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2012年6月 6日 (水)

Cool Japan 失速するといいね!(2)

 前回、Newsweekの記事そのものには次回私見(批判)を書くと書いてしまったが、中身ゴミタメのような記事であった・・・。
 全部つっこもうか。ホントはそんな価値もなさげだし、クソ記事にまじめにつっこんでいるとクソ塗れになりかねないんだが。

 まず、この書いてるガイジン、本当にNewsweek本誌に書いているのか。
 書いてるわけないわな。東京在住で、しかもオタク文化とまったく関係ない(おそらく何も知らない)男だ。ケンカする価値もないと思う。そしてそれなら、以下に述べるわけわかんないロジック(の破綻)もしょうがないかと思う。
 ニューズウィーク日本語版はこんな埋め草みたいな記事をメインに据えざるを得ないようだ。本当にお金ないみたいね。

 「日本企業はアニメやマンガを安定的な収入源にできていない」 
 「日本のマンガの人気自体にそれほどの衰えは見られないが、海賊版が出回っていては売り上げは確保されず人材も育たない」
 
 まあ、この書いてるやつのオツムの程度がこれだけでわかりますね。
 だから人気は続いてんだろ? 勝手翻訳で商売している奴がいるんだろ? 
 本人がアメリカ人かどうか知らないが、資本主義、利益至上主義というウジムシが脳みそに沸いているのは仕方がないだろう。後に触れる文化覇権主義そのものだ。
 (サブカルチャーだろうがアングラだろうが)「文化」を「利益」で計測するその姿勢が証拠だ。次もそうだ。

 「日本のクール・ジャパンのコンテンツは5%しか輸出されず、アメリカのクリエイティヴ産業の場合は17.8%を輸出している」

 そのくせ、「創造性はマーケティングによっては生まれない」、「経済産業省は大企業にキャンペーンを依頼した。これで、クール・ジャパンは企業の金儲けの手段になってしまった」という日本人学者の意見を引用しているのには驚く。
 
 同じ者が同じ記事で二つの矛盾した立脚点から書いている。マンガやアニメばかり観て読んでたからバカになってしまったわけではないだろうが。まあ、その点では私も人のことは言えないけど。
 
 コンテンツは金儲けの手段なのか? そうじゃないのか、いったいどっちなんだ?
 さらに頭が痒くなってくるのだが、どうやらこの男は「大企業は悪で、国家政府は善」という、一回病院に行ったらどうかと思うような発想の持ち主のようだ。

 それが証拠に「半島国政府はポップカルチャー産業に莫大な資産を投じ、海外市場の獲得を目指してきた」ことにより、(アジア諸国で)今華開いたと誉めそやしている。大企業はダメで、政府がやればいいんだそうだ。でも(下手糞そなこいつの文章をそのまま読んで真に受ければ)「創造性」の例として挙げているのはK-Popのことだからね? さらに華開いたのはアジア諸国の一部だけだからね?

 「日本人自身が自国を『クール(かっこいい)』と呼ぶのはかなり情けない」そうだが、日本人はそれに固執してきた。その日本人って誰だ? 政府・官僚のことか?
 記事冒頭では「私はクール・ジャパンと関係ない」と宣言したアーティストである村上隆氏のことに触れているが、彼こそ(オタク文化の)対極にいる、いや敵対する人物であることを知らないのかしら。盗作者、パチモノ、電通まがい、つまみ食い、散々な言われ方をしてるの知ってます?(門外漢だから知らないようだな)。

 (私はそれらの村上氏に対する批判の当否や彼の態度の良し悪しを言ってるのではなく、元からオタクに敵対していた者が「クール・ジャパンと関係ない」と宣言してるんだから普通だろ?と言ってるのだ)
 
 次はもう憤怒の念さえ覚えるところだ(とっくに怒ってるだろうって?)。
 アイドルのなんとか48を指しているのか、「セクシーな衣装を着た未成年の少女たちなんて、まるで合法の児童ポルノだ」とのたまう日本人の発言を引用している。(発言者は日本のロックバンドを海外に売り込むという徒労としか呼べないお仕事らしく、なんとか48の圧倒的な成功を心から苦々しく思い、どす黒い嫉妬の念を抱いていることは間違いない)

 合法なんだろ?だったらいいじゃん。 ロシアのサーカスも、大陸国の京劇も合法だろ?
 こいつはある民族の文化(社会)まで踏み込んで意見しているわけだな。ニューズウィーク日本語版は(日本が相手の場合に限って)マルチカルチャリズムじゃないわけだな? それこそ重大な民族侮辱、誹謗中傷じゃないのかな?

 もちろん私はなんとか48は依然として三人くらいしか見分けがつかないが(今記事を読み直している横のテレビで総選挙やってるけど、音声しか聴いていない)、「文化」の一種であることはいやでも認めざるを得ない。K-Popを絶賛しておいて、そっちをポルノという発想は、頭がおかしい以外の何ものでもないだろう。 

 この記事で唯一まともな引用は次だ。

「ある文化現象に国名を付けて売り込むのは危険だ。ポップカルチャーには流行があるからクールなものがクールでなくなる」

 これはうなづける。「クール・ジャパン」は元々ブレア元英国首相の打ち出した「クール・ブリタニア」という国家イメージ戦略からの連想であり、あるアメリカ人ジャーナリストが(フォーリン・ポリシー誌上で)「日本のGNC(Gross National Cool、国民総かっこよさ?)に注目せよ」という記事で触れたことがきっかけとなって流布したわけです。

 でもその記事だって、日本文化にはアメリカですら侮れない潜在力があるが、言語の違いや硬直的な社会の制約、国家戦略の不在から国際的に大きく広がりはしないだろう、だからアメリカは(文化的優位を脅かされることはないから)安心してよろしい、という冷徹な国際政治力学的なテーマだったんですよ。ブレアの方策も、かつての文化大国再建という同じテーマであった。

(このフォーリン・ポリシーの記事は、アメリカの(文化的)覇権を揺るがしかねない仮想敵(日本文化の覇権主義)を、まだ生まれてもいないのに勝手に作りだして、即座に撃ち殺して、「みんな安心しろ、危険は去った」って言ってるわけです)

 だから、上の「国名を付けるのは危険だ」というのがアメリカのビルボード誌アジア支局の偉いさんだった人の発言だと言うのであれば、「でもアメリカは除くけどね」と付け加えるべきなんだ。先の大戦前後からこれまで、世界中が知るか知らずか売り込まれてきたのは「アメリカン・ウェイ・オヴ・リヴィング」であり、アメリカはその独占を脅かすものは許さないわけだから。

 ところが、さらに私はこの男の頭の中の暗黒宇宙をいやでも覗き込むことになる。

 なんと、半島国の「クール・コリア」はいち早く取り組んできたから良くて、日本政府の「クール・ジャパン」は取り組みが遅すぎたんだそうだ。
 もう、どこをつっこんでいいかわからないくらい支離滅裂になってきたね。国名を付けるのは危険なんじゃなかったのか。
 
 「また日本の現代カルチャーといえば、アイドルとオタクとコスプレという固定観念を持たれがちだ。こうしたイメージを払拭するためにも、政府は漫画家やアニメーターだけではなく、ミュージシャンや料理人、デザイナーや建築家が国外で活躍できるような支援にもっと力を入れるべきだろう」

 そもそも日本で「クール」と評されたのは「アイドルとオタクとコスプレ」だったんだよね? そしてアイドルは依然ドメスティックかもしれないが他の人気は今でも大して衰えていないよね。アニソン・シンガーは世界中からまだ引く手あまただろうし、なんかキティちゃんがまた世界中でわけわかんないことになってるらしいし、ポケモン人気が衰えたって話は寡聞にしてきかない(むしろポケモン総選挙も加熱し過ぎているようだ)。

 それ以外は元々「クール」ではない(音楽の大多数がそうだ)か、かつて「クール」だったけど手垢がついたりして陳腐化したか(カラオケ、スシなどがそうだ)、いまさら言う必要もないくらい「脱国家的、国際的」か(料理、各種デザイナー、建築家、音楽家などの一部がそうだ)、どれかだ。

 なんで貴様が拡大解釈するの?
 (なぜなら、こいつがポップ音楽関係者だからですね。日本発で最もクールでないコンテンツの殺伐とした風景しか見ていないから、こういう発想になるわけだ)

 そんで、なんで政府が関係あるの? 国家資格でも作るの?

 日本の官製産業が成功したのは明治初期だけ。だってその頃はなーんもなかったんだから。それ以降は何一つ成功していません。むしろ政府・官僚が産業振興の障害となった例には枚挙に暇がない。
 だから日本のオタク文化にとって、政府がへたれ続けてくれているほうが安泰なのだ。

 「『クール・ジャパン』ブームには、第二次大戦の敗戦の焦土から世界2位の経済大国にのし上がった日本への好奇の視線という側面があった。そうした新鮮さはすでに色あせ、日本は生き残るための競争を迫られている」
 
 フォルス・ステートメント。GNP(この頃の指標はGDPではないことに注意)世界2位になったのいつだよ? 1968年だ。クール・ジャパン・ブームっていつから? 2000年あたりだ。実に30年も隔たりがある。2000年当たりにクール!とかキュート!とか騒いでいた世界中の子達が先の大戦のことなんか気にするはずもない。
 だから上の説はまったく間違っている。むしろスーマリ、ゼルダなどファミコン(NES、1984年)やSEGA、アニメーション(ヘンタイ!)の影響から紐解くべきだ。そしてもちろん、インフラとしてインターネットの影響は大きいんですけどね。

 ここまで日本を罵倒しておいて、この記事は最後もすごい。

 「日本文化の復活を、世界中のファンが待ち望んでいる」

 復活って。また勝手に殺してるな。そして、ここにも追加しておこう。「私(こいつ)は除くけどね」だな。つか、お前、日本文化についてなんも知らんだろうが!

 これで私が日本語版ニューズウィークがどれだけ嫌いか、おわかりになったでしょうか。こんな、本人には申し訳ないけど、ある意味失業者みたいなガイジンの戯言でも記事にしてメインで載せちゃうってんだから何をかいわんや。

 もちろん、本当に嫌いなのは、そういう腐れガイジンの言葉であっても、ガイジンなら無条件に「うんうん、そうそう、そうよねえ」とか聴いてる英語好きの女ども(ジェネラライズ失礼)なんだけどね。

**********

 なお、文中の日本のヴィデオゲーム批判の部分、書きながら私が逆上するといけないので意図的に避けてましたが、ここに書いておこう。

 こいつは、ゲームのことなぞ何にも知らないのだ。だからほとんどがほかのメディアのコピペみたいな記述である。

・スマホやらモバイルやらソーシャルやらに押されている。ソニー、任天堂のコンソールはもうだめだあ。

 それって日本に限る現象なのかね? facebookの株価見た? あちらもスマホ・モバイルが怖くてしょうがないみたいよ。

・日本のモバゲーの大陸進出の成否も未知数だ。日本はガラパゴスだし。

 失敗するといいね!と祈ってるわけだな。むしろ怖いのはあっちのパクリ文化じゃないのか。

・世界の主流ゲームは映画のような緻密なストーリーとリアルな映像を兼ね備えたアクション。日本は置いてきぼり。 

 それ、どれだよ? どれのこと? 両者を兼ね備えてるのって何?
 緻密なストーリーってまさかBF3とかCoDじゃねえよな。 

 辛うじて当てはまるのUnchartedくらいか? だったらMSGもあるぜ?

・というふうに日本ゲーム負け組説のイナフネも言っている。

  彼の次の作品Soul Sacrificeを見てから色々言おうね。

 まあ、相手が弱すぎるので、このくらいで許してやろう。  

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コメント

はじめましてnewsweekを書店で流し読みした者です^^
片方の口で日本文化はガラパゴス状態と言っておきながら、片方の口では日本文化は特別ではなくなったと言う、完全なるダブスタ記事は失笑ものでしたねw
はなから、クールジャパンは失速してなきゃならないという前提で記事を書いてるからそうなってしまったのでしょう。
奇をてらわないと発行部数がはけないぐらい落ちぶれたという事じゃないですか。
そもそも他国におもねないのが日本の文化ですから、普遍性があろうがなかろうが支持してる人にとっては余計なお世話なんですけどねぇw

 先輩、弁護されるとその上のくそコメントへの絶妙の返しの効果が薄れちゃうんですよね.(笑)
 でも、ありがとう、意気に感じます。 

>別にNewsweekを完全に擁護するわけじゃないけど、お前屁理屈並べてるだけだろwwww

珍しくもなんともないけど標本化。

結局何も
世界的流行しなかったね

だから今は世界が驚く日本
ニッポンの出番 などに改名した。

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