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2012年5月 9日 (水)

All your base are belong to us.

 日本人として苦笑するしかない、英語ネタ。

http://www.gamespot.com/zero-wing-1991/videos/gaming-meme-history-all-your-base-6375858/

Allyourbase
 英語圏で伝説化してしまった、超有名なフレーズ。この記事の表題がそれ。

 このネタ以前紹介したと思います。たしかそのときはIGNの記事だったか・・・。ああ、この諸国ローカリゼーション事情のときですね。

http://vanitie3.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/httpwwwgamesp-2.html

 関連部分コピペしてみます。

********** 

 "All your base are belong to us."は、あちらでは有名な「ダメ英語」ネタ。

 もちろん、あえて断る必要もないくらいですが、やらかしたのは間違いなく日本人です。

 こんな短文に文法的誤りがわけわからんくらい多数あり、かつ、元の本当の意味(それはWikiればすぐわかる)がまったく通じていないという、見事な和製英語?

**********

 この英文だけから、元の意味がわかってしまうのが、悲しいかな日本人である証拠。

 「君たちの基地はすべていただいた!」とかそんなでしょうね。

 Wikipedia(jp)で調べると、「君達の基地は、全てCATSがいただいた」の翻訳だったらしい。

(ちなみにこのヴィデオに嫌日のニュアンスはほとんどありませんが、むしろそこがちょっと不気味)

 日本人のダメ英語ネタというのは、結構いろいろあって、特にある洋物MMOでメチャクチャすぎる英語チャットのせいで完全に嫌われ、固有名詞が伝説化してしまった人物もいたそうだ。アーバン・ディクショナリーなどで見つけると同胞として赤面してしまいそうなものもある。

 英語がダメだからダメなどと、「英語はゲームで覚えるもの」というテーマではじまったこのブログで私がいうわけがない。元日本マイクロソフト社長が最近同じことを言っていて癪に障るが、日本人ならたかだか10%が外国語を(きちんと)使えれば事足ります。そしてその域には間違いなくいっている(だからまわっている)。

 残念ながら半島国はそうはいかない。自国経済の半分以上が輸出で成り立っている国はそうはいきません(日本はせいぜい15%だったかな)。やはりかなりの人が外国語を使いこなせないと国家の存亡にかかわる。北欧しかり。はんぱなく必死です。もちろん(英語圏に出てきている人たちは)皆母国語じゃない英語がそれなりに上手だ。

 アメリカ人も国際オンチという面ではきっと日本を凌駕する。一般に外国語は喋れません。だって必要ないから!
 また、フォーリン、海外もの(すなわち日本や欧州もの)は映画もドラマもほとんど受けない。(日本と同じで一部好事家はもちろん存在しますよ) 

 アニメやヴィデオゲームをきっかけにして、そこから「クール・ジャパン」が一時期世界を席巻したのはたぶん偶然なんでしょうが、結果的に非常に幸運だったんでしょうね(ほんとはいつの時代もそうであるようにブームはシモネタからはじまったんだけどね・・・)。

 ダメ英語の場合、わかってないことをわかったつもりになっているって感覚が、相当すごいなあ、と思うわけです。

 それから自動翻訳をやたら頼りにしている人がいるのか、どこぞの自治体のホームページを自動翻訳を用いて英語版としてアップして、(日本人もガイジンも)誰が読んでも意味がまったく通じない状態のまましばらく放置してあった、などという記事を読んだことがある。すごすぎる。

 私は、英国人ができなかったならば、行われた日本語のテキストの不気味な恐ろしさが一層よくまた理解されなかったと聞いています。

(もちろん、上の文章は次の文章をエキサイト翻訳で日→英、英→日と二回変換したものですよ)

 英語ができないならまだしも、できあがった日本語の文章の不気味さもわからなかったということだ。

 ダメ英語までいかなくても、例えば「マイルドセブン」なんて完璧な和製英語ですが、堂々と海外で売ろうとしているわけで。しかも最近ではそれが「和製英語だな」と認知されているそうで。いいことなのか悪いことなのかわからないけど。

 ヴィデオ・ゲームに限らず、ミステリー・サイファイ・ファンタジーなどのジャンル系小説や、ボードゲーム系、テーブルトップ系、そこらへんみな一まとめにして、英語から日本語への翻訳はひどく稚拙なものがたくさんありました。映画、テレビドラマ、テレビアニメに比較すると如実にわかる。

 以前、ヴィデオゲームの翻訳がひどいという話には二つの理由があると書きました。

(1)まず翻訳者がそのジャンルを知らない、コンテンツを知らない、興味がない、好きじゃない、ただの仕事だと思ってる。

 つまり、その世界(ジャンル)に少しは詳しい者であれば説明がなくてもわかること、ある特定の言葉がコノートする(含意する)ことがわからない。例えばその物語世界の「ドラゴン」とはどういう位置づけにあるか、とか。そういう「空気」がわからない。わかろうとしない。軍隊の話であれば階級(の上下)を平気で間違える、とか。

(先日観た映画「バトルシップ」では、主人公がUS海軍大尉(lieutenant)。US陸軍なら大尉はcaptainだが、海軍のcaptainは古くから「艦長」を示す慣わしがあることから「大佐」である。だが、主人公は途中で駆逐艦「艦長」を代行することになる。つまりcaptainになる。字幕の和訳は混乱することなく、きちんと使い分けていたと思う。

 以前もどこかに書いたが、陸軍や海兵隊の大尉(captain)が海軍の艦船に乗船するときは、艦長(captain)との混同を避けるため、一時的に呼称が海軍大尉扱い、すなわちlieutenantとなる。

 ちなみにMass Effect 3のジョーカーの階級はフライト・ルテナント(flight lieutenant)、US空軍の階級を流用しているようで、これは海軍のlieutenantと同格で「大尉」だ)

(2)予算がないから、ろくな翻訳者を数多く雇うことができない。

 RPGなどのように複雑に入り組んだシナリオの場合、直接の翻訳者以外に少なくとも整合性を担保する役割の監修者が必要であるが、そんな人を雇う余裕がない。

 簡単にいうと、映画、テレビドラマなどの翻訳ではこの両方を満たしているから、それなりの水準が確保されるということ。とはいっても映画「指輪物語」の一作目当初翻訳のようにオタクには不満きわまりない出来栄えのこともあったから、(1)の問題はやっぱ難しい。

 Dragon Age 2の日本語版は、少なくとも(1)の問題については完璧に十二分にクリアしていました。(2)については、セリフ以外で一部「?」な部分が残っちゃったのかもしれないが、それでも十分な水準でした。

 やればできるということを立派に証明してくれたのだと思う。 

 できればもうちょっと売れて、追随者がどんどん増えればよかったんだけど・・・。 

 

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