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2012年3月25日 (日)

【ME3】続編で気になること(ヴァーナー・ヴィンジのパクリ)

 Mass Effect 3のプロット・ホールとしてあげられているひとつ、「マス・リレー破壊時の超新星並みのエナジーによって、当該太陽系は壊滅するはずだ」はこういうふうにこじつけることができる。
 「あれはArrivalに登場した科学者ケンソン博士の仮説なんよね、実際には誰も正確に計算できなかったんだ。アルファ・リレー近傍のバタリアンの基地は確かに壊滅したけど、あの太陽系に他に居住圏はなかったからさ。太陽系全体が壊滅したかどうかなんて決め付けられないよね。あとアルファ・リレーは普通のものよりでかいんだよね!」

 おいおい。 

 マス・リレー網が破壊されてしまったため(これが事実とする)、銀河艦隊は、地球のある太陽系(ソル系)に釘付けとなった。FTL(光速航行)(注)を用いても、冷凍冬眠でもして加齢を食い止めないとタリちゃんやギャレスが母星まで生きてるうちに帰れる保障がありません。

(注)実際にはfaster-than-lightなんで「超光速航行」ですね。最高で一日(うーん・・・、乗員の主観時間じゃないんだな、Mass Effectユニヴァースにはウラシマ効果がないはず)に12光年航行できるそうである。でもそれはマス・リレー網を用いたジャンプに比べたら実はありえないほど遅い。それからエナジー源としてEゼロもいる。永久にFTLを使えるわけじゃなく、チャージが必要である。 

 これは厳密にはプロット・ホールというわけではなく、逆に面白い展開がありそう。
(ただし、必死に取り返したクォリアンの母星に、タリちゃんがおばあちゃんになってから帰還するという事実を許容できるかどうか、ですが・・・) 

 なお、「緑色」(シンセシス)エンディングの場合だと、以下の話はこじつければどうとでもなっちゃう。(シンセシスが加齢するかどうかわからないし、寿命が変われば時間の概念も劇的に変わるはず。食糧・必要栄養?素も変わるし、生身のオーガニックにとっては無茶なFTL連続航行が可能になりますとか?)
 よって、「赤色」(破壊)、「青色」(コントロール)の場合です。こう書いている時点で、ME3の最後の三択の決断は次回作(ME4?)がその後の物語だったら引き継がれそうにないことがすでにわかっちゃうけど。

 この銀河系(Mass Effectのギャラクシーは「この」銀河系です)は直径8から10万光年くらいだそうです。タリちゃんの母星のあるラノックなんて銀河系からはずれかけてるんで、地球からだいぶ遠いよな。ソル系から銀河の中心まで2.6から3.5万光年くらいだそうだから、ラノックまで7万光年としても、最高速度一日12光年、まったく停止せずにFTL航行しても7年以上かかる。もともとショートジャンプ用のエンジン、エナジー補給も必要なのでそんな都合よくいくわけない。やはり数十年かかるくらいで考えるべきでしょう。(設定上はどのくらい連続で航行できるのかは、かなりぼやかしている)

 Mass Effect新シリーズでどうやってつじつま合わせるかですけど、適当に時空をひん曲げて「ちゃんと帰れましたよ?」とかやるのかな? それとも、FTLの能力が飛躍的に向上しました?!  

 ME3をプレイする前からくさいと思っていたのが、「サーベラス・ニュース」で以前ご紹介したこれ。ME3にまったく関係なかったけど。

"サスキンド・スーパーコライダー(超衝突型加速器)はトリカロンの周回軌道上に建造中の粒子加速器。ファーミトロンと呼ばれる加速器の一種で、アサリが100年近くかけて推進してきたプロジェクトだが、今や出資も命名も建造もすべてヒューマンの手に委ねられている。ファーミトロン自体はプロシアンの発見であると信じられている。" 

 これ使うか。なんか画期的な航法がささっと完成しましたとか。でも、トリカロンの太陽系はアセナ・ネヴュラにあるので、そこまで(そこから)どうやって航行してくるのか、という問題はあるが。

 さらに、マス・リレーの爆発からどれだけの銀河艦隊が逃れているかも不明だ。大破・航行不能になった宇宙船だって修理するとか、再編するとかいろいろ大変だし。 

 エンディングを見てからずっと頭から離れないのが、ヴァーナー・ヴィンジのSF、"A Deepness in the Sky"、邦題 「最果ての銀河船団」。紹介文。

"二百五十年のうち三十五年間だけ光を放つ奇妙な恒星。この星系には知性を有する蜘蛛型生命のすむ惑星があり、そこからもたらされる莫大な利益を求めて二つの人類商船団が進出した。だが軌道上で睨みあいを続けるうち戦闘の火蓋が切られ、双方とも航行不能に。彼らは地上の種族が冬眠から目覚め、高度な文明を築くのを待つしかなくなるが。"

 航行不能になったため、その惑星付近にスタックしてしまった二隻の宇宙船。修理に必要なテクノロジーを獲得するためには、そこの惑星の異星人の文明が十分に進化するまでの間、気が遠くなるような時間を待たなければならなくなる。エピックだなあ。

(ちなみに、Mass Effectシリーズで語られてきた5万年インターヴァルのリーパーズの収穫サイクルというコンセプトも、それなりにエピックだったんだよなあ。ME2に出てきたリーパーの遺棄船は37百万年前に撃沈されたってのはちょっとやりすぎと思ったけど(笑)。この収穫サイクルのアイデアは、ブリンの"New Uplift Trilogy"「知性化の嵐」シリーズにも使われています。)

 ここから、リーパーズを撃退することに成功した銀河艦隊はいがみ合いをやめて、とりあえずかなり損害を受けた地球の復興でも手伝うんじゃねえの?という話になんのかな、と思った。艦隊の修理施設だっているでしょう。

 そうであればME4は、地球を舞台とした銀河種族のるつぼの物語になる。

 うーん、私が考えるとアジモフのSF"The Caves of Steel"「鋼鉄都市」、映画"Alien Nation"「エイリアン・ネーション」みたいになっちゃって、どんどん古臭くなっていく。  

 それじゃあ緑色エンディングが一番と思っている人は怒るだろうな。

 シリーズがME3のその後に続き、いままで築きあげた世界観(銀河社会)も使い続けるなら、マス・リレーに変わるお手軽ご都合主義の銀河航行手段がいるのではないでしょうかね。

 でも個人的にはMass Effect・銀魂とかいいけどな(笑)。

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コメント

どんな内容でも続編(ME4)が製作されたら嬉しいです。

それにしてもエンディングのジョーカーたちが不時着した惑星って地球からどれくらい離れているんだろう・・・??

ジョーカーが地球(マス・リレー大爆発)から逃れるために使った高速移動みたいなのって船の技術ですよね!!ってことは、地球からそんなに離れてないのかな・・・?

それとも大爆発の勢いもあり、もっと遠くに飛ばされちゃったのかな・・・?
気になる(笑)

 さてどこだったのでしょう、これから何が起きるかみんなで考えてくれ、で物語が終わるはずだったんでしょうね、ケーシーたち開発陣としては。
 SF的にはぜんぜんあり(むしろよくある陳腐なエンディング)だけど、ヴィデオゲーム的には許さない人が結構いたようです。
 
 
 
 
 
 

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