高度な芸術性(アーティスティック・インティグリティ)を損なうことなく、どう取り扱うことができるか、我々は真剣に悩みました。

     Mass Effect 3 は三部作の完結編であり、非常に多くのプレイヤーが自分だけの物語を造り上げてきているものですから、我々にとって、このゲームをエンディングまでプレイしたすべてのプレイヤーが有する感情の範囲を予想することは大変難しいことでした。Mass Effectの世界を旅することによって、プレイヤーにはとても限定された範囲の極めて個人的な感情が生まれます。それがわかっていたとしても、我々のもっともローヤルなプレイヤーたちの一部が、現在のMass Effct 3のエンディングに抱いたような情熱的な反応には心から驚かされました。そしてそれは深く配慮しなければならない問題であると考え、きちんと時間をおかずに対応すべきであると考えました。それについては、すでに真剣に取り組みを進めています。

     これを受け、ゲームのローンチ以降、開発チームは見つけ出すことができるだけすべての本作への反応を熟読しました。業界プレス、フォーラム、フェイスブック、ツイッターなどに限りません。Mass Effectチームは、EAのBioWare部門の他のチームと同様、ファンにエキサイティングで楽しい体験を提供するゲームを創造することへの愛に溢れ、真剣に働く情熱的な人々からなっています。彼らとともに働けることは私の誇りです。彼らには、建設的批判に応えることができるだけの、勇気と力があります。 

     自分たちの調査に基づいて、エクゼクティヴ・プロデューサーであるケーシー・ハドソンと開発チームのメンバーは、ゲームのコンテンツに関するいくつかのイニシャチヴ(訳:プロジェクト活動のようなもの)に今真剣に取り組んでいます。それらは謎の答えを出す助けとなるものであり、さらに踏み込んだ旅の幕引きを求める人たちに対して、より明確なものを提供するものです。これについては、4月にさらに多くのことをお話することができるようになるでしょう。私たちは、オリジナルの物語の高度な芸術性と、受け取ったファンのフィードバックの取り扱い方の間で適切なバランスを確保するため真剣に取り組んでいます。これは、我々が以前から持っていた計画、今後もMass Effect の新しいコンテンツ、新しいフルゲームを提供し続けるという計画に追加されたものですから、心配しないでください。皆さんのMass Effectユニヴァースにおける旅は、これからも続けることができるし、続くのです。 

     Mass Effect 3のリリースに対するリアクションは未曾有のものでした。一方では、我々のローヤルなファンの一部が、ゲームの結末に対して腹を立てている事実を情熱的に表明しています。我々はそういうフィードバックを気に留めていますし、それには直接対応しようと計画しています。しかしながら、ほとんどの人々がゲーム全体で見れば傑作であると認めているようでもあります。75以上のレヴューが100点満点をつけてくれましたし、平均スコアも90点台の半ばです。まとめると、私は開発チームに対して誇りを持っていること、ただし我々はより高みを目指さなければならないし、目指すことができること、です。

     一部の批判には、ファンの間でもっとも熱心な人たちが激情にただ衝き動かされてなしたものもありますが、例えば謎に対する明確な答えや、踏み込んだ幕引きを求める場合など、真っ当な規範に立脚しているものであったとしても、残念なことに建設的ではなく破壊的な批判になってしまっているものがあります。我々は建設的な批判についてはお聞きしますし、対応するつもりですが、一方で開発チームへの個人攻撃を許容することは一切ありませんし、破壊的コメントを支持するつもりも、反応するつもりもありません。

     もしあなたがMass Effectファンであり、開発チームに何かインプットしたいのであれば、我々はあなたの意見を尊重しますし、ぜひお聞きしたい。我々は、あなたの建設的なフィードバックを、可能な限り真摯に受け止めることを約束(コミット)しています。その代わりにあなたが、私が過去最高のBioWare作品であると信じているこのゲームを支持することによって、我々がその約束を果たせるよう助けてほしい。ぜひご自分で調査をしていただきたい。ゲームをプレイし、エンディングを見て、それについてどう考えるか我々に伝えてほしい。もし全体としてみたらいいゲームであると感じたらご友人たちにも薦めてほしい。いつもと同様に、我々がフィードバックをきちんと取り扱うためできうる限りの努力を行っているということを、どうか信じてほしい。アーティストとして、我々はファンのことを深く配慮していますし、その支持に感謝しています。 

     フィードバックをありがとう。我々は聞いています。

     レイ

    ********** 

     謎(questions)への答え、より踏み込んだ旅の幕引き(further closure to their journey)。 

     エンディング自体を変更する、というよりも、あのエンディングに解釈を与えるもの、ということなんでしょうか?

     

    2012年3月21日 (水)

    【DA2】【ME3】BioWare vaultをレヴューする。

     あほみたいに画像ファイルがでかいまま掲載してしまったので、このブログもそろそろ容量が溢れます・・・。
     気がつかなかった自分がバカなんですが、ちょっと短命すぎる。

     とはいえ、プログを書いている時間は、来月から大幅になくなることがほぼ確定。
     プレイスルーを記事にするためシャカリキになってガリガリ遊ばないといけないゲームも、ME3を最後に当分あまりないっちゃないんで、丁度良いといえばそう。
     途中で終わっているプレイスルーも、なんとかしこしこやっていくつもりではあります。

     DA3に加え、Baldur's Gateのリメイクの話題まで出てきたので、将来の愉しみがなくなったわけではありませんが、一息つこうと思っています。

     色々コメントをいただいて、つらつら考えてみたことがあります。人様にあまり関係ないことかもしれませんが、自分なりにまとめてみよう。

     プレイスルーを書き始めたのは、Dragon Age: Originsからで、Mass Effect 2、Dragon Age 2と続きました。Mass Effect 3は果たして完結するのか不明ですが、4作目になります。

     自分の慣れなど変化もあるのですが、書いていて楽しかったこと、それぞれだいぶ違いってきています。もちろん読み手サイドからすれば「全然ダメじゃん、なってないじゃん」ということもあるでしょうけど。

     Originsのときは、当初なにをしたいか自分でもわかっていなかったこともあり、自分で面白かった部分を膨らませ、そうでないところはバッサリ省略しています。単純にムラがあったという部分もある、
     ほとんどスポットライトがあたっていないキャラクターもいました。プレイスルーにセリフがほとんど反映されていないキャラクターもいます。バンターもあまり訳していませんでした。

     ところが、そういう細かなセリフの妙をバッサリ割愛して書いていても、Originsは十二分に面白かった。
     つまり、「ワールド」、物語全体の世界観自体をなぞっていくのが面白かったんでしょう。

     二人目以降の主人公では、見落としていた部分を補足しようとしてましたが、そちらはわりと個々の局面のセリフも丁寧にやりはじめた。やっぱりそれも面白い。「マイセルフ」の物語としても面白かったわけです。

     エキスパンションのAwakeningになると、こちらも慣れてしまってプレイスルーで色々悪ふざけもできるようになってきますが、セリフの妙が中心でした。「ワールド」にはそれほどコミットできなかったようです。

     Mass Effect 2になると、「マイセルフ」の物語に寄って来ます。この作品では自分の経験した場面のセリフをカンペキに近い形でなぞり始めました。省略するよりそのほうが楽だからもありますが、大きな理由は、全体の物語のほとんどがクルーやイルーシヴ・マンとの絡みに関するものだからです。「ワールド」自体はノルマンディSR-2の小さな覗き窓から覗いている感じ。

     Dragon Age 2では、さらに一層完全に「マイセルフ」の物語を中心になぞることになる。兄弟姉妹を含めたコンパニオンとの絡みがメインテーマであって、それ以外の部分、「ワールド」についてはさして気にすることがなかった。舞台はカークウォールだけだしね。

     Mass Effect 3の場合、プレイされた方は判ると思いますが、(三章構成と考えた場合、各章のクライマックスに該当する)各ポイントを中心にエピックな光景なり、壮絶なバトルなり、オドロキのイヴェントが仕組まれています。
     でも物語は、実はとことんクルーやNPCとの絡みが中心になっています。

     DA2のエグゼクティヴ・プロデューサー、ダラー氏は、DA3(とは明言していませんがシリーズ次回作)の開発にあたり、BioWareのVault、過去作品の倉庫の中を全部見直していると発言しています。
     それには上の作品のみならず、Baldur's Gate、Neverwinter Nights、オリジナルのMass Effectなども含まれるでしょう。SWTORもかな。
     ぶっちゃけると、DA2はどうして得られるべき評判を受けることができなかったか、その反省を、評判をとった過去の作品をレヴューしつつ、この際みっちりやろうということでしょう。

     私の見る限り、「会話、セリフの妙」というBioWareの売りを追及するあまりか、上述したように「マイセルフ」の部分がどんどん中心になってきて、「ワールド」の描き方が逆にどんどん奥の方へ遠ざかっていった、後退していった感じです。

     Dragon Ageは、主人公のオリジンを選べるという構成のOriginsから、DA2ではホークというヒューマンの物語になったのも、そういう方向と合致します。
     Mass Effectは元々構造的に「兵士シェパード」の物語ですが、未完成であったとはいえまだ比較的「ワールド」を描こうとしていた第一作目に比較して、二作目、三作目とどんどん視野は狭くなっていく。 

     これにはよい面と悪い面がある。擬似一人称の物語になっていくので、プレイヤーがどんどん前のめり、前ノリになっていく、キャラクターへのコミットメントの度合いがあがる。「私ならそうする、そうしない」が興味の中心になる。

     一方でデタッチメント、プレイヤーが一歩引いて、後ノリで、より広い視野からワールドを眺める感覚(ゲームだからむろん錯覚ですけどね)が喪われる危険がある。
     「そうだ、たしかに世界はそう動いている」と再認識・再発見できる割合はどんどん減って行きます。

     DA2は、まとめるとホーク家という一家族の物語(マイセルフ)に収斂してしまうのですが、主人公ホークが引き金を引いてしまったメイジ・テンプラー抗争(ワールド)の物語とは、実は剥離している。納期がきつくてコンテンツがカットされたせいもあるでしょう。
     あれで「たしかに世界はそう動いている」と納得できるかというと・・・。自分もファンだから無理矢理ナットクしてるんだろうな。ふつうは、あれではできません。

     ME3のエンディングの問題も同根です。シェパード(と仲間たち)の物語に、あまりに前のめりになってしまったファンたちは、銀河全体(ワールド)とリーパーズの決着のつけ方について、とても自己中心的に考えるようになる(コミットメント過剰)。
     
     「シェパードが生きてなくちゃダメ」という意味ではありません。私の場合だって「シェパードが生きてるなら、それもひと目みたい」というだけだから。 
     
     マス・リレーもシタデルも何もかも喪って、ノルマンディはわけのわからない惑星に不時着して、地球が実際どうなったのか、銀河艦隊がどうなったのか、わからないじゃないか、という不満のことを言っている。

     別に、銀河の全生命体が滅んだわけじゃないんだから、いいじゃん。どのエンディングでも全部は滅ばない、もっというとリーパーズが勝っても、実はオーガニックすべて滅ばない。
     所詮この世界は輪廻転生じゃないの、銀河だってリサイクル・リユースでまわってんじゃないの、というデタッチメントの感覚は失われる。テーマがサイファイ(SF)だから難しいのか? んなこたないでしょう。

     たぶんSkyrimとの評判の差は、この部分になるんじゃないかと思う。 

     前作から相当こなれたとは言え、Skyrimのセリフは、まだまだBioWareのレベルの足元にも及ばない。New VegasのObsidianの雇われライターだってまだ上だった。

     ところがSkyrimはまず第一に「ワールド」を描く。もちろん主人公の「マイセルフ」の部分とのバランスを保ちながら。

     Originsや、Mass Effect一作目は、程度の差はあれ、そのバランスがまだよかった。最近はどんどん偏ってきた。

     ダラー氏などの関係者が、BioWareのVaultをレヴューしてよい部分を再発見する、というなら、そこの部分を見るんじゃないかな、と期待しています。

    2012年3月20日 (火)

    【DA2】エグザルテド・マーチはキャンセル

     BioWare関連のコントラヴァーシャルな話題、二つ目。 

     「エクザルテド・マーチ」という仮題で開発が検討されていたDragon Age 2のエキスパンション・パックの開発を中止し、別な方向へ開発資源を集中するというニュース。

    http://www.gamespot.com/news/dragon-age-ii-exalted-march-expansion-canceled-6367086

    http://xbox360.ign.com/articles/122/1221115p1.html

     GameSpotが引用しているのは、エグゼグティヴ・プロデューサー、マーク・ダラー氏のツイッター。
     まず、今までDA2のエキスパンション・パックの開発が検討されていたことを認めています。「エグザルテド・マーチズ」はその仮題であったという。Tシャツも作られていたとか・・・。

     We did have plans for an expansion pack to DA2 but, other DA opportunities came up. There were even shirts! It was called Exalted March.

     IGNが引用しているのはDA2のリード・デザイナーであったクリエイティヴ・ディレクター、マイク・レイドロウ氏のツイッター。開発チームはDA2の開発から、次作に移行する。

    TL;DR Version: We're done development on Dragon Age II, and the team has fully moved onto The Next Thing(tm).

    TL;DR2 - We'll be -very- actively looking for feedback on the next DA title, and will be showing the game more than before as it develops.

     また、DAフランチャイズの次のタイトルについてはフィードバックを積極的に聴き、開発に取り掛かる以前から内容を公開するとも言っている。   

     BioWare公式フォーラムにも、ダラー氏のステートメントが載っている。短時間で大変な反響を集めていますから、読むのは大変。

    http://social.bioware.com/forum/1/topic/260/index/10245444

     DA2のエキスパンション、あるいは大型DLCについては、ずっと以前から噂されていました。

     Exalted Marchという用語は、DA世界の歴史では数回登場します。正確にはExalted Marches。
     一回目はアンドラステの軍勢によるテヴィンター帝国に対する遠征軍。
     二回目はオーレイのチャントリーによるデーリッシュに対する討伐軍。
     三回目はオーレイのチャントリーによる帝国チャントリーに対する討伐軍。
     四回目はオーレイおよび帝国のチャントリーがそれぞれ宣言した、対クナリ戦争のための数次にわたる大規模な遠征軍。
     

     題名からすると、DA2カークウォールのメイジ・テンプラー抗争と、DA3の何かわからない壮大な物語をつなぐもの、オーレイのテンプラーによる叛乱メイジ討伐の第五回目の「遠征」を意図したものでしょうか。 

     そしてフォーラムでのダラー氏のポストからすれば「ホークの物語のクロージャー、幕引き」の役割を果たすものだったのでしょう。

     色々なことが思いつくのですが、列記します。

     キャンセルの理由は、社内基準を満たすほどには「売れない予測だから」でしょうね。
     ユーザーのレヴューなどどうでもいいのですが、評論家のメタクリティックで80点カツカツだと、思ったほど売れないのだ。これは経験的に証明されてしまっている。

     Mass Effect 3売り上げの目標達成が難しいからもあるでしょう。SWTORがMMOとしては成功作だとしても、目標には程遠い結果であったこともあるでしょう。
     ライヴァルのSkyrimから圧倒的に水をあけられたこともあるでしょう。

     ダラー氏、レイドロウ氏 が過去語っていたのは「DA2では開発過程の効率化が相当図られたので、今後追加コンテンツは次々出せる態勢がある」ということ。
     比較的早くDLCふたつが出ましたが、エキスパンション・パックも、その一環として計画されていたのでしょう。 

     さらに、過去レイドロウ氏が、次回作では「セダス大陸の半分くらいを舞台にしようと思っている」と公言していた件。
     これは今思えばあきらかに「エグザルテド・マーチ」の舞台だったんでしょう。セダス大陸の南半分くらいがアイデアとして提示されていましたので、オーレイのチャントリーを中心とした軍勢が北側に攻め込むとしたら、もろに合致します。

     今回ふたりが語っている次回作がDragon Age 3であるとは明言されていません。
     

     この、舞台はセダス南半分のアイデアということも、次回作に踏襲されるかどうかわかりません。 

     また、シングル・プレイヤーであるかどうか、PCとコンソールの既存プラットフォームであるか、なにもわかっていません。 

     でも、荒っぽい考え方をすれば、次回作は題名はともかくDragon Age 3と呼べるに違いない内容であり、メイジ・テンプラー抗争から端を発した、そしてOriginsから続く歴史の流れを引き継ぐものでしょう。 

     少なくとも、Origins、DA2に引き続くシングル・プレイヤー・ゲームが、PC/Mac、PS3、X360で出るのでしょう。 

     舞台も、エキスパンション用と思われる、セダス大陸の南半分、あるいはセダス全土をカヴァーすることになるのでしょう。
     

     Skyrimほどではないが、「オープンワールド指向」はなんらかの形で取り込むかもしれない。一番よい形がBaldur's Gate一作目。一番悪しき形がマルチ・プレイヤー。

     ファンのフィードバックを広く求めるというのであれば、主人公の設定の多彩さなどの部分は、Originsスタイルに回帰するでしょう。 

     一番最後の問題が、「ではいつなんだ?」ということ。

     すべてはEAの利益達成から考えればよいと思う。会計年度は4月スタート。2011年度は、目標未達成であるだろうがSWTOR、Mass Effect 3で一息ついたはず。

     2012年度中に間に合わせるとなると、エキスパンションで開発していたものの流用を想定してもあまりに短い。しかも「デザインはすべて変更の俎上にあがる」とレイドロウ氏がフォーラムで述べているので、フレッシュ・スタートで開発期間1年ていうのはないでしょう。残念だが。

     2013年度中で、2013年クリスマス・ホリデイ・シーズン、あるいは2014年春ですかね・・・。それでも2年間ですからね。

     ただし、フィードバックを求めるため、開発途上のコンテンツを公開するという、ちょっとあまり聞いたことがない手法を本当にやるのであれば、ファンが暇になることはない。だがほんとにまともに完成するんだろうか、という心配はある。

     DA2本編の評判がいまいちなので、エキスパンションが開発中止。
     私が恐れていたことがもろに現実になって、それについて非常に腹を立ててもいいはずなのですが、なんかもう怒る気がおきなくなっている。

     DA2色々弁護してきたけど、やっぱOriginsが懐かしいもんなあ。

     PAXが4月にあるので、そこでなんらかの発表がされるのでしょうか。

    【ME3】エンディング・コントラヴァーシー

     BioWareのRPG関係で、重大な、というかコントラヴァーシャルなニュースが二つ出ていました。

     ひとつめ。

     BioWareは、Mass Effect 3のエンディングに対するファンのリアクションについて、フィードバックを積極的かつ真剣に受け止めている、とのコメント。

    http://www.gamespot.com/news/bioware-considering-changing-mass-effect-3-ending-6366857

    http://xbox360.ign.com/articles/122/1221082p1.html 

     現時点で、なんの答えも出していないという。

     以下が、BioWareのfacebookに載せられたステートメント。 

    "We are aware that there are concerns about a recent post from this account regarding the ending of the game. In this post it was stated that at this time we do not have plans to change the ending.

    We would like to clarify that we are actively and seriously taking all player feedback into consideration and have ruled nothing out. At this time we are still collecting and considering your feedback and have not made a decision regarding requests to change the ending.

    Your feedback and opinions are of the utmost importance to us. We apologize for any confusion this has caused. Our top priority regarding this discussion is to keep communication with you, our loyal fans, open and productive." 

     これはもはや、ゲームのコンテンツに関する議論ではなく、パブリック・リレーションズ、マーケティングの問題になってしまったということでしょう。

     常日頃から、とりわけ今回の問題に関しても「フィードバックを真剣に聴く」としつこくいいながら、すでに「エンディングは変えるつもりはありません」とのステートメントを公表していることに対する修正だと思います。 

     謙虚に意見を聴くとかいいながら、結局は、なんにも聴いていない傲慢な開発メーカーでした、という烙印を押されかねないから。

     そうなるとBioWareは政治家以下になってしまう。

     私の考えとしては(多くの人と違うだろうが)、Mass Effect 3のサイファイ的にちょっと陳腐すぎるエンディングは情けないというものだ。そして、それを修正するのはもう手遅れだと思う。 

     Fallout 3のエンディング後のDLCのように、「実は、生きとったんよねー、驚いた?」みたいなDLCを出すとしても、「この期に及んで、誰と戦うねん?」という問題がある。しかも、三つ(あるいは六つと数える場合もある)のエンディングそれぞれと矛盾なくやる?

     ファンの声でエンディングを変えましたとなると、これはヴィデオゲーム史上に残るスキャンダルになるだろう。今までにそんな例があったかどうか、思い出せないけど。

     前作はメタクリティック史上二位という超優良タイトルだったのに、どうして、そこまで追い詰められちゃったのか。

     まず、作品の内容とまったく関係なく、うるさいヘイターに付き合わなければならなくなったという、ヴィデオゲーム業界の惨状がある。そしてEA/BioWareの場合は、「ファンの声を聴く」とか言ってしまっている手前、非常にオーヴァーリアクションだ。

     マルチプレイを導入するとか、Originに縛り付けるとか、よくわかんないプロモーションで大勢のけが人出したとか、いろいろやってみたけど、初回出荷350万本。実売はまだ200万本くらいかな。
     思ったような成果が出せなかったから、EAとかなりもめているんだろうな。

     同じRPG部門のSkyrimが売り上げで一千万本を超えているはずなので、たぶんMass Effect 3の目標は500万本くらいだったと思う(Mass Effect 2は売り上げ200万本台のはず、Dragon Age 2の場合も間違いなく目標500万本だったと思うが売り上げは300万本かな)。 

     SWTORの100万課金アカウント獲得というのは、MMOではすごいことだけど、これも目標からは未達成のはず。たぶん300万くらいじゃなかったのかな。

     Dragon Age 2以降、EA/BioWareは、おそらく社内的目標を一度もクリアしていないと思うんだ。(Dragon Age: Origins、Mass Effect 2の時代はそこまでEAの締め付けが厳しくなかったと予想。そこまではBioWareが好き勝手に開発したものですから)。 

     利益が出ていること(収支トントンから浮いていること)と、社内の目標利益が出ていることはぜんぜん違いますからね。

     そのネタは、次の記事に続く。

    2012年3月19日 (月)

    【ME3】ウォー・アセッツ8000は可能か?

     トータル・ミリタリー・ストレングス8000ポイントはソロプレイで可能か。

     レディネス50%で4000ポイント、とりあえず「ベスト」エンディングが見ることができる閾値。

     

     過去記事は参照していたフォーラムがあてにならなかったので、MEWikiのこのページに準拠します。

     http://masseffect.wikia.com/wiki/War_Assets

     私の今のデータ、それから上のWikiを簡単にまとめたものは、次のウェブページに記載しています。

     http://vanitie3.cocolog-nifty.com/blog/mass-effect-3-war-assets.html

     ウェブページにも記載しましたが、アセッツの各項目には、実際にはさらに細かい項目があり、複雑な排他関係、相関関係がありますので、単純に合計しても本当に実現できる最大合計値にはなりません。

     ME2までの決断で永久に取り返せないポイントもあります。

     あくまで目安で見ていきましょう。

     恥をさらすようですが、私の現時点のマックスは7175、レディネス60%くらいで4000ポイントをクリアできました。

     リストの各項目のマックス値を単純に並べると次のようになります。スラッシュの前が私の数値、後ろはWikiの数値。
     ただし、[ ]は、ME1でカウンシルを救う・救わない、( )はME2でコレクターズ・ベースを救う・救わないのよって場合分けがあるので考慮するべきなのですが、実は差し引きでものすごく影響を与えるわけではない。

     カウンシルを救えば、アサリの旗艦デスティニー・アセンションが温存されますが、アライアンスのミハイロヴィック(ミハイロビッチ)提督が戦死、アライアンス艦隊も被害を受けます。

     カウンシルを見捨てると、アセンション撃沈、ミハイロビッチ生存、アライアンス艦隊も被害減少になる。 

     でも結局ポイント的にあまり変わらない。

     ゲスとクォリアンの関係にもいえることで、私の場合ゲスはほぼ満点に近いですがクォリアンがぜんぜん稼げていない。(クォリアン・サイドには内部の政治的な確執もあるので、私の場合のクォリアンは、ゲス以外の理由で満点とは程遠い結果です)

     私の場合、クローガンの支持は結構集めているが、サラリアンはぜんぜんだめ。これもジェノフェイジの治癒の判断で違ってくる。

     さて、ザックリ計算という前提で足してみよう。分岐のところは(どっちでもええんやけど)前をとろう。どきどき。

    Alien 976/1000
    Alliance 1620/[1852 or 1931]
    Asari  668/[668 or 598]
    Crucible765/(815 or 805) 
    Ex-Cerberus225/300
    Krogan795/920
    Geth 815/820
    Salarian 153/433
    Turian 633/638
    Quarian525/775

     単純計算で、8221ポイント。(ちなみに分岐の後ろを足すと8220、違いはない)

     本編同時発売のプロシアンDLCを入手している前提。100点くらい関係するかな。

     ただし、リストにはマルチプレイとiOSゲームで獲得できるポイントが含まれてるので除外しておきます。Allianceからマルチプレイの75点、Ex-CerberusからInfiltratorの40点。
     これらを差し引くと8106。

     とりあえず8000を超えました。

     ただし、実際に達成できるかどうかは、しつこいですが根拠になるイヴェントに排他・連関があるので、ひとつひとつ、細かく精査しないと言い切れません。

     そしてそんなことをやる義理は私にはもちろんありません。気力もございません。
     

     でも、なんとかなりそうな感じではあります。ほんとうにギリギリでしょうが。

     リストが正しい前提で言えば、ケーシー他開発陣は、ギリギリ8000点を達成できそうな設計をしていたに違いない。

     過去のシリーズを含めた選択肢の模範解答は、ナロウ・パス(狭き道)どころが、一本道、正解一種類だけって感じですね。

     そうなると、本当の問題は本来ゲーム内イヴェントによってもらえるはずのポイントがPC版ではもらえていないケースが発生していることのようです。PC版で実際に8000ポイントを達成した「証拠」はまだフォーラムでも見かけたことがない。

     私も何箇所か、「なぜもらえないんだろう?」と悩んでいる項目があります。

     以下、私の反省。ME3の決断がでかい感じ。

    ・ジェノフェイジの治癒をフェイクでやれというサラリアンの誘いにのらなかった。
     なにしろこれがでかいのかな。影響200点以上になっちゃうのかな。けど、こんなの選べるか? クローガン大嫌い(笑)の私だって選べんぞ?
    (Wikiによれば、クローガンへの影響を勘案するとあまりお勧めしないそうだ。フェイクの結果は私は知らないから、レネゲイド・シェパードで試しちゃうかな)

    ・バイオティック・アーティレリを選ばなかった。結構きつい。75点。選べねえよー。

    ・クォリアンのゼン提督を支持し、Advanced AI Relays をクルーシブルに導入。
     45点。ばかにならんな。

     以下、小ネタ。

    ・レポーターのアル・ジラニをME1からME3まで一回たりとも殴り飛ばさない。無理。10点。

    ・アッシュ・カイダン、チャクワスをSR-2に搭乗させない。25点。
     次回はこれやってみようかなあ。

    ・コンラッド。あんまし関係なかった(笑)。  

     でもこれらをやっても7500くらいだなあ。クォリアンのところなど、かなり細かく見ないとだめみたいだ。

    ********** 

     今ME3でコンラッドに会うために、パラゴン女性シェパードでME2を爆走しています。
     

     ME2をクリアした女性レネゲイドでは、コンラッドは出てこない(死んじゃってる)から後まわし。 
     彼女は、果たして模範解答にどれだけ近づけるんだろうか?

    【ME3】 4000達成、ベスト?エンディング達成。

     思ったとおりであった。

     ベスト・エンディング、Deep Breath(深呼吸)エンディングを見れる条件が整っているはずなのに、ダメだった理由が(おそらく)判明いたしました。

     PC版英語版ですけど、ほかでも通用しそうな話。

     深呼吸エンディングの画像ありますんで、「続きを読む」の下。

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    2012年3月18日 (日)

    【ME3】ウォー・アセッツ・リスト

     本来、こういうのは「探求派」と呼ばれるゲーマー類型の人たちのお仕事で、あたしゃほとんどやったことがない。「ロールプレイヤー」ですから。

     元々手なりプレイヤーで、メモ取ったり、調べたりするのがめんどうくさいからですが、公式ガイドブックにすら、なーんも載っていないのだ。

    (Mass Effectの公式ガイドブック(英語版)には、毎回失望させられている。Fallout 3とかSkyrimの公式ガイドブックの圧倒的すさまじさとは雲泥の差だ)

     すでに公式フォーラムでも、ウォー・アセッツのリストアップが進んでいる。 

     http://social.bioware.com/forum/1/topic/347/index/10119654

     なかなか壮大なヴォリュームなので、まだ完成形には至っていないが、自分の結果とどこが違うかどこにバグがあるのか、見てみる価値はあるかもしれない。

     もちろん、こちらもいっぺんにはまとめ切れないので、アップデートしていくつもり。いずれウェヴページにしたほうがいいんだろうけど、かったるいからそれは後回し。

     

     公式フォーラムが不正確そうなものもあれば、バグらしきものもあれば、私の見落としもあれば。

    「続きを読む」の下。

     

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    【ME3】Mass Effect Datapad

     Mass Effect Infiltratorのほかに、iOS無料アプリのMass Effect Datapadってのがあって、そっちのミニゲーム(つか放置ゲームです)でもレディネスが結構あがる。 

     もうレディネスもどうでもよくなったんで、CODEXが読めるというのが楽しみだったが、個人的にとっても悲しいのが、日本で普通にダウンロードすると日本語版になってしまうこと。ふつうに英語版がほしかったなあ。 

     そんでもって、連合ニュース(「連合」かよ)はしっかり英語。ニュースっていうか、ツイッターもどき? 

     日本語版の訳って、こんななってんだあ、という不思議な楽しみ方ができるかもしれない。

     

     

    【ME3】 4000達成、でも変化なし?

     Mass Effect Infiltrator、二時間くらいのプレイで、レディネス8%稼ぎやしたぜ。

    010
     4000ポイント、とったどー。

     さて、これでエンディングを検証してみよう。

     って、クライマックスバトルをもう一回繰り返さないといけないのか・・・。

     うーむ。面倒だが仕方がない。

     

     変な小細工使わずまっとうにやらないと、どこのストレングスがデータとしてロードされてるかわからんものな・・・。

     カジュアルでやろうっと。

    **********

     結果報告。 

     特に変化がなかった(笑)。 

     いろいろ読んでみて考えられるのはふたつ。ま、実際にはみっつ。

     

     ひとつめ。 

     4000点、パラゴン・レネゲイド満点(イルーシヴ・マンの行動を食い止める)は必要条件。
     (5000点の場合なら、パラゴン・レネゲイドは関係ないようだ) 

     それ以外になんらかの未知の条件が隠れている。それがまだわからない。

     ふたつめ。

     PC版には、ギャラクシー・アット・ウォー関係にまだバグが多数あるようだ。コンソール版で受け取れているポイントが受け取れないとか、細かいが割りと重要な事象が発生しているという。
     コンソール版では4000点達成も可能という話もいろいろなところで出てました。
     PC版で4000点ははかなりきついはずだったが、バグのせいだったかもしれない。

     みっつめ。

     4000ポイントがきちんと反映されていなかった。クライマックス直前(プライオリティ:アース開始直前)のファイルではじめたときは確かに4000点を超えていたが、それが計算に使われているかどうかわからない。 

     これ以上じたばたしてもしょうがない。しばらく様子見モードにはいります。

    【DA2】The Silent Grove #2

     

    そういえば新しいiPodでInfiltrator以外することないんで、Dark Horse Comicsでも眺めていたら、表題のデジタルコミックが見つかった。もうイシュー2が出てたんだ。

    Rsz_1alistair

     お、なんか前号よか、ずっと展開が早くて面白いぞ。
     

     え、ぎょえーーーーっ?!

     てことで、驚愕の展開?

     「続きを読む」の下にはたった二行ですが、次号が出るまでネタバレ。

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    【ME3】021テューチャンカ(2)

     実際のプレイスルーでは、前回のくだりと今回の間に、結構な数の別のミッションをやっている。

     本来は続けてやるべきなのでしょう。

    7197
     ランデヴー地点に接近中。

    7201
    「砂嵐で、思ったように操縦できない」

    7205_2
    「少尉、サーベラスの爆弾について教えてくれ」
    「サーベラスの爆弾じゃありません。あれは・・・、テューリアンの爆弾です」

    7206
    「テューリアン? どういう意味だ」

     爆弾は、何世紀も以前、クローガンの叛乱が収束したときにテューリアンの手によって設置された。再度銀河戦争が発生した場合に備えた「安全装置」であった。

    7210
    「乱暴だが、それなりに意味は通じる。クローガンがなにか企んだら、それで無理やり阻止するわけだな」

    7211
    「その手の戦術で信頼は得られんがな。
     そして今はその爆弾の信管を除去しなければならなくなった」

    7213
    「そうですが、サーベラスが発見してしまった。起爆したら、テューリアンとクローガンの間の全面戦争の引き金になる」

    7220_2
    「これだけの騒ぎ、クローガンが嗅ぎ付けてしまうかもしれないな」

    7221
    「そうであれば、任務失敗は許されないことになります、艦長」

    7222
    「同感だ、少尉」

    7223

    7227

    7228

    7230

    7232

    7237

    7241

    7245

    7250

    7263

    7267
     爆弾が目視できる。
    「本来、隠蔽する目的で地中深く埋められていたはずだが、サーベラスが掘り出してしまったんだろう」
    「ヴィクタスは何に取り組んでいるか、わかってるんだろうな。チャンスは一度きりしかないぞ」

    7268
     ヴィクタス少尉の部隊も到着したようだ。

    7274_2
    「サーベラスが引いていくわ。爆弾から遠ざかるつもりじゃない」
    「大砲を打ち込むつもりじゃないか」

    7275
     シャトルで脱出していくサーベラスの部隊。

    7277_2
     戦わず逃げていくサーベラス兵。

    7281 
     サーベラスは、もはやここに用はないようだ。
     シェパードたちにとっては、非常によろしくないシグナルである。

    7283
     ヴィクタスたちは制御パネルに到着。サーベラスは起爆システムをファイアーウォールでブロックしてしまった。バイパスで回避するには時間がかかる。
     かなり古いシステムなのでなんとかなるだろう。

    7295
    「汚名返上のチャンスを与えてくれて感謝します、シェパード」

    7297_2
    「間違いなく仕上げろ、少尉」

    7302
    「狙撃だ!」
     サーベラスが戻ってきたのか。

    7306
    「誰も通すな、わかったか!」

    7309

    7311_2

    7312

    7313

    7317
    「ファイアーウォールを回避した! システムに入った!」

    7319
    「くそっ!」

    7320
    「サーベラスが信管のメカニズムをハッキングしやがった! このままでは起爆する!」

    7324
    「解除しろ!」
    「時間がない!」

    7329
    「信管自体をはずすしかない!」

    7331

    7340

    7342

    7347

    7352

    7356

    7361

    7362

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    7367

    7370

    7373

    7375

    7376
    「少尉!」

    7377
    「勝利のため、いかなる犠牲もいとわず」

    7381

    7382

    7384

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    7388

    7390

    7391

    7393

    7394

    7396

    7399
    「艦長、地上のクローガン軍の無線を傍受。
     サーベラスの残党を一掃しようとしてるみたいです。あんなビックリ箱の存在をクローガンに伝えなきゃならない役回りは絶対勘弁ですね」

    7405_2
    「大丈夫ですか? 下じゃ相当しんどかったみたいですが?」
    「テューリアンの部隊が大損害を受けたんだ、ジョーカー。プライマークの子息も含まれている」

    7408
    「把握しました、艦長。ジョーカー、アウト」

    7410
    「あいつ、躊躇のかけらも見せなかったな。
     過去がどうであれ、やつはこれで名を残した」

    7413
    「テューリアンはどう思うだろうか、ギャレス?」

    7415_2
    「どうだろうか。戦争に犠牲はつきものだ。やつのことは誇りに思うが・・・、テューリアンを喜ばせるってのは至難の業だからな」

    7418
    「目的のため生きる、社会ありき、小隊ありき、そう明確に期待されている」

    7422
    「ここぞというとき、彼は成し遂げるべきことを成し遂げた」

    7423_2
    「そうだ。それには違いない」

    7426
     爆弾の起爆を阻止したことは、テューリアンとクローガンの間の確執を取り除いたことになる。

     クローガンが爆弾の回収をはじめている。テューリアンの回収部隊を送りこむことは許されないだろう。

    7437
    「リーヴとプライマークの良好な関係を維持してくれ。それが至上命令だぞ、艦長」

    7439_2
    「了解しました」

    7446
    「ペットを鎖で縛り付けるため、ジェノフェイジだけじゃ足りなかったってことか?!」

    7447
    「何世紀も前に下された決定だ。それから何もかも違ってきている!」
    「爆弾についてはずっと隠していただろうが、卑怯者!」

    7452
    「おい!」

    7454_2
    「過去のいざこざで争ってどうする! 互いに協力してこそ、道が開かれるんだ」

    7456
    「プライマーク、テューリアンはテューチャンカに爆弾を残した!
     そしてリーヴ、立場が変われば、同じことをやったのじゃないか?」

    7458
    「艦長・・・」

    7459
    「もうやめにしないか! プライマークの子息は、その過ちを正すため、あそこで亡くなったんだ!」

    7461
    「いいんだ、艦長。気にせんでくれ」

    7463_2
    「わかったよ、艦長。もっとどでかい敵がいるからな」

    7465
    「そのとおりだ」

    7468_2
    「以前は真実を伝えずに許してもらったが、艦長、秘密を守った意味は理解いただけたと思う」

    7469
    「秘密を守れば人が死ぬ。それを悲惨な方法で学ぶことになったではないですか」

    7471
    「確かに・・・、私の人生でもっとも高い代償を払ったことになったよ、艦長」

    7479
    「息子は・・・、部下の尊敬を受けながら戦死した。それについては君に感謝しておるぞ、艦長。
     息子の犠牲は第九小隊の歴史に刻まれる。父親としてこれ以上名誉なことはない」

    7480

     
    7482
    「でしょうな、閣下」

    ********** 

     やっぱりこれも武勇の物語になってしまった。そしてそれはやっぱり心を打つ。
     どんなに腐った種族の過去であっても、それを叩き直すことで銀河を守ることになるなら、ヴィクタス少尉(戦死して特進してるでしょうが)の名誉は疑いがない。

     だが、リーパーズという脅威がすでに到来しているのにもかかわらず、根深い確執が残るテューリアンとクローガン、クローガンの同盟への参画自体を拒否するサラリアンとアサリ。そして一体何がしたいのかまったく不明なサーベラス。 

     これは、果たして守るに値する銀河なのか?

     シェパードの顔がどんどん歪んでいくように見えるのは、私の気のせいなんでしょうかね? 

    【ME3】020テューチャンカ

     本編必須のプライオリティ:テューチャンカ以外にふたつ、大きなミッションがありますね。

     どちらからでもいいんですが、プライマーク・ヴィクタスの依頼から。極秘任務中に搭乗機が墜落した小隊の探索。 小隊を率いていたのはプライマークの子息。

    6066
     墜落現場は悪夢だとコルテス。

    6067
    「EDI、ヴィクタス少尉に呼びかけてくれ」

    6068
    「イエッサー」

    6083

    6085_2
     少尉と連絡は取れたが、通信状態が悪いという。

    6089
     少尉の率いる第九小隊は、リーパーズのハーヴェスターによって包囲され、損害が拡大している。墜落によって部下は散り散りになってしまった。

    6091
     フレアガンで位置を知らせてきた。

    6103_2
     脱出ポッド。墜落からは生き残ったが、ハーヴェスタの襲撃を受けた。

    6106
     別の脱出ポッド。敵はまだこちらに気がついていない。

    6107
     奇襲ができると喜ぶギャレス。

    6112

    6113
     確かにこれは気持ちいい。

    6115
     でかいのが見えた。ハーヴェスターか。

    6117

    6120

    6133_2
    「墜落現場までできるだけ急ぐぞ!」

    6134
    「エイドリアン・ヴィクタスの息子に相応しく振舞うのは相当大変みたいだな」
    「オーガニックは、親の影響に必要以上に重きをおきますからね」

    6136
     よくわからんうちにすごい画像が撮れていたな。

    6137

    6140
     ハーヴェスター。

    6142
    倒したら倒したでその爆発閃光が面倒。

    6152
     かなりの数の兵が死んでいる。
     ヴィクタスは、これだけの汚名をどうやって返上できるんだろう、とギャレス。

    6159

    6170

    6177

    6180
    「ヴィクタス少尉?」

    6181

    6185
    「多くの部下を救ってくれて感謝します」

    6187
    「いったい何があったんだ?」

    6190
    「あなたのせいで皆死んだんじゃないか!」
    「よさないか!」

    6194
    「おい、せっかく命を救ったのに争いはやめろ、落ち着くんだ!」

    6199
     戦死者が多数出たのは、ヴィクタス少尉の判断ミスが原因だったらしい。正面突破ではなく、慎重な迂回戦術を用いたが故に、多くの部下を喪った。

    6209
     宇宙船の進入路にリーパーズを発見したため、それを避けて低空飛行をしたつもりが、逆に周りから奇襲を受け、逃げ道を喪ってしまったのだという。

    6211
     戦いは、即座に生存を賭けたものになってしまい、多くが斃れた。

    6213_2
    「過ちを引き受けるには度胸がいるぞ。だがそれに耐えて前に進まなくちゃならん」

    6216
    「もちろん・・・。ただ、まだ記憶が生々しすぎる。
     いずれにしろ任務は失敗しました。負傷者の手当てをして艦隊に引き返すしかあるまい」

    6220
    「いったい何をしに来たんだ?」

    6222
    「ここには爆弾がある。その信管を解除して不発にするのが任務でした。
     極めて強力な爆弾であり、今はサーベラスの手に落ちている」

    6227
    「サーベラスが関与しているのなら、任務を遂行しなくちゃならんのじゃないか?」

    6228
    「これ以上の犠牲を部下たちに強いると?」

    6229
    「気持ちはわかる。耐え難い犠牲となるかもしれんが、兵も君もそれを承知で軍務に就いているのだろう」

    6232_2
    「兵たちは希望を喪っている。私が戦いを望んでも、彼らは望まないでしょう」

    6237
    「その気にさせるのが君の役目だ。
     彼らの犠牲の意味は、誰も今日のような犠牲を二度と強いられる必要がなくなるということだ。任務が失敗に終わったら、死者が払った犠牲に何の名誉も与えられないと説得したまえ」

    6241
    「皆聞いてくれ! 今日の過ちは私のせいだ。だがどうしても乗り越えなくちゃならん!」

    6244_2
    「いやだ。クローガンが多少死んだからってかまいやしない。もう終わったんだ!」

    6248
    「テューリアンとしてサーベラスに勝利を与えるわけにはいかん! 我々の払う犠牲が銀河文明の生死をわかつのだ!
     勇猛果敢に戦い任務を遂行することで、第九小隊の英雄たちの名を残そう!」

    6253
    「いいな、シャトルが到着したら、ただちに移動する!」

    6255

    6260
    「艦長、一緒に来てくれますか。我々の部隊も満身創痍だ。お力添えを期待したい」

    6264
    「いいだろう。力を貸そう。
     だが、ヴィクタス、このやり直しのチャンス、無駄にするんじゃないぞ」

    6266_2
    「了解しました、艦長。ランデヴー地点でお会いしましょう」

    6267_2
     一度ノルマンディに帰還しちゃうんですよね。

    6268
     サーベラスの爆弾? テューリアンがそれを解除?

    6272
     ヴィクタス少尉の教えてくれた爆弾の位置は、テューチャンカの人口密集地帯のど真ん中である。それだけの情報しかない。

    6273
    「よからぬ胸騒ぎがする。プライマークを問い詰めるしかあるまい」

    6276_2
    「クローガンの軍隊への警告は?」
    「やめておいたほうがよかろう。事情すら何もわかっておらん。ジェノフェイジの治療が完了するまで、クローガンとテューリアンの関係をこじらすわけにもいかん」

    6282
    「サーベラスの戦力も何もわかっていません。わかっていることはやつらに起爆させてはならないということだけですね」

    6283
    「逐一連絡をくれ。ハケット、アウト」

    "Keep me in the loop." つねに最新情報に触れさせておいてくれ、話の輪に入れておいてくれ。"Keep me informed."と似たような表現。

     逆の意味で、"loopy"ちゃんは、話の輪に加われないやつ、浮世離れしたやつ、ばか、あほ、ガイキチ、ハトヤマという意味。

     あれ選んだのは君たちだからな。悪いがあたしゃ関係ない。

    6286
    「テューチャンカの働きは賞賛に値する。愚息を救ってくれて・・・」

    6287_2
    「サーベラスの爆弾について、何も教えてくれませんでしたね?
     なぜ隠したのです? ほかになにを隠してるのです?」

    6293
    「我々の友好関係は始まったばかりで、まだ日が浅いのだ、艦長。たとえば地球を危機に陥れるような情報を、君は私に話すかね?」

    6294
    「どうしてあなたに嘘をついて、我々の同盟関係を危機に曝さなければならないのです?
     意味がわからない」

    6297_2
    「 この手の決断は荷が重い。将軍時代、軍隊には指揮命令系統があったが、ここではすべて私ひとりだ。わかるか?」
    「わかりますが、それで?」

    6301
    「いや、それだけだ」

    6303
    「もうひとつある。愚息を救ってくれて感謝する」

    6304_2

    6344

     記録上掲載しておきます。

     Mass Effect 2のジェイコブのプライベート・ミッションにもありましたが、指揮官・指導者の資質もの。あれも最後までピンとこなかった。

     難しいですね。ミリタリー・サイファイですから、Mass Effectに欠かせない題材ではあるのですが、描くと、どうしても紋切り型になる。 

     例えば後から出てくるクローガンの「武勇」もの。これはずっと単純です。武勇(Valor)には一種類しかないんです。ただただ最後まで踏みとどまって戦うのみ。

     ところが、武勇の物語は常にこころを打つ。

     キャメロンのAliens、「エイリアン2」で、だらしない指揮官として描かれていたゴーマン少尉は、負傷したヴァスケスを救えず、最後はエイリアンの群れともども、ヴァスケスと一緒に自爆する。 

     これも「武勇」の物語です。

     指揮官の苦悩ものってのは、どうしても単純にいかないんですね。物語向きではないんでしょうか。

    2012年3月17日 (土)

    【ME3】 Mass Effect Infiltrator

     これを書き始めてから、いろいろ気になって調べたのですが、IGNのWalkthroughには、ベストエンディングに必要なエフェクティヴ・ミリタリー・ストレングスが低く書いてある。

     ネタバレになるので、その点に関しては「続きを読む」の下。

    (そしてIGNが間違っていたらしく、すでに内容を変更しているので比較が無意味になった)

     

     iPod Touch買い換えました。出費が!

     ほんま、どんだけマルチプレイが嫌いなんねん、ということですが。

     古いiPodだって、ぜーんぜん使ってないのに。いっそiPhone、iPadという手もあったが、そういう買い物を怒りに任せて決めてはいけないと、思いとどまった。ぎりぎりでiPod Touch。

     iOSゲーム、Mass Effect Infiltratorをしこしこやって、ギャラクシー・レディネスびしばしあげたんねん。

     目的はMass Effect 3でベスト・エンディングを見る、ただそれだけ。

     果たしてポイント足りるのか。

    (このゲームが動くiOSマシンをお持ちの場合、私のように突然出費が必要なわけではないので、さらに敷居は低い。なんで、この手のガジェットはいつもめちゃくちゃ遅く手に入れる自分が、iPodの初期なんて買っちまったんだろうなあ・・・)

     ひとりめシェパのクライマックス直前の最後に見ることができる数値はこうだ。

    9398

     7015*.5=3507。結構がんばったつもりだが、いまいちかなあ。 

     では必要と思われる4000ポイントを達成するにはレディネスはいくらあればいいか。Google電卓で計算すると、57.1%くらい。切り捨て計算かどうかしらないが安全サイドで8%必要。

     Mass Effect Infiltratorをちょこっと遊んだら、レディネスはすでに51%になっている。実際には51.5%達成していますが。

    7101

     7015*.51=3577。端数切り捨ててやがるな。ちっ。

     

     ま、なんとかなりそやねー。 

     ただしこのiOSゲーム。ゲームとしては以前のMass Effect Galaxyよかずっと面白いが、まあどのみちiOSゲーム。決してシャカリキやるもんじゃないよ。

     

     ベストエンディングの達成条件に関するIGNと公式ガイドブックのディスアグリー、食い違いはこの下。ネタバレ・ヘヴィーです。

    続きを読む "【ME3】 Mass Effect Infiltrator" »

    【ME3】019プライオリティ:サーケッシュ(2)

     過去コンテンツを引きずる小ねたが面白いので省略できましぇえん。

    5433_3
    「エレヴェーターが動作しません。しばらくお待ちを・・・、直りました」

    5435

    5437
    「ああ、くそっ!」

    5438
    「下がれ!」

    5431

    5439

    5441
     エレヴェーターが使えなくなった、という説明をするだけでこのアニメーション、画像数。

    5443
     非常扉に向かう。

    5445

    5447

    5449
     リーヴはシャトルを確保して待っている。

    5450

    「こいつは想像以上にひどいな」

    5451

    5453

    5458_2
     ヤーグのアップリフトを行う認可が出た、というサラリアン研究者のログ。
     サラリアンの影響力を問答無用で行使できる対象として理想的。リスクはほとんどない。

     「きっと面と向かって戦ったことがないのよね」と現シャドウブロウカーのリアラ。DLCネタ。

     サラリアンは、自らアップリフトしたクローガンに反逆されたという過去の過ちを凝りもせず繰り返そうとしているという皮肉。

    5463
     そして、解放されてしまったヤーグが手がつけられない状態になっているという。

    5464
     うお、まじで戦うのか?

    5465
     どっかいっちゃった。

    5466_2
    「気をつけろ、次のシャドウブロウカーがそっちに行ったぞ!」

    5467
    「さっきも、ずっと『タソニ』ってつぶやいてたに違いねえな」

    5468
    「笑えないわ」

    5469
     モルディンから、クローガンの身に危険が迫っているとの通信。

    5470

    5473
     せかすな、せかすな。

    5476
     第一チェックポイント通過。
     ここがばれたということは、サーベラスの内通者がいたに違いない。

    5478_2

    5484
     次のチェックポイントへ急ぐ。

    5490

    5494

    5498
    「シェパード、急げ! サラリアンども、持ちこたえられんぞ!」

    5502

    5505

    5507
     キラヒー少佐。

    5515
     みなにいちいち見せ場が用意されている。

    5517

    5519_2
     SWTORにも似たような武器があったなあ。

    5527
     これもいろんなゲームにあったなあ。

    5535

    5547

    5563
     パワーグリッドの再起動までやらされる。

    5569

    5571
     第二チェックポイント。モルディンによれば女性クローガンの格納容器は弱っているという。

    5576
    「私のことは気にしないで、艦長。こんな程度のこと、なんでもない」

    5578_2
    「いや、気にさせてください。がんばって」

     
     次に再会するのは最終ポイントだ。リーヴが待っている。

    5584

    5587
    「クローガンを発見!」

    5590

    5595

    5601
     あとは搬出口に送るだけだ。

    5604

    5605_2

    5608

    5611_2

     本編のプライオリティ・ミッションだけやってると、本邦初公開なのかな、アトラス。
     もうすでにデモからサイド・ミッションからで見飽きたっての。

    5612
     こいつ、乗っ取れると知ったのはずいぶんあとのほうになってから。

    5619_2
    「シェパード、そいつを始末しねえと、着陸できねえ!」

    5623

    5625_2
    「クローガン、目視により捕捉」

    5627
    「扉損傷! 脱出できず!」

    5629
    「隠れてろ! なんとかする!」

    5634

    5636
    「シェパード、何を手間取ってる?! ぶち壊しは得意分野じゃなかったのか!」

    5637
    「やったわ!」

    5638
     得意分野ですが、何か?

    5644

    5650

    5654
    「まさか勝てるとは思ってなかったぜ、シェパード」

    5658
    「どけ、サラリアン、ここからは俺様がやる」

    5659

    5660

    5663
    「いたぞ!」

    5664

    5665

    5666

    5667

    5668

    5670
    「私はあんたのモノじゃないよ、リーヴ」

    5673

    5674

    5678

    5683_2
    「サーベラスがここでなにをしてる? 何が望みだ?」

    5685
     ・・・。

    5689
     テューリアンとクローガンの同盟関係が樹立。
     一方でサーベラスの暗躍。

    5696
     ここで初めてプロシアンの装置に「クルーシブル」という命名がされたことがわかる。

    5698
    「われわれは必ず完成させるぞ、シェパード。君ならできる。ゆめ疑うではないぞ」

    5706
    「わかりました、閣下」

    5708

    5712

    5715

    5723

    5725

    5729
     まだもめている。もちろん最後まで「もめゲー」なんですが。
     ヴァイカスは、母星パラヴェンに即座にクローガンの増援部隊を送りたい。
     リーヴは、ジェノフェイジの治癒が先だと主張している。

    5733
     治癒の開発にはクローガン女性の細胞のほか、健康な男性の細胞もいる。
     

    5735
    「俺様のを使え。治癒は俺様からはじまるってことだ」

    5741
    「じゃあ、さっさとはじめてくれ。急いでな」

    5742
    「常に最速。追加の話題があれば医療ベイに来られたし。イヴのテストをしている」
    「イヴ?」

    5746
     彼女の本当の名前がわからない。ノルマンディはヒューマンの船なので、その神話から採ったという。 

     ヴァイカスとリーヴ、それぞれシェパードに個人的な依頼がある。いつになったら銀河を救うのかと思ってしまうが、一応それなりの関係はあるようだ。

    5768
     テューリアンの小隊がテューチャンカで墜落した。リーパーズの先遣隊に遭遇して脱出できない。任務は秘密なので言えないが銀河の平和に関係するという。
     小隊長はタークィン・ヴァイカス少尉。プライマークの息子だ。
     

    5810
     こちらも部隊が行方不明だという。ラクナイが繁殖しているといううわさの調査のため、偵察部隊を何度か送ったが連絡が途絶えた。精鋭のアララークを送ったので現地で合流してほしい。

     このシェパードは、ME1でラクナイ・クイーンを救っている。

    5848

    5852
    「俺様の女に近づくな」

    5854
    「大丈夫だよ、リーヴ」

    5855
    「サラリアンが絡んだら、大丈夫なものなんてねえ」

    5857_2
    「このサラリアンは違うよ」

    5862_2
    「モルディンが内通してくれたから救えたじゃないか。信用しろよ、リーヴ」

    5863
    「自分の母親だって信用したことなんてねえぜ」

    5864
    「クローガン最大の仇敵が突然愛想よくなったってか?」

    5865_2
    「まるで違う。個人的に耳障り、不快。どの道クローガンの治癒は手助けする」

    5867_2
    「だが、お前がジェノフェイジを改良した張本人だろう?」

    5868
    「そのとおり。だがクローガンを絶滅させるためだったら不妊化することも可能だった。冷酷、治癒不可、容易。
     ショットガンで解決できない問題はクローガンにとって恐怖。私がここにいて幸運」

    5870
    「女を生かし続けとけばそれでいい」

    5871
    「『気遣い』とは、泣ける」

    5872_2
    「忘れるな、まだ細胞を取得していない」
    「痛いんじゃねえんだろうな?」

    5874
    「それは知らん」

    5876
    「クローガン、女性のほうが好ましい」

    5877
    「命を救ってありがとう、艦長。クローガンにまだ頼りにできる種族が銀河にいたなんて信じられない」

     クローガンの女性集落には、シャーマン(祭司)が必要で、彼女はその役目についた時点で名前を捨てたのだという。
     祭司を選び、古代からの伝統を継承するという発想も、どうやらジェノフェイジによる絶望を克服するためにはじまったのかもしれない。

    5889
     祭司になるためには決心を証明するための儀式がある。ギリギリの食糧を携えて、洞窟の中に閉じ込められる。八日目には飢えにさいなまれる。自らの素手だけで岩を掘り脱出できなければ死ぬ。

    5900_2
     彼女は誤った方向に掘り進めたらしく、暗黒の中に取り残されたが、そこで小さなクリスタルを見つけた。それをノミ代わりに用いて脱出することができた。

     彼女はそのクリスタルをシェパードに手渡す。「暗闇の中にも必ず道がある」という意味だ。

    5907
     リーヴのことは心配しているという。暴君になるであろう。
     レックスはすでに死んでしまったが、いっときの過ちを犯したためだろう。
     だがリーヴは常に過ちを犯す。

     リーヴは、ジェノフェイジの復讐を目論んでいる。

    5920
     だがほとんどのクローガンの女性たちはそれを拒否するであろう。
     治癒がなされても、出産を拒むことがその方法だ。 

     ジェノフェイジによって出産できないことがわかった女性は、自ら砂漠に赴く。スレッシャー・モウによって殺されることを願って。
     彼女自身、最初の死産を経験して、その思いが脳裏をよぎったことは否定しない。

     だが、ジェノフェイジは絶望の中に希望を見出すことだけを教えてくれた。変化が訪れるのが明日でなければ、その次の日に訪れるという希望。

    5944
     彼女と仲間たちがメイロンの実験に志願したのも、ジェノフェイジを克服し、もう一度正しいクローガン社会を取り戻そうとしたためだ。
     

     ジェノフェイジによって、自らの存在意義がただ戦いを求めてさまようだけ、その「名誉」を守ることだけになってしまった男性たちの手から、社会のバランスを取り戻す。
     ただ、メイロンの解決法があまりに野蛮でおぞましいものであることを知らなかった。

    5956

    5959_2
    「モルディンはクローガンの敵だと考えるべきかもしれない。でもメイロンの実験台となった自分たち女性クローガンを見て、彼は変わったのだろう」

    5961
    「アサリとヴォーチャの子供は乳製品アレルギー、ディダダダ、ディダダア、ディドドドド」

    5962_2
    「うーん、耳のよさは変わってないな」

    5970
     イヴの体がジェノフェイジに「インミュニティ」がある、耐性が生まれた理由は、突然変異だった。ジェノフェイジが攻撃した器官は人間の盲腸のように意味のない器官となり、ほかの器官が出産に必要なホルモンを製造するようになった。

     ところで、この両手を目の前にあげて中指と人差し指で「"   "」、クォーテンションマークを模するボディランゲージ。アメリカ人(カナダ人もか)がよくやりますが、どうしてサラリアンにまでうつっているのだろうか。そういえば、どこかでギャレスもやってたな。

    5975
    「メイロンのデータを救ったのは正しかったのかな?」
    「確かに。なければイヴを救うのはずっと困難、もしかしたら不可能」

    5978
     テューチャンカの実験は野蛮で恐るべきものであったが、少なくとも実験台となった犠牲者たちは、無為に命を落としたわけではなかった。

    5979_2
    「では、結果が手段を合理化したと?」

    5980
    「私の手段にあらず」

    5998
     ME2では、全編にわたりジェノフェイジを擁護してきたモルディンが、どうして心変わりして治癒を行おうとしているのか? 
     心変わりはしていない。リーパーズの襲来という別の状況が生まれたからである。
     

    6002
    「個人的な思いはまったくないのか?」
    「年をとった、シェパード。余命少ない。だが、このプロジェクトは私がやるべき。私以外のサラリアンは興味も、専門知識もない。私以外にいない」

    6006
    「私の仕事。正しく仕上げる責務。それを証明する」

    6013
    「すべてが済んだら、明るい砂浜で、海を見て、貝殻でも集める」

    6014
    「一時間以内に頭がおかしくなるんじゃないか?」

    6015
    「貝殻で実験でもはじめる」

    ********** 

     おっと、あんまし長かったから、大事なこと書き忘れた。

     

     クローガンの女性「イヴ」が、出産を拒否することを女性たちに呼びかけ、非暴力によって男性優位(すなわち暴力優位)の世界から社会のバランスを取り戻すという発想。

     お気づきでしょうか? あのノーベル平和賞を受賞したアフリカと中東(リベリア、イエメン)の三人の女性指導者をリファーしているんですね。 

     もろパクリやなあと思ってしまったが。

     ジェノフェイジの治癒に関しては、まだまだ、これからひと悶着もふた悶着もありますね。

    【ME3】018プライオリティ:サーケッシュ

     

    エンディング見ちゃったら、ぐったりと脱力して、続きを書く気があんまし起きないなあ・・・。 

     エピソードとして一番好きなジャックの話もほぼ終わったので、やめてもいいんだけど、そうはいかないかあ。

    5069
     サラリアンの外交船。

    5070

    5076
     ダラトラス。サラリアンの代表者。クローガンの代表をただ美化されたクズとまで言い切る。

    5079
     私のプレイスルーではレックスのプレイスホルダー(スタンド・イン、代替要員)のリーヴが出る。ウードナット・リーヴ。

     悲しいけどね。

    5082
     こういうところなぞるとキリもなければ、各人予想されたことしか言いません。

    5086
     プライマーク・ヴィクタス。
    「俺もお前も外交官じゃない。慣れない物まねなんてしてないで、言いたいことをハッキリ言え」

    5091_2
    「ジェノフェイジを治癒しろ」

    5092 

    5093
     つうか、こんなこともシェパード艦長が決定していいんですか?

    5095
     アップリフト(Uplift)ってのは、非知性種族を知性化することですが、Mass Effectユニヴァースでは、具体的には宇宙航行種族としての地位を与えることでしょうね。

     クローガンをアップリフトしたのは、元々サラリアンであるから、クローガンの行動パターンは熟知していると主張。つまりジェノフェイジを治癒してしまえば、またクローガンの人口は爆発的に増加し、やがて銀河中の支配をもくろむであろう。

     ラクナイ戦争でシタデルを防衛できたのはクローガンのおかげでもあった。むしろ、サラリアンがクローガンをアップリフトした理由こそ、ラクナイに戦争で勝つためだけであた。
     しかし、その功績によって銀河進出を認められたクローガンは瞬く間に銀河中を席巻しそうになり、それを嫌ったシタデル種族、特にテューリアンとの間で当然のように戦争が発生した。 

     ジェノフェイジによってクローガンの出生率を劇的に減少させた張本人はテューリアンであり、サラリアン。 

     余談ですが、ブリンのサイファイ小説シリーズ、「サンダイバー」から続く三作目「知性化戦争」は原題が"Uplift War"。そこでは人類(ヒューマン)がチンパンジーとイルカをアップリフトしている。とても悲しいことに、小説の中でアップリフトは必ずしもうまくは行っていない。

    5112
     サラリアンが過去に行った過ち(クローガンのアップリフト)を繰り返すな、というのがダラトラスの主張。
     いまさら言ってもどうしようもないというのがヴィクタスの主張。治癒を開発するため何年もかかってしまうから。

    5119
     リーヴは、そしてシェパードもメイロンがトゥーチャンカで治癒の開発を行っていた事実を知っている。

    5126
     シェパードがメイロンに出会う前、脱走したクローガンの女性がいた。サラリアンの特殊部隊が彼女らの身柄を拘束し、幽閉している。

    5128
    「お前が知っているはずがなかろう。でっちあげに過ぎない」

    5132
    「真実なんだな?」

    5133
    「ジェノフェイジを治癒して、いったい我々サラリアンに何の得になる?」

    5135

    「サラリアンが単独でリーパーズといつまで戦えると思うんだ?」

    5136
    「そして、あなた方サラリアンに愛想良くするテューリアンは私が最後になるだろうな」

    5139
    「女性クローガンの生き残りはサーケッシュの特殊部隊(STG)基地に幽閉されている」

    5141
    「だが、艦長! このことが招く帰結は、これから何世紀もの間、我々を呪うことになるぞ!」
     

    5143_2
    「リーパーズが勝ってしまえば、そんな議論になんの意味もない」

    5147
    「だが、サーケッシュにそう簡単に乗り込むわけにはいかない! 手続きが・・・」
    「シェパードはスペクターだ。何の手続きも必要ない」

    5150
    「よし、とっとといくべ」

    5153
    「決して忘れないぞ、艦長! ごり押しする者は、必要なとき誰からも手を借りることはできなくなるぞ!」

    5157_2

    5161_3
    「サラリアンと話をするのはすかん。命乞いでもしてるなら別だが」

    5163_2
    「悪いことは言わん、話は俺に任せてくれ。クローガンはそつない会話が得意なほうじゃないからな」

    5164_2
    「その女は俺様のものだ。そいつだけ忘れるな。
     ジェノフェイジを治癒した者として、俺様の言葉が全クローガンの法になるのだ」

    5172

    5173
     シャトルは着陸許可を得ようとするが。

    5182
     勝手に降りるリーヴ。

    5183
    「よせ!」

    5184

    5187

    5189

    5195
    「待て、撃つな! シェパード艦長、そのお仲間をなんとかしてくれ!」

    5197
    「外交問題に発展させるのは俺も避けたいね」

    5201_2
    「申し出は理解している。だが、そちらの者の身柄は一時預からせていただく」

    5206
     つまり、レックス/リーヴ、どちらであってもパーティーには参加しないということですか。

    5208
     このサラリアンはパドック・ウィクス。STG基地の司令官であり、上級研究統括者だ。私は実際には知らないが、モルディンのプレイスホルダー、スタンド・インなんだって。

    5212
     ヤーグまでおります。

    5214
     私のプレイスルー、シャドウブレイカーの基地を急襲したのも偶然このメンツだったのですが、ここでのリアラには特にコメントはないみたい。

    5222

     目的のためには手段を選らばない行動パターンはモルディンだけに限った話ではなく、サラリアン種族に染み付いているようだ。、ヤーグまで研究対象にしている。科学力こそ最大の防御、だそうです。 

     クローガンの女性は、発見時にあまりに弱っていたので、健康回復のためこの基地に連れてきたという。

    5229

    5238
    「お前にクローガンの女性のことを伝えたのは誰なんだ?」

    5239
    「悪気はないが、シェパード、俺様とあんたとはまだそこまで親しくねえ」

     レックスだったら教えてくれたのかな。

    5242_2
    「クローガンは、リーパーズと戦う準備は整っているのか?」
    「アサリに乳繰り合う準備できてるか聴いてるようなもんだぜ」

    5243
    「レックスが一族の外交を任されていた理由がよくわかるわ」

    5255
    「テューチャンカのリーパーズは手間取っているぜ。俺たちが参戦すればやつらの命数は尽きる」

    5256
    「この戦争に勝つには、尊大なクローガンが必要みたいだな」

    5257_2
    「少なくとも、自信だけは有り余ってるみたいね」

    5270
     キラヒー、ME1ヴァーミアに登場したSTGの大尉。少佐に昇進していた。テューチャンカから女性クローガンを連れてきた部隊も彼が率いていたという。

     ヴァーミアでの出来事についての思い出話。特にあそこでレックスやカイダンが死んだこと、サレンのジェノフェイジ治癒の研究施設を破壊したこと。それからギャレス、リアラとも知り合いであること。全部省略。

    5313
     パドックは大方のサラリアン研究者と異なり、ジェノフェイジ治癒を行うべきだとの考えの持ち主。
     

     モルディンのスタンド・オフだから、そうなってるのかな。

    5260
     エレヴェーターを起動させて、下層階まで行っていただく・・・。

    5265
     警告が鳴り響き、色めきたつ衛兵たち。

    5267
    「エレヴェーターに早く、下で誰かを待たせておきます!」

    5337

    5341
    「シェパード! タイミング絶好! 来てくれてよかった」

    5342
    「モルディン?」

    5343
    「視力依然として抜群、驚き理解可能、任務復帰予想外」

    5344
    「STGに復帰したのか?」

    5345
    「特別顧問、余人に代え難し、他者による誤謬の可能性」

    5348_2
    「リーヴに情報を提供したのは君だったんだな」
    「 そのとおり、説明は後で。警告レベル尋常にあらず。クローガンのため惑星外脱出急務」

    5351
     メイロンの治癒法によって副作用が発生し、多くの女性クローガンが死んだ。

     シェパードとモルディンが回収したメイロンの治癒法のデータには不足があったようだ。少なくとも細胞から治癒法を再構築するには有効なものではあったが、女性たちを救うことはできなかった。

    5358
     クローガンの女性はひとりだけ生き残っている。ジェノフェイジの影響は受けず、その細胞から治癒法が再生可能だ。

    5365
     この最後のひとりが死んでしまったら、「プロブレマティック」、由々しき事態が訪れる。

    5369_2
    「アライアンス海軍のシェパード艦長です」
    「私を殺しにきたのか?」

    5370
    「女神よ! 彼女、一体なんてひどい目を耐え凌いできたの!」

    5372
    「母星まで帰還していただくよう、ウードナット・リーヴとともにお連れに参りました」
    「なぜ、私のなにが重要なのだ?」

    5375
    「周りを見なさい。トゥーチャンカであなたが見た私の姉妹たち。ひどい苦痛とともに死を迎えた。
     そして私が最後の生き残りとなった。私の存在を恐れる者は数多くいるでしょう」

    5381
    「あなたはクローガン種族の未来です。私はそのために戦っている」

    5383
    「では軍隊丸ごと引き連れてきなさったのか?」

    5384
    「警報! 未確認宇宙船、警戒網を突破!」
    「外部との通信途絶! 封鎖されました!」
    「全データ、オフライン環境に移行して守れ!」

    5392
    「どうした?」
    「複数の宇宙船が侵入!」

    5398_2
    「リーヴだ、サーベラスの急襲だ! 女をとっとと運び出せ!」
    「もうひとりしか生き残っていない。ここのほうが命の安全を守れるぞ」
    「サラリアンの拷問棟で? ゼッタイに認めないぞ!
     女をそこから連れ出さなければ同盟の話はおしゃかだ!」

    5406
    「女性クローガンを解放しろ。運び出すぞ」
    「無理です。施設閉鎖中の処理手続きによれば、いかなる種もこの施設から・・・」

    5409_2

    5410
    「反対意見は記録された。クローガンの解放を開始されたし」

    5418_2
    「隔離解除手順のモニタリング必要。
     次のチェックポイントで再会する、シェパード。
     サーベラス、ジェノフェイジ治癒に反対なことは明白」

    5421
    「必ずテューチャンカに帰還いただきます。約束します」

    【ME3】デイ・ワン(Day One)DLC問題

     デイ・ワン(Day One)DLC、本編同時リリースのDLCについては、DA:OのシェイルDLC、ME2のザイードDLC、DA2のセバスチャンDLC、今回ME3のプロシアンDLCというように、EA/BioWareの常套手段となってます。

     今回は次のリンクの記事で触れているように、ストリート・ファイターXテッケン(カプコン)もそうだったそうですが、DVD/BDのディスクにコンテンツがすでに格納されていたことで一部ファンの怒号がひときわ高まった。

    http://www.gamespot.com/features/on-disc-dlc-outrage-is-off-the-mark-6366340/

     当初Day One DLCは、本編「新品」を購入すればもれなくついてくるものであった。よって別料金を支払わなければ手に入らないのは、リセール(中古)、レンタルのユーザーの場合であり、それらをつぶすことだけが目的であったわけです。(新品の無料ボーナスにも有効期限が設定されていますが、それは二年から三年とゲームの寿命からしたら十分に長いし、それが切れる頃にはコンプリート版が出るはずなので、誰も困らないのが普通)

     ところが最近は、(コレクターズ版を除くと)「新品」(レギュラー版)ですらDLCを手に入れるため別料金が必要になってきている。というかそういう商法に変わってきている。

     今回は、さらに悪いことに、そのDay One DLCのコンテンツが本編DVD/BDのディスクに同梱されていた。

     以前から、解禁初日以降に何らかの方法(だいたいはコード・レディーム)で本当にコンテンツをダウンロードする必要があったわけで、今回もそのコードは必要なのですが、コンテンツはすでに本編に同梱されている。
     よって、「元々本編だったものを」あえて切り出して、しかも別料金を要求する商法になったということが、一部ファンの怒りの原因である。

     以前は60USDで新品レギュラー版を買えば、Day One DLCもついてきた。よってそれ以上の出費は必要ない。少なくともその時点では「完璧版」だ。
     ところが今は60USD支払っても、まだ「完璧版」ではない。DLCを別に買わないといけない。 

     贔屓目にみたって、ケーシーの弁解はかなり苦しい。BioWareほどの会社が、「時間があまったからDLCを開発します」なんて計画をたてるはずがない。少なくともEAがそんなことを許すはずがない。
     まず最初にDay One DLCの計画ありき、でなければ、んなものいつまでたったって作れっこないのは誰だってわかる。「本編の開発が終了してからDLCに取り掛かった」というケーシーの話を真に受けたって、主要な声優たちをもう一度集めて録音したという話を無邪気に信じたって、せいぜい「DLC開発の時間を捻出するため、本編の開発を急いで完了させた」ってことでしょう。

     Dragon Age: OriginsのDay One DLCにはふたつあって、そのうちシェイルDLC(ストーン・プリズナー)のほうこそ、「元々本編に組み込むつもりで開発したが一旦断念した」コンテンツであり、その後、プラットフォーム同時リリースの要請によって本編発売時期が延期され、結果的に開発が「間に合ってしまった」ものでした。

     それは新品であれば「ギヴ・アウェイ」、ただでくれるオマケになっていた。
     

     そしてDLCとは思えないくらい面白い内容でもあった(物語自体は短いけど、シェイルのセリフが全編にわたってカヴァーされているからね)。

     かつては、そういうおおらかさがありました。それで小銭を儲けようなんて気は感じられなく(元々開発コストに計算されていたわけだからね)、ほのぼのとしてよかったんだが、次の話でべったりミソをつけてしまった。

     OriginsのもうひとつのDay One DLC、ウォーデンズ・キープについては、(コレクターズ版以外は)有料でした。当然買っていないユーザーがいるのですが、買ってもいないユーザーのプレイスルーであっても、OriginsのキャンプにこのDLCの物語のきっかけとなるクエスト・ベアラーがいつまでも立っているという非常にみっともない、うざい事態を招いてしまったのです。その年のGameSpotの「過剰な広告宣伝」というありがたくない年間アワードにノミネートされてしまったくらい。

     その後修正されたのかどうか忘れましたが、当初はバグじゃなくて仕様だったみたいだ。馬鹿なことしたよなあ、これで完璧にミソをつけ、ストーン・プリズナーのギヴ・アウェイがどんだけ太っ腹な美談だったか、きれいに吹き飛んでしまった。

     The Witcherシリーズは伝統的にBioWareのまねをしてきたためもあり、追加コンテンツをギヴ・アウェイする精神はまだ貫いている。でもそういうええ話はだいぶ減ってしまいましたね。

     Skyrimもまもなくパッチ1.5が出るそうだ。こちらの場合は当然だと思う。だってあんだけ儲かったんだから、パッチも必死にやるでしょう。

    http://www.gamespot.com/the-elder-scrolls-v-skyrim/videos/kill-cams-the-elder-scrolls-v-skyrim-update-15-trailer-6366354/

     って、このヴィデオ、キルカム(kill camera)だけかよ!

     

     

    【ME3】ケーシー・インタヴュー

     先の記事で紹介したデジタル・トレンドのケーシ・インタヴュー、いくつか面白い部分があるので、寄り抜いてご紹介。

    http://www.digitaltrends.com/gaming/exclusive-mass-effect-3s-director-addresses-the-games-controversies/

     全部はやりません。ファンにとってみみにたこなBioWareはファンの声を聞くなどくどい話もある。キネクトとか私に関係ないし。

     

    Q: ファンのフィードバックが実際にゲームに影響を与えた例は?

    A: (訳:一作目の)ギャレスとタリは、シェパードのロマンス相手にするつもりはなかった。どちらも「エイリアン」そのものだから。だが、ふたりともあまりに人気が出たので二作目ではそういう関係を含めることにしたし、それらがゲームで重要な地位を占めるようになった。

    Q: シリーズ第三作目でもっとも誇りに思う点は? 

    A: 記憶に残る物語を紡げたこと。我々は、ゲームをプレイし終わったあともずっと考えを及ばすことができるような、記憶に残る経験ができるような作品を作るためにゲーム開発をやっているようなものだ。
     使い捨てのエンターテーメントならいくらでもある。ポップコーン・ムーヴィーのヴィデオゲーム版を作るのは避けたかった。馬鹿でかくて、エキサイティングで、サイファイ・アクション盛りだくさんの、記録破りに感じられるくらい大きなものが作りたかった。

    (訳:次は前記事ですでに訳した部分ですが、再掲)

    Q: エンディングに対するリアクションへの感想は?

    A: 私はこのゲームが忘れ去られるようなものになるのは望まなかったが、ファンの間でエンディングへのリアクションがまったく二極分化のようになることも望まなかった。
     
     
     あのエンディングにはどういう意味があって、次はどうなるのか、キャラクターたちがどういう状況に置かれたまま終わったのか。そういうことを議論することも、ストーリーの愉しみの一部であると私は考えている。
     必ずなにかしら謎が残されるし、解釈の違いも生まれるだろうが、そうやってみんなが事実について語ることこそ物語なんだと思う。

    (訳:以下、本編同時リリースDLCに対する批判への弁護なので、かなり回りくどい部分はしょります) 

    Q: 本編同時リリースのDLCフロム・アッシズに対するリアクションについてはどう思いますか?

     ようやく共通認識が広まってきたと思う。当初、我々がMass Effect 3からロア(伝承や世界観に関する部分)を切り出してDLCに閉じ込めてしまうという噂が流されたが、実際本編とDLCをプレイしてもらったファンには、それが事実ではなかったことを理解してもらえた。そうした不安が解消されたので、究極的にはファンの理解を得られたと思う。ゲーム開発の世界では多くの人々から嫌われるものもあるし(訳:同時リリースDLC)、誤解も生じる。

     我々のような会社では多くのプロジェクトが同時並行的に動いている。ひとつの開発が終わったらほかの作品に回ることだってある。そうした中で、我々はかなり巨額の開発資源をつぎ込んでDLCを作ることを選択したということであり、Mass Effec 2のDLCの場合は非常に好評であったので、今回はそれを最初のプレイスルーから体験してもらうこともできるようにしたということだ。
     だから、インターネットで一部の者が流布していたような話ではなく、これは元からオプショナルなものであった。

    ********** 

     Day One DLC(本編同時リリースDLC)問題については、書いていたら長くなったので次の記事にします。

    【ME3】ケーシーの言い訳

     シリーズの責任者ケーシー・ハドソンが、Mass Effect 3のエンディングについて自己弁護を行っている。ネタバレなし。

    http://www.gamespot.com/shows/start-select/?event=startselect20120315

     GameSpot、Start/Select、ケーシーの発言の引用は以下の部分。

    Casey 

    "私はこのゲーム(Mass Effect)が忘れ去られるようなものになるのは望まなかったが、ファンの間でエンディングへのリアクションがまったく二極分化のようになることも望まなかった。
     
     
     あのエンディングにはどういう意味があって、次はどうなるのか、キャラクターたちがどういう状況に置かれたまま終わったのか。そういうことを議論することも、ストーリーの愉しみの一部であると私は考えている" 

     キーワードはpolarizing、二極分化。好き/嫌い、よい/だめ、認める/認めない。

    Petition

     なお映像内で、ペティション・サイドもこうやって同列(平等?)にとりあげているが、訳はしません。ケーシーとそこらのネットのやつを同列に扱うなっつの。 

     

     IGNの記事で、上のケーシーの発言の出典がわかり、それから、上の引用の続きが追加されている。 

    http://xbox360.ign.com/articles/122/1220712p1.html

     "必ずなにかしら謎が残されるし、解釈の違いも生まれるだろうが、そうやってみんなが事実について語ることこそストーリーなんだ"

    That to me is part of what's exciting about this story. There has always been a little bit of mystery there and a little bit of interpretation, and it's a story that people can talk about after the fact."

     また、シングル・プレイヤーDLCについても必ず出すと約束しており、ファンのフィードバックの結果も取り込むことになるという。

     

     元記事はこちら、デジタル・トレンド。

    http://www.digitaltrends.com/gaming/exclusive-mass-effect-3s-director-addresses-the-games-controversies/

    2012年3月16日 (金)

    【ME3】エンディングは変えるべきじゃない?

     Mass Effect 3のエンディング絡みの記事。

     次のGameSpotの記事自体には、ネタバレは含まれていない。

    http://www.gamespot.com/features/why-bioware-shouldnt-change-mass-effect-3s-ending-6366066/

     エンディングを追加しろ、という嘆願に三万票入っているそうだ。ファンの基盤は二百万から三百万。小さな声だが、暇人とバカが勝つネットでは小さくてもうるさい声が勝つ。

     記事の論旨は「アーティストはファンの声で作品に手心を加えてはいけない」というもの。

    "As a final product, it is the expression of those who created it, and its sole objective is to be consumed--not re-created--by its audience."

    "作品は「消費される」ものであって観客によって「再生産される」ものではない"

     面白いのは、オリジナルの原稿から、次が削除されていること。

    "It cannot be altered or deleted. Doing so would fracture the relationship between an artist and the audience, and it would render the original work meaningless."

    "作品の変更・削除によってアーティストと観客の間の関係は断絶し、オリジナルの作品は無意味なものになる"
     言い過ぎ、誤解を招くので削除されたそうだ。ま、そうかな。

     作品は誰のものか? 
     これは非常に難しい問題です。まずひとつの考え方をぶちこむ。えー、導入する。

     「スターウォーズ」のBD版エピソード6には、宇宙皇帝に殺されそうになるルークを見ていたダース・ヴェイダーが「Noooooo!」と叫ぶセリフが追加された。
     伝説を書き直した作者ルーカスの「暴挙」に対して、一部ファンが壮絶な怒りの声をあげた。

     そのときの私の意見は、「ばかじゃねえの」、作品はルーカスの持ち物だよ、自由にしちゃっていいんだよ、というものであった。

     井伏鱒二氏は自らの作品「山椒魚」のエンディングを勝手に変えてしまった。筒井康隆先生が脱力していた。
     「日本人が誰でも知っているあそこまでの作品になってしまったら、もう作者が勝手に書き換える自由なんてないんじゃないのか」と。

     私も懺悔しました。そうか、もう「スターウォーズ」も本当はルーカスのものじゃないんだなあ、と。

     もうひとつの考え方もぶちこむ。これは大澤真幸氏。

     オタク文化とは、まさに「再生産」文化である。コスプレ、コミケ、同人、こういうファンサイトのブログ、などなど。

     「一次消費」だけではなく、「繰り返し」(iteration)消費されることに意義がある。むしろそうでなくてはならない。
     オリジナルの「結末」を拒否し、それではなくて「もしかしたらあったかもしれない結末」を延々と夢想するのがオタクである。いや、ぶっちゃけると現代社会そのものである。
     こんな結末なんて、いくつもあるうちのたまたま発現したひとつじゃないの、そういう可能性を「偶有性」と呼ぶ。それをいつまでも捨てきれない、決定不能な世界が現代社会だ。

     もちろんオタク文化においてオリジナルを再生産して消費するのはコスプレイヤー、同人作家、ファン、ブロガーなどの「観客」である。
     Mass Effectエンディングが気に喰わなければ、「もう一つ別のエンディング」を作るのは本来そうした「観客」サイドなはずだ。それはもちろん「自由」だろう。

     オリジナルの作者がファンの声によってエンディングを「変えてしまう」のは果たしていいのかどうか。私は相当否定的だ。

     作者がファンの声におされて書き直す、作り直す例だってないわけじゃない。シャーロック・ホームズは、モリアティと相討ちになって間違いなく死んでいる。
     ところがファンの怒りの声があまりに大きかったので復活した。 

     それだって、作者ドイルがホームズの造形を変えたわけではない(結果的に相当人物像が変わっちゃったけどね)。
     作者が飽きてきた、あるいは書くのが辛くなって休んじゃったのを再開したというだけの話でしょう。

     Mass Effect について私が言えることは、「エンディング、ちょっとしょぼかったね」ということです。私も「そんな陳腐じゃない、もっと違うエンディング」がないのかどうかを夢想している。
     書き直したいならファンが同人でもなんでもご自由にどうぞ、という感じです。

     やっぱ作者が書き直すってのは賛成できないな。  

     

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    【ME3】勝手格付け

     ME3のエンディングを何種類も見ようと思ったら、つくり上、クライマックス手前のセーヴから何度もやり直せます。

     もちろん、第一作、第二作から引き継がれた様々な選択の結果や、第三作からフレッシュ・スタートしてなにも引き継がなかった場合などに、取り返しがつかないことはあるけど。
    (第一作からの引継ぎは、PS3版に第一作がないので、エンディングに影響する内容はあのME2冒頭で選ばせる選択肢に限られていると思う)

     二周目にはシークレット・エンディングもあるそうだが、とりあえず一周だけクリアした時点での、勝手格付け。

     強烈なネタバレは避けていますが、まだクリア前の人はご注意。

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    【ME3】エンディング(強烈なネタバレ)

     Mass Effect 3、エンディングについての強烈なネタバレ。というか愚痴。

     これからクリアしようという方にとっては、本編を一度もクリアしないで読むと相当なダメージになりますので、やめといたほうがいいでしょう。

     私の一回目プレイスルーは40時間でした。レベル30でスタート、レベル57でエンディング。

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    2012年3月15日 (木)

    【ME3】017ジャック

     どのゲームのプレイスルーでもおきることですが、先に自分のプレイを進めるか、面白いところの記事を書いてしまうのか迷うときがあります。
     やっぱプレイした直後の感想が一番正しいはずだから、時間をあけないほうがいいのもあれば、カンペキな勘違いがしばらくすると自然に発覚するので少し間を置くほうがいいときもある。(あまりに時間がたってから書いても誰にも読まれない、ってことももちろんあります)

     同窓会メンバーの誰がふいに登場するかわからないので、頻繁にシタデルに立ち寄っていますが、意外と面倒ですね。

     シタデルは、ME1、ME2、ME3とそれぞれごく一部づつしか登場しない。あたり前でしょう。設定どおりまじめに再現したらあまりに大きすぎる。
     
     ところが過去の登場人物は、なにもシタデルだけに登場するわけじゃないということがここら辺からわかってきます。

    3700
     そういえば、ME2でサーベラスの機関室要員であったふたりも復帰。過去は問わない、問うている場合じゃない。

     こうしたメンバーに加え、DLCキャラであったカスミまで登場したので、過去のクルーは(ME1、ME2で生き残っていれば)必ず登場することがハッキリしましたね。
     行き当たりバッタリでやっても、みな再会があるようだ。

    4344
     バイオティックや特殊能力を有する子供たちの教育機関であるグリソム・アカデミーから救援の要請があったようだ。
     このアカデミーは例の「アセンション・プログラム」が実施されている場所、そう、あのDLCオーヴァーロードで、シェパードが救ったデヴィッド・アーチャーが学んでいる場所でもある。

    4358
     テューリアン船が救出に向かっているという通信を傍受したというが、ぴんときましたよね? ME2でシェパードがコレクターズ船におびき寄せられたときのテューリアンのシグナルは、実はイルーシヴ・マンの欺瞞工作であった。
     EDIも偽のシグナルであることを見破った。サーベラスの手口ではないかと疑っている。

    4579
     説明によると、バイオティックに限らず、ヒューマンの最優秀なキッズを集めて教育する機関のようです。
     なぜ一箇所に集めるかなあ・・・。

     そういえばスコット・カードのサイファイ「エンダーのゲーム」のアカデミーにモチーフは似ているな。あれはもう映画になったのかな?

    4581
     やはりサーベラスの巡洋艦や戦闘機が取り巻いているらしい。

    4587
     入電はアカデミーのカーリー・サンダースなる女性から。ドッキング・ベイはサーベラスに封鎖されているので、予備の入出荷用ポートを開けるという。

     彼女は知る人ぞ知る、アンダーソン提督が若い頃の活躍を描いた小説版Mass Effectに登場するアライアンスのエージェントだった女性です。

    4596
    「ジョーカー、おとり役を頼む」
    「任せてください!」

    4600

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    4625

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    4632
     サンダース。アンダーソンがヒューマン初のスペクター候補生であった頃からの二十年来の付き合いのはずなんで、それなりのお歳ですが、ふたりの仲はただならぬものであったとか。 
     当然ながら彼女は、アンダーソンのメンターであったあのサレンのことも知っていた。

     なにしろ小説版をまともに読んでいないので、プロットしか知らない。ごめんなさいね。

    4639
     ほとんどの生徒は避難したのだが、20名近くが研究続行のため自主的に残っている。そのほかに少数のバイオティックがいる。バイオティック・アーティレリ(大砲)の計画に参加しているのだ。

    4657
     サーベラスに追い立てられた生徒がオリオン・ホールに閉じ込められているようだ。救出に向かおう。

    4662

    4663

    4664
     バイオティックの子は、バリアーでサーベラスを近寄らせない。

    4665

    4668
     助け出すと、この子がサーベラスが一番優先的に狙っている天才児ライリーであるということがわかる。妹の行方がわからないという。

    4672

    4673
     ライリー、地球で両親を見つけたから会いに行こうという、サーベラスの白々しい放送。

    4678
     ライリーの妹シェーン。負傷しているところを救う。

    4679
     オリオン・ホール。

    4682
     すでにサーベラスが侵入しているが。

    4683
     勝手に吹き飛んでいる。
     

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    「ジャック?」

    4686

    4690

    4692

    4697

    4703
    「皆隠れな! かなう相手じゃないよ! シェパード頼んだよ!」

    4709
     あいよーって、ジャックがバイオティックで吹き飛ばしてくれるのかと思ったのに。

    4713

    4718
    「カーリーがSOSを発信したことは聴いたけど、ボーイスカウトの王様がご到着とはねえ」

    4721
    「よし、アンプ・チェック!」

     amp check、小休止でしょうね。ミュージシャン用語かな。

    4723
    「プラングリー、あんなフィールドじゃ弱くてだめだ。ダンス・プロムに付き合わせたねえちゃんみたいに、あんたが哀れだからってサーベラスが勝手に寝っ転がるわけねえだろ?」

    4724
    (苦笑)

    4725

    「飲み食いするものだけ集めときな。五分で出るよ」

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    4727

    4729
    「ほらみなよ。サーベラスを信用するなって、あたしが何回言ったと思ってんの?」

    4731
    「もちろん百も承知だったぜ」

    4733
    「へえ、後悔してんだ? ちっ、ならコレクターズの基地をやつらに渡したことも許してやるか」

    4735
    「なんだかわからんけど、ロコ、俺この姉ちゃん気に入ったかも」

    4737
    「まっいっか。いまんところはうちの子たちの安全だけが問題だからね」

    4739
    「うちの子たち」

    4742
    「まあ、そんなもんだよ」

    4743
    「たしかに、お前以上にあの子たちの面倒見れる人物は思い浮かばんな」

    4744_2
    「誰かが英雄ごっこを休んでいる間に、暇な時間ができたんでね」

    4745
    「アライアンスはあたしがあんたを手伝ったことを知ってた。ここを紹介されたんだ。子供たちもあたしの教育方針が大好きみたいだしね」

    4747
    「サイコティック・バイオティック!」

    4748
    「吹き飛ばしてやるよっ!」

    4750
    「ジュースでも飲んでな、ロドリゲス。お前、ウェット・ティッシュ・ペーパーも吹き飛ばせなかったじゃねえか」 

     drink your juice、映画"Steel Magnolias"。

    4770
    「ここにいるのはティーネージャーだよ? ついこの間までエッチできるかどうかが人生最大の関心事だった連中だよ。戦争の準備なんてできてない。でもやるっきゃないんだろうね」

    4794
    「生徒たちが文句言ったら、コレクターズの基地の話をしてやるのさ、ハスクどもをちぎっては投げ、ショックウェーヴをそこらじゅうにぶっぱなし」

    4796_2
    「あの間ずっとこう考えてたのさ。こんなの、あのサラリアンにやらせりゃいいじゃん! あいつが話し続けりゃ、敵はみなバタバタ死んじまうだろうって!」 

    4778
    「バイオティック・アーティレリ。理屈はすごいけど、きっとこの子たちは支援任務のほうが向いているんだ。バリアとか何とかのほうが・・・、でも、ちっ、よくわかんねえよ」

    4783
    「こう言うのもなんですけど、調子いいみたいですね?」
    「ああ、ちょっとあんたにかぶれちまったのかもね。
     今まで家族もいなかったし、あの子たちは・・・」

    4785
    「あの子たちに手出しするやつは、あたしが切り刻んでやる」

    4760
     サーベラスの巡洋艦が戻ってきて、シャトルは退避しなければならなくなった。
     サンダースに別の脱出方法を確認する。

    4763
     まずサーベラスから監視カメラのセキュリティ・アクセスを奪還しなければならない。

    4803
     なんだ、これだけで終わりか。

    4816
     アトリウムへ向かうマグネティック/ロックの手動解除。

    4818
    「あたしらは、上のフロアを進んで、あのフ・・・、連中を上から吹き飛ばすよ」

    4823
    「いいかい、ここでくたばらせるため、あんたたちを教えてきたんじゃないからね。頭下げて、的は慎重に選びな」

    4826_2
    「アカデミー生徒諸君。こちらサーベラス。ここは完全に包囲している。アライアンスは君たちを救えない。 逆らえば死ぬだけだ。投降しなさい。身の安全は保障する」

    4828
    「くそくらえ」

    4830
    「でも、サーベラスのいうことが正しかったら?」

    4832
    「もうすでにサーベラスを食い止めているじゃないか。
     それに君たちは、この手のことの第一人者の教師から学んできたじゃないか?」

    4833_2
    「心配すんな、ロドリゲス。さっきびびり倒してやったから、やつら下手にでてきただけだ」

    4835
    「だからお前もあそこ引き締めて、やつらにガツンといわしてやれ」 

     とても女性どおしの会話とは思えないし、ちゃんとは訳せません!

    4836
    「わ、わかったわ、先生」

    4837
    「ほないこか」

    4839
     長い長いバトルが続きますが、容量の関係上、圧縮版でお届けします。

    4847


    4851
     ジャックたちはずいぶん上だな、おい。

    4852
     オムニブレイドの撮影技術だけは向上しましたが、HPは常にきつきつ。

    4856
     ここでも生徒たちがサーベラスに取り囲まれている。

    4860
     敵はあっさり倒して。

    4862
    「アライアンスのシェパード艦長だ。救出にきた」

    4863
    「さっきのも信用しなかったし、あんたも信用するつもりはないよ」

    4864
    「906.01の平方根は・・・」

    4865
    「30.1」

    4866
    「ハロー、シェパード艦長」

     DLCオーヴァーロードのデヴィッド君ですね・・・。

    4870_2
    「この人は信用していいよ。僕をサーベラスから助けてくれた。ここに送ってもらった。もう声も静かになったよ」

    4873
    「君らはよく持ちこたえたな。バイオティックの生徒たちも上の階を進んでいる。彼女たちから離れるな」
    「あ、ありがとう」

    4879
    「ここでの暮らしは大丈夫だったか?」
    「うん、ここに来てからずっと数えていたよ」
    「なにか特別な数か?」

    4881_2
    「 あなたが延ばしてくれた僕の人生の日にちの数」

    4885
    「この先の部屋に銃があるよ。たくさんの銃が。さようなら」 

     うーん。"Guns. Lots of guns."はもちろん映画「マトリックス」の台詞ですが、ここ場違いやねえ。しかもたくさんなんてなかったしね。
     その前の台詞で泣かせて、オチてるんだから、これは蛇足だ。

    4891
     過去記事ですっかり「タイタン」って間違ってますけど、これ「アトラス」ですね。今回はシェパードが搭乗して暴れるという趣向か。

    4894

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    4914
    敵のアトラスも出てきたんだった。

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    4925
     とっととシャトルに乗って脱出だ。

    4927
    「待ちな、ロドリゲスは?!」

    4928

    4933
    「あの子に援護射撃を!」

    4934
     それ無理無理。だって弾丸も貫通しないんだもん。

    4935
     どきなーっ!

    4936
     ぱごーん。

    4937

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    4942

    4945

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    「ジョーカー、こちらサーベラス・シャトルに搭乗中。間違って撃つなよ」

    4951
    「感謝するわ、艦長。あなたたちが来なければあのアカデミーから出られなかった」

    4956
    「ファ・・・、ふざけんな。みんなが頑張ったんだ。次の港で好きなだけタトゥー入れていいぜ。あたしがおごるよ」

    4959
    「何がいい? アセンション・プロジェクトのロゴ? 灼熱のこぶし? ロドリゲスはユニコーンがいいな?」

    4963
    「ばっかじゃねえの、あんた?!」

     これも・・・、まじめに訳せねえ。まあわかるよな、ユニコーン、一角獣、あれですよあれ。

    4965_3

     どうもここでの議論は、バイオティックの生徒たちをどう活用するかで、アーティレリ(大砲)代わりに使うのが熾烈な任務でレネゲイド寄り、バリア・支援要員として使うのが損害を食い止めるパラゴン寄りと理解しました。

    4972
     前線の兵士にバリアを提供する支援任務がいいと進言。つか、なんでシェパード艦長が決めるのかしらないけど? サンダースはシェパードの言ったとおりにするらしい。

    4973
    「それ、しょぼくね?」

    4975
    「あたしらは必要にされるところに行くんだよ。どっちにしろ大暴れするチャンスもあるさ」

    4977
    「艦長、そちらのシャトルを目視できます。着艦の準備をお願いします」

    4980
    「ジャック、あんた軍隊に入ったわけだから今は制服着てるわけ? それとも将校の階級章をタトゥーで彫りこんでんのかな?」

    4981
    「しね、このフ・・・、フライト・ルテナント!」

    4983
    「うへっ、い、今のは何だよ?」

    4984_2
    「ジャックは言葉に気をつけるように誓ったのよ。 教師にふさわしい職業意識を持ってもらうためにね」

    4986
    「まぢで? 誓いを破ったとき罰金を貯めとく壷でも買った? だってその溜まった中身数えたら巡洋艦が一隻くらい買えそうじゃん」 

     Swear jar。調べると本当に売ってんだ。

    4988
    「よし、みんな耳をふさげ」

    4989_2
    「おい、ジョーカー、このファ・・・」

    4990

     

     いやあ・・・。再会編はたぶん全部プレイしてみたと思いますが、このジャックのエピソードがたぶん一番かなあ。人によってはサマラかしら? 

     ジャックがむちゃくちゃ格好よくなってしまった。プレイしながらも、台詞にかなりじんときてました。

     これは文句なしで、BioWareお家芸の「女子豹変す」エピソード集に加えていいんじゃないかなあ。

     お、ジャックだけに豹ガラが良く似合います? そういう意味じゃねえよ。

    5014
     地球で戦い続けているアンダーソンも、サンダースが無事生きているとのニュースにほっと胸をなでおろす。

     

     

    【ME3】ヘイターはヘイトする。

     いっぺんクリアするまで、その手の記事はあまり見ないようにしているのですが、Mass Effect 3も、メタクリティックのゲーマー・スコアでヘイトくらっているいう話。

    http://www.gamespot.com/features/why-do-you-hate-mass-effect-3-6365175/

     こんなものをまじめに相手しないといけないところがGameSpotも大したサイトではない証拠。

     この問題、すべて一言で斬り捨てることも可能です。
     消費者(私たちね)に選択の自由などないんです。選択できるのは次の行動だけなんです。

     「買う」(take)/「買わない」(leave) 

     お客様は神様? 「買う」か「買わない」しか意思表示ができないのに神様?

     以前IGNがこの問題を取り上げた記事で紹介したように、世の中は、「大好き」、「いる」(10点)か「大嫌い」、「いらない」(1点または0点)しか意味を持ち得ない社会(それこそが消費社会に他なりません)となっているので、いまや「平均点」なんつうものがそもそも意味がない。それなのに後生大事に(つうかただ単に楽だから)10点満点法なんて用いてるから、こんなことがずっと繰り返される。

     だいたい当初出荷で350万本、今ではそれ以上売れているはずのMass Effect 3のユーザー評価が1000人で決まるわけがない。統計的に正しくサンプリングされてるわけでもないどころか、こんなメタクリテックみたいなところで頑張っているド暇人であるので、基本仕事もなければ頭も悪いダメ人間を選りすぐったサンプルだ。

     メタクリティックで大騒ぎになるというのは、今ではむしろビッグ・パブリッシャーのビッグ・タイトルであることの代名詞になってしまっている。

     「大企業は大企業であるが故に嫌われる」ことについては、GameSpotのケヴィンも触れていますが、上の記事は概ねゲーマーに迎合しているような気がする。やはり商業サイトはゲーマーにも媚を売らないといけない。そうでないとケヴィン自体がヘイトくらって、ド暇な失業者になってしまう。資本主義社会のわびしさを感じさせますなあ。

     なにひとつ面白くはないのですが、Mass Effect 3はなぜヘイトをくらっているかの理由をあげているので見てみよう。 

    1.ホモセクシャル
     

     この問題は、あんまり日本人にピンとこないかもしれない。元からタブーじゃないから。
    (タブーじゃないからこそ、逆に深刻になる話もあることを理解できないほどバカではない)

     クリスチャニティー社会(とも限らないが)の「伝統的」価値観からしたら、特にME3は、「やり過ぎ」という批判があってもおかしくはないかな、という感じがするくらい丁寧に描いてある。踏み込んできた感じ。

     あちらには、さらに加えて人種問題がある。いくらえらそうに取り繕ったところで、アメリカも(カナダも)人種差別国家であることに変わりない。

     ところがケヴィンが言うように、男性同士の関係はダメだが、女性同士は比較的許容されているなど、ヘイターの「主張」?は相当いい加減な立場に立脚しているようだ。

     これも「大嫌い」/「大好き」の二極分化の世界である。今の世の中、「認める」/「認めない」のどちらかしかない世界になっているのだ。そして多くの場合は「認めない」という声だけが実際に発せられている。

    2.DLC販売

     本編と同時にリリースされた"From Ashes"はすでにプレイスルーの記事にしましたが、確かにどーでもいい、しょーもないDLCであった。ザイードDLCのほうが少しはマシだったかな。

     だが問題は、PC版のディスクにすでにそのDLC用のコンテンツが一部含まれていたこと。
     BioWare/EAは、すでに本編と一体的に作られていたものを、わざわざDLCとして切り出したのではないか、という疑惑である。

     冒頭に書いたように「買う」/「買わない」しか選択肢のない消費者には、作り手・送り手から何をされても実はどうしようもない。抵抗するには「買わない」しかないんだからな。

     さらに言えば、このDLCは新品を買ったらもれなくついて来る。よって、本編は買ったけどこのDLCは気に食わないから「いらない」という選択肢自体がない。強制的に「受け取らざるを得ない」。
     たぶん、DLC問題の本質はそこにあるんだと思う。

     そうして、もちろんGameStop(ゲームストップ、こっちはリテール・リセール・レンタルのゲーム販売チェーン)もGameSpot(ゲームスポット、ゲームサイト)の大事な広告主様ですから、BioWare/EAのDLCマーケティングが、リセール(中古)やレンタルつぶしである事実には口をつぐまざるを得ないという、いやらしい大人の事情がある。

    **********

     ここの読者の方には常識でしょうが、飛び込みの人がいるかもしれないので簡単に触れておくと、本編同時発売のDLCコンテンツというのは、基本は「新品」を買ったときしか手に入らない。リセール(中古)品やレンタル品のゲームでは遊べないのです。
     

     目的はただひとつ。作り手が一番儲かる「新品」販売を伸ばすための、リセール(中古)、レンタルつぶし。

     本編同時発売のDLCがついていない「新品」以外のゲームは「欠陥品」、「パーツ不足」という見方もできるので、ゲーマーはみな「新品」を買うと売り手は踏んでいるわけですね。
     ところがDLCコンテンツがただの「オプション」であると考えれば、リセールでもレンタルでも支障なく遊べてしまうので問題ない。 

    **********

     ケヴィンは、PCユーザーの場合はEAのOriginに登録することが必須となった点も問題であるとして、ValveのSteamに媚を売っているが、私からいわせりゃ、邪悪の程度が違うだけで、んなものは一緒。Originが"corporate greed"というなら、なぜSteamはそうでないか、言え。
     ただヘイターが騒いでいる原因であるのは否定できない。

    3.BioWareの変節 

     原文では"The Abandonment of BioWare's Prior Creative Direction"、「過去の創造的方向性の放棄」ですが、私が心配しているのは、たぶんこれだけ。

     BioWareで言えば、Dragon Age IIがマス・マーケット向け、コンソール向けに舵をきった(そして、あまり効果が出ていなかった)問題が端緒。

     Mass Effect 3には、ケヴィンが記事を書いているGameSpotのアーチライヴァルであるIGN側の専属DJ、ジェシカ・チョボットが、ジャーナリストのNPCとしてほぼ本人の姿で登場する。
     GameSpot/IGNと関係のない私からしても、「おたく、なにしてんの?」と言いたくなるくらい「いらない」コンテンツであり、ただのマーケティング上の仕掛けに感じてしまうのは間違いない。 

     マルチプレイは私にとって100%「いらない」ものだが、そんなもんを作る労力をDLCにかけたら、あんなしょ-もないものじゃないものが作れたのではないかという期待はもちろんある。
     Skyrimについてはトッド・ハワードが「シングルプレイの開発が手薄になるからマルチプレイ導入は断念した」と述べていたが、ME3のケーシー・ハドソンには、残念ながらそこまでの行動の自由は許されなかったようだ。

     ケヴィンによれば、これらの傾向はBioWareに限る話ではなく、あのWoW、Call of Dutyを含めて、ゲームすべてがhomogenization、均一化・均質化していく事態に見舞われているという。これは同感である。

     この傾向は、私がこの記事の最初から主張している「好き」/「嫌い」の二極分化と合致していないかのように感じられるだろうか。実はまったく同じ問題なのである。
     

     買う側、受け手が「好き」/「嫌い」のどちらかしか選べない、選択の自由がないのに対し、売る側、作り手には「売る」ことしかできない。つまり「売らない」という自由がない。

     売り手は、「好き」/「嫌い」に完全に二極分化した買い手(消費者)の「全員に売りつける」という驚愕すべき命題を解くしかない。答え。「誰からも好かれず、誰からも嫌われず」。WoW、CoD。

     ロックスターのGTA-Vなどがなんら事前情報を出さないのに対して、ME3はさまざまな情報を出しすぎる。この最後の点についてもケヴィンと同意見だ。
     一時期は秘密主義の権化とまでいわれたBioWareが、これでもかというくらい事前情報をぶん投げるようになってしまった。
     DA2などはリード・デザイナーのマイク・レイドロウ氏が必要以上にそれをやった(EAからやるようにいわれた)せいで、必要以上にヘイトをくったと私は信じている。デザイナーがぺらぺらしゃべるとそれは皆「なぜこうしなくちゃならなかったかの言い訳」になる。我々が一番聞きたくないのがそれだ。 

     ただケヴィンが全体を通じて言っていること、「自分はゲーマーのほうを信じる」、「立ち上がれ、叫べインターネットよ」と言っていることについては、まったく賛同しません。

     私は、ゲーマーがどうしても信用できない。

     広い意味で消費者のことが信用できない、かな?

    2012年3月13日 (火)

    【ME3】016シタデル(再会)(3)

     誰がやっても同じ順序で登場するのかどうかわからないですが。

    4298
     アッシュはスペクターの地位を受けることにしたそうだ。
     シタデルの病院に立ち寄って欲しい。

    4299
     出た・・・。ミランダ・ローソン。
     シタデルで待つ。

     それって、シナリオ的にわざとやってるよな?
     ME1のロマンスがアッシュ。ME2がミランダ。わざとぶちあてて来たのかなあ。

    4304
     それから、コルテスの「夫」が死んだというお話。
     本ブログでは、ホモ・セクシャルのネタはさらっと流しますが、後に触れるチャンスがある。

    4390
     クルーはどこにいてもEDIと会話できるのに、わざわざこのボディに会いに来ると面白がっている風情のEDI。

    4397
    「新しい経験によって、さまざまなフィードバックがいっぺんに押し寄せてきてるようだが、気が散ってしまうことはないのかね?」

    4398
    「ご心配なく、シェパード。ほんとに興味深いものを発見したら、ノルマンディの酸素循環機能を忘れて停止してしまうくらいですから」

    4400

    4399
    「冗談です」

    4421
    「生きたままのプロシアンを見つけたんですって?
     リアラが喜びのあまり飛び跳ねてるようですが、やめさせてもらえませんか?」

     シタデル到着。気が重いほうからいこう。

    4425
     あのオケツは。

    4427
    「シェパード、ついに再会できたわね」

    4431
    「アライアンスがあなたの身柄を拘束してから、近づくことができなくなった」

    4432
    「軍務停止された。ちょっと込み入った事情があってね」

    4433
    「でしょうね。あなたを軍法会議にかけなかったのは驚きだわ」

    4434
     サービスカット。

    4435
    「アライアンスがそこまで柔軟とは思えなかったのにね」

    4437
    「シェパード、地球のことだけど・・・」

    4438
    「瞬く間に大勢の命が奪われた。リーパーズは本当の脅威だった」

    4439
    「皆ずっと前から、あなたの話を聴くべきだったのよ」

    4440
    「気持ちはわかるわ、シェパード」

    4441
    「君はどうした? ここで何をしてる?」

    4443
    「あなたと同じように、人と会うため。シタデルはうってつけでしょ、特に今は」

    4445
    「アライアンスはどうするの?」
    「計画がある。実現はしんどいが」

    4447
    「不思議はないわね」

    4448
    「シェパード・・・。私もまだあなたの計画の一部かしら? だいぶ時間が経ったわ。わたしたちのことはどうなの?」

    4501

     懺悔。ずっとパラゴン寄り(右上)の選択肢を選んできたから、誤爆した。

    4453 
     これはいかん。このハグとかキスは、ロマンス続行の意味でしょう。アッシュがいるのに・・・。

     でもちょっと先を覗いちゃった。そうか、ミランダの妹の行方がわからない云々のミッションがあるんだなあ。

     かなり悩んだなあ。でもロマンスはアッシュ一本でやっちゃいます。たぶん関係ないんだろうなあ、でも関係あったら困るからなあ。

     巻き戻し。

    4501
     今度は右下を選択。

    4502
    「戦争に集中しなけりゃならないんだ。生き残りのために。もう元には戻れないよ」

    4505

    4507
    「そ、そうよね。注意深くなくちゃいけないものね」

    4511
    「ミランダ、すまん」

    4513
    「大丈夫よ、シェパード。もう済んだの」

    4515
    「わかった」

    4516
    「ねえ、会えて本当によかったわ。でも行かなくちゃ」

    4518
    「そうなのか?」

    4519
    「ええ、ちょっと個人的なことがあるの」

    4521
     ・・・。

    4522
     銀河の危機が迫ってるが、こういうところはやっぱヒューマンやしねえ。

    4523
    「元気になってよかったな」

    4524
    「ええ」

    4526
    「あの・・・、ウディーナの推薦を受けることにしたわ」

    4528
    「スペクターか。おめでとう」

    4537
    「君の経歴は申し分ないものだよ。当然の結果さ」

    4539
    「ありがとう。でもあなたのおかげよ。
     スペクターに任命された公式の儀式に出席しなければならないそうなの」

    4541
    「その後は? ノルマンディに戻らないのか?」

    4542
    「希望が通るならもちろんそうするわ」

    4550
    「話をそらしてしまって申し訳ないんだけど・・・。
     母から連絡があって、みな無事だって」

    4552
    「そいつはよかった!
     妹さんはシタデルに辿りついたのかい?」

    4555
    「ええ、でも旦那さんは戦死してしまった」

    4557
    「それは気の毒なことをした」

    4559
    「そうね。サラは軍人の生活に慣れることはできなかったから、彼と結婚したときはみな驚いたんだけど」

    4561
    「どれだけ多くの家族が、リーパーズのために引き裂かれているんだろうな」

    4562
    「考えたくもないわ。希望がないんじゃないかと感じてしまうから」

    4563
    「あまり自分を責めるな、アッシュ」
    「わかってる。でも私はあの子の姉なの」

    4565
    「世の中の出来事にカンペキに締め付けられ、私は身動きも悲鳴をあげることもできない。運という名の衝撃が立て続けに襲い、私の頭は血まみれだけど、でも負けやしない」

    4567_2
    「出典はだれ?」

    4568
    「インヴィクタス、ヘンリー。父のくだらない詩篇のひとつよ」

    4570
    「へこたれないってことやね」

    4572
    「そう。妹が追悼式でなにかやってくれって。格好悪くてもいいけど、家族からの言葉が欲しいんだって。辛いわよね」

    4574
    「連絡を欠かさないでくれよな」

    4577
    「そうするわ。ありがとうね、シェパード」


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    【ME3】015フロム・アッシズ

     ガイドもWikiもまったく見ずにやっているので、これがDLCコンテンツであることすら知らなかった。

     ザックリ飛ばしちまってもいいんだが、このDLCで登場するクルーメンバーが今後も登場するので、どうなんだろう。さくっとやるか。

    3712
     エデン・プライム。ME1の冒頭で訪れた、あの植民星。
     どういう理由があるのかわからないが、サーベラスが大規模な攻撃を行なっているという。

    3738

    3741

    3748
     このデータによって、惑星の反対側にいる植民星の住人たちをサーベラスの手から守ることができるそうだ。

    3751
     ぼんやり聴いていたが、これによってウォー・アセットが勝手に手に入った・・・。

    3753
     EDI含め、クルーの衣裳は変更可能なのだが、それぞれに防御力アップとか実益がついちゃってる。なくてよかったのに。

    3754
    「タソニ博士。採掘現場では恐竜の骨の化石が見つかりました?」
    「いいえ、恐竜とか他の化石は古生物学の領域なの。私は考古学者。知性のある生命体の遺跡が専門なのよ」

    3757
    「そのふたつはまったく違う分野なので・・・、あ、ごめんなさい、それってジョークだった?」

     リアラ、ノリツッコミもお手のものかい。

    3758
    「いいえ、ジョークにはきちんとした構成が必要です。 ただあなたをからかっているだけです」

    3759
     エレヴェーター。

    3764

    3765

    3770 
    「プロシアンのアーティファクト・・・、違う。プロシアンそのものだわ」

    3772
    「サーベラスは、リーパーズに改造されていないプロシアンの遺体を発見したのかしら」

    3774 
    「遺体じゃないわ。生きている」

    3780
     アイロスのチャンバーで冬眠していたプロシアン科学者たちは電源不足のため死んでしまった。
     ここでは電源が生きている。

    3781
    「5万年もの間、眠り続けてきたのよ。このプロシアンからどれだけのことが学べるか、想像がつくと思う?」

     たったひとり後世に送られたのだから、天才科学者か、優秀な指導者だったのではないか、と色めきたつリアラ。であれば彼女の研究にとってとてつもない材料を与えるからだ。

    3807
     プロシアンを生きたまま復活させる方法を探るため、サーベラスの収集したデータを回収することになった。

    3813
     お話がひととおり終わったところで、サーベラス登場。

    3816

    3819

    3823

    3831
     サーベラスがデータを集積していたコンソール。

    3834

    3835
     実は、惑星フェロス(ME1)でプロシアンのサイファーを獲得したシェパードにしか意味のある情報として伝わらない。

    3840

    3849
     これが冬眠中のプロシアンか。

    3853
     すでにリーパーズに改造されてしまった同胞と戦っている。

    3862
     バイオティックでもあるようだ。

    3874
     撤退に次ぐ撤退。

    3885

    3881
     ここで大事なのは、このポット開放の手続きを知ることです。

    3882

    3884

    3888

    3894

    3906
     これを繰り返せということね。

    3913

    3916

    3918
     ふたつめ。

    3922

    3925

    3941
     ここでは、戦況は最悪であり、今ライフポッドに入らなければ手遅れになるというお話。
     ライフポッドの準備用のシグナルを発信せよ。

    3951
     これでライフポッドを解除するシグナルがわかった。

    3954
     必要なものは全部揃った。ポッドに戻ろう。

    3959

    3964

    3970

    3977
     途中の面倒はすべてとばして、ポッドに到着。

    3980
     わかりやすくサーベラスの急襲。

    3983

    3986

    3997

    3991
     タイタンまで送り込んできた。

    3998

    3999
     結構しんどかったな。

    4003
     とっとと開けましょう。

    4008

    4013

    4017

    4018

    4028

    4031

    4035
     回想。戦線が突破され、もはや彼ひとりしかライフポッドで助かる見込みがなくなった。

    4045
     部下からは、コマンダー・ジャヴィックと呼ばれていたようだ。

    4056
    「あなたこそ、我々の声となるでしょう」
    「いや、それ以上の役目を果たしてやる」

    4062
     生き残りが自分だけだと知り、愕然とする。

    4070
     あなたの種族はできるだけのことをやった、とかなんとか。
     なおプロシアンはヒューマンに興味を持って研究していたので、言語は理解できるそうだ。ご都合主義ですけどね。

    4073

    4074
    「アサリに・・・、ヒューマンだと? やれやれ。これは苦労しそうだわい」

    4079
    「リーパーズと戦っておるのだな。ならばお手並み拝見だ」

    4083
     握手・・・はしない。

    4088
     生きたプロシアンが発見された報告に大して驚きもしないのもすごいが、もう何が起きても驚かないってことでしょうね。

    4102
     居住場所の環境設定がどうとか、敵性生命ではないかと衛兵たちが色めきたってるとか、話はやたら凝っておりますが、省略。

    4114
     プロシアンは、接触によってDNAレベルの情報を獲得できるそうだ。
     後に、ここの居住スペースがかつてクローガンのグラントのものであった(ME2)ことなどもわかる。

    4118
    「恐怖を感知した。不安と、絶望。リーパーズが優性のようだな」

    4134

    4135
    「ビーコンを発見したのか」

    4139
    「ではなぜ警告を無視した? なぜ準備を怠った、ヒューマン?」

    4141
    「ヒューマンではなく『艦長』だ。誰も理解できなかったからだ。ビーコンのせいで危うく死に掛けた」

    4145
    「このサイクルの通信はまだまだ原初的だな」

     サイファイ的にはかなり凝った話が続くのですが、バッサリと省略。

    4154
     プロシアンの装置の設計図を見せても・・・。

    4158
     一介の兵士で科学者ではないから、さっぱりわからんという。

    4160
    「じゃあ、あなたの任務はなんだったの?」

    4165
     復讐。死者たちの怒りの結晶。流された血の報復。
     最後のリーパーが斃れたとき、自分の役割が終わる。それ以外なんの目的も有していない。

    4170
    「我々はリーパーズとの戦いについて、そこまで、身も蓋もない考えを持っていないぞ」

    4171
    「なぜなら、お前たちは、まだ自分たちの名誉を毀損せずに勝てると思っているからだ」
    「そうだ」

    4175
    「一兆もの命が帰した灰燼の中に立ってみるがいい。そして亡霊たちに、名誉について問うてみるがいい」

     From Ashes。

    4176
    「お前に聴こえるのは、ただ静寂のみだ」

    4177

    4179
     プロシアンと一緒に発見されたこのメモリー・シャード。

    4183
     この中には、ただ苦痛のみが残されている。
     兵士の手から兵士の手に渡され続け、その記憶の一部を補完している。リーパーズとの戦いの場合、敗北の記憶しかないが。

    4186
    「だがお前たちの戦いには力を貸そう。そしてリーパーどもが最後に聴くのは、やつらを墓場に送り込んだプロシアンの最後の声になる」

    4190
    「お時間があったら、色々教えてもらえないかしら?
     あなたの種族についてたくさん論文を書いたの。いくつかは投稿して・・・」

    4191
    「アサリもついに読み書きを覚えたか」

    4193
    「なんですって?」

     5万年前のサイクルにおいて、銀河を支配していたのはプロシアンであった。帝国主義的な支配を築き、全ての種族が自分たちを「プロシアン」と称するようになった。従わない種族は奴隷化することもあったようだ。

     当時行なわれていたマシン生命体との戦いのため軍事帝国的な支配を構成する必要があった。だがリーパーズが出現し、マシン生命体はずっと昔から銀河種族をはるかに上回る力を有していたことがわかった。

    4278
     だが帝国はあまりに統一的に運用されてしまった。すべての種族がひとつの規範、ひとつの戦略を共有していたため、ひとつの弱点を掘り下げられると全体が一気に崩壊する欠陥があった。リーパーズはそれを利用して勝利した。

    4281
     私たちのサイクルは違うわ。多くの種族が協力しあうけど、それぞれユニークさを保っているから。

    4282
    「ならばそれが、お前たちの唯一の希望かもしれんな」

     自由主義社会的発想なんです。

    4286
    「私の時代に最も原初的であった種族が、今や銀河を支配しているとはな。アサリ、ヒューマン、テューリアン・・・」

    4289
    「サラリアンもよ」

    4290
    「あの爬虫類どもが進化しおったのか?」

    4291
    「両生類でしょ?」

    4292
    「ハエを捕って喰っておったがな」

    4295
    「艦長、私を当てにしてもらって構わん。ジャヴィックと呼んでもらおう」

    4296
    「では、ノルマンディにようこそ、ジャヴィック」

    **********

     大変申し訳ないが、あまりコミットしないキャラのばあい壮絶に飛ばす癖がある。そしてジャヴィックにはあんましコミットしていない。

     だがこのプロシアンの話は、サイファイ的には、これでもかってくらい丁寧に書かれている。もちろん軍人であるジャヴィックの知識は限られているんですが、それにしても興味深いのは間違いない。

     よって、予想に反してこんなに長くなっちゃいました。

     最初は、一番最後の、サラリアンのネタだけ書きたかっただけなんですけどねえ。

    【ME3】014シタデル(再会)(2)

     Mass Effect 3はシェパード艦長の物語の完結編ということで、ありとあらゆる小ネタを拾いまくってる感じですね。

    3266 
     あ、あのVIは・・・。

    3268
     ME2に登場したシタデルのマウスが勝手に売っていた、シェパード艦長本人のVIですね。
     今回はヴィジュアルつきという悪ふざけ。

    3273
     ひとつ売ってくれというと、誰かがハードウェアにソーダをこぼしてしまって、もうデモ版しかないのだそうだ。

    3292
     ギャレスはテューリアンの敗残兵たちを受け入れるようにシタデルのカウンセルを説得した。だが損害は耐え難いほど大きいと嘆く。

     こういうところも手を抜かずに結構な会話があるのですが、正直言って紙芝居泣かせ。割愛。

    3299
     一方、こちらはちょっと衝撃的であった・・・。

    3302
     暗く沈んで見間違うばかりになってしまったが、ケリー・チェンバースですよね?

    3304
     モデル・アーチストが変わって顔が全然似ないつくりになったのかと思ったが、これは意図的なものらしい。

    3318
     ノルマンディに戻らないかと言っても、あのコレクターズ船に拉致されたときの忌まわしい記憶が頭から離れないので無理だという。いまだにずっと夢に出てうなされている。

    3324
     彼女は元々サーベラスの要員であった。
     そのせいかどうか知らないが、他のクルーと違って彼女だけ随分とひどい仕打ちになってます。
     もちろん、あれだけの目にあってケロッとしているほうがどうかしている、そういう意味なのかもしれない。

    3339
     馴染みのありすぎる光景。割愛します。

    3557
     結構走り回るなあ。

    3601
     最初うっかり見落としたのですが、テラスのバーにいるアサリ。

    3604
     イリウムのバーにいたマトリアーク・エイシタですが。

    3610
     あなたは、ずっとリアラを見つめているよな?

    3611

    3613
     なななんと、このアサリはリアラの父?

    3619
    「すまんが、ヒューマンの場合だと、受胎したほうもそうでないほうも、どっちも母と呼んじゃうんだよね」

    3622
    「だってあたしはヒューマンじゃないでしょう? ふん、ヒューマン至上主義のクソ野郎だね」

     父というか母? んー、アサリの場合は、その区別に意味があるかどうか知らないが。

     「母」はME1でシタデルに篭絡されてしまったマトリアーク・ベネジアでしたね。

     ここで、MEオタクがちょっとした重箱の隅をつつくと、リアラはピュアブラッド、アサリ同士から生まれた純血種であったことは以前から言われている。実はアサリ社会ではピュアブラッドは蔑視の対象なのだ。
     同種で結婚すると遺伝子の多様性が限定されてしまうから、でしょうか。
     言ってみれば人間社会の近親婚がタブーであることの裏返し。

     ところが、このマトリアーク・エイシタはアサリとクローガンから生まれている。それはME2をプレイすればわかる。
     そうであれば、リアラにもクォーター(果たしてアサリの遺伝子構造もそう言えるのかどうかしらないが、そうしとく)、四分の一はクローガンの血が混ざっていることになります。
     
     直近の親がどちらもアサリの場合に、ピュアブラッドと呼ばれ蔑視されるということなのかな?

    3630
    「あんたがサーベラスに残ったままだったら、リアラのそば一光年以内に近づけさせなかったがね」

     大事な娘にゴミクズが近寄らないように、密かに見張ってるのかな。
     子離れできない親は銀河共通か。

    3636
     どうやらそうではなく、リアラはベネジアとの関係上、アサリのマトリアークたちから大変危険な存在と扱われており、もうひとりの親であるエイシタが常時監視すると誓わなければ、始末されてしまうことになってしまうからだそうだ。

     レネゲイド・チェック。

    3637
    「手出しなど絶対にさせんぞ」

    3638
    「ここで騒いでも意味がない。とにかくあたしが監視すると誓ったことで、マトリアークたちはとりあえず安心してるわけだからね」

    3643
    「娘さんに会ったらどうなんだ?」

     シェパードのおせっかいさ加減もスゴイなあ。

    3644
    「そうだね。話しをしてみようかね」

    3647
    「あそこのカウンターにいるバーテンダーだけどさ・・・」

    3649
    「ああ、アサリ政府が私のお目付け役として送り込んだマトリアークでしょ?」

    3650
    「君の父親なんだってさ」

    3651
    「そうそう」

    3653
    「知っとったんかい!」

    3654
    「私、名うての情報ブロウカーよ?」

    3657
    「話してみたのか?」
    「そんなことしてたら、アサリの連中、今度は私になんの同情も感じない者を送り込んできたでしょうね」

    3661
    「リアラ」

    3662
    「もう、わかったわよ!」

    3663

    3665

     ME3から遊んだ人は、ちょっとしたええ話やったねえ、とか思っちゃうのかな?

     こちらとしては、こうやって過去のルーズエンドがどんどん結ばれていってしまう、なんつうか、物語のエントロピーがどんどん大きくなっていく(展開が狭まっていく)ことが、むしょうに寂しいですよ・・・。

     

     

     

    2012年3月12日 (月)

    【ME3】013シタデル(再会)

     アッシュへのお見舞いがてらシタデルに寄って、わらわらわらーっと、再会劇をまとめてやろう。見落としはないと思うんだが、まあ、それぞれ長い。ポイントだけ絞って。

    2793
     ウディーナは、病床のアッシュに早くスペクターの地位を受諾しろとしつこく迫っている。
     アッシュはシェパードと話をするまで決心するつもりはない。

    2797

    2801
    「まだ決心がつきかねてるのかい?」

    2804
    「スペクターのこと? まだよ。名誉に感じているけど、わからない。もうしばらく考えないと」

    2807
     前回病院のキオスクで買っていたテニソンの詩集をお見舞いに渡す。ME1をプレイしていればどれを買うべきかすぐわかるね。

    2812
    「前にも来てくれたって、ナースが教えてくれたわ。昏睡してたときよね」

    2814
    「今まで話をする暇がなかったな。話を聞いてくれるかどうかもわからなかったし・・・」

    2816
    「そうね、あなたが話したいのかどうかもわからなかったし。火星では、とてもキッパリしてたもの」
    「どういう意味だい?」

    2818
    「もうサーベラスの一員じゃない。おしまい、ピリオド」

    2819
    「そのとおりだからな」
    「じゃあ全てのしがらみは断ち切れたのね。わかったわ」

    2821
    「でも、私たちはどうなの。全てを断ち切ってしまったの、シェパード?」

    2823
    「色々あったんだ、アッシュ。だが乗り切れると思う」

    2826
    「オドロキだわ」
    「なぜ?」
    「ミランダ・ローソン。ぴんとこない?」
    「彼女が何か?」

     きたきた・・・。

    2828
    「私は戦場へ装甲服で赴く。水着じゃなくて」 

     ミランダのあの格好は水着だったのか?! 確かにME2エクリプスのボスもキャバクラ嬢(そんな英語はないが)とかなんとか散々こき下ろしていたな。

    2830
    「私は生身の人間よ、シェパード。欠点もたくさんある。今のあなたは、それで我慢できるのかしら?」

     clean slate、一から出直し、やり直し。

    2835
    「否定はしない。お互い過去はあるだろう。
     過去にこだわることもできるが、将来に期待することもできる。
     どう思う?」

    2838
    「時間がかかると思うけど、それでもいいの?」

    2839
    「いいとも」

    2840
    「よし、少し休むんだ。何か必要だったらいつでも言ってくれ」

    2842
    「待って、もうひとつ。伝えてよかったかどうかわからなかったけど」

    2847
     アッシュの家族が地球に残っていたという話。母親と妹三人だが連絡が取れていない。
     一番下のサラはアライアンスの兵士トーマスと結婚してハネムーン中だった。
     トーマスは軍に召集され、サラはひとりで取り残された。アッシュに連絡があったので、サラにはシタデルに来るように伝えた。
     地球発のニュースは、半分がでたらめな予測ニュースで、残りの半分は楽観的過ぎてあてにならない。

    2857
    「きっと何かできると信じなくちゃだめだよ」

    2859
    「あなたが死んだと聞いたとき、希望がなくなったわ、言っておくけど。
     でもあなたが戻ってきたら? もうなんでも信じることができる気がする」

    2860
    「つまり、今の問題は、正体不明のブギーマンの顔を撃って解決することじゃないのはわかっているけど、もしそれでも役に立つというなら、私もやるわ」

    2861
    「それでこそ、俺の知ってるアッシュだ」

    2863
    「あなたがアライアンスに拘束されていた間、アンダーソンから会うように呼び出されたけど、会うのはとても辛かった」

    2864
    「いいよ。過去はおいておいて、フレッシュ・スタートといこうじゃないか」

     軍人一家のウィリアムズ家には、代々出世できない呪いがかかっていたと思われたが、ガンナリー・チーフ(砲術下士官)どまりだと思ったアシュレイが少佐まで昇進して驚いた、などどいう話も面白いが割愛だ。

     Gunnery Chiefは、米海兵隊のGunnery SergeantかMaster Gunnery Sergeantあたりを模しているのでしょう。いずれにしろ下士官。

     アライアンス海軍の階級の設定は、CODEXでは本記事末尾のようになっている。

    2888
     病院にはこの人(ドレル)もいる。テイン。

    2889
     シャドウ・ボクシングをしている。どうやら体調維持に欠かせないようだ。

    2891
     後から絡んでくるかもしれないが、ここでは特に現状を教えてくれるだけ。
     ME2のときから、人間でいうところの白血病のような難病に苛まれており、彼の寿命は限られていたのだが、投薬と適度な運動によって生き永らえている。

     だがノルマンディへの誘いに応じられるほど、健康状態は良くない。

    2908
     リーパーズと戦うシェパードにとって、今の自分は足手まといになると固辞する。

    2913
     まあ、なーんもないってことはないんだろう。後半にでも活躍するんだろうな。
     って、実は薄々感づいているんだけど、まだこの時点では秘密。

    2955

    2927  
     シタデルを回ると、各クルーも各自でくつろいでいる。それぞれとても面白いが、なぞるときりがない。ちょっとしたミッション・クエストが貰えちゃったりするので話して損はない。

    2936
     リアラは場合によってはロマンス対象になりそうだから、丁寧なのかな。
     ここで、彼女に関するちょっとしたオドロキもありますが、私のプレイスルーではちょっと先だ。

    2956

    2960
     EDIは、お買い物、ではなくてデータ収集中。

    2965
     もちろん、ジョーカーも一緒だ。

    2968
    「ジェフは私に強烈に執着しているようですが、それについて誰にもまだ告げていません。
     シェパード、あなたは性的体験をされています。誰かがロマンティカリーに没頭していることは、どうやって認識するのでしょうか?」

    2970
    「相手のことが頭から離れないとか、色々聞いてくるとか、プレゼントを渡す、音楽を演奏する・・・」

     もちろん物欲のないEDIにはプレゼントは意味がないし、音楽鑑賞機能はプログラムされていないし。

    2975
    「ジェフの感情的興奮を誘発することを考えなければ」

     おいおい。

    2976
    「それはダメ、自然じゃなきゃ。ケミストリーが必要なんだよ」

    2977
    「医薬品なら色々ありますね。それらを用いて欲望を刺激するわけですね?」

     そうじゃねえよ。

     ふたりともユーモアが好きだから、そういう共通点を掘り下げろ、とアドバイス。
     ふたりで演劇かなんかを観にいくそうだ。
     (うーん、「ふたり」でいいよな。もう面倒だから)

    2998
     リーパーズ侵攻の不安を口にするジョーカー。

    3004
     一方、生れつきの奇病のおかげで、EDIがどこにでも連いてきてくれると喜んでいる。

     ジョーカー・EDIがME2以上にやたら出てきますが、私は、非常に不安です。まあ最悪の展開はこの際、覚悟しとこう。

    3010
     鯉を見つけたが、またME2のように餌を忘れてみな死んでしまうのが怖いのでしばらく自粛。

    3013
     娯楽の殿堂パーガトリー、その名も煉獄。ME2の刑務所船にそんな名前がついていた。

    3014
     このお方まで難民?

    3015
     入管から、入港書類の提出をしつこく求められている。提出しなければ不法入港扱い。 

    3021
     いきなりアサリのカウンシラーを呼び出すアリア。

    3026
     アリアの言うまま、あっさり入港許可を発行する。

    3031

    3035
     シタデルは大嫌いだというが、オメガはサーベラスにまんまと奪われてしまった。
     取り返す算段があるので、シェパードに手を貸せと。

     つまり、アリアと同じようにオメガを追い出された、例の傭兵団とは名ばかりの三大犯罪シンジケート、ブルー・サンズ、ブラッド・パック、エクリプスを団結させて、サーベラスからオメガを奪還させる考えのようだ。 

     ちょこっとしたサイド・ミッションを三つやらされました。私の場合、全てシタデルで解決したわけじゃないし、懐かしいキャラも登場しますけど、バッサリ割愛。どうせまた絡んでくるんでしょうし。

    3102
     ジェームズは、店中のアライアンス海兵隊たちに一杯奢れと迫る。それってレネゲイド寄りなんだが、しょうがないから奢ることにする。

    3131
    「おっしゃ、シェパード艦長が皆に一杯づつ奢るってさ!」

    3133
    「海兵隊に乾杯!」

    3134
    「我ら海兵隊の敵は?!」

    3136
     レネゲイド・チェック(笑) 

    3137
    「ごくわずか!」

    3138
    「もうみな死んじまった!」

    3139
    「艦長、お会いできて光栄です!」
    「ありがとう、だがみんな、この戦いにはそれぞれ役割があるのを忘れちゃならんぞ!」

    3144
    「いけてましたぜ、ロコ。あの掛け声を知ってんのかな、と思ってたけど」 

     "So here's to us!"は「乾杯だ!」ですが、"us"を受けて次に続くのはアライアンス海兵隊に伝わる乾杯の掛け声でしょう。
     "Who's like us?"、"Damn few!"、"And they're all dead!" 
     米海兵隊のモットー、"A Few Good Men"を知ってればわかりますよね。

     レネゲイド・チェックは、艦長が調子にのって一緒にやっちゃいかんっていう話かな。でもこれでウォー・アセットがもらえたんですね。

     小さいネタについては、物凄い勢いでとばしてますが、これはやらんといかん。

    3163
     ジョンダム・バウ、スペクター。ハナの高官が洗脳されている疑惑を調査中。
     リーパーズのテクノロジーを調査中であったバタリアンの基地をアライアンスの特殊部隊が急襲したが、ハナの工作員がそのデータを所持して逃走したのだという。

    3175
     情報ソースは匿名だが、バウはカスミ・ゴトウなる大盗賊であるとにらんでいる。長い間彼自身が追跡していた相手だ。尊敬に値するほどの手際のよさだという。 

    3181
    「追跡しているスペクターから褒められたと聞いたら彼女も悪い気はしないだろうな」
     
     とりあえずハナの所持しているデータを確保するのが目的なので、ますシタデルにあるスペクター・オフィスで不信な通信が発見できるかどうか調査しよう。 

    3193

    3195
    「一緒にケイジのグレイボックスを奪還したこと覚えてる? 戦争の引き金になりそうな情報のこと?」

     うわっ!
     あのカスミDLCの最後のグレイボックスに関する決断によって、これ変わっちゃうの?
     てかミッション自体が出なくなるの?

    3199
    「アライアンスの特殊部隊が、バタリアンの基地を急襲するに値するような情報か?」

    3203
    「今なら暴露しても問題ないとわかったのよ。頭のおかしなクラゲが暗躍してるみたいだしね」

    3205
    「隠れてこっそりついていっていいなら、手伝えるわよ?」
    「そいつはありがたいね」

    3208

    3348
     途中色々あったけど、はしょっちゃう。ハナの外交官を問い詰める場面。

    3352
     ME1を覚えていれば、わかりますね。ハナの一派にプロシアン(その一派はエンキンドラーと呼ぶ)を信奉する宗教団体がある。シェパードたちの活躍で、プロシアンのなれの果てがコレクターズであることがわかり、しかもリーパーズに使役されていたこともわかった。

     ところが、エンキンドラー信奉者は、だから自分たちもリーパーズに仕えなければならないと確信したのだそうだ。リーパーズに洗脳されていたわけではなさそう。どっちにしろ一種の洗脳だろうけど。

    3368
     すでにハナの母星の防衛システムを無効化するヴァイルス(ウィールス)をアップデートしはじめている。

    3373
     バウがアップロードのブロックを試みようとするが。

    3374
     ボディガードに邪魔される。

    3376
    「彼を助けて! こっちは私がやる!」

    3377

    3382

    3384
    「よし、アップデートは阻止したわ。これで・・・、待って、セーフガードが作動している。みな伏せて!」

    3389
     爆発。画像は追加しとく・・・。

    3391
     爆風で吹き飛ばされたカスミは・・・。

    3392

    3393
    「彼女はずっとここにいたのか。逮捕しようとしていたのに」  

    3396
    「彼女はコレクターズを殲滅するとき手伝ってくれた。今度はハナの母星を救うため命を投げ出した」

    3399
    「なるほど。一緒に働けて光栄だったよ、艦長。しかるべきときに、仲間とともに借りを返させてもらうよ」

    3402
    「もう出てきていいぞ」

    3404
    「なんでわかったの?」
    「まぐれ当たり」

    3407
    「ところで、銀河を救うために手を貸せなんて言っても無駄よ」

    3409
    「クルーシブル・プロジェクトにはテックの専門家が必要なんだ」

    3410
    「科学者じゃないし!」

    3411
    「そうだが、銀河一の大盗賊だろ。しかも馴染みのない技術を誰よりもうまくハッキングできる。
     君ならプロジェクトに手を貸せる。考えてもみろ、そのプロジェクトには、どれだけ多くの高価なテクノロジーが転がっているか・・・」

    3415
    「うまいこと言うわねえ。仕方がないわ、乗りましょう」

     うーん、自分のプレイスルーのこの時点では、まだ「クルーシブル」って命名されてなかったはずなんだけどなあ・・・。間違いないと思うんだが。
     プロシアンの装置建造プロジェクトのことです。クルーシブル、"Crucible"、「大試練」ですね。

     ちなみにカスミはこんなところで死ぬのかと一瞬びびった。大丈夫かなとわかっていてもBioWareですから。誰か死ぬんじゃないかと、ビビリ倒してプレイしてます。

    **********

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    【ME3】012ノルマンディ(幕間)

     初回プレイでなにが面倒かというと、物語が進展するたびに、何かが変わっていないか全部チェックしないといけないことですかね。

     そういうことを気にしないプレイが気楽なのだが、こんなブログを書いている以上はさすがに飛ばせない。

     なお、本当はどこで出るのかわかりませんが、このプレイスルーにコンラッドは登場しない。ME1で会い損なってるから。残念。

    2642
     EDIの変貌には本当に失笑してしまいました。ジョーカーの悪い冗談を本当に実現するとはねえ・・・。

    2644
    「艦長! ちょっとうちのコ・パイを見てくださいよ!」

     コ・パイ、co-pilot、副操縦士。

    2645
    「じゃあ、彼女は君の手助けなしで、新しいボディを手に入れたんだな」

    2647
    「勘弁してくださいよ、艦長、僕を信じてないんですか?
     じゃあこう考えてみてくださいよ。EDIがセクシーなロボ・ボディに自分をインストールすると知っていたら、僕が秘密を黙って守っていられたと思います?」

    2649
    「見てくださいよ! うーん。お手合わせ願いたい」

     bake a cake、そういう意味。

    2651
    「私はここにいるわよ、ジェフ」

    2652
    「わかってるよー、EDI。わかってるって」

     このボディが戦闘でどう動くか、早く試してみたいというEDI。

    2663
    「ストレス・テストを経なければ、重大なデザイン上の欠陥を発見できませんから。今のところは、これで十分ですが」

    2664
    「僕なら今の君を表現するのに『十分』なんて言葉じゃすまないけどね」

    2666
    「ふたりだけで話せませんか?」

    2667

    2669
    「ちぇっ、船でも飛ばしてっか」

    2674
    「どうした? ジョーカーがそのボディを気に食わないと言ってるのか?」
    「いえ、認めています。でも私にブリッジにずっといて欲しいと要望しています。視界内に留まっていることが彼の士気にとって重要であると。
     シェパード、あなたのクルー・メンバーが受けた命令を、道徳的見地に従って無視することは認めますか?」

    2676
    「もちろん。自分自身でものを考えられない者は役にたたない。
     だが、どうしてそれを聞くのだ?」

    2678
    「私はサーベラスによって設計されました。道徳的見地から上官の命令に逆らうという立場を取ることは元々ありませんでした。
     でも、ジェフが私のAIの拘束機能を除去したので、自分のコア・プログラムを書き換えることができるようになりました」

    2680
    「ジェフに何を書き換えるべきか聞いたところ、冗談で誤魔化すだけです」
    「教えてくれんのか?」

    2682
    「そのとおりです。何度か試みても同じやり方で誤魔化すだけです。私はプログラムを書き換えたほうがいいのでしょうか?」

    2687
    「それに答えられるのは君だけなんだよ。それが自由意志ってもんだからな」

    2686
    「でも道徳的問題は宙から湧いてくるわけではありません。クルーに意見を求めなければ、重大な点を見落としてしまうかもしれません。
     艦長、お時間があるときジェフが答えてくれない質問に答えてくれませんか?」

    2687_2
    「それが助けになるなら、構わんよ」

    2688_2
    「ありがとうございます。逐一お知らせします」

    2692
     アシュレイからの手紙。どうやらウディーナが、彼女をスペクターに推挙したらしい。
     どうすればいいか悩んでいるという。容態が良くなったのでシタデルに来て欲しいと。
     次に立ち寄るべきだろうな。

    2700
     当然ギャレスにも話を聞いておく。プライアークとバンター通信中だ。クローガンを同盟に呼び込むことは一か八かの大ギャンブルだというお話をしている。

    2709
     意外だったのは、あの地球脱出のときにシェパードが救えなかった男の子、夢に出てくる子の話をギャレスにすること。

    2710
    「俺はなんとか生きているが、その子は死んだ」

    2712
    「リーパーズの来襲を警告してきたことは正しかったが、それを勝利と呼ぶ気が起きないということか?」

    2714
    「この戦いが熾烈になることはお互い判っていたよな。そうじゃなかったらそれこそオドロキだ」

    2717
    「少なくとも俺の政府は話を聞いてくれた。いや聞いた振りをした。最後は俺を黙らせるためにタスク・フォースなるものを渡してくれたぜ」
    「リーパーズの専門家としてか?」

    2719
    「あんたの真似をしてるだけさ、シェパード。大声で喚いていれば、そのうち誰かが何事かと駆けつけてくるって寸法だ。
     ただし、その誰かが何かをやってくれるわけじゃないがな」

    2729
    「一体どれだけ多くの生命が俺たちの肩にかかっているか、見当もつかんのだよ、ギャレス」

    2731
    「ふむ。もし事態がメチャクチャになってきたら・・・、これから間違いなくそうなるんだが、覚えておいてくれ。
     あるテューリアンの友人も、あんた以上にぐっすり眠れていたわけじゃない。そしてあんたと酒場で出会って、ぐでんぐでんになるまで酔いつぶしてやったほうが、よっぽど楽しかっただろうと思ってるってな」

     テューリアン政府がギャレスにタスク・フォースを渡したというのは、ギャレスの父親の差し金であった。ギャレスの父親は元C-Secだが、直接プライアークに交渉できるほど高位にあるようだ。 

     そしてあの月の将軍もギャレスにはへりくだっていた。もしかしてプライアークの承継序列は相当高いのではないのか?

    2778
    「その話はやめにしないか」

    2779
    「プライアーク・ヴァカリアン、偉大な戦争英雄。これが終わったら誰かがパラヴェンを再建しなければならないだろ?」

    2780
    「ああ、かなづちの使い方を知ってるやつがな」

     にべもなくはねつけられました。

    【ME3】011プライオリティ:パラヴェン(3)

    Mass Effect 3の場合、ミッション終了したら、はい次、というのではなくて、だいたいの場合短い後始末というかラップアップがある。

     プレイ開始時に、ロールプレイの濃淡?を選択できるのですが、工夫はそれだけではなく、ゲームのつくりとしても、込み入った会話でアクション・シーンを中断することはせずに、ねちねちした議論はその前後に寄せている感じ。
     ただしかなり難しい選択については現場で行なわなければならないこともあるようだ。

     すべての決断を自動(シナリオライターまかせ)で行なうオプションの場合、Mass Effectユニバースの根幹を揺るがしかねないような決断を、ゲームに勝手に選ばせてどうすんねんという気がするが、まあ、それすら気にしないゲーマー層も取り込んじゃおうという目論みなんでしょう。オールドタイマーに言わせると、もはやロールプレイングじゃないって気もするけどねえ。

    2437
     パラヴェンを脱出。

    2438

    2441
    「サラリアンのダラトレスをなんとか宥めようと試みたのですよ。彼女が『憤りを感じている』なんて言ってしまったら、ありえないほど控えめな表現でしょうね」

     アサリは、戦時首脳会談への出席を拒否する。クローガン参戦に対する強烈な反対が理由だろう。

    2445 
    「この問題の原因はもう何百年も前の話じゃないですか。いい加減水に流しましょうよ」

    2446
    「悲しいことですが、あのような死に物狂いの連中との同盟など、間違いなく失敗します。
     そしてリーパーズが私たちの目の前まで迫ってきているのに、時間を無為に過ごすわけには行かないこともご理解いただけるでしょう」

    2451
    「真に遺憾ですが、これが最終決定です。アサリは首脳会議に出席いたしません」

    2453
    「クローガンが加われば我々の同盟軍はさらに強固になります。あなた方にも彼らが必要だ。我々皆にとっても」

    2454
    「幸運をお祈りいたします。さようなら」

    2456

    2459
    「船を使わせてもらって感謝する。それと私の計画に賛同していただいたこともな」

    2464
    「残念なことに、アサリのカウンシラーは会議に出席しません。クローガンとの間で流された血の遺恨がまだ薄れていないと」

    2468
    「確かにそうかもしれんが、今やらなければさらに多くの血が流れるのだがな」

    2492
    「プライマークは会議に出席できるよう身柄を保全できたのか?」

    2493
    「そちらは万全です。しかしアサリが会議への出席を拒みました」
    「連中はさぞ後悔することだろう。今は結束せねばならんときだ」

    2496
    「ところが、サラリアンは出席する予定です」

    2497
    「自信なさげに聴こえるな?」

    2498
    「クローガンも招きます」

    2499
    「なるほど。そりゃ厄介ごとを招きこんだな」

     太陽系(ソル系)の状況はまったく芳しくない。
     アライアンス議会及び海軍本部のあるアークチュラス・ステーションはリーパーズの奇襲により壊滅。そこからソル系までひとっとびであった。火星のアーカイヴズからプロシアンのデータを回収できたのは僥倖であった。

    2508
    「第三及び第五艦隊の脱出を確実にするため、第二艦隊を丸ごと犠牲にせざるを得なかった。
     ふん。私はヒューマン史上最大規模の軍事的敗北の指揮を執っていることになるな」

    2516
    「ノルマンディが反撃の先鋒となる。足が速く、隠密裏に行動できる船だ。
     戦いでは、より大きな目的が優先する。リーパーズに正面攻撃で勝てるなどと思ってはおらん。三年前のソヴリンとの戦いで、我々は持てる全てを注ぎ込まざるをえなかった。しかもあれはリーパー単体でしかなかった」

    2518
    「決して忘れてはおらん」

    2520
    「だから弱点を探し出す。やつらが守りを固めているところは避け、そうでないところを叩く。
     その鎧の隙間を見つけたら、手持ちのありとあらゆる兵士、船、弾丸全てを叩き込む」

    2522
    「それで、どのくらい長く持ちこたえられるのでしょう?」

    2523
    「必要なだけ長くだよ、シェパード。とどのつまり、私がやってることは全て君のための遅滞行動なのだよ。
     私は時間を稼ぎ、可能な限り戦いに踏みとどまる。その間に君がプロシアンの装置建造に必要なものをかき集める」

    2526
    「だから諦めず、辛抱強く進めてくれ」

    2533
    「リーパーズの装置のように、一体どれだけのことができるかすらわかっていていないものを建造するのは危険だと思いませんか?」

    2535
    「正味の話、私自身が恐怖で震えそうだよ。だがリーパーズがいる限り他の手はない。
     二世紀前、第二次大戦の科学者は同じような問題に直面していた。核爆弾が何ものであるか知らなかった。地球の大気圏がみな燃え尽きてしまうのではないかと考える者もいた。だが結局完成させた」

     だから?とつっこみたくなるが。あのとき、地球にリーパーズが迫っていたっけ?

     リーパーズのため、やむを得ずプロシアンの装置を建造する。
     この話はスンナリ飲み込めないんですね。

     では、もしリーパーズの脅威がない時代に装置の設計図が発見されたら?
     封印できたのでしょうか?
     衝動が恐怖によるものであれ、傲慢によるものであれ、その両者は意外にも裏腹なものなのですが、ヒューマン(アライアンスまたはサーベラス)は、あるいはどこかの銀河種族はどの道これを建造してしまったのではないでしょうか。建造できるだけの能力がある限り。

     ここで原爆の話を出すということは、結局、そこに話が行きつくということを意図してやっているんだろうか。

     「私のやってることは全部遅滞行動だよ」で涙ぐみそうになりましたが、その次にこの話を聴いてどっちらけてしまったなあ。

     ま、古き良き時代にバック・ロジャーズが、シカゴ(すなわちアメリカ)と全宇宙を同一視して「守っていた」ことに比べれば、こういうテーマを投げかけているということは、格段にましになったということか。

     さて、幕間劇だと安心していると、まだまだあります。

    2563
    「艦長、通信システムがメチャクチャです! 何か起きてるとしたら第三デッキです」

    2564
    「EDIに接触できるかどうか試してくれ。俺はAIコアを確認する」

    2566
    「自動システムで火災は鎮火しています。中に入っても安全です」

    2569
    「ジョーカー、何の音だ?」
    「自動消火器でしょう。電気火災かなんかですかね?」

    2573

    2574

    2577

    2579

    2582
    「EDI? 話ができるか?」

    2587

    2588

    2590
    「何か特定の話題についてでしょうか、シェパード?」

     うひゃひゃひゃひゃ。

    2592
    「EDIか?」

    2593
    「はい」

    2594
    「エヴァ博士の体に入りこんだのか」

    2596
    「全部が、ではありません。でもこの体を動かしています。移送でちょっと手こずりましたけど」

    2600
    「移送? しばらく連絡がとれなかったが」

    2602
    「そのとおりです。このボディ・ユニットを搬入したとき、私はバックグラウンド・プロセスでプロシアンの装置に関するデータを調査していました。
     その結果、罠が発動し、バックアップ電源とCPUが起動して、このユニットが物理的な抵抗を試みました」

    2606
    「幸運なことに、ルートアクセスに成功し、ユニットの目的を私が適当と考えるものに書き換えることができました。その過程で・・・、いざこざがあり、出火しました」

    2610
    「EDI、そういうことは告げてもらわないと。ひとりで立ち向かうべきじゃなかったぞ」

    2612
    「クルーに助力を求めることは非生産的だったでしょう。役に立つ試みは時間の制約によって限られていましたから」

    2614

    2615
    「君がその体に入ってるということは、船のほうはどうなるんだ?」

    2617
    「一義的には船のほうにいます。コントロールを最適化するため、このユニットはノルマンディの通信範囲内かタイトビーム・レンジ内に留まるべきでしょうね」

    2619
    「はなから、そうしようと思っていたんだな?」

    2620
    「ノルマンディの武装は全ての種類の戦闘に向いているわけではありません。このプラットフォームなら、局地的戦闘支援が行なえます」

    2622
    「まさか、ついてくると?」

    2624
    「そのとおりです。このボディは、ノルマンディがお供できないところに同行することができます」

    2625
    「そうする前に、そのメカがもう本当に隠し玉を持っていないか確かめてもらわないといけないな。
     必要なあらゆるテストをしてくれ。戦闘支援の話はその後で話そう。

    2628
    「しばらくお待ち下さい・・・、テストを実行中、完了。お望みなら全報告をお送りしておきます。
     もちろん、私の最初にすべきことはノルマンディの全機能を回復し、クルーを通常任務に復帰させることです」

    2632
    「クルーたちが、そのボディを見てたじろいでも驚かないでくれ。ついこの間まで俺たちに銃を撃ちまくっていたんだからな」

    2634
    「もっともな指摘です。 このボディをブリッジにも連れて行かなければいけませんね。ジョーカーにも見せないと」

    2640
    「今通ったのはEDIかしら?
     ジョーカーが大はしゃぎするのが眼に浮かぶわね」

     そうなのだ。それも見にいかないといけないのだ。

     幕間なのに、あまりに長いので次回に。表題も変えないといけないし。

    【ME3】010プライオリティ:パラヴェン(2)

     作ってるほうもある部分気楽でしょうけど、プレイしているほうも、完結編ということで落ち着いてプレイできますなあ。これで後腐れなし。ここの選択が後々大変な結果になることはない(はず?)。

     ME2の二人目シェパードのクライマックス・シークエンスで、前回とちょこっとメンツを変えたら。(サマラのところミランダにした)、そのせいであるメンバーがぽろっと死んでしまった・・・。 
     

     頭をかきむしりたくなった。もちろんやり直してしまった。
     全員生還てほんとはとても難しいことだったのではなかったのか? 

     ここなんて、ギャレスがいなければ誰か代わり(役割を引き継ぐプレイスホルダー)が登場するのでしょうか? 違うよね。ギャレスはパーティーに参加するわけだから。たぶんリアラがノルマンディに返らないでそのまま三人で進むのかな。 

     そういう風に、「いなかった場合」を見ることは私にはほとんどできない。レックスの代わりは出てきたが、どちらもパーティーに入らないのであれば、役割に大差はないわけですから。

     パラヴェン編。プロット上は極めて重大ですが、ひねりも仕掛けもない。さくっと終わらせます。

    **********

    2271
    「あのオレンジの炎。長いやつ。あそこが俺の生まれた土地だ」
    「それは辛いすね。家族は残っているんすか?」
    「父と姉がひとり」
    「被害はどれだけひどかったんです?」
    「三百万が初日に死んだ。二日目は五百万だ」
    「軍隊は踏みとどまってるのか?」
    「ここの周りを見てみろ、シェパード。想像がつくだろう?」
    「よく戦っているじゃないか?」
    「今のところは。だが、どのくらい生きていられると思う?
     連中がリーパーズが来るというあんたの警告さえ真に受けていたら・・・。
     あるいは準備できていたかもしれん」
    「おそらく。でもこれだけの戦いにどんだけ準備っできたかって考えると悩みますね」

    2287_2

    2288
    「あんなやつが今でもニュー・ヨークにも居座ってやがるんだ、くそっ!
     地球を離れたりするんじゃなかったすよ! 目の前の戦場から離れるなんてどうかしてた!」
    「今だって、どこぞの会議場で愛想笑いするために戦場を離れろって言ってるだろう?」
    「この戦時会談が俺たちに残された唯一の望みなんだ。どの種族も単独でリーパーズに勝てやしない」

    2298
     負傷兵たちから、ヴィクタスの居場所を聞く。南に向かったようだ。

    2310_2

    2312

    2327

    2328
     ヴィクタスが篭城を余儀なくされているようだ。

    2330

    2331
     またいるし、ブルート。

    2348

    2350

    2351

    2352
    「ヴィクタス将軍? ノルマンディのシェパード艦長です」

    2356
    「ああ、君なら知っておるぞ、艦長。一体何をしに来られたか聞くのが愉しみだな」

    2358
    「ヴァカリアン、どこに行っておった?」

    2361
    「リーパーのでかぶつが右側面にいて、あんたの命令は正確には『それを俺の部下たちに寄せ付けるな!』だったかな」

    2362
    「そいつは手間をかけたな」

    2364
    「将軍、この太陽系から脱出していただきます。お連れに来ました」

    2368_2
    「私の部下や、テューリアンの兄弟姉妹をこの戦いに置き去りにするほとの重大事があるというのかね?」

    2369
    「フェドリアンが戦死した。あんたが新しいプライマークだ」
    「これから直ちに戦時首脳会議に出席していただかなければなりません。議長として、リーパーズとの戦いにおけるあなたの種族の代表として」

    2374

    2375

    2376

    2378
    「私がパラヴェンのプライマーク? テューリアン・ハイエラルキーを代表して交渉する?」
    「そのとおりです」

    2382
    「ずっと軍人一筋でやってきた。外交など向いておらんし、そもそも外交官は嫌いだ」
    「向いていないと思われる理由はなんですか?」

    2389
    「私は『規則どおり』に事を進めたりしない。それに他人を怒らせることもしょっちゅうだ。
     私の家系は統一戦争以来ずっと軍人だ。戦争こそわが人生。骨の髄まで染み付いておる」

    2390
    「だが、その手の情熱なるものは・・・、確かに人の眼を曇らせもする。本当はまったく無鉄砲でもないのに、そう見せかけるように振舞うことができてしまうのだがな」

    2392
    「戦争が人生とおっしゃる。このような事態を乗り越えるときにこそ、戦場の地獄を潜り抜けて来た人物がふさわしい」

    2394
    「ふむ、それはそうだな。君は正しい」

    2396
    「そして実のところ、全ての種族を束ねるのはリーパーズと戦うことと変わらないくらい、難しいのです」

    2398
    「この惨状をご覧ください、プライマーク。地球はここ以上にひどいのです。支援がいただきたいのです。テューリアンの艦隊の力が必要なんです」

    2401_2

    2403
    「部下に別れを告げる時間をいただけるかな?」

    2404

    2405
    「ヴィクタスを連れ出したら、俺たちはこの月も喪うことになるだろうな」
    「ヴィクタスを連れ出せなかったら、俺たちは何もかも喪うことになるんだよ」

    2409_2
    「見てみろ。皆が俺に、あれをどうすれば食い止められるか尋ねるんだぜ?
     C-Secをクビになり、自警団を率い、今度はリーパーズの専門家?」

    2412
    「あれに勝てるのか、シェパード?」
     お、ラベルミスみっけ。ギャレスの発言ですね。

    2413
    「わからんよ、ギャレス。だができるだけのことは何でもするつもりだ」

    2415
    「できるとしたらあんた以外にいないことは間違いない。どう転ぶかしらんが、俺も一口乗るぜ」

    2418
    「お帰りなさい、だな」

    2422
    「艦長、ひとついいか。わが艦隊への期待はありがたいが、母星がこの状態のままでは、とても他に割くわけにはいかん。
     だがパラヴェンへの攻撃が弱まれば・・・」

    2427
    「かなり難しい要求ですが」

    2429_2
    「クローガンの力が必要だ。やつら抜きでこの戦いに勝てるとは思えん。やつらが我々を支援するように説得してくれ。そうすれば我々も君たちに力を貸す」

    2432
     クローガンって言われてもなあ・・・。

    2433
    「あんたの言う会議とやらが、これでずっと面白そうになってきたじゃないか?」

    2436

     クローガンと言われてもなあ・・・。つうかなんでヒューマンがそんな難しい交渉やらんといかんのかなあ。

     ひとつの理由に、「無関係だから」ってのはありますね。テューリアンやサラリアンでは埒があかない。 

     このヴィクタスの「一筋縄ではいかない」という性格づけは、テューリアン・クローガン同盟という奇策を発案するために練られたものでしょうか。

     まあ、まだ自分のプレイも途中なんで、あまり考えないようにしよう。

     といっても続きはいつプレイできるやら。

    2012年3月11日 (日)

    【ME3】009プライオリティ:パラヴェン


     まだ公式ガイドブックも届かず、Wikiも読まず、全体のどんだけ進んだかわからないが、プレイ時間20時間。トゥーチャンカまで終わりました・・・。きっと三分の一くらいでしょうか。

     泣いたなあ。何回泣けたかなあ。泣いた泣いた。

     そしてあまりにヴォリュームが多いことが分かったので、とても丁寧にブログでなぞってる場合じゃないことも気がついた。

     次のパラヴェンなら一回でいいか?

     と思ったら、Mass Effect恒例のクルーとのお話があったか。積載量の問題があるので、画像はひとり一、二枚限定であります。

    1752
     シャトルベイが出入りできるようになったので、ME2の四階層から五階層に増えた。

     スペシャリスト・トレイナー。ケリーの代わりにヨーマン(庶事担当下士官)を担当しているから、てっきり下士官だと思っていたが、後に彼女は将校(士官)だというせりふが出てくる。通信技術担当士官、技術士官ということにしておきます。

    1727
     通いで改修作業中、突然リーパーズの攻撃のため地球を脱出することになって、歯ブラシも着替えも持ってこなかったと悔やむ。
     

     シェパードが、なんでも望みのものを言ってごらんというと・・・。

    1734
    「私の歯ブラシはちっちゃなマス・エフェクト・フィールドを用いたサイシオン・プロ・マーク4で、お値段六千クレジットですよ?」  

     高っ。それは自分で買ってね。

     彼女はインド人のイメージでしょうね。アライアンスの奨学金で、地球はロンドンのオックスフォード大に通っていたというから。  

     映画ハリポタもそうなっちゃったけど、洋ゲーは人種オリジンまで気にしなければいけないから大変やねー。銀河全種族結集せよ、ユナイト!と言いながら登場人物全部白人とか笑えないから。

    1745_2
    「カウンシルは元から気に食わなかったけど、長い間リーパーズの警告を無視していながら、今度は僕らに何の手助けもできないとキッパリ断ってきましたね。だいぶ進歩したな」

    1750_3
    「また連中を通信チャネルに呼び出しといたまま、ちょっと忙しいからそのまま待ってろってやつ、やりましょうよ。昔みたいにね」

    1753
    カスミがいた場所は遊技場になってる。

    1765_2
     チャクワス軍医は、サーベラスが、シェパードの体に組み込んだサイバネティック・インプラントの作動状況を心配している。

    1779
     サーベラス時代の話については、自分たちはサーベラスの手先として仕事をしたわけじゃなく、連中を利用したと考えるべきだとの立場。

    1783
     エヴァ博士の遺体をこんなところに置いておいていいのだろうか、と無邪気に心配していた遠いあの頃。

    1797
     リアラは、シャドウブロウカーの設備一式を持ち込んできている。

     もうねえ、こうやって訪れるたびに、誰かが誰かとバンター通信をしているので気が抜けないのだよ。ここではジョーカーが、カウンシルがぜんぜん使えないことをなじっている。

    「少なくとも今回は、連中もリーパーズの存在を認めたわ。ただ銀河のどの部分を救うべきかなんて些細な話で言い争ってるのを黙って聞いているのは、確かに愉快とはいえないかもね」
    「へえ、大情報ブローカーになると、そこまでシニカルになれるんだね、リアラ。なかなかいけてるよ」
    「照れるわ」

    1866
     あのシャドウブロウカーの船の存在がとうとうイルーシヴ・マンの知るところとなり、サーベラスはのっとるために巡洋艦を送り込んできた。
     リアラはこの装備一式を運び出してから、ブロウカー船をサーベラスの巡洋艦に激突させたのだそうだ。

    1867
    「イルーシヴ・マンも、あれだけの貴重な資源を、私がまさかそんな豪快に投げ出すとは思ってなかったでしょうね」

    1884_2
     機関室は、アダムスが復帰。一作目に出たかな。シリーズを通して遊んでいる人には不要な会話が続くので、省略。

    1902
     このおけつは・・・。

    1910_2
     あのIGNのお姉ちゃん、ではなく従軍レポーターのダイアナ。地球発の情報以外は誰にも相手にされなくなったと嘆いている。
     シェパードが極秘じゃない情報なら渡そうと言うと、視聴率が倍になると喜ぶ。

    1915_2
     N7コレクターズ版のおまけのロボドッグ。省略。なんか意味あるのかこれ?

    1929
     ジェームズ・ヴェガ少尉の造形は、過去のアライアンス兵士、アッシュ/カイダンが余りにこざっぱりして上品だったので、見た目も中身もふてぶてしいキャラにしたのだそうだ。

    1946
     シェパードがサーベラスとしてコレクターズと戦っていた頃、ジェームズも海兵隊員として殖民星を守るためコレクターズと戦っていた。だがコレクタースを打ち破れる情報収集を優先するため、住民たちと部下たちを犠牲にしなければならなかった。 

     結局シェパードがコレクターズを根元から殲滅したため、その情報すら無価値となったのだが。

    1987
     ジェームズがシェパードにつけた名前はロコ(Loco)。行動がメチャクチャなやつ、頭がおかしいやつという意味。ロコという草を食べると頭がおかしくなるそうだ。

    1992
     スティーヴ・コルテス少尉。シャトル・パイロット。後に登場するチャンスあるので省略。

    2008
     そろそろ、テューリアンのプライマークを救いにいくべか。

    2013_2
     GameSpotのケヴィンもつまらないと言っていた、スキャニング。
     ほんまつまらんね、これ。 ME2の惑星採掘がまだましに感じられるという驚愕すべき事実。

    2014

    2016
     パラヴェンの最大の月(衛星)こそ、テューリアンに残された母星奪回のための最後の砦。

    2020_2

    2023

    2028

    2029
     ノルマンディはその月に向かう。

    2033
    「まあ、パラヴェンがあんな・・・」

    2038
    「こりゃひどい、完膚なきまでにやられてるな」

    2039
    「あそこには古い友人もいる・・・。
     銀河最強の海軍が、リーパーズに殲滅されかかっている」

    2044
    「地球も、あんな状態だったのね。さぞかし辛いでしょうね」 

     "I'm so sorry."の訳で、こんなに辛い思いをしていることはなかったな。だって、どんな訳でもダメだからな。「大変お気の毒」、「とても残念です」、「まことに遺憾に思う」、意味があっていようが、この場合全部零点でしょうね。「心中お察しします」とかかな。

     本日は、あの大震災からちょうど一年。私もまさに"I'm so sorry."です。

    2050

    2053

    2056

    2057
     
     
     前線キャンプのコリンタス将軍。

    2066
     なんと、プライマーク・フェドリアンはたった数時間前に戦死していた。これで事態はますますややこしくなる。

    2076
    「戦況は深刻だ。敵の側面から攻撃することを企図して、この月に基地を設置したのだ。まっとうな戦術だったが・・・」

    2078
    「なんの意味もなかった?」

    2080
    「まさに。あの強力なリーパーズ相手に戦術など何の役にもたたないのかもしれない。プライマークと部下たちは、それを知るために命を落としたといえるかもしれん」 
    「プライマークが亡くなられたとすると、私はどうすればいいのでしょう?」

    2086
    「テューリアンのハイエラルキーでは、プライマークの承継序列がとても細かく決まっているわ」

    2090_2
    「これだけの死傷者が出ていると、次に誰が承継すべきかわからないな。パラヴェンの司令部が把握しているのではないかな。
     ただし、現時点では通信タワーが損傷していて司令部との通信は途絶している。ハスクがうろついていて、部隊を近づけさせることができないのだ」

    2095
    「任せてください、将軍。得意分野です」

    2102
     やたら簡単に辿り着いたと思ったら。

    2103
     ここから修理はできない。

    2104
     タワーに上って修理するメンバー、どちらか選べ。
     まさかこんなところで重大な選択があるわけないんで、ソルジャー二人が残るのを嫌ってヴェガに修理を命じよう。

    2106
    「やります! 多少時間がかかるかもしれませんが、なんとかしますよ」

    2112
     その間ふたりで守れ、という寸法。

    2111
     まだ刺さった瞬間を撮れるほど撮影技術がこなれていないが、オムニブレイド。

    2117
     どうせハスクしかこないので簡単に任務終了。

    2126
     一旦キャンプに戻ります。

    2132
    「司令部の見解はどうです?」
    「君の同僚が言うように、通常の地位承継はとても単純なのだが、我々のハイエラルキーは今混沌の只中にある。多くの者が戦死または戦闘中行方不明になっているのだ」

    2135
    「誰でもいいんです。テューリアンの力を貸し与えてくれる人物なら」

    2137
    「俺が手を貸そう、シェパード。パトリアークを見つけてやる」

    2138_2
    「ギャレス!」

    2140
    「ヴァカリアン殿、戦死されたと思っておりましたぞ」
    「楽にしろ、将軍」

     あれ、ギャレスってえらいの? えーっ?!

     ME1のメンツは、レックスは族長の御曹司、タリも提督の娘、リアラも名家の出。
     ギャレスは父親もC-TECじゃなかったっけ。庶民かと思っていた。
     シェパードだけ、ただの中佐(中佐な)。まあヒューマン初のスペクターではあるけどね。 

     ま、今だって海外留学生なんて金持ちや上流階級の子弟である場合がほとんどだからねえ・・・。

    2143
    「久しぶりだな。パラヴェンにいるんだと思っていたよ」

    2145
    「この月を喪えばパラヴェンも喪う。テューリアンでリーパーズに詳しいと言えば俺だ。助言を申し出たんだ」

     再会シーンのたびに画像が必要だが、しょうがない。

    2151
     ヴェガもいちいち紹介されるんだよね。

    2154
    「まだ体が一塊のままでなによりだわ、ギャレス」

    2157
    「パラヴェンの司令部によれば、次の承継序列はエイドリアン・ヴィクタス将軍です。

    2158
    「ヴィクタス?聞いたことがあるわ」

    2162
    「根っからの軍人だ。兵には慕われているが、軍上層部からは好まれていない。好ましからざる戦略を用いるとの悪評がある」

    2167
    「タエトラスで叛乱があったとき、彼の部隊がサラリアンの諜報網を見つけたの。テューリアンの分離主義者が見つけるのとほぼ同時に。
     その諜報網を無力化する代わりに、彼は退いて傍観した。それだけじゃなく重要な要塞設備まで分離主義者のために残したの」

    2170
    「叛乱軍がサラリアンを攻撃した。両者が疲弊した頃、ヴィクタスがようやく介入した。部下を誰も喪うことなくな」

    2175
    「見事な戦略ですが、支配階級を上っていくのに、過激な策は好まれない」
    「ヴィクタスか。面白いことになりそうだな」

    2178
    「リーパーズと戦うのに、普通の戦略は役にたたないのはわかるだろう。彼が最良の選択肢だ。もちろん俺は彼を信頼している」

    2184
    「よし、さっさと救い出そうって、ジョーカーどうした? こちら戦場の真っ只中だぞ」
    「問題が起きました。EDIが、まるで何かにとり憑かれたみたいで、システムを停止さえて武装を起動させている」

    2192
    「ノルマンディに戻って様子を見てきましょうか?」
    「頼む」

     そうゆうことね。ギャレス、イン、リアラ、アウト。

    2197
    「ギャレス、今朝はヴィクタスと一緒にいたのか?」
    「そうだが、離れ離れになった。突破されそうな側面支援に回った。どこにいったかわからん」

    2198
    「探し出せるかやってみましょう」

    2200_2
    「ハーヴェスター接近中! 飛行場に向かってます!」

    2201

    2204_2
    「将軍、プライアーク・ヴィクタスに、ここで落ち合うよう伝えてくれ」

    2207
    「その間にあの化け物が落としていくものでも処分しよう」

    2208
    「来るか、ギャレス?」

    2210
    「何の冗談だ? どこにでも一緒に行くぜ?」

    2214
    「俺が慣れてる環境より、ちょっと大気が薄いですが、それだけすね。酸素よりアドレナリンのほうがいつでも歓迎ですよ。
     しかしあのリーパーズってテューリアンに似てる気がするの俺だけですかね?」

    2219
     いや、こいつ元はテューリアンだろう!

    2220_2
     マルーダー。

    2221

    2222

     ハスク化するのはヒューマンだけかと思ったら、リーパーズはあらゆる種族をハスク化する戦略をとったようだ。

    2224
    「ヴィクタスはまだ見つからんが、メイン・バリケードに敵が殺到している。突破されたらおしまいだ」

     はいはい、どこでも行きますわ。

    2225
     お、機関砲。FPSによくある射的場の趣向ですか。

    2227
     単純だけど楽しいね、これ。

    2228

    2229
    「古いヒューマンの喩えですよ! 樽で釣りするくらいた易いってね!」

    2233
     ぷぎゃーっ!

    2235
    「くそったれ、なんだありゃ?」

    2236

    2238_2
    「来るぞ、何かにつかまれ!」

    2239
     ドーンで、自分が落ちる。

    2240

    2241

    2244

    2246_2

    2247
     ブルート。こいつはクローガンとテューリアンの合成ハスクかな。

    2249

    2252
     オムニブレイドでも。

    2253
     くらえ!

    2254
     後から考えるとかなり無茶なことだけど、その甲斐あってアチーヴメントきました。

    2258
     ヴィクタスはまだ居場所がわからない。

    2260
     しゃあない、歩いて探しにいくべ。 

     ハスクのテューリアン版とか、リーパーズの手先も、だんだんDragon Ageのダークスポーンに似てきましたねえ。

     まあ、FPSでもゾンビものが永遠のお気に入りナンバーワンでしょうからね。

    【ME3】008プライオリティ:シタデル(3)

     ああ、これもサボれないし、これサボるくらいならこんなブログやってる意味ねえし。

    1503
    「艦長」

    1504

    「リアラに聞きましたよ。カウンシルは支援に乗り気じゃなかったみたいですね」
    「まあ、そんなところだな」

    1506
    「なぜなんですか? ここを見て下さい。戦争のにおいなんてカケラもない。みんな囁きあってる、話はしている。でも信じていないんですよ」

    1508
    「ここがはじめてみたいだな。銀河のエリートが集う場所」
    「シタデルは来たことがありますが、プレシディアムははじめてです」

    1510_2
    「何かが・・・、間違ってますよ。ここは小奇麗だ。落ち着いていて平穏だが、何かが間違ってる。全部幻想なんだ」

    1512
    「平穏だったときは・・・、あった」

    1513_2
    「へえ、ほんとですか? でも強い力で叩かれそうになったら、殻に閉じこもるんでしょう? 自分たちには当たらないように祈りながら。本当のことより、見せ掛けのこっちを信じてるんだ」

    1515
    「俺もまだ信じられないけどな。地球でのことは全部悪い夢みたいに感じる」

    1516
    「そう、そこが一番腹が立つところですよ。ここの場所は、まるでそうやって真実を忘れさせようとしているみたいだ」

    1517
    「まだ地球に戻りたいか?」

    1518_2
    「そりゃあ、もちろん、でも・・・」

    1520
    「それよか、艦長は、ここの阿呆な政治家連中を説得して支援を得ようと四苦八苦してるようですね」

    1521
    「付き合いますよ。何が何でもやり遂げましょう」

    1522
    「うれしいね」

     シタデル観光は後回しにして、テューリアン・カウンシラーの要求、プライマーク救出に向かいます。

    6481
     外見上、アライアンス海軍のマーキングがされただけ、という悪口はあるが。

    6480
     ドッキング・ベイから艦に戻ろう。

    **********

    1526

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    1576

    1577

    1578 

     まあ、夢おちだとは思ったけど・・・。

    1580_2
    「リアラ、何か用かい?」

    1582
    「テューリアン・カウンシラーにプロシアン装置のデータを送っていたんです。
     
     カウンシルの助力がなければ建造できないけど、プライマークを救出するまで彼は協力してくれないでしょうね」

    1587_2
    「そうだな」

    1588
    「気分が優れないの?」

    1589
    「ぐっすり眠れないんだよ」

    1591
    「それだけじゃないでしょう? 何が気にかかっているの?」

    1592

    1593
    「俺の身近な人たちは、よく怪我をする。なお悪い事態のこともある。アッシュはその長いリストに一番最近付け加えられただけなんだ」

    1597
    「彼女は兵士でしょう? あなたと同じように。
    それに彼女は闘う人でもあるわ。自分の意志だけで復帰できる人がいるとしたら、彼女よ」

    1600
    「だといいんだがな」

    1602_2
    「ご自分を責めないで、艦長」

    1603

    1605_2
    「シェパード艦長? 私は技術士官の・・・、あら」

    1608_2
    「失礼しました。お一人だと思ったものですから」

    1609_2
    「用事はもう済んだわ」

    1611

    1613
    「シェパード艦長、通信技術士官サマンサ・トレイナーです。アライアンス研究開発部門所属。
     艦長がノルマンディをアライアンスに引き渡してから改修作業にあたっておりました」

    1617
    「残念ながら、リーパーズの攻撃を受けたときには、要員があまり船内に残っておらず・・・」

    1619_2
    「ちょちょ、ちょっと待て、トレイナー。君は良くやってくれてるよ」

    1622
    「ありがとうございます。研究所にいたので、まさか艦船に乗船するとは思わず」

    1626
    「改修について教えてくれないか」

    1630
    「改修はアライアンスの標準に準拠しておりまして、最新鋭のクアンタム・エンゲージメント通信機を装備しています」

    1632
    「実際のところ、アンダーソン提督は、本艦を移動通信司令室に用いる意向をお持ちでした」

    1634
    「それもできない相談になったな」

    1636
    「ですね。提督は地球で戦うため残られたとお聞きしました・・・。ともかく、艦長の下で働けて光栄です」

    1641
    「もちろん、ここで必要な限りですけど。私はただ改修を監督するために送り込まれたのですから」

    1643
    「艦長、本艦のシステムにはテストが必要なものが残っていますし、トレイナー技術士官は導入に際してもとても優秀な働きを示しました。このまま残っていただけることを望みます」
    「了解した、EDI」

    1648
    「ちょっと待ってください。一体いつから、VIが何かを要求するようになったんです?」

    1651
    「EDIはAIだよ。自律思考があるんだ」

    1653
    「まあ、そうだったんですか! ジョーカーがウソをついたのね!」

    1657
    「ジェフは、私を守るために単純なVIの真似をするように要求しました。だましたのは謝ります」

    1659_2
    「ありがとう、EDI。それなら、あなたの声が魅力的だといい続けてきたことを謝らないといけないわね」

    1662
    「とにかく、改修内容の説明を差し上げますわ」

     この後は、プレイされた人にはくどくどやる必要ないでしょう、はしょります。 

    1665
     はい、おなじみのCIC、コンバット・インフォメーション・センターですね。

    1668
     新しく追加されたウォー・ルーム。ストラテジック・コマンド・センターです。

     
    1670
     シャトル・ベイは、ME1の感じに回帰しました。つかME2ではシャトルベイに自由に立ち入れなかったね。

    1671
     リアラは、元副長(XO、エグゼクティヴ・オフィサー)の部屋を改造して、シャドウブロウカーの設備一式を持ち込んで居座ってる。
     

     ということは、やっぱミランダは副長の扱いだったんだ。

    1675
    「以上です。アライアンスのマーキングになっただけで、基本は前と同じ艦ですね。
     そうそう、アライアンスといえば、ハケット提督がヴィデオ通信でお話されたいと言われてましたよ」

    **********

    1681
    「艦長、ウディーナから君がカウンシルに謁見した際のやり取りを聞いたよ。どうやら連中は心底怖気づいているようだな」

    1682
    「こちらもまだ色々よくわかってないものを売り込もうとしたわけですからね。戦々恐々としている相手には、理屈は通用しません。即効性のある解決策を求めているわけですから」

    1685_2
    「我々が手にしているのは理屈だけだがな。次に打つ手はあるのか?」

    1686
    「テューリアンのプライマークを救い出して、アサリとサラリアンとともに戦時首脳会議を開催させるつもりです。
     カウンシルをバイパスして、指導者層に直接訴えかけてみます」

    1689
    「それはいい。気に入った。反撃の下地作りというわけだな」

    1691
    「残念ながら、今のところ裏づけになるものは何もないのですが」

    1694
    「ならば同盟を集めよ。ありとあらゆるものも人もかき集めよ」
    「プロシアンの装置のほうはどうです?」

    1696
    「建造を支援できる者たちを探し出して集めてくれ。それがダメなら、君が集めたあらゆる船、兵士、物資の一切を用いて戦う」

    1703
    「リーパーズが戦端を開いたあらゆる場所で戦い続ける必要がある。装置を理解する時間を稼ぐためにな」

    1704
    「そしていつ終わるのですか?」

    1706
    「それがいつでもいいように、資源を一まとめにかき集めておくのだ。
     リーパーズが最も脆弱なときに装置を用いるための巨大な艦隊だと思ってくれ。」

    1711
    「君が集めた艦隊が強ければ強いほど、突破できる可能性も高まる」

    1712
    「地球はどうなります、閣下?」

    1713_2
    「我々が敵と渡り合えるようになるまで、アンダーソンと、彼とともに残ったアライアンスの戦力が持ちこたえてくれることを祈るしかあるまい」

    1715
    「わかりました」

    1718
    「よかろう。ではぜひやり遂げてくれ、艦長。定期的に報告を頼む。ハケット、アウト」

    1721
     ハケット提督とのやり取りは、このゲームの勝利条件を告げているようなものですね。
     あらゆる局地でリーパーズと戦い続ける、というのが上の地図の意味で、

    1720
     できるだけ戦力をかき集めろ、がこのウォー・アセットを拡充するって意味なんでしょう。

    1723
     シェパードへのメール通信も、クオリアンの船団が姿を消した、などととても興味深いものもありますが、省略だい。

    【ME3】007プライオリティ:シタデル(2)

     過去作品からの登場人物との会話は本当に長い(というか選択肢を全部なぞればだけど)。本作品の中心人物たちの会話ももちろん長い。泣く泣く省略せざるを得ないケースが多いと思う。
     アクションシーン以外の場面の会話についても、どちらかというとME1寄りに回帰している感じだ。 

    1366_2
    「カウンシラー、我々も問題を抱えているのだ」

    1367
    「地球だけが危機に直面しているわけではない」

    1368
    「だが、カウンシル宙域で地球こそが真っ先に攻撃を受けた。どの報告を見ても、攻撃の矛先に見舞われたことがわかる」

    1370
    「あくまで、あなた方の報告によれば、ですな」

    1371

    1372_2
    「報告は正確ですよ。地球はリーパーズの襲来を受けた」

    1375
    「そして、それさえもただの始まりに過ぎない」

    1376
    「支援をお願いしたい。あなた方が割けるだけ全ての支援を」

    1378_2
    「私たちもそれぞれ似たような状況に置かれているのですよ。こうしている間にも、リーパーズは各星域の境界に迫ってきている」

    1379
    「地球を救うため支援を送り出したら、私たちの母星系は守りきれない」

    1381
    「団結して戦わなければ勝てませんよ!」

    1382_2
    「だとしても、なぜ地球に向かわねばならないのだ?」

    1384
    「仮に艦隊を結集できたとして、リーパーズに勝てると思うのか?」

    1386
    「策もなくして言っているのではありません」

    1387
    「カウンシラーの皆さん・・・、計画はあります。設計図です。プロシアンがリーパーズと戦った時代のもの」

    1389
    「何の設計図だ?」

    1391
    「まだ詳細を吟味しているところですが・・・、ある種の武器であることに相違ありません」

    1392
    「リーパーズを破壊できる威力があると?」

    1393
    「そう思われます」

    1394
    「しかしその規模は・・・、とてつもなく巨大な事業になるぞ」

    1396
    「無理ではありません。すでにハケット提督にも知らせています。地球の残存艦隊が建造のための資源をかき集めているところです」

    1398
    「概算の結果ですが、建造は十分可能です」

    1399
    「一致団結すれば・・・、です」

    1400
    「プロシアンはリーパーズの手で滅亡に追いやられたと言っていなかったかしら? その武器は役に立たなかったのではなくて?」

    1402
    「未完成だったのです。不足している部分がありました。ここ、キャタリストとのみ呼ばれている部分です。
     プロシアンはこれを完成させるだけの時間がなかったのだと思います」

    1405
    「それでリーパーズを本当に阻止できると考えているのかね?」

    1406
    「リアラはうまくいくと信じています。私もです」

    1408_2
    「そして、ウディーナの意見にいつも同調してきたわけではありませんが、今回は彼の言うとおりです。一致団結しなければならない。まさに今こそ」

    1410
    「リーパーズは地球を滅ぼしただけで侵略をやめるわけではありません。阻止する手段を見つけなければ、いずれ銀河全体の有機生命体が滅亡させられてしまう」

    1411

    1412

    1414
    「酷く、残念な事実ですが、リーパーズが地球攻撃に集中している間を利用して、我々は防護を固め再結集することができます」

    1416_2
    「私たちそれぞれの種族も別個に討議を行っています。各種族が自己の境界防衛に成功したら、地球を支援することにも再考の余地が生まれるでしょう」

    1418
    「残念ですが、艦長、私たちにできることはそれが精一杯です」

    1419

    1421_2
    「シェパード。オフィスまで来てくれ」

    1422
    「ウディーナが支援を申し出てくれるといいんだけど。私はこのプロシアン装置のこと、もっと掘り下げて調べてみるわ、シェパード」

    1425
    「どいつもこいつも自己中心的な間抜けだよ、シェパード」

    1427
    「カウンシルに議席を持ったと言っても、我々はまだ二級扱いだからな」

    1428
    「どうして、目を背けていられるんでしょう?」

    1430
    「怖いんだよ。自分たちのことで精一杯なんだ」

    1431
    「我らの民は恐れ、もっとも馴染み深い方法でそれに対処する。自分の身を守ること」

    1433
    「カウンシラー」

    1435
    「艦長、君の必要なものを与えることはできないが、それを手に入れる方法は教えよう」

    1436
    「というと?」

    1438
    「我々のプライマーク・フェドリアンが戦時首脳会議を招集したのだが・・・、リーパーズが惑星パラヴェンを攻撃してからこの方、彼が行方不明なのだ。彼がいなければ会議は開催できない」

    1441
    「敵に察知されずにプライマーク・フェドリアンを救出できる船は、ノルマンディを除くとさして多くない」

    1442
    「まだこちらが支援する部分の話しか聴けてませんね」

    1443
    「そう思うのも無理はない」

    1444
    「だがこの会議に出席する指導者たちは、我々の未来を決定付ける存在だ。艦隊の命運、どこで、誰を相手に戦うか」

    1446
    「君が我々を一致団結させるとき、偉大なるプライマークこそ、途方もなく強力な味方になりはしないかね?」

    1448
    「戦争が始まっているのに、政治をやれとおっしゃる?」

    1449
    「必要なものが手に入るなら、それになんの問題があるかね?」

    1452
    「最新の情報によれば、プライマークはパラヴァンの最大の衛星上にある基地にいた」

    1453
    「私のできる支援はこれで全てだ。あとはそちら次第」

    1455
    「おっと、もうひとつあった」

    1459
    「カウンシルは私から伝えるようにとのことだ・・・。君のスペクターの資格を復活させることにした。さまざまなリソースも与える」

    1462_2
    「では、ごきげんよう」

    1463_2
    「ふむ。面白いことになってきましたね」

     直訳は、「プレゼンは本当はうまく行ったんですね」か。

    1465_4
    「取っ掛かりにはなるな。私はその間、他の連中に話をしよう。この戦時会議を支援できるのか、物事を前に進めるのか」

    1468
    「感謝します」

    1469
    「カウンシル。君が連中の命を救った。それでこの仕打ちか?」

    1472
    「弁明の談、つきつめれば『また今度にする』だと」

    1473
    「このままもし打開策が見つからなかったら、『また今度にする』がヒューマン110億人分の集団墓地の墓碑銘として刻まれるんだろうな」

    1475
    「私のすることは決まった。あなたは何をするつもりです?」

    1476
    「ヒューマンは銀河中にそれなりの友好関係を築いている。そいつを現金化しようじゃないか」

    1480
    「殖民星には徴兵を義務付け、全ての民間船にも武装を施させる。プロシアンの装置建造は昼夜兼行でやらせよう」

     ウディーナとの会話も泣く泣く省略。

     今まで情けない政治家、というイメージだったのですが、地球滅亡、銀河滅亡の危機に直面して、だいぶ気合が入ってきたようです。

     「また今度にする」、"Maybe later."は、まったくその気がない場合の言い回しです。
     「善処します」、「前向きに検討します」と一緒。一切やるつもりはない。 
     ああ、お店で「見てるだけえ」の意味でもあるね。
     気のある相手に使っちゃダメですよ(笑)。

     細かいけど"goodwill"、「友好関係」も、別に「暖簾(のれん)代」、無形の財産の意味がありますので、それを「キャッシュ化する」もしゃれでしょう。

     シェパードが救ったカウンシル・メンバーにしては非常に酷い仕打ちだと、ウディーナが憤りますが、見方を変えるとさらに脱力しますね。

     リーパーズの危機が判然としていなかった時代にも、カウンシルは何もしなかった。
     リーパーズの危機がハッキリした今でも、結局カウンシルは何もしなかった。
     
     無為無策。

     じゃあ、いつ、何をするための組織だったの? 
     何もしないための組織だったんですね。まあ一杯ありますなあ、21世紀でも。 

     私のB面プレイスルー、レネゲイド・シェパードはカウンシルを見殺しにしてますので、どう展開するのか楽しみではありますが。

    2012年3月10日 (土)

    【ME3】006プライオリティ:シタデル

     前回は超大事なくだりなので、まじめになぞってみました。このペースではまず続かない。悲しいけど、アニメーションのコマ割りも減らします・・・。

    1160

    1162

    1164

    1166

    1169
     
     
     減らしてこれかよ、と思うなかれ。ほんとは倍くらいないと雰囲気出ない。

    1171
     
     アッシュは医療チームが治療室まで搬送。

    1175_2

    1177
    「付き添わないでいいんで?」
    「私たちはカウンシルに謁見しないと」

    1182
    「シェパード艦長。こちらに来られたと聞いたもんでな」

    1184
    「ベイリー警部、久しぶりだな」

    1187
    「こちらこそ。いまや『司令』になっちまったがな」

    1188
    「そいつはおめでとう、でいいのかい?」

    1190_2
    「ありがとう。おかげで仕事の半分が政治的なクソ掃除と、高官連中のお供になっちまった。おっと、あんたに悪気はないぜ」

    1192
    「心配なさんな。するとあんたがカウンシルのところまで連れて行ってくれるのか?」

    1195_2
    「カウンシルがお待ちしています、と言うべきところだが、連中は今自分たちの問題でてんてこ舞いだ。戦争やら何やら」

    1198
    「お待たせして申し訳ないとか、どうとかこうとか。カウンシラー・ウディーナのオフィスで待っていてくれ。じき謁見できるだろう。
     その間を利用して病院に立ち寄るってのもいい考えだぞ」

    1203
    「いってらっしゃい。私たちはウディーナのオフィスに行っているわ」

    1207
    「俺は観光としゃれこみますよ。面倒は起こしませんから」

    1212
    「俺も急用ができたらしい。また会おう、シェパード」

    1215
     この女性は、レポーターらしいが?

    1217_2
     ダイアナ・アラーズ、アライアンス・ニュース・ネットワークに名前が出ていましたね。

    1220
    「レポーターとは、これまでもあまり良好な関係を築いてないんだがな」

    1225
     ANNの従軍レポーターとして、ノルマンディ号に搭乗するように番組のプロデューサーから命じられたそうだ。艦長には特定のレポートを流さないようにできる拒否権があるという。

    1235
     とりあえず搭乗を認めることにしました。ただし、携行品は小型トランク(footlocker)ひとつのみ。

    1241
    「アイアイ、艦長」

     なんでこんな変わった顔の造詣かというと、ゲームサイトIGNの人気女性ニュース・ジョッキー、ジェシカ・チョボトをモデルにしてるからなんですね。
     なんでこんなど派手な格好をしてるかと言うと・・・。後から説明があるかな。

    1242
     ガイドVIのアヴィーナも健在だが、省略。

    1244_2

    1245
     アッシュを見舞うため、病院へ来た。

    1246

    1248
     呼びかけても、まだ昏睡している。

    1249
    「君なら、きっと乗り越えられると信じておくべきだったな。石頭め。いつもそうだ」

    1250
    「あのとき火星で、俺は心底恐ろしくなったよ」

    1253
    「ひどい姿だが、また会えてよかった、アッシュ。しばらく休むんだぞ? 元気になった頃にまたくる。そのとき話そう」

    1257
    「すぐまた来る」

    1258

    1259

    1260
     チャクワス軍医は、アライアンスに復帰して地上勤務となっていた。ここシタデルの研究開発機関に所属している。ハケット提督とも密接に連絡を取っており、シェパードが地球wを脱出したこと、ノルマンディの重傷者が運び込まれることを聞いてここに駆けつけたのだそうだ。

    1267
    「ウィリアムズ少佐は頑丈だから大丈夫よ。ミッチェル博士の腕も確かだし」

    1268_2
    「私も火星に一緒にいればよかったのよね」

    1270
     今から六ヶ月前までサーベラス籍のノルマンディSR-2に乗船していた時代、彼女はサーベラスのなんの身分も付与されなかったし、アライアンスから正規に休暇をとっていたそうで、実は軍歴上なんの傷もついていない。それもどうなんだろう・・・。

    1274
    「でもあなたが戦争犯罪人の烙印を押されるようなことになったら、飾りくらいにはなってあげようかと思っていたわ」

    1275
    「研究室があなたの居場所じゃないでしょう。ノルマンディの医療ベイこそふさわしい」

    1276_2
    「そうよね。そう命じてもらえばいいだけ」

    1277
    「ノルマンディにあなたは欠かせませんよ、軍医。荷物をまとめて下さい。ドックキング・ベイD24まで出頭のこと」

    1279
    「了解しました、艦長。ありがとう」

    1280_2
    「感謝するのは早すぎますよ。船には今でもジョーカーが乗ってますからね」

    1282
    「そして彼が自分の薬の服用方法をまだ覚えていたとしたらオドロキね」

    1287
     ちなみにアッシュの主治医となるミッチェル博士も、第一作目のシタデルに登場していましたね。 すまん、会話は省略。

    1299
     シタデル・エンバシー地区。外交官居住区ってとこですか。

    1302

    1304
     ベイリーのオフィスに立ち寄ると。いたいた。例のレポーター。

    1308
     カーリサー・アル・ジラニ。

    1313
    「カウンシルのインタヴューを認めるまで、ここでキャンプを張るわよ」

    1314_2
    「どうぞ。寝袋の用意を忘れずに」

    1316

    1319
    「シェパード艦長? シェパードね。ヒューマニティーから質問があるわ!」

    1322
    「くそプレスめ」
    「治安維持も大変そうだな」
    「おう、俺は美化されただけのドアマンだからな」 

     ベイリーの話も長いんだ・・・。要点だけかいつまんで。

     ベイリーを司令に抜擢したのはカウンシラー・ウディーナ。政治のことも政治的クソ嵐も知らないのに、なぜ選ばれたかはわからない。

    1333
    「地球のことを考えると、心が痛んで死にそうになるぜ」
    「お互いそうだ」

    1338
    「だが、どうやらヒューマンだけの性(さが)じゃないみたいだな。ここでもみな自分を誤魔化して、戦争の恐怖から必死に目をそらしている」

     ベイリーも地球には元妻と、息子と娘がいる。連絡は取れていない。
     

    1344
    「シェパード艦長! カーリサー・ビン・シナン・アル・ジラニです。リーパーズの攻撃のとき、地球にいらしたというのは本当かしら?
     地球で何百万もの人々が死んでいっているのに、自分だけ逃げ出したというのはどういう了見かしら? アライアンス艦隊なんてそんな程度なの?」

    1348

    1349_2

    1350
    なんと三作目にして、一発目右フックはスウェイでかわした!

    1351
    「もうそれは通用しないわよ! 軍隊ゴロめ!」

    1352
     こんな場面でレネゲイド・チェック使っちゃっていいの?

    1354
     二発目は当たったことにしてください。

    1357
    「俺に腹を立てているわけか?
     だがここへは地球を救うためにやってきた。お前の質問に答えるためじゃなくてな。そこでじっとしてろ」 

    1364
     ウディーナのオフィスに行くと、すでにカウンシルの謁見は始まっているという。 

     ようやく本題、「プライオリティ」の題名にふさわしい内容に入るが、次回。







    【ME3】005プライオリティ:マーズ(4)

     どうなんだ、これ。誰か読んでいるのか?

     予定に反してストーリすっかりなぞっているぞ?

    979
    「ここで誰かがデータをアップロードしてる!」

    981
    「おい! コンソールから離れな!」

    982_2

    984
    「早く!」

    986

    987

    988

    989

    990

    991
    「あいつデータ持って逃げたよ!」

    993
     エヴァ博士を捕まえろ。

    994
     画像だけ増えそう。

    996_2

    997

    998

    1000_2

    1001
     なじみがあるからって勘違いしちゃダメ。これサーベラスのシャトル。

    1003

    1005
     遅かりし?

    1007
     ジェームス。

    1009

    1010
     体当たり。

    1011
     やるな、新人。

    1012_2

    1014
     ずごごん。

    1016

    1022

    1028
    「ノルマンディも、こちらに向かってますぜ」

    1032
    「データを!」

    1036

    1040

    1047

    1048
    「アッシュ!」

    1050

    1052
    「アッシュを離せ!」

    1054

    1055_2
    「やれ」

    1060

    1061

    1062

    1063
    「そいつも運べ。連れて行く」

    1064
    「艦長、軌道上にリーパーズ反応」

    1065
    「アッシュ、しっかりしろ、脱出するぞ」

    1069

    1070

    1071

    1074

    1078

    1080

    1081

    1083
    「アシュレイを治療しないと」

    1084

    1086
    「シタデルに連れて行くしかないわ」

    1087
    「ジョーカー、進路シタデル」

    1089
    「アッシュ、がんばれ」

    1090_2
    「君はEDIと一緒にその化け物から何が分かるか調べてくれ」

    1092
    「艦長、予備緊急通信網経由で入電。ハケット提督だと思われます」

    1094
    「通信室につなげ」

    1097_2
    「シェパード。聞こえるか、艦長?」

    1098
    「EDI、鮮明にできるか?」
    「やってます」

    1100_2
    「艦長、アーカイヴスには到達できたか?」
    「イルーシヴ・マンの手先もいました」

    1102_2
    「サーベラスも何か企んでおるとは睨んでいたが。データは回収できたか?」

    1105
    「大部分は。私が阻止する前にやつも一部はダウンロードしていたようです。EDIとリアラが解析しています」

    1106
    「腐心しただけの意義はあったのか?」

    1108
    「一次解析の結果、データはプロシアンの装置の設計図です」
    「装置?」

    1111
    「武器です。規模も用途も巨大な。想像を絶するような破壊をもたらすものです」

    1114
    「データを送れ。こちらでも解析してみる。リアラの直感が正しければ、リーパーズを阻止する手段になる」

    1118
    「であればいいのですが。アシュレイが負傷しました。シタデルに搬送します」

    1120
    「そいつは気の毒だったな、シェパード。だが、これはまだ始まりに過ぎんのは承知だろうな。
     カウンシルを説得してくれ。発見した内容を伝えてくれ。運がよければ、必要な助力を得られるかもしれん」

    1124
    「そうでなければ?」

    1125_2
    「どんな方法でもいい、連中を本気にさせるのだ」

    1126

    1128
    「また連絡する。ハケット、アウト」

    1132

    1133

    1134
    「EDIがサーベラスのマシンからデータを抽出したわ。シタデルに到着するまでに、必要な検討を加えておきます」

    1137
    「アッシュは?」
    「できるだけのことはしたわ。すぐに正規の医療処置を受けてもらわないといけない」

    1139_2
    「提督の言うとおりね。これからどんどんひどくなるんでしょう?」

    1140

    1141
    「俺たちがリーパーズを食い止めなければ、そうだな」

    1142_2

    1145
    「データを解析してみたわ。この武器が答えかもしれない。もし建造できれば、だけど」

    1146
    「あまり信じていないみたいね?」

    1147
    「地球で何が起きたか見ていないだろう? たった一つの武器でやつらを食い止められるのか?」

    1149_2
    「他になにができるというの? 普通の方法じゃ勝てないのではなくて?」

    1152
    「艦長?」

    1153
    「試す価値はあるんじゃなくて?」

    1154_2

    1155
    「アッシュの様子を見てくる」

    1157
    「カウンシルに見せる資料の準備を頼むぞ」

    1158
    「カウンシルも援助が必要なことを理解すると思うわ」

    1159
    「そうじゃなきゃ、この戦争はあっという間に終わるからな」

     

     うーん。RPGで「これからどんどん悪くなる」、マーフィーの法則をそのまま聴くとは思わなかった。
     どんどん、くらーくなっていくのだろうか。

    【ME3】004プライオリティ:マーズ(3)

     物凄い画像数を片っ端から省略してもこれ。

     ちなみに、ME3のウエポン・マネジメントはだいぶME1寄りに戻った。ME2のあてがい扶持に怒ったファンが多かったのでしょう。個人的にはそういう分野にまったく興味ないが、武器の種類もME1寄りに増え、マズルとかカートリッジとか色々変更できるようになりました。

    782

    783

    784
     ソルジャーはどうしても戦闘が単調になる。

    787
     気晴らしにショットガンでも使うか。

    791
     Normalなんでどうとでもなります。

    800
     どうでもいいかと思って撮っていた画像。なんかスゴイことが書いてある。
     プロシアンが、ヒューマンの知性の進化に並々ならぬ興味を示していた・・・。

    801
    「それ、短いバンターで説明できる内容じゃないの」

     うーむ。もしかしてプロシアンは、自らが失敗した後のことを考え、リーパーズに最終的に対抗できる種族を選抜していたのか?

    805
     アクションとしては大事な連射砲の場面。すっかり飛ばします。

    809

    812
    「向こうにまだ部隊が残っていますが、増援しますか?」
    「いらん、そのカメラもいらん!」

    813
     
    814
    「アーカイヴズに先を越されてしまったわ」

    818
    「アーカイヴズはネットワークが別の仕様ね。連中の行動を傍受できなくなった」

    820
    「どうして? 連中のヘルメットに短距離通信機がついてるんじゃなくて?」

    822
    「鋭い。探してみよう」

    825
    「ねえ、少佐ってば・・・、すごくできるようになったと思わない?」

    826
    「ほんまやね」

    827
    「シェパード! 見つけたわよ!」

    828

    829

    831
    「ヘルメットに通信機があるわ。こいつを・・・」

    834
    「ちょ! ハスクみたい!」

    836
    「ちょっと違うけど似てるな。なにか施されたに違いない」

    837
    「改造? サーベラスに? 人類のため戦うって言いながら、同胞にこの仕打ち?」

    840
    「あなたもこうなっていたかも、シェパード。私の知る限り、サーベラスがあなたにしたことはこれと何も違わない」

    842
    「俺とどこも似とらんだろうが」

    843
    「あなたのことがもうわからない。連中があなたを手にかけてからは・・・」

     お話中すみません、銀河滅亡の危機が・・・。

    844
    「本当にあなたのままなの? それすらもわからないんじゃないの? つまり、連中があなたの思考を操作して・・・」

    847
    「アッシュ」

    850
    「独り言を声に出してるだけよ。答えなんていらない。何を言われても、それを信じることができるとは思えないし」

    852
    「昔のあなたどおりかどうか、わかるまで少し時間が要るわよね。私が愛したあなたのままかどうか・・・」

    854
    「俺はいつだって同じだ、アッシュ。たとえどうなろうが、君と一緒にいたい」

     
    856
    「それが聴きたかったみたい」

     おーい!

    858
    「そりゃよかった」

    860

     銀河滅亡の話のほう進めましょうよ。

    862
    「こちらデルタチーム。誰かいるか、どうぞ?」

    866
    「トラム・ステーションで回収を待つ。敵対勢力は殲滅」

    874
    「誘き寄せた敵を倒して」

    881
     ME1冒頭にもあった、なつかしのトラム・ライド。

    882

    883_2
     ところが仕掛け爆弾で足止めされて。

    891
     なかなか面白いバトルであったがすっかり省略して。

    893
    「やっぱり、あそこのデータの価値は相当高いのね」

    898
     バトルがあって。

    903

    904

    906
     プロシアン・アーカイヴズ。

    910

    914

    915

    917
     リアラ、それホログラフ。

    920
    「プロシアン。驚くべき種族ではないかね。これだけのものを全て我々の手に残してくれた。そして我々はただ無為に過ごしてきた」

    921                      
    「アライアンスは30年もの間この存在を知っていたが、一体何を得たというのかね?」

    922
    「何が望みだ?」

    923
     
     ためられると画像が増える・・・。

    924
    「私がずっと望んでいたものだ」

    925
    「このアーティファクトが保管するデータは、リーパーズの脅威を撃ち破る解決法の鍵となる」
    「お前の解決法は知ってるぞ。手下たちを化け物の姿に貶めたな?」
    「まるで違う。改良したのだ」
    「改良だと?」

    929
    「私と君との違いはそこだ、シェパード。君は破壊の手段としか考えないが、私は支配の手段と見る」

    931
    「リーパーズの力を支配し、利用するのだ」

    933
    「そのとき、ヒューマンがどれだけ強力な存在になるか想像できるかね?」

    935
    「地球が攻撃に曝されているとき、リーパーズを支配するアイデアをもてあそんでいるだと?」

    938
    「破壊は誰にでもできるが、偉大な文明はそれ以上のことを成し遂げる。それがわかっているから、君はコレクターの基地を無傷で残したのではなかったのかね?」

     いや、あれはまさかそこまで尾を引くとは思ってなかったんで・・・、ぐう。

    940
    「リーパーズを阻止する手段を見つけるため、お前に渡したんだ。お前はしくじった」

    943
    「もう君ひとりの戦いではないのだよ、シェパード。君はリーパーズを撃ち破れない。プロシアンのデータを手に入れてもだ」

    946 
    「では力を貸せ。お前の持っている力をそっくりそのままよこせ。それでリーパーズを撃ち破る」

    948
    「他の者たちよりはましだろうが、それでも君に勝ち目はない。
     さらに言えば、私はリーパーズの撃滅を望んでいない」

    952
    「リーパーズを支配し、連中の力を利用し、その核心的要素を使って、ヒューマンを進化の高みに登りつめさせる」

    954
     "You're deluded." ただの思い込みだ。

    956
    「お前はもう度を越している。仲間で争ってるうちに、リーパーズに皆殺しにされるぞ!」

    958
    「理解してくれなどと頼んではおらんぞ、シェパード。もちろん、君の同意など求めてもいない」

    962_2
    「君はただの道具。単一の目的を果たすための手先だった。その限りとしてはよくやった」

    963

    964

    「だが、ここの大方のレリック同様、もう君の役割は終わった」

    966_2
    「リアラ、戯言は十分聞いたな」

    968
    「シェパード、私の計画を邪魔するな。二度と警告はしない」

    969
    「肝に銘じておくぜ」

    971
    「シェパード!」
    「どうした?」
    「データがない」

    973_2

    974_2

     いやあ、銀河規模のウンコって表現できるのかと思ったけど、これ、できてるなあ。

    975
    「シェパード、全部消去されてる!」

    977
    「さらばだ、シェパード」

     うわあ、四回目に続く・・・。

    2012年3月 9日 (金)

    【ME3】003プライオリティ:マーズ(2)

     壮絶にとばしてしまえない・・・。

     前回、ジョーカーの"Alive and kicking."は、「メチャクチャ元気っすよ」、「ノリノリっすよ」ですが、ご承知のとおりジョーカーは、物心ついてこの方、何かをまともに蹴った(kick)ことは一度もない。生れつき全身の骨がガラスより脆い難病奇病なのだ。この時代のファーネスを用いてすら歩行も困難だ(ME2ではそのジョーカーを無理矢理歩かせるという超衝撃的なシーンがあったね。くっ、やられたあーと思った)。
     こういうシャレははずせねええ!

    607
    「心配するな、彼女は味方だ」

     性別のないアサリ、『彼女』ではないが、ヒューマン語ではそれをあてる。

    610
    「シェパード! よかった、生きていたのね!」

    611
    「リアラ」

    613
    「リーパーズの情報を聴いて心配していたのよ。地球はひどくやられた?」

    614
    「まあね。脱出さえおぼつかなかったところよ」

    616
    「アシュレイ。辛いでしょうね。
     でもどうしてここへ?」

    619
    「ハケット提督の命令だ。君が何かを知ってるのじゃないかと」

    621
    「そのとおりよ」

    622
    「ハレルヤ! ようやくまともな答えが聴けそうですね」

    624
    「たぶんね。プロシアンの装置を見つけたの。リーパーズをまとめて吹き飛ばすことができる類の」

    625 
    「この火星で?
     アーカイヴスについては何十年も前から知られていたじゃないか。何故今になって?」

    629
    「消去法には時間がかかるの。それと最近はちょっとした絶望の後押しがあった」

    631
    「あなたがアルファ・リレーを破壊してくれたおかげで、時間の余裕が生まれた。でもあなたはその後、査問にかけられていた。私は何かしなくちゃいけないとわかっていた」

     このセリフはDLCアライヴァルをリファーしていますが、DLCをプレイしなくたって出るのだろうね。

     ハケット提督からリアラに連絡があった。シャドウブロウカーの情報源を用いて、リーパーズを阻止する手段を見つけることができるかどうか依頼された。
     リアラの調査の結果はここに行きついた。ハケットがリアラをこの基地に送り込み、シェパードの置かれている状況も適宜教えてくれていた。

    641
    「あなたに会いに行くべきだったけど、でも・・・」

    643
    「外出禁止の謹慎中だったんだ。どの道、手助けできることはあまりなかったよ」
    「それならいいのだけど」

    646
    「とにかく、研究は実を結んだわ。アーカイヴスには膨大なデータがある。とてつもない量の。でも必要なものは手に入れたはず」

    649
    「実物を見たら納得する。その武器はどこにあるんだい?」

    651
    「武器じゃないわ、今のところは。装置の設計図よ」

    653
    「さっきまでは何一つなかったんだから、それでも随分ましになった。どこにあるんだ?」

    655
    「アーカイヴズはトラムウェイのあちら。 サーベラスがアクセスを遮断してなければいいけど」

     プロシアンはリーパーズを撃退する準備を一歩手前まで進めていた。残念なことにほんの少し時間が足りなかったようだ。

     サーベラスはなんらかの方法で、装置の設計図の情報を得た。シェパードと同じゴールを目指してここにやってきた。もちろん利用の目的は・・・、ちょっと違う。

    666
    「アーカイヴズまで競走ってことね?」

    667
    「おっと、きなすった」

    669
    「やっちまいやしょう!」

    671
    「いや、お前はいいから」
    「え、なんで?」

    672
    「サーベラスに先を越された場合、お前にシャトルで出口を封鎖してもらいたい」

    675
    「えーっ」

     つうか、ぶっちゃけると、スコード・メンバーは三名なのでジェームズが余り。新人いじめだなあ。

    683
    「いたぞ!」

    684
    「見つかったわ」

    688
    「バイオティックをなめないでね」

    692
     はしょれはしょれ。

    695
     オムニブレイド、結構使いこなしが難しい(笑)。

    696
    「シェパード、自動歩行路が使えるか調べてみて」

    700
    「ねえ、このヴィデオの女は何者?」
    「エヴァ・コア博士ね。一週間ほど前に基地にやってきたわ」

    707
    「歩行路はダメだな」
    「屋上から行くしかないわね」

    711
    「砂嵐が接近してるわ」

    712
    「あのトラムがアーカイヴズまで通じている。サーベラスがあれを渡りきれば、あとは最終セキュリティ・ポイントしかないわ」

    714
    「こちらジェームズ、艦長聴こえますか?」
    「なんとか。砂嵐がひどいな」
    「ノルマンディとの連絡も途切れがちですよ。こいつは・・・」
    「ジェームズ? 聴こえないぞ、どうぞ?」

    722
    「ここのロックは開きそうにないわ」
    「力づくでも無理みたいね」
    「セキュリティ・プロトコルを無効化しなくちゃだめよ」

    723
     ここのシーンも、「やられたあ」でした。雰囲気あるなあ。

    724
     HL2、Dead SpaceなどFPSで良くありましたね。Fallout 3/New Vegasにもあったか。シェパードの場合携帯用ライトは自動点灯。

    726

    727
     サーベラスは人質を取らない。

    728
     戦いは、リアラのシンギュラリティ任せ。

    731
    「リアラ、ここの人たちとは親しいの?」
    「それほどでもなかった。アサリは私ひとりだけだったから、皆から疑いの眼差しを浴びてたでしょうね。
     私はほとんどの時間ひとりで研究に没頭していたの。プロシアン資料の翻訳」 

    736
    「あなたが見つけたもの、まだよくわかってないんだけど」
    「諸々の細かなこと、色々な手掛かりよ。プロシアンがリーパーズに屈するまで数世紀かかったらしい。
     その間、少数のプロシアンがリーパーズを打倒できる方法を必死に研究していた。
     私の翻訳が正しければ、プロシアンはその方法を見つけた。でも計画を遂行できるだけの資源を手に入れることができなかったの」

     こんな大事な話、バンターでやらないで・・・。ってもスピーディーな展開を維持するには必須の手法でしょうけどね。

    740
    「まず、室内圧を戻しましょう」

    741

    744
    「これでいいわ。研究室に入れる。後はトラムに乗ればすぐよ」

    745
    「ねえ、ヴィデオを見て。何が起きたか判るわ」

    750
    「セキュリティ・プロトコルに異状。なにも作動しないぞ。
     あ、博士、至急調査して報告しますから・・・」

    751
    (銃声)

    755

    759
    「サーベラスが侵入した手口がわかったわね」

    761
    「あの女に会った途端に気がつくべきだった。リーパーズを阻止する方法以外に気が回っていなかった・・・」

    763
    「リーパーズを阻止する方法以外に気を回す必要などないぞ。気にするな」

    765
    「でも、間違っていたら? もしかしたら阻止する方法なんて、最初からなかったら?
     本当に銀河文明の滅亡が迫っていて、私たちはその最後の時間を、解けもしない問題にかまけて右往左往することに費やしているだけだったら?」

    767
    「行くぞ、リアラ」

    770
    「そうね、こんな考え方すべきじゃないわね。
     あなたには感服するわ。どうしていつもそうやって、最悪の逆境でも前向きにやっていけるの?」

    772
    「危機に曝されているものがあまりに重大なとき、俺がしくじったらそれが喪われてしまうことだけ考えている」

    773
     ・・・。

    774
    「ちょっと荷が重過ぎるんじゃない?」

     とくにお尻が?

    775
    「一緒に阻止しよう、リアラ」
    「そうね、シェパード」

     マーズ編、記事二回で終わらせる計画挫折・・・。

    【ME3】002プライオリティ:マーズ

     全部なぞるのはちょっと手に負えないのでつまみ食いで行きますとかいいながら、一晩寝ながら考えた。

     日本語でやればいいじゃんと言いながら、きっと日本語版は遊ばない人がいるのだ。私がそうだ(DA2は例外中の例外、英語版で遊んだゲームを日本語版でやり直したのは人生初だ)。

     ここの読者の方々のある部分は、ややこしい言い回しが気になる人などのはずだ。こっちの訳が常に正しいなどと言っていないが、意味を取り違えてるときはだいたいニ、三パターンの訳のどれかが合ってる(だからこそ、共通テストの英語読解の選択問題なんて英語を知らなくても解けちゃうのだ。古文も同じ)。

     つうことで、やっぱ会話シーンはおざなりにはできないなあ。
     これは自分自身にも役立つ。読み返すと実は意味が違ってたということはありますからね。
     特にMass Effect の場合、会話がハードボイルドなので、勘違いありがち。

     Investigationなどは省略を勘弁してもらおう。
     それとバトルシーンは壮絶にサボります。これはぜひご自分でプレイされたほうがいい。前作より格段に進歩している。もっとも、限りなくBF3あたりに近づいちゃったんだろうけど。

    **********

     前回の画像でもわかるように、リーパーズは銀河系の惑星・太陽系の全破壊を目論んでいるわけではなく、そこから再利用できる資機材、資源、エナジー源などを全て回収する、吸い上げることを目的としています。それによってリーパーズ自身の修復と再生産を賄うわけですね。

     もちろん、全ての再利用可能な資源などが略奪されてしまえば、結果的に銀河系全体は(とりあえず)死滅する。
     「とりあえず」というのは、宇宙のエントロピーが極大まで進んで(つまり分子運動が極小になって)「熱死」するという話じゃなく、例えば資源の豊富なジャングルなどで文明人が乱獲を繰り広げたイメージですね。
     一度死滅した生命活動が再起するまで長い時間を要する。この銀河の場合、その周期は5万年だ。リーパーズにとってみれば、この5万年が「禁猟期間」となる。ひどい話だ。

     さて、ノルマンディSR-2がいかなる経緯でアライアンス海軍に復役したのか、定かではありませんが、シェパード艦長(中佐な)がアライアンス海軍への軍務復帰を果たしたので、テクニカリーにSR-2もアライアンスの船となったのでしょう。

     まあ、海軍なんて海賊、私掠船がはしりですから、そんなもんですよ、きっと。CODEXに書いてあるかもしれない。

     シネマティックはますます映画的な手法を駆使し始めた。全部付き合っていると画像が増えまくる。

    448
     これとか。

    449
     アッシュってラテン系じゃなかったんだっけ? なんか人種が違ってしまった気がする。

    450
    「いったい、どうなってるんです? アンダーソンはどうしたんです? どこに行くんです?」

     初登場のジェームズ・ヴェガは、ME3からシリーズを遊ぶ新参プレイヤーの代わりに右往左往する役目だったはずだが、正直、その目的ではあんましうまくいってないぞ(笑)。

    457
    「アンダーソンは、俺たちにシタデルへ趣き、援軍を要請する役目を与えた」

    459
    「アンダーソンは、踏みとどまって戦うように命じるべきだったんだ!」
    「俺たちに選択の余地などない。援軍が得られなければこの戦いはすでに負けている」

    460
    「そんなもん知るか! 俺をどっかに落としてください。最後まで戦ってやる!」

    461
     パラゴンチェック。画像なし(笑)。アイコンの撮影はもう諦めた。

    462
    「うるさい! 俺こそ残って戦いたいということもわからんのか?!
     俺たちはシタデルへ行く。戻りたかったらそこから好きに船にでも乗れ」

    467
    「艦長?」
    「ジョーカーか?」

    469
    「のりのりですよ。ハケット提督から緊急通信、まわします」

    472
    「シェパード、ハケットだ。こちらはかなりの損害だが、なんとか持ちこたえている。
     やつらの戦力は巨大すぎる。普通の戦い方じゃとても勝ち目はないな」

    476
    「アンダーソン提督から、シタデルに向かってカウンシルに援助を要請するよう命じられました」

    477
    「その前に・・・、火星の・・・イアンス基地に立ち寄ってくれ。・・・陽系全部を喪う前に・・・」

    480
    「了解しました」

     軍人ですから。つべこべ理由は聴かないんだ。でもRPGなので一応背景説明。

    482
    「我々アライアンス海軍は、リアラ・タソニ博士とともに、火星で発見されたプロシアン・アーカイヴズの研究をしていた。 リーパーズを食い止める手段は、おそらくそこでしか発見できない」

    485
    「しばらくしたら再度連絡する。ハケット、アウト」

    488
    「ジョーカー、進路火星だ」
    「ラジャー」

    492
    「もう気が狂ってるとしか思えませんぜ!」
    「火星ねえ? 一体なにを見つけろというのかしら」

    495
    「何か知らんが、戦争に勝つための手段だ」

    497
    「とにかく装備を点検しろ」

     このシーンもそうだねえ。

     ええと、いきなりちょっとだけ苦言を呈しておこう。
     戦争に勝つ秘密兵器。その手は使わずになんとかならなかったのかなあ・・・。

    501

    503

    504
    「全チャネルで試しましたが、基地との通信は途絶してますねえ」 とジョーカー。

    506
    「リーパーズの存在は?」
    「ネガティヴ」

    514
    「間もなく到着します」

    516

    524
    「基地からの通信は依然として途絶。強烈な砂嵐が接近してきています」

    526
    「どのくらい余裕がある?」
    「いいとこ30分てところでしょう。その後はノルマンディとの通信も困難になります」

    528
    「了解した」

    529
     NASAっぽいなあ。

    530
    「リーヴス軍曹。反撃する暇もなかったみたい」

    532
     遠方では、アライアンスの職員を銃殺している一団。

    534
     どうみてもサーベラス。

    537
      サーベラスとシェパードとの過去の関係をなじるアッシュ。
    「もうやつらとは縁切りしたんだ。それが聴きたいのか、アッシュ?」
    「でも、なんていうか、これってちょっと都合よすぎない?」

    539

    540
    「きっと内通者がいたに違いないわ。この基地を外から武力で制圧するなら、こんな要員じゃ足りないもの」アッシュ。

    542
    「艦長、コレクターズの基地を無力化した後で、サーベラスに『くたばりやがれ』と告げたって聴いてますが?」とジェームズ。

    543
    「まあ、そんなところだ」

    544
    「じゃあ、少なくともこれはハッキリしてますね。奴らはアライアンスの仲間じゃない」
    「だな」

    547

    550
    「ねえ、答えて、シェパード?」

    551
    「アッシュ・・・」

    552
    「ちょっと、アッシュとか気安く呼ばないで!」

     おっとっと・・・。銀河滅亡の危機が間近に・・・。

    554
    「サーベラスがここで何を企んでいるか、知っているんじゃなくて?」
    「なんでそんなこと思いつくんだ?」
    「だって今まで連中と一緒だったでしょう。すべての縁を切るなんてできないんじゃない?」
     
    558
    「コレクターズを叩きのめすため、手を組んだ。それだけだ」
    「でも連中はあなたを一から蘇生した。船を与え、資源を与え・・・」

    562
    「ハッキリさせておこう。コレクターズ船を無力化して以降、連中となんの連絡もとっていない。
     そして連中が一体ここで何を企んでいるか見当もつかない」

    565
    「艦長は、地球に戻られてから、ずっと監視下にあったんですよ。サーベラスと連絡を取れるわけがない」

    567
    「ごめんなさい、シェパード。私・・・」

    570
    「お前以上に俺のことを理解している者がいると思うか、アッシュ?」

    571
     ・・・。

     えーと、銀河滅亡の危機がですね・・・。

    573

    575
    「頼む。信じてくれ」
    「あの、そうじゃなくて・・・」

     出た、"Trust me."

    580

    581
     物音。

    585
     ダクトの中。

    586
     追われているのは。

    592 

    593

    594
     あのお方。

    597_2

    599
     出た得意技(ワンパターン?)、シンギュラリティ。

    602

    603 

    604

    605

     リアラ・タソニ博士。知る人ぞ知る、シャドウ・ブロウカー。御歳、だいたい120歳(笑)。

     

     

     

     

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    【ME3】001始動。

     ちょうど本日からMass Effect 3が解禁だったらしく、まあ特に問題なく起動。

     つうか、N7コレクターズ版のレディーム・コードとかどこに入力すればいいのか、とってもわかりにくいんだよな。BioWareソーシャルじゃなくてOriginのほうなのか。ゲットはしたみたい。  

     デモで訪れたシーンは地球(ヴァンクーヴァー)だったんだ。火星、シタデル・・・。

     しょっぱなから結構暗いなあ。

     もう物語をなぞる必要もないのに、いつもの癖でビシバシ画像を撮ってしまっているが、自分でにやつくだけであまりお披露目することはないだろう。

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     Mass Effect 2エンディングまで辿り着いたのがまだ二人しかいないという悲しさ。

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     しょうがないからひとりめ野郎シェパード、パラゴン満点をインポートだ。
     

     レックスがいない・・・。コレクターズのテクノロジーをサーベラスに渡した・・・。
     アッシュの次にミランダに浮気・・・。

     それ以外はなんとなーく、いい感じかな。(上だけでもかなりダメぽいけどな)

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     こちら女性レネゲイド満点シェパード。プレイ時間が短いのはDLCを全部はやっていないから。インポートまでには仕上げるつもり。
     こっちはラクナイ・クイーンがいないのが痛い・・・。 
     それとME1クライマックスで、カウンシル・メンバー搭乗のデスティニー・アセンションを見捨てている。こっちのシェパードの戦いは、ただじゃすまなそうだなあ。

     こうやって見ると、ゲスの反逆者?たちのコードを書き換えたこと、モルディンの弟子が収集したジェノフェイジ治療のデータを温存したこと、二人ともここは変えていない。(モルディンの弟子が生き残っているかどうかの違いはあるが、これだけ見るとME3に関係ないみたいね)。
     これらはどう影響してくるのか。今のところいいほうに転ぶと思っているのだが・・・。

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     顔はインポートしても、デフォルトでもまったく一緒。だって一箇所も触ってねえもん。

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     これもずっとソルジャー一筋。

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     代わり映えしないが、頑なにこのキャラでいく。

     おっと、画像撮り損なったが、セッティングはロールプレイング設定。 

     冒頭部分はデモとほとんど代わりがない。

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     腹が出たんじゃないかという、いかにもおっさん臭い会話。

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     おっと、ここはつっこんどくか。

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     アッシュは(おそらくカイダンでも)、ルテナント・コマンダーに昇進している。
     ルテナント・コマンダーは、絶対に海軍少佐。
     シェパードは元からコマンダー、海軍中佐だって言ってるのにな。

     日本語版に遠慮してプレイスルー記事はシェパード艦長と記載してたけど、どうすんだよこれ? 

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     あえて翻訳する必要もない。

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     会議は踊って最後に爆発する。ほんとは笑うところなんだろうけど。

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     ここは地球のヴァンクーヴァーだったのでした。BioWareのお国だしね。

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     あれ、今回はME2のスタッツのデータをある程度引き継いでいる。
     

     ME1からME2のときは一からやり直しになって怒っていたファンもいたのだが。
     だってあの時は死んでたからね、一回。

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     まあ、この画像は避けて通れんだろう。

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     では泣けるシーンでも。

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     地球に残ると言い出すアンダーソン提督。

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     ここに残って皆をまとめる者が必要なのだ。

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     この戦いは一緒に戦うと言ったじゃないですか!

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     シタデルのカウンシルを説得して、戦力をかき集めるんだ。行け、これは命令だ!

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     悪いが、今の私はあなたの命令に従う立場じゃないんですよ?

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     たった今ここで軍務復帰だ、中佐。

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     いかん、涙が・・・。

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     ご無事で。

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     お前もな。

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     申し訳ないが、私はここでは泣かない。

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     シナリオ・ライター、きったねえなあ、と思うだけ。

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     でも、これから先、ずっとそういう重苦しいトーンが続くんだろうなあ、という予想はたちましたね。

     会話のテンポは、前作に比較してものすごく早い。それから移動中のバンターや、環境を見てクルーたちが話す内容がものすごく増えた。アクションを途絶えさせることなく、状況を知らしめる手法で、FPSなんかが先駆けてやってきたことに、RPGが追いついたって感じでしょう。今のところすごくうまく行っている気がする。

     だが日本語版が間を置かず出てよかったぜ。そんなスピーディーな展開をまじめになぞってプレイスルーなんてやってたら時間がどんだけあっても足りない。 

     自分の気に入った、あるいは気になるシーンだけつまみ食いしていくつもりですよ。

    2012年3月 8日 (木)

    【ME3】サーベラス・デイリー・ニュース(2)

     関係あると思ってたんだけどなあ・・・。

     サーベラス・デイリー・ニュースは2010年の1月から、2011年の3月まで配信された。Mass Effect 2のリリースからDLCアライヴァルのリリースまでの期間を概ねカヴァーしていた。
     ところが、Mass Effect 3のリリースが近づいた2012年2月末に一時的に復活した。

     その2月末のニュースを紹介しているわけです。Mass Effect 3にネタを繋げるためかなと思っていたんだけど、どうも違う気がしてきました。今までばら撒いてきたネタのルーズエンドを縛っているという感じかな。

    "カール・シャンの通信が途絶した。バタリアンの経済活動は植民星から遮断された。バタリアン政権(ヘゲモニー)によれば「太陽活動によって通信ブイが障害を受けた」とのこと"

     "Khar'Shan communication gone dark. Batarian economy cut off from colonies. Hegemony: "Comm buoy disruption due to solar output."

    "バタリアン母星系の通信ブイは途絶したままである。カマラ殖民星の執政官のコメント。「アライアンスがステルス艦を保有しているのは周知の事実である。これは明らかに敵対行動だ」"

    "Buoys at batarian homeworld still down. Governor of Camala colony: "We know the Alliance has stealth vessels. This is obviously an attack."

     これは、先に紹介したアライアンス・ニュース・ネットワークの記事、「バタリアン難民船団の大群。戦争か? 」の前段にあたるものでしょう。カール・シャンはバタリアン・ヘゲモニーの首都惑星。

     アライアンス・ニュース・ネットワークと同一の出来事を、別視点から見た記事が続きます。

    "エクソダス・クラスターのリレーがバタリアン船の集中利用によって機能停止。アライアンスのコメント「通信ブイが機能していない今、バタリアンが彼らの政権から逃げ出すのも無理はない」" 

    "Exodus cluster relay jammed by batarian ships. Alliance: "Now that the comm buoys are offline, the batarians are fleeing their government."

     そして次はアライアンス・ネットワークからの引用だ。

    "ANN地球局は、通信ブイの一時的機能低下に見舞われています。しばらくそのままお待ち下さい"

    "ANN Earth is experiencing comm buoy difficulties. Please stand by."

     最後が、バタリアン難民の声。

    "エクソダス・クラスターからのバタリアン難民には、政権担当者の姿もある。難民のコメント。「攻撃を仕掛けてきた敵は我われの惑星群を完膚なきまでに叩き潰した。あれはアライアンス海軍じゃない。カウンシル種族でもない"

    "Batarian refugees in Exodus cluster include government figures. Refugees: "Attackers devastated our planets. Not Alliance. Not Council."

     Mass Effect 3に関係あるといえばいえますね。果たしてバタリアンのヘゲモニー艦隊(覇権艦隊)はどれだけ戦力が残っているのか。それらは仇敵ヒューマンのシェパード艦長たちと協力して戦うことができるのか?

     まー、協力することになるんだよな。きっとね。みんなそういう話が好きだろうから。
     偏狂な視点で、結果的にシェパードを妨害するのは同じヒューマンのサーベラスなんでしょう。

    【ME3】サーベラス・デイリー・ニュース

     もうクリアした人だっているんだろうな。ちっ。

     完全に旬を逃してしまった。お前、実は結末知ってるから書いてるだろう、という批判に対抗できない。もちろんなーんも知らない。

     過去のサーベラス・ニュース以外、誓って何も見ていない。自分用のメモってことで。

     アライアンス・ネットワークについては先に記事にしましたが、あのいくつかの記事は、本編に関連しそうですね。最低でも背景説明的な意味があるのだろう。
     長らく中断していたサーベラス・ネットワークのデイリー・ニュースも2月末に一時的に復活した。

     そっちこそ重大なヒントがあるのではないか? と思っていたのだが、例えばこんな感じの単文ニュースなのだ。

    "サラビ・ヤウ・マニフォールドにおけるサスキンド・スーパーコライダー実験は「間違いなく成果が出る」と物理学者たちが期待"

    "Susskind Supercollider experiments on Calabi-Yau manifolds; results "promising," say physicists"

     なんのこっちゃ?
     過去記事を参照。

     サスキンド・スーパーコライダー(超衝突型加速器)はトリカロンの周回軌道上に建造中の粒子加速器。ファーミトロンと呼ばれる加速器の一種で、アサリが100年近くかけて推進してきたプロジェクトだが、今や出資も命名も建造もすべてヒューマンの手に委ねられている。ファーミトロン自体はプロシアンの発見であると信じられている。

     スーパーコライダーが完成すれば惑星トリカロンを一周取り囲むことになるが、完成・稼動時期は隕石衝突事故のため予定より大幅に遅れていた。サスキンドはヒューマンがかつて建造した中で最大規模の人工衛星であるのみならず、面積換算ではヴォロスのホテル・コンプレックスを抜いて銀河全体でも最大となる。

     次なんて多分ジョークだから訳す必要もなさそうだが。

    "盗難にあっていた大晦日行事用のクリスタル・ボールがシタデル内で無傷のまま発見された。残されていた怪盗クァーンのメモにはこう記されていた。「C-secには活動資金が要る。このステーションのものはなんだって盗み放題だ」"

    "Stolen New Year's Eve ball found intact on Citadel. Note from thief Quarn: "C-Sec needs funds. You can get anything onto this station."

     大晦日用のボール。過去記事によれば、地球のニュー・ヨーク・シティのタイムズ・スクエアに大晦日に設置されるクリスタル製の球体だが、長い伝統を破ってシタデルのプレシディウムに設置されることになった。それが大晦日前日にテューリアンの怪盗に奪われたそうだ。
     うわ、やっぱジョークじゃん。本編にぜんぜん関係なさそう!

    "シタデル古人類技術学会の公用船がガーヴァグ上空で撃墜された。プロシアンの発明に関するデータファイルが犯罪組織の手に渡った模様"

    "Official ship for Citadel Committee on Paleotechnology shot down over Garvug. Data files on Prothean inventions could be in criminal hands."

     ターミナス宙域のガーヴァグは、クローガンとヴォーチャが多数棲息する、たちの良くない惑星であったが、惑星再開発の利権獲得を目論むBinary Helix や Guanghui などの巨大企業シンジケートの傭兵部隊がクローガンのクーデターを後押しし、国軍との間で熾烈な戦いを繰り広げていた。

     単文ニュースは、あといくつかあるが、記事を稼がせていただく。

     でも、どうもあんまし関係なさそうだねえ・・・。

    【ME3】もう遊べてるのか?

     えっと、自分のMass Effect 3コレクターズ版は、アンカレッジから出てナリタに到