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2012年3月24日 (土)

【ME3】死の受容

 「死の受容」の五つの段階について先に書きます。日本語Wikipediaにもあるけどあんまし信用していませんので、用語の訳語(これは術語なので使うしかない)以外はWikipedia(en)で。

 Kübler-Ross model、The Five Stages of Grief、DABDAと略されることもある。 

 Grief(死など重大な喪失による深い嘆き悲しみ)に見舞われた人の反応は、次の五つのプロセスを経ることがある(必ずそうではないし、順番に訪れるわけでもなく、この順番どおりとも限らない)。大事なことは、重大な喪失に見舞われなければこのプロセスは経験しない、ということだ。そしてほかの研究では反論(嘆き悲しみではなく、立ち直り(resilient)のプロセスのみがある)もなされているので、鵜呑みにしないように。あくまで仮説、モデルです。

 自分自身の死(Kübler-Rossの研究は当初はこちらが対象であった)が避けられないと知った患者たちは・・・。

 Denial(否認) 「自分は大丈夫だ」
           「自分に限ってそんな目に合うはずがない」

 Anger (怒り) 「自分だけに起きるなんてフェアじゃない!」
          「どうしてこんなことに!」、「いったい誰のせいだ?」

 Bargaining (取引) 「生き延びれるなら何だってする。何でも与える」

 Depression(抑うつ) 「悲しい。もう何もかもどうでもよくなった」
              「どうせ死ぬんだ、この期に及んでどうしろというのだ」

 Acceptance(受容) 「まあ仕方がないか」
              「あがいてもどうしようもない、心構えをしておこう」

 自分自身ではなく、大切な家族や友人の死に立ち会うとき、重大な社会的地位や財産を喪失したとき(社会的な死かな)にも、おおむね当てはまる。

 さて、例としてDragon Age 2のエクスパンション・パックの開発中止を知ったときの私の反応を書いてみよう。

 Denial(否認) 「誤報だろ? エイプリル・フールはまだ先だぞ?」
 Anger (怒り) 「なんでそんな目にあわにゃならんのだ! ヘイターども許さん!」
 Bargaining(取引) 「フルパッケージじゃなくても、DLCで出ないのかな?」
             「ファンなら本編と同じ価格でも払うんじゃないかな?」
 Depression(抑うつ) 「悲しい。もう何もかもどうでもよくなった」
               「どうせ出ないんだ、この期に及んでどうしろというのだ」
 Acceptance(受容) 「まあ仕方がないか、DA3の開発が早く進むってことで納得しよう」 

 瞬き二三回の間で五段階一周しちゃいましたけどね。

 今回のMass Effect 3のエンディング騒ぎでも、誰ともなく、フォーラムやそこここで、このモデルのことをいい始めた。 

 GameSpotのエディターとして知られるワタース氏(Chris Watters)は、こんなことを書いていた。

********** 

 ゲームの終焉、三部作の終焉は人生の終焉に似ている。Griefの五段階ステージを考えてみよう。

 Denial(否認)
 「これが本当のエンディングであるはずがない。DLCが出るに違いない」
 「象徴論(symbolism)的に深く分析すれば、より正しい、より良いエンディングが見えるはずだ!」

 Anger (怒り)
 「BioWareに裏切られた!自分がMass Effectに費やしてきたあれだけ多くの時間を、どうしてたった一つの選択で終わらせることができるというのか? 変更しろ!」

 Bargaining(取引)
 「いいか、自分は愚痴を言ってるんじゃないぞ。これでもBioWareをリスペクトしているんだ。だが、頼む、チャリティーに何千ドルでも募金するから新しいエンディングを出してくれ」

 Depression(抑うつ)
「Mass Effect 3で行った選択はなにひとつエンディングに影響しなかった。そこにあるのは響きと怒りのみ、それに何一つ意味はない」

 Acceptance(受容)
「このエンディングは確かに好きになれないと思うが、Mass Effectシリーズに費やした時間はすばらしかったし、それには感謝するよ」

 同僚からのつっこみ。

「@ワタース、自分じゃない誰かほかの人が死んだとき、Bargainingはできないんだよ」

**********

The end of the game is like the end of the trilogy, like the end of a life. Consider, then, The Five Stages of Grief.

1. Denial - "This can't be the real ending, there must be DLC." "If you analyze it deeper, the symbolism points to a truer, better ending!"

2. Anger - "Bioware has betrayed me! How could you distill the long hours I spent in Mass Effect to one stupid choice! CHANGE IT!!"

3. Bargaining - "Look, I'm not bitter. I respect BioWare. But, please, I'll donate thousands of dollars to charity to support a new ending."

4. Depression - "Nothing I ever did in Mass Effect 3 even mattered in the end. It was all just sound and fury, signifying nothing."

5. Acceptance - "I may not like the way it ended, but I loved the time I spent with the Mass Effect series, and I'm thankful for that."

@CTWatters The difference is that when someone dies, the Bargaining stage never works.

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