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2012年8月

2012年8月30日 (木)

【ME3】Leviathan

 あ、よく考えたらME3のDLC「リヴァイアサン」、ダウンロードしてた。

 時間もあれなんで、5分くらい遊んでみる。

 あかん、ふつうに面白い。

512
 ハケちゃんも物語に関係あるみたいだ。

539
 EDIっちが強制スコメン。なにやら重要な役目なんだろうか?

 やっぱ、これ本編のすぐ後にリリースすべきだったんですよね・・・。

 Extended Cutのせいで二ヶ月も遅れやがったんだ。騒いだやつら許せん。

 あと何本くらいストーリーDLCあるのかなあ。 

2012年8月29日 (水)

ヴィデオゲーム美人論(未完成)

 Laffyさんちで、指摘されてしまいましたが・・・。
 
 ひとんちに上がりこんで、風呂敷広げるなよ、東北の野菜売り(行商)じゃないんだから(もういないのだろうなあ・・・)と言われそうなので延長戦こちらで。

 モリガン|別世界>べサニー>レリアナ>イザベラ>カッサンドラ>>アヴェリン|越えられない壁>>>>>>>>ふぇりしあ。

 いや・・・。そうかなあ、バストサイズ準拠かな?
 むしろ露出度かな・・・。でもだったらダントツになるはずのイザベラがそんな上ではない。
 ふぇりしあだって、越えられない壁のあっち側だし。
 
 でも露出度はある意味近いのかもしれない。
 「ヴィデオ・ゲーム美人論」でもやってみますか。
 
 残念ながら、私が実際に遊んだことのあるヴィデオ・ゲームは数も、プラットフォームも、ジャンルも、時期も、限られている。日本語と英語しかわからないから、それ以外の言語でセリフが重要なゲームはわからない。(まあ、あんましないけど)

 だから俯瞰的・普遍的に概括することはできないし、んなもの個人的趣味の世界に決まっているし、自分のブログで個人的趣味書くことの何が悪い!と開き直っていいかというと、どうなんでしょうね。むしろ「これがヴィデオゲームの美女の系譜だっ」とか言うほうが、「お前何言ってんの?」と言われるに違いないと思うけど。

 丁度、プレイステーションの過去のゲームがVitaで遊べるようになったらしく、600タイトルくらいのリストが公式が並んでいた(すべてがすぐ遊べるわけではない)。でもさっぱり役にはたたなかった。そこら辺に「美女」はほとんど出てこない。
 
 DAシリーズで言えば、すでに書いたとおりモリガン(別格)、べサニー、レリアナ。普通ですね。マイナーNPCまで含めてお祭りやってもいいけど、それだと趣旨が違ってしまう。レッドクリフ城の酒場の女性のほうじゃなく、行方不明の弟を探していたお姉さまのほうがいい!とか騒ぐのは、よそでやれと言われそうだ(自分ちなんだけど)。

 主人公、コンパニオン・フォロワー、重要なNPC以外のキャラクターを数え上げるのは自重しようと思う。それやっちゃうといつまでも終わらない恐れがあるから。

 また私の性格上、ヴィラン(敵役)はおそらく出てこないと思う・・・。
 
 さらに、こういうのもやめとこうと思う。

 アスカ・ラングレー 「新世紀エヴァンゲリオン鋼鉄のガールフレンド」(PC/PS/PSP)他1997
 沢近愛理 「スクールランブル ねる娘は育つ。」(PS2)他 2005
 遠坂凛 「Fate/Stay Night」(PC) 2004

 「ただのアニメ・コミック・ファンじゃねえか!」と言われそうだから。しかも二番目のゲームなんて知ってる人いるのか?

 竜胆 リナ 「ぱすてるチャイムContinue) (PC/PSP) 2005
 
 このジャンルも、このくらいまでなら映倫的にセーフだと思うが、キリがないので除く。 

 美女リスト。

 アテナ 「アテナ」(FC) 1986
 麻生 優子 「ヴァリス」シリーズ(NEC、FC、MD、PCE、PC他) 1986
 ワルキューレ 「ワルキューレの冒険」(FC) 1986、「ワルキューレの伝説」(PCE)1989他
 主人公アンドロイド 「カーディック外伝」(FC) 1988
 サヤ 「コズミック・ファンタジー」シリーズ(PCE/MD)  1990
 皆さまご想像のとおり 「ドラゴンクエストIV」(FC) 1990
 エイプリル 「ソル・ビアンカ」(PCE) 1991 (これもOVAがあるが許せ、ただしゲームの出来は「?」)
 シフ 「ロマンシング・サガ」(SFC) 1992 

 (暗黒時代)

 エトナ「ディスガイア」(PS2/PSP/DS)他 2003
 クローゼ 「空の軌跡」(PC/PSP)他 2004
 エリィ 「零の軌跡」(PSP)他 2010
 ライトニング 「ファイナル・ファンタジーXIII」(PS3)他 2009
 セブン 「ファイナルファンタジー零式」(PSP) 2011

(つうか、誰か私の暗黒の1990年代を埋めてくれ。ロマサガからこっち見事にあいてるだろう。メガテン(白川由美)、ペルソナ(エリー)、それこそデビルサマナー、ときメモ、バイオハザード、FFVII、アンジェリーク(笑)、まじ該当ないんですけど。なんかないのか)

 洋ものっ。

 ケイト・アーチャー "No One Lives Forever"(PC)他  2000
 ナリア "Baldur's Gate 2" (PC)他 2000
 シャウイン "Neverwinter Nights"(PC)他 2002
 ケイリン・ザ・ドウヴ "Neverwinter Nights 2: Mask of the Betrayer "(PC) 2007
 エレナ "Uncharted: Drake's Fortune"(PS3)他 2007
 キャス "Fallout: New Vegas"(PC/PS3/X360) 2010

 BG2はお嬢ナリアできまり。オリジナルのBG1998は「文句なしの美女」を意図的に避けているきらいがあるので選べない。ここにもハリウッド映画の「女性嫌い」のファクターが働いているのか、「美女」に限ってよく死ぬのだ。

 NwNはお嬢シャウインできまり。NwN2の女子キャラはあまりにピーキーすぎてちょっと選べない。当てはまりそうなキャラクターは結局(ネタバレになるので以下略)。NwN2から誰もいないのも悲しいので、エキスパンションからケイリンを選んだ。これも無理やりだ。ハーフ天使(Half-celestial)だし。

 Mass Effect シリーズも実は選ぶのが難しい。リアラもタリも資格はあると思うが(タリは最後まで顔がよく見えないけど、令嬢だから美女だろう)ちょっと選べません。
 それ以外はジャックといいたいところだが、ME2のSubject Zeroではなく、ME3のほうのみOKなのでやめとこうかな。
 だから、「該当者なし」かもしれない。
 
 洋ものはともかく、和製は、なつかしのPCエンジンシリーズじゃねえかよ!
 だって、セガほとんど知らんのだもの。
 
 つうか、こうやって思い出し、調べていくうちに「答え」が自分でわかってくるかと思ったのですが、だめでしたね。

 まず、バストサイズ関係なかったよね。これは自信を持って言えますが、あまり関係ないです。でも"ONE P**CE"とかにかぶれてるのは、みな巨**マニアあるよ。あたしまったくかぶれてないあるよ(釘宮さんの声でお願いします)。

 あ、あと、銀魂の新作ゲームよろ。

 http://www.famitsu.com/news/201208/27020220.html

 (来年はバンナムコーエーテクモかな? いあバンナムコーエーテクモスクエニかな?)

 キーワード「お嬢」? あるいは「姫」?
 たしかにそんな傾向にはあるけど(PS、PCEのタイトルリストを総覧してみたので言えるのですが)、ここに記載していない「お嬢」キャラのほうが遥かに多いのです。
 (ジャンルがRPG方面メインですから、当然のように名士の令嬢やロイヤル・ファミリーが登場しますよね)
 だから必要条件かもしれないけど、必要十分条件じゃないと思う。だって他に「銀河お嬢様伝説ユナ」とか「プリンセスミネルバ」とか・・・(PCエンジンネタ、やめい!)
 FFシリーズなんて、上は一番「らしくない」人たちでしょ?

 実は最初のいかにも「お嬢」な、「対象としない」と言った4キャラ(アスカからリナまで)は、意図的にあげたのでした。

 彼女たちはステロタイプ。

 お嬢、ツインテール、ミニスカ、イメージ赤、下手するとハーフ、っていうステロタイプが、1990年あたりにどこかで生まれ、それをみなが模倣した。定番化したのだ。上の四作品は年代順にならべており、それぞれ1995年、2002年、2004年、2005年。
 ボカロ、初音ミク(2007年)もヴァリエーションですね(つか人じゃないけど)。昨今のラノベに至るまで記号化されて脈々と引き継がれていますね。
 実は美女リストの中では「コズミック・ファンタジー」第一作目のサヤ(1990年)がどんぴしゃだ。このステロタイプの先祖にだいぶ近いのかもしれない(「軌跡」のエステルは2004年)。

 だから、これは私のいたずら、というかひっかけ。
 でもそうやって遊んでいると、面白い話も見えてくるのだが、それは次回。 
 
 キーワード「小股の切れ上がったいい女」?
 
 RPG、というか活劇に登場するヒロインはそうに決まっているでしょうね。でも、確かにこれは上のリストを説明しているのかもしれない。自分の足で出歩いたこともないような「姫」はひとりもいないから。
 
 断っておきますが、「小股」は身体の関節の「股」そのものではなく、「小股歩き」という場合があるように両脚の間全部(空間を含む)のことだという。
 よって、女性の足がすらっとしている、きれいである、見栄えがいい、粋であるという意味。そうなるためには、膝から脛(すね)にかけての部分がすっきりしている(筋肉質である)のが大事という説がある(相撲で「小股すくい」というときはそこらへんを引っ掛けて相手を倒す)。太腿まで含む説もあり。
 そういう女性が和装をして膝から脛の部分が裾から顔を出したとき、「足がすらりと長く,粋な姿 」に見えるらしい。残念ながらリストに和装メインの女性はいないのだが。
 
 んじゃ、和装はないとして、キーワード「ミニスカ」?
 あるなあ・・・。それは否定しない。スカートちゃうやんというキャラも何人かいるけど、否定しない。
 
 あるいは、彼女たちに「欠けている」ものはなに?という視点で見つかるかもね? 
 意外と「母」が抜けているかもしれない。それをもって私はマザコンではない、という結論にはならない。むしろ強烈にそっちを指し示しているのかもしれない。
 
 ま、なんか思いついたら書きますわ。
 
 
 
    

2012年8月27日 (月)

ソフトがない。

 TVでなんちゃら48しか観るものがない!と絶望に打ちひしがれたとき、「キャプテン・アメリカ」をメール・レンタルしていたことを思い出した。

 実はメール・レンタルというものを試すのははじめてなんですが、「キャプテン・アメリカ」には字幕も音声も英語があったので、ほっとした。吹き替えだけとかだと困ります。
 すでに二回も観てしまった「アヴェンジャーズ」つながりで二、三確認したいことがあったのでした。
 それと、一本だけでは寂しいから、今までバカにして見なかった「カウボーイズ&エイリアン」も借りた。「プロメテウス」の脚本が、なんだかいまいちぽかったんで、そのふたりのうちひとりの脚本家が書いたという作品を観てみようかと。

 横目で見ながらブログでも書くかと思ったら、もうひとつ宅配便が届いた。

 3DSLL(笑)。赤ね、赤。

 いや、それ困るだろ。だって遊べねえし。

 なに、アダプターを買い忘れたから? おっさんそこまでバカちゃうよ。

 そうではなくて、ソフトがない。

 デビルサマナー(30日発売予定)と一緒に配達してくれないと、こちとら、なーんも遊ぶものがないのだ、Amazonよ。

 ま、一緒に配達されても週末まで遊ぶ暇はないけどね・・・。

 ダウンロード販売のソフトのカタログもながめているだけで時間が過ぎてしまいそうなので、今はやめておく。

 解説書の「ちゅういがき」がぜんぶ「ひらがな」だったりして、逆に新鮮ですね・・・。

 しかし、重い。

 ベッドで仰向けで遊んでいたら、寝オチのときに額に直撃して負傷してしまいそうだ。

【DA3】キャプテン・カレン

 まさか、カレンをテーマに記事を書くことになろうとは思いませんでしたが。
 
 前記事の本題に絡めると、一作目Originsのアナルメント発動云々のくだりのカレンは、見事に「糾弾」と「審問」のセリフ回しでしたね。
 二作目DA2のカレンは、「自省」と「共感」のセリフ回しに変わっている。

 フェラルデンからカークウォールに転勤して人格が完璧に変容してます。ご本人はOriginsで悪のブラッドメイジ、ウルドリックに翻弄されたことが人生の転機だったとか言ってますが、その説明だけではあまりにいまいちです。

 DA2のAct1でカレンが絡む物語が"Enemies Among Us”の他にもあって、どうやらそれがばっさりカットされたせいだと思います。「メイジ」とか「ブラッドマジック」について長々と説明するプロットがあったが全部カットされた、とゲイダーさんが言っていたはず。
 そこでカレンのメイジへのスタンスが劇的に変化したと考えないと、この豹変ぶりはどうにも飲み込めません。

 「男子三日会わざれば刮目(かつもく)せよ」とはいうけど、三日間引きこもって何も考えないでいた男子が豹変するわけがない。

 なお、Originsのメイジ・オリジン(ハロウィング編)を女子メイジでやった場合のみ、カレンはちょっと違う素顔を垣間見せてくれますね。残念ながら自分の過去のブログ記事では見事に省略しているようだ(そのくらい小ネタだと思っていたのですけどね)。
 
 ちなみにgreywardens.comのスティーヴの記事は読んでいないので、もし中身かぶっていたら、ただの偶然です!

 今、ちら見したら、しっかりかぶっとる・・・。

2012年8月26日 (日)

審問

 でっちあげ問題について、BioWareのマーク・ダラー氏、DAのエクゼクティヴ・プロデューサーがフォーラムに登場していた。

"I know that a lot of information seems to have surfaced recently and a lot of you have questions. We have not announced anything and, as I have said before, we won't be talking about anything until we have gameplay to back up the words.

I know it is difficult to be patient but I ask you to do your best to allow us to surprise and delight you when we DO have something to show you.

In the meantime, keep giving us your feedback at expos, fan conventions, and online. We are listening. "

 一言で言うと、「どうどう、君ら大の大人なんだから、もう少し我慢しとけ。あとフィードバックちょうだい。We are listening.」

 BioWareの"We are listening."は、もはやギャグのように読めてしまう。MEシリーズのリーパーズについての"They are coming."と対(つい)。

 Greywardens.comでは、流出画像のひとつがカレン(ナイト・キャプテン)に違いないという、全世界何十万人かのファンガールたちの「黄色い悲鳴・歓声」を真に受けてスティーヴが長文で何か書いている。
 ファンガールじゃないので中まで読みませんが。面白いんだったらLaffyさんに任せた。
 なんすかね、これって中学生女子が新撰組にかぶれるようなもの? 「るろう」にかぶれてるような。

 http://greywardens.com/2012/08/the-depth-of-cullen/

 DAのキャプテン・カレンも、サンダル君も、Star Warsのウェッジも、ブライト・ノアも、どのクリエーターも誰も最初から「こいつは物語に全編登場させるぜ、神のような歴史の目撃者なんだぜ」とか考えていないんじゃないのかな。
(少なくともDAのゲイダーさんはファンに指摘されるまで、そんな発想はなかったと言っていた。今は「そういう発想が素敵だな」に考えが変わっていると思うけど)。

 後から言われて、ルーカス氏も、富野氏も「いやあ、最初からそう思ってたんだよね」と回顧的にのたまうだろうけど、嘘か偽装記憶だよね。だって一作目なんて予算的にも青色吐息で、後に長大なシリーズになるなんて思ってもいなかったはずだから? 

 乏しい情報からどんどん妄想が広がるってのは世の常。ヴィデオゲームのプロットなんて毒にも薬にもならないから安心だ。

**********

 DA3には「審問」は関係ないんだよね!となると、これから書くこと自体が無意味だし、関係あったとしても無意味だが、「審問」ってのはキーワードとしてやばすぎますね。

 inquisitionは、もちろんDAでは宗教裁判、異端審問を指している。審問団となればセダスにかつて存在していたそういう組織で、やがてチャントリーに糾合され、テンプラーの母体となったという。

  元はinquireすること、という意味だからquestion。examination、investigationあたりが似た言葉。

 「審問」がなぜ今キーワードかというと、このquestionという意味で考えるとわかるかもしれない(私はまだよくわかってない)。

 questionは「問い」ですから、当然のように「答え」を要求しているわけですよね。前もどこかに書いたかもしれませんが、「問いは猥褻」だそうです。最終的に問われたほうが答えに窮する可能性があるから。答えに窮するとなんとなく恥、悪だと思ってしまうから。丸裸でいる以上に無能を感じるから。

 それを知ってから、私は他愛もない問いに対して「それを知ってどうするの?」という武器を手に入れたのです。ま、大抵相手から呆けたような顔をされますね。つまり質問しているほうの人だって、なんら意味がない質問を半ば自動的にしているのだ。人間関係が破壊されるかもしれないので過剰投与はやめたほうがいい。

 "Hey, what's up?" "Nothing." 「ねえ、元気?」、「別に」・・・嫌われるよね。

 (「それを知ってどうするの?」も強烈なカードで、「こどもの問い」というのだそうだ。クソ面白いんだけど話が拡散するといけないのでやめておく。あーっと、「なぜ?」「どうして?」と子供が延々と連呼する問いのことじゃないよ。)

 とにかくお天気の話が無難なのは、そういうわけですね。これも説明長くなるからはしょりますけど、会話はプロトコルでいうところの「ハンドシェイク」が成立していればそれでいい、という説もご紹介しておきます。ぽつりぽつりと交わされる家族、友人、恋人の間の会話なんて「ハートビート」、あんたのほうのシステムはちゃんと動いてる?という確認だけの意味しかないかもしれないですしね。上述の子供の「なぜ」、「どうして」もこれに近いんだろうね。

 「朝からいい天気ねえ」、「いい天気だね」、「昨日より暑くなるかしら」、「そうかもね」、「でも午後は雨だってよ」、「そうなのかあ」

 「今日はどうする?」、「なんでもいい」、「どこいきたい?」、「どこでもいい」、「なんかかったるいんだよねー」、「じっとしてようよー」
 (カップルの会話でも、MMOのチャットでも成立するな、これ)

 つまりスマホで必死に猿の皮むきしている人たちも小難しいこと書かずに、メールで「やっほー」、「ほい」、「ちゃおちゃお」とやっときゃいいという話だ。意味はむしろ害なときがある。

 告発・糾弾(accusation)も、また「問い」の形ですね。「貴様がやった」、「責任はお前にある」、「見事に台無しにしてくれた」などのアキューズは、「なぜそんな馬鹿なことを」、「どうして気がつかなかった」、「できることはなかったのか」という問いだもん。

 もうお気づきですよね。いじめ問題で外野から「圧倒的な正義」を主張する者たちが発しているのも執拗な「問い」なのだ。
 核燃料発電にしても「政府はまだなにか隠しているのではないか」、「どうして事前に知らせなかったのか」、「取るべき対策をとったのか」、「本当に安全だと言い切れるのか」ですね。
 現場、政府、専門家からしたら「君ら、それを知ってどうするの?」という発言が喉元まででかかってるが、決して口にしてはいけないわけですね。なぜなら、弾劾されているほうには、「問い」を発する権利が認められていない(とみなが勝手に勘違いしているから)。

 そしてそんな問いにはまず答えられないから(「絶対安全」なんて答えた瞬間にアウトでしょうし、いまさら何言っても信じてもらえないわけだから)、嘘を避けるためには偽装記憶しかない。「記憶にございません」としか言えない。そんな大事なことをあっさり忘れてしまうのであるから、ただちに「無能」であることが証明される。
 (宗教裁判であれば「邪悪」であることが証明される)

 「その質問はなぜ必要なのですか?」
 「質問に質問で答えるなっ!」
 「どうして質問に質問で答えてはいけないの?」
 公開の場でこれやったら、パブリック・エネミー・ナンバーワン確定だ。

 島嶼紛争は変化形だが、一面そうなのだ。「貴様たちがやったことを、ただそのままやり返しているだけだ」という糾弾。そういう「正義」の主張が影にあるのだ。「どうせ悪事を働いたのだから、何をされても言い訳するな」という単純な「報復」の理屈だ。
 「正義」を主張しているほうには、あたかも立証責任がないかのように思い込んでいる。

 日本の事例だけあげてますが、あちらのニュースでやったって同じことです。ギリシャが悪い、イタリアが悪いって騒いでいたと思ったら、いつの間にかドイツが悪いことになっていて、ドイツ人はみな目を丸くしてますね。アリよかキリギリスが偉かったんだ。
 アメリカでは、どうなっちゃったのか最近ニュースにもならないオキュパイなんとかもそう。ティーパーティーも最近元気なくなったけど同じ。ロムニーとオバマのどっちがより「邪悪」か、「国家の敵」かを競い合うのもいつもの風景だけど一緒。
 「アキューズ」はむしろあちらの専売特許だ。  

 んじゃ、どうすればいいんだって? 知ってるけど教えない(笑)。
 だって、それを聞いてどうするの?

 ま、それは冗談として(私はその答えをよくわかってないし)、一説にはこうした「審問」、「問い」に置き換え可能なのは「愛」だそうだ。

 なんとなーく、わかりますかね? (おおっと、質問しちまったぜ)

【DA3】テヴィンターは舞台になるのか?

 あちらのゲーミング業界のアナリストの予測が正しければ、2014年までDragon Age 3はリリースされないわけで、そんな長い間悶々として妄想を続けて、「予想」なるものをしていけば膨大なリストになるのは間違いなく、そりゃあ、リストにあげた項目はいくつもが「当たる」だろう。DA3のコンテンツに含まれるだろう。

 まるでエコノミストの予測みたいじゃないか。

(だが、私はただのファンなのでそれでもOKだと思っている。一方、エコノミストは予測が当たらなければエコノミストではない。ただの占い師、とっととやめちまえだ)

 だから、DA3ではオーレイが舞台となりそうだが、「ほかにも(主人公が)訪れそうな土地はどこ?」という問いへの答えは、「んーとねえ」とか言ってセダス大陸の各地を網羅的にあげてもっともらしい理屈をこねていれば、必ずいくつか「当たる」。

 もうちょっとまともに予測をやろうとすると、結構な確率で「はずれ」を引く可能性が高い。 
 ここまで、ただ当たり前のことを述べている。

 ゲイダーさん原作のDAコミック。第一弾"The Silent Grove"(全6巻、各14ページ)は完結したが、そこではアンティーヴァ(首都アンティーヴァ・シティほか)が舞台であった。

 どうやら、商売的にめちゃくちゃ好評だったらしく、先日続編となる第二弾"Those Who Speak"の第一巻がリリースされた。出版元Dark Horse Comicsは、映画"Star Wars"関係のスピンオフ・コミックやTVドラマ"Buffy the Vampire Slayer"のコミック化でしこたま稼いでいそうだが、ヴィデオゲーム由来のMass Effectシリーズのヴァリエーションの多さ(もう何冊になったかカウントを見失うくらいだ)、そしてDragon Ageシリーズが間をあけずに継続された(どうやら三部作となったようだ)ことからみて、BioWare作品のコミックはかなり「売れ筋」、Dark Horseの「定番化」しているようだ。

 以下、コミック"Those Who Speak"のプロットにちょこっと触れます。

 主人公は既報のとおり(フェラルデン王となった)アリスター。第一弾に引き続きイザベラ、ヴァリックが行動を共にしている。

 マリック王の消息を探すアリスターたちが今回訪れるのはテヴィンター帝国。イザベラに言わせると"the arse end of all nightmares"、あらゆる悪夢の中でも一番「ケツ」のほう。

 イザベラの海賊船(そう、彼女は船を手に入れた)が向かう最初の港街はどこであるか明示されない。首都ミンラソウスも港街ではあるのですが、コミックに登場するのはさほどでかい港じゃないようだ。

 なんやかんやあって、次にイザベラの船が目指すのが、フェンリス縁(ゆかり)のセヘロン島。依然としてテヴィンターとクナリの間で紛争地となっているようです。

 その航海の途中、二隻のクナリ・ドレッドノート(弩級艦)に追撃されたイザベラは果敢に海戦を挑むのですが・・・。

Isabela
 海賊に盛装があるのかどうかしらないが、マジスター連中に会うため「盛装」姿のイザベラ。それはそれでいい感じだが、レギンスっぽいズボンを履いているのがどうか・・・。

(余談開始)

 クナリの女性が登場して、女性兵士はいないはず(Originsでステンが女性ウォーデンにしつこく「女は家庭に入れ、主婦やれ」と迫っていたのは覚えていますか?)だとかフォーラムでは軽く論争になっていたが、結果的に「兵士ではない」ようだ。
 ゲイダーさんがクナリの女性についてコメントしているのは次のスレッド。2年も前かよ・・・。 

http://social.bioware.com/forum/1/topic/141/index/4394184%26lf%3D8

 もちろんコミックにあえてクナリの女性を登場させているのは、DA2に登場するはずだったのが「カット」されたからもあるでしょう。モデリングの設定までできていたのに。

(余談終了)

 アンティーヴァ、テヴィンター(セヘロス)。コミックは三部作だそうなんで、もういっちょ舞台になる土地があるとしてイザベラの故郷リヴァインあたりか?
 クナリの地パー・ヴォレンにはさすがに訪れないと思うが。

 (そこまで当たってるとして)コミックに登場するセダス北部、東北部方面の土地は、DA3では物語の舞台とならない感じがしてきてしょうがない。

 以前レイドロウ氏が2011年のNYCCでちら見せした地図では、フェラルデン、オーレイ、ネヴァラ、フリー・マーチズあたりが舞台となっていた。
(それに関する私のブログ記事は次のリンク。表題が「DA3正式発表」となっているが、これは結果的に誤報。見せていたのは(このNYCC時点では開発予定であったが後に中止となってしまった)DA2のエキスパンションの設定だったようだ)

http://vanitie2.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/da3-495d.html

 たぶん、設定このままだぜ・・・。
 つうか、「DA2のエキスパンション」をだいたいそのまんまにして、DA3というタイトルで開発してリリースすんだぜ、きっと。
 ゲイダーさんのコミックには、だから逆にDA3には登場しない土地が中心に登場するのであろう。設定間のコンフリクトを避けるためか、(それらの諸国についていつまでも教えない、見せないという不満に対する)ファンサービスなのか、それは知らないけど。

 理屈から言っても、オーレイのザ・ディヴァインの軍勢がそない遠くまで遠征できるはずがないのじゃないか。テヴィンターがあっさり進入許すはずないし。メイジが優遇されている帝国で叛乱起こしてるはずないし。

 しかし、そんな内容で2014年まで待たされるってのは、どうなんだろう。

 この予想だけはぜひ外れてほしい。頼む。外れろ。

2012年8月25日 (土)

圧倒的な正義

 もうひとつは、哲学者・適菜収氏の「正義は法に優先しない」というエッセイだ。こちらは次のリンク先に当該記事がある。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120823/crm12082303100001-n1.htm

 筆者は、例のいじめ事件に関する、当事者とはまったく関係のない連中の行動様式についてだいぶご立腹のようだ。それは、"「いじめ=悪」という圧倒的な正義に陶酔し、個人的な薄汚い感情を社会に垂れ流す構図が醜悪なのだ。"という荒々しい表現をとっていることから伺える。

 「いじめ=悪」なのは否定しない。言い逃れできる余地はないと思う。確かに新聞などで読む限りにおいて(だからどれだけ正しいかなど考えるだけ無駄なのかもしれないが)、周囲もずいぶん「怠慢」かなあ、とは感じるし、「怠慢」はれっきとした邪悪だ。でもそれを執拗なまでに糾弾することが「圧倒的な正義」かどうかは、別なのだと思う。だいたい「圧倒的な正義」なんてものがこの地上にあるのかしら?

 その「怠慢ぶっこいている」と糾弾されていた"教育長をハンマーで殴って殺害しようとした大学生"のニュースに触れたとき、私は「あ、出た、インクイジター(inquisitor)出た」と思ってしまった。それが率直な感想であった。

 私はご承知のとおりDnDパラディンかぶれなので、「正義」なる言説を振りかざす者たちの行いがどれだけとんでもない場合が多いか、いや、99%ほとんど常にいつでも「とんでもない」かについて、今までずっと長い間、かなりまじめに考えてきた。なんと、ゲームばっかしてるわけではなかったのだ。いやほんとに。

 もちろん私が考えてきたことが本当に「正しい」かどうかわからない。自分こそ本当に「正しい」と信じる、その姿勢自体がここでいう「正義」だからだ。危ない危ない。
 その前提で自説を披露すると、DnDパラディンのような「圧倒的な正義」という存在が成立する場合の類型はたったひとつだ。

 圧倒的な邪悪と自ら刺し違えるしかない場合。

(追加:例はいくつか思いつくが、「指輪物語」が有名ですかね。アラゴルンの軍勢の最後の戦いは時間稼ぎの目的しかなく、あそこで全滅する覚悟だったのだ)

 そんなとき、「正義とは何か」なんて、つべこべ形而上的な論争なんてやる必要すらないのである。「たったひとつの冴えたやり方」しかないのだから。

 DAのグレイ・ウォーデンが形式的にこの類型にどんぴしゃなのはお気づきのとおりである。明らかにDnDパラディンの、その犠牲的行為という側面を参照しているはずだ。
 たしかに、神の恩恵、すなわち正義の使徒という意味あいはできるだけうやむやにしてあり、ブライト/アーチディーモンは本当の意味で「邪悪」かどうかなど、議論はありそうだけど。

 圧倒的な正義は、圧倒的な邪悪が存在して初めて意味を持つ。そしてそんな圧倒的な邪悪と対峙する場合は、普通あまりない。

 普通あまりないし、あったとしたら、ネットにみなで好き勝手書き込んで(私もネットに好き勝手書き込んでいるその一員だ。言われなくてもわかっている)滅んだり改心したりする程度の邪悪であるはずがない。

 "同情や正義といったもののいかがわしさをいささかでも自覚するのが文明社会の住人の責任ではないか。"

 筆者は、社会正義と弱者に対する同情、虐げられた者に対する憐(あわ)れみがテロリズムの温床になりうるという説を引いている。

 だがネットにそんな力があるのか。私は「(今のところは)ない」と思っているから、筆者が「随分怒ってるなあ」とのんびりしていられるのだろうか。

力は悪である。

 「力」=「悪」、そして「正義」について、最近の産経新聞にふたつのエッセイが載っていた。

 まず「力」から。

 作家・曽野綾子氏は、おそらく自分のエッセイのネット公開を認めていないので、リンクは引用できない。
 私は本紙で読んだのだが、以下の字句で検索するとヒットするかもしれない。

 小さな親切、大きなお世話 領土奪還に必要な「力」 作家 曽野綾子

 本日、私が検索でヒットしたものはブログ主の手打ちの引用らしく、誤字脱字、漢字かな遣いの変更があるし、いつまで残っているかはわからない。
 なお、このブログをイデオロギーで貶めてはならないから、その手のサイトは注意深く迂回して見ている(品性下劣ならぜんぜんかまわないけど。しょせんゲームブログだし)。

 文脈は当節の外交問題、具体的には竹島に関するものであるが、次の一文が気になった。

"日本人はオリンピックに熱狂するときだけ、「力」というものを礼賛した。オリンピックは体力を示すと同時に、持続する力、耐える力なども要るからだ。
そしてこの時だけは、「勝った、勝った」と喜んでも無難だと敏感に感じたのだろう。それ以外の力は、現代ではすべて悪と見なされる面がある。"

 ここでいう「力」とは、「暴力」を指している。厳密には、他者を自らの思い通りに動かすことのできる力、他者を屈服させ、あるいは出し抜き、さらには抗ってもムダだと黙らせる、闘争の現場から排除する(結局自分の思い通りにさせることのできる)力のことだ。当然、他者を死傷させることも含む。

 曽野氏は「力」の一種として、武力・闘争力(抑止力としてのそれらを含む)、お金、胆力、直観力、企画力、組織力、性的魅力などを例にあげている。

 ところで、このエッセイの本題は言葉による「表現力」という曽野氏のいうところの「かなり平和的な武器」のことである。
 (言葉は「専ら」かなり平和的である、という点には確かに私もアグリーだが、「常に」ではないのはいうまでもない)。

 そして言葉について、曽野氏は昨今の政治家たちが「粛々と」、「厳正に」、「しっかりと」などの、表現力の貧困な人たちの自己満足の常套句ばかり使うと手厳しい。それらの言葉で他者を動かすことなどできないと断じる。
 (私から言わせれば、これらはまさに「思考停止」的発想の語彙である。さすがに小説家の曽野氏としては引用すらも憚っただろうものに「きっちり」、「きちっと」という当代政治家たちの最頻出副詞もある。連中の発言でこういう語彙が登場した瞬間に私も思考を停止することにしている。なぜなら、それらはなにひとつ意味あることを語っていないからだ。えーと、「政治家はなにひとつ意味あることを語っていない」とすると、上は冗長だな)
 
 ともかく、引用文で気になったのは、「それ以外の力は、現代ではすべて悪と見なされる面がある。」というところである。
 果たしてそうなのか。(答えを先に書いてしまえば「まさしくそのとおりだ」ですけどね)

 まず「それ以外の力」とあるように除外された「力」とはどんなものか。

 近代以降のスポーツでは、まず人は死なない。たまに痛ましい事故は起きるが、そもそも人(選手、審判、観客など)が死なないようにルールや防具・施設などに様々な工夫がされている。
 でも峻険な山岳の登頂、ヨットなどによる遠洋航海、そういうので人は死ぬではないですか。登山やセイリングはスポーツではないのですか?
 違うとしたら、ではなんと呼ぶのですか?

Adventuring
「冒険!」

 「スポーツ」にハンティング、トローリングなどのフィッシングを含めるなら人以外の生き物は死ぬ(ワイヴァーン狩りではたまに人も死ぬが)。また競技施設を作り運営する段階で虫や小動物は死に、レーシング・サーキットではのこのこ出てきた蛇なども死ぬ。それらはおいといて。 
 オリンピックで私たちが目にするのは管理された「暴力」、手加減された「暴力」であり、暴力ではない。

 次に「現代では」のところは、「現代の、特に日本などの先進国に代表される国家群では」と読むことにする。
 そうした国家群では、オリンピックに代表されるスポーツなどの管理された「暴力」以外の暴力は「すべて悪と見なされる面がある」。
 
 まさしくそのとおりだ。(それはもう書いた)

 そしてまごうかたなき悪であるはずの暴力は、全て国家が手中に納めている。国家独占事業である。
 「国家」は他の国家の存在・認知があってはじめて成立するので、そう呼べない場合、あやふやな場合は「体制」と呼んでもいいのかもしれない。

 国家は他者が暴力を手にするのを執拗に嫌う。また何があっても手に入れたそれを決して手放さない。
 どうしても手放させるためには、例えばNATO軍による熾烈な空爆が必要になる。国家基盤が完膚なきまでに叩かれないと手放さない。手放すもなにも、その時は行使できるような暴力を有していない状態になっちゃってる。

 でも引用文の最後は「見なされる面がある。」ですよね。あなたの主張は「常に例外なくそうだ」となるから、曽野氏の見解を超えちゃってるよね? 拡大解釈ってやつ?
 私も彼女の真意はよくわからないが、「見なされる」(perceived)だから、実際にどうかではなく、個々人の主観(perception)では概ねそうだ、ということかな。暴力が国家・体制に占有されていることから生まれる、「国家・体制」=悪、という直感的なイメージを言っているのですかね。
 
 あるいは、曽野氏が例えば今回のような紛争解決には、あんまし人が死なない「かなり平和的な」武器(=悪)である表現力を用いなさい、そういう力を身に着けなさい、鍛えなさいと主張しているのであれば(そうなんですが)、悪と見なされる「力」にも有用なものがある、という意味かな。
 身に着けるのは誰かって? いうまでもない、国家=為政者でしょう。

 理想主義的(空想的?)平和主義者には申し訳ないが、口先三寸、「はったりの天才」だけで国際政治を乗り切れるわけではない。言葉で他者を動かすためには、その裏づけとして軍事的打撃力や経済制裁力などの暴力の存在が必要である。
 幸いにして日本は、そのどちらも有している(と見なされている!)から、国会でのんびりと大騒ぎしたふりしていても済んでいる。今のところは。
 「どでかい棍棒をテーブルの横に置いて、静かに話す」。USが常に用いたがるこのポリシーが残念ながらいつも最強なのだ。人類は石器時代から進歩してないのね。

 いつになく短い? だって曽野氏のエッセイに「下手な文章ほど長くなる、というのは私たち(引用注:文章家)の間では常識だ」ってあるから(笑)。

【ME3】Leviathan Launch Trailer

 8月28日(現地)リリース。

 新しい海洋惑星?の映像はともかく・・・。

 物語の中身はいっつも一緒ですね・・・。

 深海だから、シェパードを泳がせたりしないんだろうね・・・。開発負荷大変だし。

http://www.gamespot.com/mass-effect-3-leviathan/videos/mass-effect-3-leviathan-launch-trailer-6393197/

2012年8月22日 (水)

【DA3】 Hoax Alert

 例の流出画像、シノプシスの件ですが、キャップ、greywardens.comも信憑を疑っているみたいですよ。

http://greywardens.com/2012/08/dragon-age-3-leak/

 スティーヴによれば、文法やら語法やらのミスのレベルがいまいちなため、人を騒がせるのを目的としたでっちあげ(Hoax)、にせものではないかとの疑惑がある。

 ひとつめのテキストは私も直接読むのは始めて。これもドイツ語からの翻訳かと思いますので、とても平板で読みにくい、稚拙な訳文になってる。下手くそさの加減を出しながら訳すのは高度なテクニックを要するので無理だが、なんとかやってみる。

 よって、訳文が下手くそな日本語であるのはインテンショナルだ(お、この手口、便利やな)。

 それから、個人的には、ストーリーがあまりに「しっくり」来すぎることも実は疑いの根拠なのだ。なにひとつ、新しい発想も、意外な展開ももなく、つまり私レベルのファンでも思いつきそうなアマチュアリッシュな妄想じゃないかな、と思えてしまう。

 (だいたい設定書きで、「Dragon Ageの世界における」なんて書き方しないよな?)

**********

 Dragon Ageにおけるもっとも強大な帝国、大国オーレイは内乱により引き裂かれている。フェラルデンの逞しい男女は、十年前の忌まわしいダークスポーンにひとたび奪われ焦土と化した国土の奪還と再建に尽力している。
 チャントリー、かつてDragon Ageの世界の規範を統一していた信仰の源は分裂した。メイジの危険な力を取り締まるべき教会の、あまりに手ぬるいやり口に痺れをきらしたテンプラー騎士団も袂を分かつ。テンプラー騎士団の不当なまでに厳しい管理と、過剰なまでの信仰への情熱によって、ほんの些細な過ちですら死をもって購う立場に追いやられた各地のメイジ・サークルは叛徒と化す。

 Dragon Ageの世界は崩壊の一歩手前にあり、和平交渉のために集められた会談の場は、メイジによってもたらされた大爆発の中心地となり、チャントリー上層部の面々はそこでことごとく命を落とした。誰かが、あるいは何かが、この世界を混沌で覆い尽くそうと画策していることは疑うべくもない。

 だが、その大爆発の瓦礫の中から、新しい何かが生まれる。インクイジション(the Inquisition、審問団)である。
 君はインクイジター(審問官)として勢力を増し、部隊を指揮し、陰謀を暴き、世界各地との結束を高めるのだ。忘れ去られた土地を探索し、古の謎を発見し、この世界の礎を破壊せんと企む者たちを、根こそぎ撲滅しなければならない。

The great nation of Orlais, the most powerful empire in Dragon Age, tears itself apart in civil war. The stout men and women of Ferelden struggle to recover and reclaim their nation from the horde of vile Darkspawn that lay waste to its lands a decade ago. The Chantry, the once-unified faith of the Dragon Age world standards divided. The Templar order has broken away, claiming the church has become too lax in policing the dangerous powers of the mages. The Mage circiles have rebelled, believing the Templars have become too strict, too zealous in their duties, and too quick to slaughter those who step out of line.

The world of Dragon Age is one on the brink of collapse, and when a desperate gathering in the name of peace becomes the epicenter of a magical blast that decimates the Chantry’s leadership, it becomes clear that someone or something is manipulating events to drive the world into chaos.

From the ashes of that explosion, something new rises: The Inquisition. As the Inquisitor, it falls to you to build up your power and martial your forces, uncover secrets and build connections across the world. You must explore forgotten spaces, uncover ancient mysteries and uproot those who would destroy the fabric of the world.

**********

 文中、まったく関係ないフェラルデンの話が挿入されている。文章のどこにも結び着かないので、そこ、いらない。

 DA2のカークウォールではチャントリーの建物が爆発し、DA3では(おそらくオーレイの)グランド・カシードラルも大爆発?(The Movieでも果てしない破壊と殺戮の場と化したはずだよね)
 ないな。冗長すぎる。それは、いくらなんでも、あまりに下手くそすぎるでしょー。

 (だからこそDA2のクライマックスでは、あんなことになっちゃったんでしょう? 普通にやるなら、メレディス(あるいはオシノ)は、サークル・タワーかヴァイカウント要塞をぶっ壊したってよかったはずですよね? でも、やらなかったのは、直前ですでにチャントリーが吹き飛んでいるので冗長だからだ。

 大爆発なんて、そんなに何度も使うもんじゃないと思う。

 今のところ、私自身は80%くらいHoax説に傾いています。

 

【DA3】 Those Who Speak

 ゲイダーさん原作のコミック"The Silent Grove"の続編にあたるのが、"Those Who Speak"。

20026_3

 亡き父でありフェラルデン王であったマリックの消息を探して、依然セダス中を飛び回る現国王アリスターの物語。国元を長い間ほったらかして大丈夫なんだろうか?

 イザベラ、ヴァリックとのトリオは健在。今回はテヴィンターを訪れる。クナリも登場するらしい。DA3に関連するのかなあ。

 明日発売だった。(失礼、一日勘違いした)

20193

********** 

 こちら、DA2からカットされたシーン用のミッシング・ライン(せりふ)。大半はヴァリックとカッサンドラの会話であるが、最後近く、2:10あたりに衝撃の登場人物がっ。

http://www.youtube.com/watch?v=bem8T8YtCjk

Connor1
 録音を聴いてから、この画像を見た。その瞬間、DA2のリード・デザイナー、マイク・レイドロウを心の底から呪いましたよ。 
 どうして、カットしたのかな?! 

 彼も(もし生きていたなら)DA3に颯爽と再登場するだろうか。

 で、こういう未使用ファイルの宝庫?がフランス語版BioWare Socialにあるというので見てみた。

http://social.bioware.com/forum/3/topic/311/index/8313204

 まー、これを片っ端から眺めていれば2013年一年くらい凌げるか(無理)。

2012年8月21日 (火)

【DA3】 Nobody expects the "Dragon Age" Inquisition!

酔っ払っているので支離滅裂の可能性あり。

【DA3】Fake or legit ?続報

 内容全部、潜在的に重大なスポイラー(ネタバレ)の可能性あり。
 ブライトにテイントされる可能性あります。(私はすでにされました)
 真偽もまったく確認されていません。また、たとえ「真」であったとしても、プリマチュアな流出によって、開発側が設定自体を変更するのも常。
 
 ご利用は自己責任で、よろしくお願いします。












 BioWareの公式からは「トロール・アテンプト」として一日足らずで速攻でCloseされてしまった、DA3画像流出のネタ。
 残念ながら私が気がついたのはClose後で閲覧できなかった(一部閲覧した者たちが、フォーラムで再現してくれている)。

 この内容は業界のプロフェッショナル(からの招待者)だけが書き込み・閲覧可能なサイトで見つかったものの、「フェイク」説も根強い。
 「BioWareが書いたものとは思えないほど稚拙(clumsy)で凡庸(lame)」という意見があるので指摘しておく。

 一方で、「DAに詳しくない門外漢のフォーカス・グループ(マーケティング用語。製品・サービスの開発段階から討議に参加する、一般には代表的な客層の潜在ユーザーを含むプレ・テスターと思ってください)にわかるように平板に書かれている」と言う「リジット」説もある。
 これには、「BioWareは自前のフォーカス・グループを有しているはずだ」という反論もあり。
 また、通常のマーケティング・リサーチにおいて実際の製品名を示すことは(製品名のリサーチでもない限り、また完全に守秘が担保されない限り)まれである。
 本編ではなく、DLC用のキャラクターではないかという意見もあり?
 
 登場人物(コンパニオン)候補のキャラクター設定もあったようだ。
(前記事の画像を参照しているのかどうかすらわかりません)
 
 Doran(Dorian?), マジスター
 Sera, エルフ・ローグ(女性)
 Cole, 小説Asunderに登場する、正体背景不明な男
 The Iron Bull, 傭兵隊リーダー
 
 ・ゲームはオーレイが舞台で、インクイジション(Inquisition, 宗教審問)に関する物語。

 ・主人公はインクイジションの一員?
 インクイジションはテンプラー騎士団の前身(の一部)にあたるが、DA2の物語に続く展開でチャントリーが瓦解寸前となり、再興された新組織だろうか。
 メイジとテンプラーによる和平会談が決裂し(たそうだ)、その後に組織された?

***********

 公式の関連スレッドはわずか数日の間に大変な長さになっているので、とても全部は追跡できない。
 ネットのスレッドには、最初の10%に新情報、有益な情報があって、残りの90%はその繰り返しである、という私なりのルールに従って、10%は読んだ(大変疲れた)。
 Fake かLegitか。私にはわかりませんが、画像自体(キャラクター・モデル、コンセプトアート)は画家の画風の統一性からみて間違いなくLegitでしょう。
 この中から一部か(あるいは全部か)が本編に登場する可能性があるのかどうか、それは別問題。
 
 妄想レベルでは、次のような展開になる。(しつこいですが妄想です)
 
 ええと、メイジの叛乱を倒幕派、チャントリーを佐幕派、テヴィンターを列強諸国とおくと、妙に明治維新に合致するんだよな。
 江戸(オーレイの首都ヴァル・ロヨー)城下は燃えずに済むのかしら?  

・カークウォールの重大事件に端を発したメイジの叛乱は、セダス大陸の多くの国々に飛び火。 
・オーレイのザ・ディヴァインはエグザルテド・マーチを宣言。鎮圧軍が北上。
・メイジの叛乱はテヴィンター帝国までは拡大していない。プッシー・ライオットをプーチンが、じゃねえや、叛乱メイジを元老院?が抑え付けている。
・南方フェラルデンのサークル・タワーは比較的穏健派であるため事態を静観。オーレイが弱体化すれば有利だし。
 だが南方のディープロードではダークスポーンの活動が活発化している(第六のブライト?)。グレイ・ウォーデンはそっちにかかりっきり。
・北方クナリに不穏な動き。尖閣諸島・・・、じゃない、パル・ヴォーレンからテヴィンター付近の諸島(セヘロン含む)に侵攻上陸開始。
・クナリへの対処を優先したいテヴィンター・マジスターがチャントリー・メイジ間の調停に介入。
・和平交渉決裂。
・ディーモンが跳梁跋扈(メイジ叛乱との関連? あるいはテヴィンターの陰謀?)。
・チャントリーは影響力を喪い瓦解寸前。テンプラーは(ディーモンに汚染されたのか)頽廃が蔓延し、騎士団の体をなさず。
・シーカーズとテンプラーの残余が孤軍奮闘するも多勢に無勢、叛乱を食い止められない。
 (シーカーズはあらぬ疑いからチャントリーの弾劾を受ける。The Movieのプロットを流用)

 なんと、ここまでがプロローグ!(つうか、DA2のエキスパンション"The Exalted March"のプロットだったのではないだろうか)

・チャントリーの無能、テヴィンターの横暴、事態を見かねた維新の会じゃなくて古の騎士団「インクイジション」の名をかたる一派が登場(ボランティア?)。騎士団を再興。
・もはや定番となったように、本編冒頭にフレメス登場。登場しなくちゃ! またしても謎の予言を残して立ち去る?
 
 さて、「インクイジション」にはいくつかの選択肢が用意されている。新撰組になるか、維新の志士となるか、それとも徳川将軍のようにどっちつかずのまま引きこもるか?

 明らかな悪いもん。さすがにこいつらと組むってのはない気がする。
 ディーモン
 ダークスポーン・アーチディーモン

 明らかないいもん。ここらに仇なすプロットはちょっと思いつかないが、意地悪なBioWareだからあるかも。 
 シーカーズ
 グレイ・ウォーデン

 次は、ご自由にお選び下さい。
 アポステイト・メイジ(叛乱軍)/オーレイ(チャントリー・テンプラー)/テヴィンター/クナリ

 デーリッシュ・エルフ、ディープロード・ドワーフも当然サブプロットで絡んでくるだろう。

 さて過去キャラのカメオ出演予想。

 上述のようにフレメスの出番は間違いなく用意するだろう。
 カッサンドラ、レリアナ(シーカーズ)は再登場確実。カレン(テンプラー)もきっとあるのだろうな。
 グレイ・ウォーデンの誰か(過去プレイに応じてアリスター、ナサニエル、プレイスホルダーでストラウド)もありそう。 
 アンダース(叛乱メイジ)も生きていれば再登場ありそう。そうなると意外にもセバ(チャントりー)も?
 個人的にはイザベラ(クナリからみ)があると思う。ゼブラン、ヴァリックもとなるとローグだらけになるけど。

 問題はモリガン。どこかに登場するのだろうか?

 2014年まで妄想続けられないので、何とかしてください。
 

 
 

2012年8月20日 (月)

【DA3】キャラクター画像流出

【警告】 真偽はともかく、潜在的にDragon Age 3の重大なスポイラー(ネタバレ)の可能性あり!

 私はもうテイントされた。わかる、内側から腐っていくことが自分でもわかる。放っておいて先へ進んでくれ・・・。

 この画像、BioWare Socialからは削除されている。

 こちら、外部サイト。 

http://www.onlysp.com/2012/08/19/four-new-pieces-of-character-art-for-dragon-age-3/

 今度は、「宗教」戦争だ?!

 こちらもいつ消えるかわからないので、全文コピペっておく。

 Dragon Age 3の潜在的なキャラクター4人分(?)に相当する画像が流出。

 画像もリトリーヴしといたが、いかんせん、このブログの容量があっ! 
 ええい、貼っちゃえ!
Charart1 Charart2 Charart3 Charart43

 これはまだ、キャラクターモデルの選定段階だと思います。右の空白のように見えるところが、(テスター、開発者向けの)投票スペースですね。だからまだキャラクター・モデルの候補段階でしょう。

【注意】画像はともかく、次の投票(ポール)は、どうも嘘くさくて、テスターか開発者の冗談の可能性はあります。根拠はタイトルに「偽典」なんて使うかな、ってところ。
 それと、"Exarch"には定冠詞いらないんだろうか? 

 Dragon Age 3のサブタイに関する投票も行われている(テスター向け、開発者向けでしょう)。順番にいくと。

Dragon Age 3: The Breach ザ・ブリーチ、侵害、断絶、亀裂

Dragon Age 3: Exarch エクザーチ、総督
 (Byzantine Viceroy、ビザンチン・ヴァイスロイ、
  帝国中枢からの遠隔地、植民地などにおける執政官のこと)

Dragon Age 3: Inquisition インクイジション、審問

Dragon Age 3: Inquisitor インクイジター、審問官

Dragon Age 3: Apocrypha アポクリファ、偽典

 シノプシス(梗概)の候補も見つかってるようだ。
(これも、原文はプロのライターが書いたクオリティ・ライティングとは思えません。ふつうに読めるように脚色しました!
 また内容的には、DA2のエキスパンションくさいのが気になる)

 ふたつの世界を繋ぐポータルからディーモンの大群が溢れ出し、国々は内乱に巻き込まれ、頽廃はとどまるところを知らない。闇に潜む誰かが、この世界を破滅に追いやらんと糸を引いている。審問のときはきた。

 審問官のクロークを纏い、この闇に光をもたらすただひとつの勢力を率いるがよい。軍勢を結集して正面から立ち向かうもよし、隠密を放ち、政争を巻き起こし、同志を募い、伝手を頼って陰ながら勢力を整えるもよし、審問をいかに導くかは君の手に委ねられるが、この戦いは必ず貫徹しなければならない。

 ローグ、メイジ、ウォーリアーのいずれかになって、いずれも一筋縄ではいかない10名(!)ものコンパニオンからクルーを選び、緻密に練り上げた策略を駆使して敵の正体を暴き、正義の天誅を下すのだ。

 記事には、いつものゲーミング業界のアナリスト、Michael Pachterのリリース予測もある。

 それによれば2014年のいつか。

 むー。それが正しければ、2013年はBioWare作品のない"Dry"な年になってしまうのかあ・・・。日照りだあ。雨乞いだあ(今までと、意味違うけどね)。 

 それから、もうひとつお気づきだろうか?

 こんなテーマが本当なら、三部作が終結するわけないよね?

 むしろ、DA2の中止されたエキスパンション("The Exalted March"だっけ?)を、DA3として製作しているような気がする(ここら辺、リード・デザイナーのレイドロウ氏がどこかで仄めかしていたかな?)

 よって!

 DAシリーズは、三部作ではない。三作では終わらない。

 んー、でもDA3が2014年なら、DA4はいつなんだあ。
 ・・・明日をも知れない私たちはどうすればいいんだ(レミングスかよ!)(注) 

 (注)by 吉田戦車先生

**********

 (以下、記事原文)

 Some new character art pieces have been leaked, showing off some possible character designs in Dragon Age III. In the gallery, you’ll also see what looks like a poll for possible Dragon Age III names. I’m personally in favor of Dragon Age III: The Breach.

Here is a possible synopsis of the plot posted on NeoGaf from an alternate survey:

“A portal between the worlds unleashes hords of demons in the land, civil wars rip apart nations and the corruption is limitless. Someone is behind the shadows, drawing the threads which destroy the world. Time has come for the Inquisition.

Take the Inquisitor’s cloak and lead the only force able of bringing light into the darkness. Choose the direct method and gather your armies, send spies into the shadows or engage in a political war, make friends and use your connections indirectly: it is up to you how you lead the inquisition. But you’ll have to take lead of it from the beginning. Make your player a rogue, warrior or mage and set up your crew from up to ten (!) complex companions to lead them against those who attack you by systematically spying on, revealing and destroying them.”

The game has not been officially announced by Bioware, but multiple rumors and leaks like this one suggest that the game is indeed in development. Michael Pachter of Wedbush Securities says we could expect to see a release sometime in 2014.

2012年8月18日 (土)

BGEE

 リドリー・スコット監督作品を読み解くので疲弊してしまった。愉しかったけど。

 大事な話題を忘れていました。

 Baldur's Gate Enhansed Edition,発売日(PC版のみ)決定っ!
  9月18日(現地)ですよ、お客さん。ほんとに出るんだー。19.99USD,予約すると2USDお安い。
 販路は(今のところ)発売元Beamdogからのダウンロードのみ。SteamにもGoGにもまだない。

 iPad、 Mac、Androidは時期未定だ。あわててiPad買わなくてよかったぜ(買う気もないくせに)。

 http://www.baldursgate.com/

 メジャーなゲームサイトからすっかり無視され忘れ去られていたので、こちらもケアが足りなかった。

 BGIIで実現した機能は、あらかたすべて盛り込んでいるそうだ。

"All of the additions and improvements from Baldur's Gate 2: The Shadows of Amn have been brought to Baldur's Gate: Enhanced Edition. Now you can use class kits, new subraces and classes that were previously unavailable."

 クラスキット(Kensai=剣聖、発音悪い(笑)とか、インクイジターとかブレイドとか、BGIIにあった、そういうサブセット)もあり。 

 シネマティックは全部やり直してアニメーションつきになった。

"All of the Baldur's Gate cinematics have been replaced with beautifully hand painted animated cinematics, directed by Nat Jones. "

 ただし、「うひゃー」なのが、新キャラクターお三方。

 台詞とか誰が書いたのかなあ。

 一人目。 
 Rasaad yn Bashir、Calishite Monk、the Order of the Sun Soul、いえい。
 新しい冒険と新しいロケーション(Cloud Peaks)つき。

 二人目。
 Neera the Wild Mage、Half-Elf、ぱちぱちぱち。
 新しいロマンス! 新しい冒険と新しいエリアつき。

Neeraportrait
 BGの場合、台詞以外の部分では、ほとんどこのポートレイトで妄想、もといキャラクターの人となりを想像しないといけないんですね。

 ワイルド・メイジは、オリジナルではどこからゲームプレイに含まれたんだっけな?
 BGIIからかな。

 三人目。
 Dorn Il-Khan、Blackguard、Half-Orc、ふーん・・・。
 まあ、Evilキャラもいるだろうな。
 いや、こちらパラディン根性が骨身にしみてるので、BG(ブラックガード)ねえ・・・。

 新プレイと、ブラックガード・サブセットつきだそうです。

 そうか、オリジナルBaldur's Gateシリーズにはモンクのヘンチメン(フォロワー)っていなかったんだな。
 PC(プレイヤーズ・キャラクター)では選べたと思ったけど。

 とりあえずPC版で遊ぶかあ。MS/Surfaceで遊べるのかなあ。 

 

Prometheus再訪 (2)

 ん? 

 二作目「エイリアン2」(キャメロン監督のAliens)でも、リプリーは「自立」していて格好よかったよ、あれはどうなの、とか?

 おわかりですよね。あれは「母」。
 よって、決め台詞はあの少女を襲おうとするエイリアン・クイーンとの対決シーンのこれ。

 "Get away from her, you bitch!" 

 このようにジェンダー・フリーではございません。言わば白と黒のクイーン(ジェンダー入ってますね)の一騎打ち。

 そしてそのシーンで描かれるのは(子供も入れた)女性のみ。野郎(アンドロイド含む)は、なーんもしとらん。なーんもできん。

 キャメロン監督が実際にマザコンかどうか知らないけど、撮る映画には「母性」が色濃く出ますよね。ま、男子のほとんどは多かれ少なかれマザコンである。

 「ヤマト」も、「ガンダム」も、「エヴァ」もぜーんぶマザコン(たぶん正確にはエディプス・コンプレックス)の物語である。打ち倒すべき「父性」も見事に登場するね。(古代視点での)沖田、(アムロ視点での)ブライト、(シンジ視点での)ゲンドウ。なんとゲンドウ自身もマザコンだし(打ち倒すべき「父」はこのセカイそのもの)、アムロとシャアってのは同じ母を奪い合う物語だ。作り手たちが皆野郎でマザコンだからしょうがない。

 例外は宮崎アニメ。敢えて女性視点にたって(つってもどうせおっさんだから無理なんだろうけど)逆張りしている。だからきっと、あんましのめりこまないんだな、自分。

(余談: 内田説によると、心に思う少年の姿を遠めに見るだけでぽろぽろ涙を流す少女が主人公の少女小説を、少年期にちゃんと読んでいない男子は、もう一生それを理解できる感性が身につかないそうだ。少女マンガも少女小説も読んだけどなあ・・・。一緒に泣かないといけなかったかなあ)

 さて、「プロメテウス」は、リドリー・スコット監督本人がいくら「プリクエルではない」と主張しても、「エイリアン」への再訪であった。もうそれに決めた。決まった。

 本人曰く、「旧シリーズのDNA構造は保持しており、同じ宇宙を舞台にはしているものの、異なる神話、異なる物語である」そうだ。
 だから「創造主を探せ」は、同じDNA構造を隠すための「異なる神話」なんでしょうけど、DNAの印があまりに強烈すぎてほとんど隠せていない。誰が何と言っても、どーみても親子。

 「エイリアン」の続編では、システム上監督はじめ製作陣は全部入れ替え制であったので、上述のキャメロンの続編のように「母親」、その後「男性監獄の唯一の女性囚人」、果ては死んでしまって、「クローン」で復活!と、まったく異なるリプリー像が描かれていく。競作制だからそれでいいのだが、スコット監督にしてみれば、超有名シリーズの初代監督となった事実に顔で笑いながら、こめかみがピクピクしていたことであろう。

 そうじゃねえんだと。 

 スコット監督は、30年以上前に遣り残したことをようやく成就した。少なくとも、やっときゃよかったなあ、と後悔していたことを実現した。

 擬似出産(堕胎)シーンがきっとそうだ。「エイリアン」では男性クルーが似たようなシーンを演じる。被害者が女性クルーでなかったのは、きっと手心を加えたのだ(あるいはそのプロットはスポンサーに嫌われたのかもしれない)。なぜなら前記事で触れた、女性に普遍的な葛藤(抑圧)があまりに生生しく描かれてしまうから。

 だが、それをシリーズ続編で他の監督が普通にやってしまう。リプリーは夢の中で擬似出産を経験し(二作目)、寄生され(三作目)、果ては本当にエイリアン・ベイビーを宿してしまう(四作目)。 

 そうじゃねえんだと。 

 いやいや、そうじゃねえんだ、こうやるんだ! 30年前にこうやっとけばよかったんだ!

 「プロメテウス」の、少なくとも擬似堕胎シーンはそういうことだと思う。 

 だから、本題は一作目と一緒だ。内田氏の指摘した出産すべき性に固有の不安と恐怖。「体内に宿る蛇」がそのまま通じる。今回の「蛇」は女性主人公エリザベス(リプリーの分身だ)に宿る。だが、30年前から、最初からそうすべきだったんだ。

 主人公エリザベスが「不妊」であるというのも仕掛けの一部だ。彼女はすでに一旦、(普通の)出産を諦めている。それは彼氏も承知の上である。愛する人との間に子供ができない。がむしゃらに研究に没頭する姿がその代償行為によるものであるのか、そこはわからない。「創造主」というすべての生命の「誕生の源」を探求するという発想に必然的にオブセスされたのか、それもわからない。
 一方では「産む性」の呪縛から逃れたことに安堵しているのか、それもわからない。

(私は男だよ? わかるわけがない。わかるわけがないが、監督・ライター他製作陣が男性優位なこの映画には、男性の視点が色濃く反映されているのかもしれないから、上述のような発想は意外と外れていないかもしれない)

 ところが出産を諦めた(解放された)はずの彼女は、今度は産みたくもないものを産み落とすように強制される。それも彼氏とエッチをしたことが原因となっており、当の彼氏はその直後あえなく死んでしまう。いわれのない(でも逃げ場のない)罪の意識がこれでもかというくらいに主人公を打ちひしぐ(ということがわかるように撮ってほしかった)。  

 この堕胎シーンで不自然極まりないのが、エリザベスが堕胎(帝王切開)を命じた医療ロボットが「こちら男性専用機です、大変申し訳ありませんが、女性仕様機が用意されている医療機関に照会願います」とへらへら喋るところ。

 すみませんが2090年代ですよ? その時代、だいたい、どこのロボット・メーカーがわざわざ男性・女性専用機なんかつくるんだい?! GEか? 東芝か? ありえない。ぜんぜん納得できない。しかもロボットを持ち込んだプロジェクトの監督官は、女性であるメレディスじゃないか?
 強引に「女人禁制」のモードに引き釣りこんだんですね。ここでも女性はシャットアウトされる。命の危険が目の前に迫っているのに、残酷きわまりない仕打ちだ。
 やむなくエリザベスはロボットに(男女共通の)内臓手術を命じることになる。誰でも気がつく「切腹」シーンだ。含意は考えたくもない。うーん。悪趣味もここまでくると笑うしかない。 

 デヴィッドがエリザベスと彼氏に仕掛ける「いたずら」も、アダムとイヴの楽園追放のモチーフとも考えられる。しかしながら、ここで最初に騙されるのは男性のほうであるという倒錯がある。映画後半、どんな危機にも屈しない、サヴァイヴァビリティの権化となる女性(エリザベス)は、そう簡単に騙されたりしてはいけないからかな。

 その彼氏(大気の詳細組成分析も終わっていないのに宇宙服のヘルメットを脱ぐ向こう見ずな少年のような行動!)をはじめとして野郎が全部使えないし、ドアホという点も第一作目とまったく一緒である。
 この映画では、少年の蛮勇を仲間に示して(おれつえー、かっけーだろ、わいるどだろ、と)得意げな男子にはしっかり懲罰が与えられる。つうか、この映画では男子であること自体に漏れなく懲罰が与えられる。「男前」なのは女性陣だけで十分なのだ。わけわかんなくなってきた。あ、それと「女性役」はアンドロイドがやりますから。「毒殺」は女性の武器だ。

 あとはいちいち説明しなくてもいいでしょう。前にも書いたようにその他のクルーの男性たちは名前も呼ばれないまま死んでいく。 

 中には、「でもさ、船長他、最後勇敢にもエイリアン・シップに立ち向かったじゃないか?」という意見はあろう。

 あれにも仕掛けがありそうだ。なぜなら、あまりにも唐突過ぎるから。

 これも内田氏の受け売りだが、アメリカ映画の女性嫌い(misogyny、ミソジニー)説を参照するとあまりにドンピシャ当てはまる。

 西部開拓時代の「トラウマ」が残るアメリカ映画は、ある時代から、美しい立派な女性がひどい目にあい続ける「女性嫌い」の映画ばかり作るようになったという。

 なにしろ開拓時代の西部には女性がいない。いたとしても商売女ばかりだ。「結婚」して家庭を築くことができるなんて幸運な野郎はごくわずかだ。開拓時代の英雄は、みな独身で子孫を残すことなく死んだ。
 むしろまわりに(奪い合いになる)女性などひとりもおらず、むさくるしい野郎集団の心地よい秩序を守って生きているほうが幸福であったはずだ。腕っ節、ガン捌き、乗馬、投げ縄、サバイバル知識、料理、酒量! 計算、文章。農業や牧畜、集団の維持防衛に役立つ才能の優劣で居場所が決まり、その中で平和に暮らしていけた。

 「人間関係を破壊する女子社員」てのはもはや陳腐なAVネタだが、開拓時の西部では(結婚相手の候補となる)女性の存在自体が男性社会の人間関係を破壊してしまう。運よくかどうか知らないが、そんな女性といたせる男性はごくわずかだ。

 そこで、余ったほとんどの男性連中は、「女なんていなくていい」、「いるだけ面倒、何も困らない」、「ありゃあ、大した女じゃない」という合理化の発想に逃げる。さらには「結婚する男なんてろくなもんじゃねえ、仲間じゃねえ」、「きっとろくな死に方はしねえんだ」と無条件で同意する。そしてヤケ酒くらって野郎どもの「絆」を再確認する(つうか。傷をなめあう)。 

 そして、できればそんな幸運な男には早く死んでもらいたい。なぜなら、当時の寡婦は、即座に次の男性を見つけるのが普通だったから。一生涯一人の男に見も心もささげるという発想がなかった。羨ましい旦那が早くおっちんでしまえば、次の「クジ」にはあたるかもしれないではないですか。
 その幸運な男が(早く死んじゃえといわれて死んでしまわず)野郎社会に無事復帰する方法は、女性と別れる(男性用語では「女性を捨てる」)こと。これもいっぱいあるよなあ。ぱっと思いついたのが「特攻野郎」のハンサム。女性といくらいちゃついてもいいが、最後はチーム(野郎たち)のところに戻ってくること。内田氏の例では「カサブランカ」。

 西部開拓時代が終わった頃、映画産業が東部からハリウッドに移った。
 「女性嫌い」は最初からあったわけではない。そのトラウマが発現する前、まだ映画産業が東部中心で、開拓のことなど何も知らない連中が作っていた映画には、それこそリプリーのように「女一匹、西部の荒野を渡り歩く」ガンマン(んー、ガンウーマン)映画がたくさん作られていた。「白馬の騎士などいなくてもドラゴンを成敗する姫」の映画が普通にあったそうだ。
 これらのことから内田氏は、アメリカ映画の「女性嫌い」は西部開拓時代のトラウマに起因すると考えている。

 そして、ハリウッドの有名女優の条件は「男性俳優をけちょんけちょんに、くそみそに罵倒し、完膚なきまでにやっつける演技ができること」となった。たしかに例外がみあたらない(笑)。

 美少女・美少女型ロボットが活躍する日本アニメには「女性嫌い」のDNAが当然ないように見えるが、ではそれ以外のなにが抑圧されているのか。「美少女」ってところがギラギラしてるのがヒントかな。考えると面白いかも知れないが、私は残念ながら言うほどそういうのを観ていない、って本当だって! 

 「プロメテウス」には、財閥から派遣されたメレディスという超美形の女性がプロジェクトの監督者として登場する。無表情で人間性を感じさせない振る舞い、そして雰囲気も造作もデヴィッドに大変よく似ていることから、みな「彼女もアンドロイドではないか?」と勘ぐってしまうほどだ。
 だがそれは、クルーの野郎どもの願望の裏返し。皆「あんないい女と一度でもお願いできたらいいのに!」と思っているのだが、あまりに超然としているうえに、狭い船内なので誰も手出しはできない。というか、狭い船内であることを言い訳にして、誰も手出しできないわけです。そんな勇気は普通の男子にはない。高嶺のユリはだから高嶺に咲き誇ったままだ。

 そんな彼女を「まさかほんとにアンドロイドじゃあるめいな?」と挑発し、果敢にベッドに誘うのは船長ただひとり。

 そして映画の最後に、勇猛果敢にエイリアン・シップに立ち向かう(そして自爆する)のが彼だ。
 いい女といい目にあった野郎は、ろくでもない目にあう。(あってもらわないと、死んでくれないと困る)
 開拓時代からこの方、勇猛果敢な男子は子孫を残さず死ぬ。
 言うまでもなく自爆(特攻)は、男性の象徴そのもの。

 一緒に自爆する仲間たちは「むさくるしい男性社会の序列」の中にいるので、自分の命などなんとも思わず、むしろ喜んで船長と運命を共にする。船長がメレディスとエッチしたことは知らないからねえ。知ってたらどうなったことやら(ここで、「ホモ説」は勘ぐりすぎだと思う)。

 (リドリー・スコットはアメリカ人じゃねえ、イングランド人だ、しかも「サー・リドリー」だ、アメリカ映画の文法にそこまで汚染されてるはずがない、という批判ありそう。これには私も上述の説が根底からひっくり返りかねないので正直悩んだ。アメリカ人のライター連中含めた、なんちゅうかハリウッドの男性社会を支配するノームってことでどうだろうか)

 メレディス自身は、女性版エディプス・コンプレックスのモデルだ。自分には男根がない。自分は(結局2093年になっても男性優位なこの閉じられた社会で)劣った存在なのか。それでも財閥の長として「父性」を示さなければならない宿命。家父長制のロールモデルをいやでも演じなければならないという抑圧された自我を有しているだろう。
 さらに、本来は地位と財産を娘に引き継いで引退すべき(死ぬべき)父は、地位に恋々として、見苦しく生きながらえ、いつまでも死なない。あろうことか今度は不老不死の秘法を探すという。親というのはいつの世も面倒くさいものだが、これはひどい。あまりに度を越している。

 そして、父は娘を裏切る。娘には本心を明かさず、アンドロイドであるが、父ピーターにとっては息子同然の(そのようにプログラミング・コーディングした)デヴィッドにはすべてを打ち明ける。メレディスは(おそらく自分のDNAを参照して作られたから)自分とよく似たデヴィッドが父の愛を独占していることを、諦めとともに受け入れざるを得ない。財産と地位はいずれ自分のものだから、と自分を慰めるしかない(だから彼女は、あくまでも「生」に執着する)。 

 まだ言い尽くせていないものもあるかもしれない。例えば真っ先に化け物の餌食になってしまう男性科学者たちが襲われるのは、新登場hammerpede(カナヅチムカデ?)だが、誰がどう見てもヴァギナ・スネイク(vagina snake、初期スクリプトの名称)(笑)。もうこうなると比喩もへったくれもなく、そのまんまですな。ダメ男たちは女に食い尽くされて終わるのだ。

 あんたが(話を進めるためのただのエンジンだと)切り捨てた「創造主探し」というテーマにも実は意味はあるのだ、デヴィッドは人類のこしらえた被創造物であり、人類とアンドロイドは創造主と人類の関係の戯画化だ、と言う説もあるだろう。やがて人類が創造主という存在を超える前に、アンドロイドが人類を超えてしまう(またも出ました、テクノロジカル・シンギュラリティ、技術的特異点のお話)、そんな結末を暗示しているという説もあるようだ。
 それはもう陳腐なんで、やめてほしいよね・・・。

 ざーっと観てみても、こんだけふんだんに記号が隠されている。違和感があるところを注意深く見ろ、という内田氏の説に従うとわかるが、この映画は全編違和感ありまくりだ。 

 きりがないのでそろそろやめよう。それと、DVD/BDでいいのでもう一度観たくなってきました。

 だが、取っ掛かりのヒントを手に入れると、とたんに見方がここまで変わるのか(解釈が広がるのか)という感激がありました。

 だから映画は面白いね。あと読書も大事だね。

Prometheus再訪

 と言っても、もう一回観たわけではない。また観ようかなとも今のところ思っていない。

 ところが「アヴェンジャーズ」は、もう一回観ないといけなくなりそうだ。なんとなーく、観にいきそうだった人に(あ、ここは自慢ですが妙齢の女性)「いやあ、忙しそうだからひとりで観ちゃったんだよねえ」とメールしたら、「どうして一人で観るんですか?」となじられた。

 「あっ、でも前半すっげー寝てたから、また観てもいいかなあとか。言ってみただけだけど」

 読み返しても下心満載のイヤな野郎のメールになってるな。しかも、最後の「言ってみただけ」は、あれだ。断られてもいつでも脱出できるように準備している、情けない野郎の安全弁か脱出ポッド・・・。
 さらに、前半うとうとしてたのは事実だが、筋を見失うほど爆睡していたわけではないので、「嘘」まで入っている。

 (もっとも、予告編を観る限り、自分はスターク(アイアンマン)のくだらないせりふをいくつか見逃していたようでもあり、そこは(そこだけでも)ちゃんと観なおしたいかな、と思ってた(と、後から無理やり意味をこじつけた)。

 観にいくことになっちゃいました・・・。結論、男はバカです。 

 本題は「プロメテウス」について。先日書いたとおり、なんかよくわかんなかったんだよね。わかんないだけならいいんだけど、実際に意味あったのかしらねえ、と悩んでいた。

 「ほんとに何にもなかったのか」とあの後ひとりで結構うなっていた。

 「何にもなかったな」 "There's nothing to learn. "は、前回の関連記事で引用したとおり、「プロメテウス」の登場人物のひとりピーターの台詞である。その奥深い意味を語るとプロット的に結構なネタバレに触れてしまうのだが、もうロードショーもはじまっちゃったから、少しは仄めかしちゃってもいいかもしれない。本文末尾に記載。 

 特にあの、主人公であるエリザベス(ショウ博士)の擬似出産(堕胎)は意味がわからなかった。そこだけなら手の込んだスプラッターのノリであるし、確かに描くグロさも斬新なんだろう。スプラッター・ムービーは言うほどあまり観ていないけど。

 でも、ご承知のとおり人間がエイリアンを(擬似的にでも)孕むイメージは、シリーズ通じて何度か繰り返されてきたし、被害者(宿主)は男性も女性もいた。それはもう、「エイリアン」の恐怖シーンといえばあの擬似出産シーン。それと不気味な化け物が誰かの顔に飛び掛ってへばり付くシーンとで双璧でしょう。
 成体そのもの(いわゆる「エイリアン」)が登場するよりも生身の肌(肉体)に直接接触するおぞましさがあって、ずっとインパクトが強いんじゃないでしょうか。
 それをまた、なんでいまさら繰り返すのかなあ・・・。 

 そんなことで悩みながら、やりかけの読書を続けようとして、(もはや読書を始める前の儀式となってしまった)Amazon.co.jpでよく読む著者のチェックをしていたら、内田樹氏の「映画の構造分析」という、比較的古い本が目に留まった。
 映画「エイリアン」も分析しているという触れ込みなので、その部分がひっかかったのかもしれない。で購入(私の場合、ゲームと書籍の購入判断はほんとに一瞬です)。 

 そこから大きなヒントがいただけた。そしてさらに大きな疑問も生まれた。

 まず内田説。ご承知の方も多いかもしれないが、彼は(通り一遍の)フェミニズムに対する批判者でもあることは言っておかないといけない。

 普通に映画好きであれば誰でもわかるように、リプリーは「ジェンダー・フリー」の主人公である。当時からフェニミストに絶賛され、その後ハリウッドは「自立した女性像」を大量生産しはじめ、現在まで続く。

 「白馬の騎士の手を借りずに姫がドラゴンを倒す」モチーフは、ハリウッドではこれが嚆矢だそうだ(後述するが実は「再発見」かもしれない)。 

 「ジェンダー・フリー」ということは、「女性を武器にもしていない」。そこが重要。性差が(表面上)「無関係」であるってことですよね。 
 対して(成体の)エイリアンは、どう考えても「男性」の象徴である。あっさり言ってしまえば「男根」の象徴。

 リプリーに対して、作中登場するノストロモ号のクルーの野郎どもは皆クソの役にも立たない。それどころかもうひとりの女性クルー、自己主張しない(フェミニンな役どころの)ランバートも結局何もできずに終わる。クルーの中で唯一事態に自律的に向き合っているのが皮肉にも「性別」のないアッシュ、アンドロイドだけである。(あの猫の話は置いておこう) 

 内田説によれば、この表層の「ジェンダー・フリー」の物語を、つまり「女性主人公の自立を」、映画は「これでもか」というくらい執拗に妨害し続ける。考えようによっては「あぁ、あたしってばバカ、やっぱひとりじゃもともと無理じゃん」と無力感に苛まれても不思議ではない状況に追いやられる。 

 一番重大なことは、エイリアンの擬似出産で象徴される、「産む性」である事実とそれへの嫌悪と恐怖という相容れない二面性。映画は、「女性であり続け、かつ女性であることを忌避する」両立しがたい要請を両立させる物語を語らなければならない。 

 事実、リプリーは作中なんども暴力的に押しつぶされそうになる。アンドロイドのアッシュに(擬似)レイプされそうになるシーンのむき出しの暴力の壮絶さ、めちゃくちゃさはなかなか忘れることができませんよね(内田説では、あそこのシーンにこそ大量の性の記号が示されている)。

 内田説は、さらに脱出直前のリプリーと生き残っていた他二名のクルーの不可解な行動について詳説します。なぜ、必要とも思えない酸素冷却材を大量に探し出す必要があったのか。なぜ、行方がわからなくなった猫を探さなければならなかったのか。
 前者が男性、後者が女性を示す記号だからだそうですが、これ以上書くにはただ内田説をコピペする他ないので、ご興味があれば本をお読みください。ノストロモ号の自爆装置もまた男根の象徴(つか、自爆自体が男性の象徴)であったなどと、例証が次々と出てきます。 

 そしてクライマックス。私は1979年版を観たときのことを今でも覚えています(画面をちゃんと観ていられなかったから音響効果だけはよくわかったのです!)。
 長い間、リプリーの激しい喘ぎ声しか聴こえませんね。内田氏は、汗まみれのリプリーが最後に見せる表情も絶頂に達した女性のそれに見えると言う。

 ジェンダー・フリーなヒロイン(う、heroinは政治的に正いpolitically correctな言葉ではないのかな)じゃなくてプロタゴニスト(主人公)が、「性」と無差別に活躍するためには、膨大な「性」に関する記号の波の中をのた打ち回り、喘ぎ、そこからなんとしても逃れなければならない。

 一言で言ってしまえば「ただの女のくせに!」というような圧倒的な固定観念が屈服を迫ってくる。その力と命を懸けて戦わなければならない。 

 あ、なるほどなと、これで「プロメテウス」のなぞのひとつが解けました。 

 「創造主を探せ」なんてどうでもいいテーマだったんですね。

 これはリドリー・スコットが「遣り残した」、自分のリプリーの物語への再訪なんだ。

 だって「創造主」ははじめからわかっているんだもん。リドリー・スコットにしてみれば「私だ!」なんですよ。

 長くなったのと、記事を稼ぐためとで、次回へ続く。

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 「何にもなかったな」
  "There's nothing to learn. " 

 大富豪でもあり、ウェイランド財閥の棟梁でもあるピーター老人の今わの際のこの台詞に、なぜいたく惹かれるのか。 

 この台詞には私がここで書く以外にも細かい含意がいくつかありそう。
 たとえばピーターやエリザベスたちが創造主と考えていた異種族(エンジニア)も、人類同様に暴力優先のドアホだったから「こいつらからは、なーんも学べないな」とか。
 だって人類とDNAが完璧に一致してるんですぜ? 同じドアホに決まってるじゃんねえ? 

 高齢ゆえに自分の死期が間近に迫っていることを知っているピーターは、不老長寿の秘法を目当てに「プロメテウス計画」に出資したのです。(映画はリプリーが生まれたとされる2089年から2093年あたりの銀河が舞台ですが、ピーターに扮するガイ・ピアースの醜悪なまでにぼろぼろの顔のメイクからは当時の加齢防止技術を全部使い切っていることがうかがえます(まさか、特殊メイクが下手なわけじゃないだろうし)。 

 人類がいまだ手にしていない不死を、その手がかりだけでも創造主は有しているのではないか。
 ピーターは、私の解釈では「なんだよ、不老不死の秘法はなかったのかよ」と言って死ぬのです。そりゃあ、そんな便利なものはないんですよ、はじめから。

 なお、プロメテウス神話には、プロメテウスが人間に不死の地位を与えようとして失敗した(人類が死すべき宿命を負った)くだりがあります。また人間が一度奪われた火を再度与えた(つまり人類に文明を与えた)のもプロメテウス。これは映画内でもピーターが述べているし、有名なんでご存知でしょうね。

 ピーターが莫大な資産を用いてプロメテウス計画を実現させたという事実は、この物語が成立するためにゼッタイ必要なものだったのだが、彼の動機づけは「創造主探し」(人類に文明を与えたプロメテウス探し)ではなく、「不老不死」(人類に不死を授けようとしたプロメテウス探し)だった。そしてそれは最初からアタリ牌ナシ、意味ゼロだったんですね。
 彼のゲームは、始まる前から終わっていた。
 皮肉としては素晴らしいと思います。 
 ここに「性」の記号を無理やり見つけるなら「回春」ですね。永遠の支配を追求するという「父性」の意味もあるのかなあ。

 思い出すのは、「もののけ姫」ですね。あそこでは不老長寿を求めるミカドから、「カミの首をとってこい」と命じられた朝廷直轄のスペシャル・フォーシズが終盤に大騒ぎをやらかすが、派手なわりには、実は本筋(テーマ)とまったく関係ない。話をガンガン進めるエンジンとしてしか使っていません。

 そしてピーターに応じる(すでに首だけになったアンドロイドの、えーと、首だけになったは「去勢」の記号です)デヴィッドの台詞もいい。

 「ですね、ウェイランドさん。道中ご安全に」 
 "I understand, Mr. Weyland. Have a safe journey." 

 アンドロイドは定義上"immortal"、不死。だって最初から生きていないのだから。そして、別のシーンで死に瀕した人間を見ながらデヴィッドは"Merely mortal."、「あっさり死ぬね」と呟く(直訳は「ただの人間(定命)」)。

 これから死に行くものに「道中ご安全に」と呼びかけるのは、死の意味がわからない無邪気な、フィクションによく出てくるステロタイプのアンドロイド(あるいは人間の子供)なら場違いなコケティッシュさがにじみ出て逆に涙を誘ったりするのだろう。ピノッキオの物語。

 だがデヴィッドは、人間の生死、業(ごう)について、まるで彼のライフワークのように熟知している。もちろん教え込んだ(コーディングした)のはピーターだろうが。お気に入りの映画はなんと「アラビアのロレンス」だ。

 その分、この台詞の空恐ろしさが際立つと思います。
 あまり書きたくないけど「人間て簡単に死ぬのかな」とか言って、ほら、あったでしょう・・・。もちろんオウムにも通じるんだ。

 ピーターの「何にもなかったな」を、「やつら、人類である自分たちと一緒じゃん」という失望の意味に捉えると、ピーターの台詞は「あなたたち(人類とエンジニア)は確かにそう、定命ですね。でも、私は不死ですよ?」という意味にもなる。

 デヴィッドを「2001年宇宙の旅」および「2010年」のHAL9000や「A.I,」のアンドロイドに例える向きもあるようだが、それら人工知性の底抜けの、幼児の「無邪気さ」とはちょっと違う。
 「性」の記号は「楽園の蛇」でしょうか。「邪悪なピノッキオ」っていうとB級AVみたい。だってお鼻が天狗さんの(こらこら)。

 観客たちは、デヴィッドはピーターの娘にあたるメレディスをモデルにして製作されたのではないかと思い始める。あるいは、(私も一瞬疑ったが)メレディスまでもアンドロイドではないのか、と考える人もいるだろう。
 作り手も「そう思われるといいな」と考えていたことは認めているようだ。
 メレディスの「性」の記号は「天使」が言いすぎなら、「天女」、「女神」かな。

2012年8月17日 (金)

EAが身売り?

 Vivendi が61%保有するActivisionBlizzardの株式を売りたがっているのは、自らの低迷している株価がコングロマリット・ディスカウント(注)によるものであるという批判に対する対応もあるでしょう。

 Vivendiのマーケット・ヴァリューは、175億EUR(220億USD)。経営層が見込むActivisionBlizzardのマーケット・ヴァリューは、Vivendiの匿名筋によれば130億USDと見込まれている。(足元マーケット・ベースで計算すると80億USDだそうだ。そのギャップが交渉代(しろ))

http://www.bloomberg.com/news/2012-06-07/vivendi-said-to-discuss-activision-unit-sale-on-june-22.html

(注)多様なビジネスを保有するコングロマリットの個々の事業の動向が外部から見通しにくいため、各事業の価値が市場から「保守的」に低めに見積もられ、その総和であるコングロマリットの価値も低く見積もられること。つまり当該事業はコングロマリットの傘下にいないほうが価値が高いはずである、とみなされる状態。
 コングロマリット側(親会社側)の当該事業分野に対するエクスパティーズのなさを理由にする説明もありますが、一番大きな理由はコングロマリットのような形態では事業に関する情報の透明度が低いってことでしょう。また、上述のように、価値が低く見積もられているという主張は、その事業が独立していたらどうかという仮定の場合との比較でしかないわけですから、根拠に乏しく、コングロマリット・ディスカウントなどそもそも存在しないという説もあります。

 フランスのマスメディア・コングロマリットであるVivendiは、コングロマリット化を推進した前CEOの過激な買収攻勢により破産一歩手前の状態にまで追い込まれていた。現CEOはその建て直しを迫られている最中であったが、現下のユーロ危機に伴う業績(株価)低迷の打開策として、保有するAtivisionBlizzard株式を売却して含み益をリアライズし(配当にまわすにしろ留保するにしろVivendiの株価をブーストでき)、同時に複雑すぎると批判されているポートフォリオを改善しようとしているようです。

 つまり、ActivisionBlizzardに「まともな値札がつきそうだから」売却しようとしているわけであり、ActivisionBlizzard自体の価値が毀損しているわけでもなんでもない。まな板の上に載っているActivisionBlizzardのCEO、Bobby Kotick曰く「よろしいんではないの?」"It's great weather."(直訳は、「絶好の売却日和だぜ」(笑))

http://asia.gamespot.com/news/activision-blizzard-finding-few-potential-buyers-report-6386910

 ところが、潜在的買い手からは、今のところそっぽを向かれている、というのが次の話。

 手元にキャッシュを持っていそうなDisney、Time Warner、MSへの接触は不調。Disneyは興味を示さず、Time Warnerはこれ以上ポートフォリオにヴィデオゲームを組み込むようには見えず、MSはXbox次世代機の開発で忙しい。

(訳:上記リンクの記事のまま書けば)日本のNexon(訳:知らなかった。Nexonって半島国企業じゃなかったっけ?)や大陸国Tencent(インスタントメッセンジャー、SNS最大手)は、即座に払えるキャッシュを持っていない。 

 とはいえ一番可能性が高そうなのは、なんといってもMS。新Xboxの開発で忙しいとか、金が要るとか言ってるけど、なにしろ金余ってるからね。 

http://asia.gamespot.com/news/microsoft-among-potential-buyers-for-activision-blizzard-report-6386412

“Microsoft does not comment on rumors or speculation.”

 自社のビッグタイトルを有していないMSが、このオファーをどう考えるか注目です(ゲーミング業界の某アナリストによれば「買うことはありえない」そうですが)。

 考えうる可能性は、 

・(MSしか思いつかないが)金持ってるゲーミング・ジャイアントに売却
・またしても筋違いのどこかのコングロマリット、あるいは後述する「ファンド」に売却
・市場に売却

 ついでに、EAも身売りを考えているとの噂。

http://www.gamespot.com/news/ea-for-sale-6391937

 こちら元記事、New York Post。

http://www.nypost.com/p/news/business/mad_for_madden_3lyqSl04ZEpZeO9Zmh81GI

 こちら、このPostのニュースを受けてEAの株価がサージしたことを告げるBusinessWeek。

http://www.businessweek.com/news/2012-08-16/electronic-arts-jumps-the-most-in-six-months-on-takeover-talk

 登場する「潜在的買い手」は、プライヴェート・エクイティ・ファンド(またよくわからん名前が出てきたね)。むしろ「バイアウト・ファンド」というとわかりやすいでしょうか。レヴァレッジド・バイアウト(注)を得意とする、小泉・竹中時代に国有財産を処分する際、抵抗勢力の政治家連中が唾棄すべき売却相手と呼んでいた「ハゲタカ・ファンド」みたいなもの(厳密には違う部分もあるが)。

(注)レヴァレッジド・バイアウトは、買収をもくろむ相手の企業(あるいは事業の一部、不動産でもいい)の資産・キャッシュフローをあてにして(担保にして)、買収資金を捻出する(調達する)手法。よく言われるような「人のふんどしで相撲をとる」のではなく、「相手のふんどしまで勝手に質に入れて相撲をとる」手法です。
 ええっと、「人のふんどしで相撲をとる」は、株式会社全部そう。自身資本家でもない経営者がいじっているのは、"other people's money"。

 記事中に登場するバイアウト・ファンドのひとつは、すでにBethesdaの形式的親会社、Zenimaxの株式をコンヴァーチブル・プリファード・ストック(注)の形で20%程度保有している。

(注)うーん、だんだん株式用語の説明が面倒になってきたなあ。プリファード・ストック、優先株と呼ばれますが、普通株より優先的に配当を受け取る権利のある株式(社債よりは劣後)。その代わり一般に株主総会での議決権がない。これがコンバーチブル(転換可能)というのだから、普通株への転換が任意にできるってことである。つまり、調子いいうちは金さえくれれば黙ってるが、調子悪くなったら口出すかもね。

 この噂は、株価低迷に悩むEAが自社株買戻しを進めている(市場に出回る株式の数を減らす、株価底上げの常套手段である)ことから信憑性が高まっている。足元(記事の当時)14USD程度の株価が自社株買いの効果などで20USDまで回復すれば「売り値」として成立するという説も。まあこの噂のリーク自体も株価上昇効果を狙ったんだろうから、出所が「ハゲタカ」方面だろうという予測はわかりやすいね。 

 皆様おなじみの、「タブレットとソーシャルの動きに乗り遅れた」というのがPostの記事でも理由として説明されている。某業界アナリスト(このブログ記事に登場するのはずっと同じ人だ)によれば、年末までにはEAの株価は倍には回復するはずで、「ハゲタカ」への身売りは考えにくい、としている。 

 SWTORの期待はずれな業績(上述のアナリスト含め、皆が心配ないと予想していたお話は、ここ)が結果的に致命的なダメ押しになったわけではないでしょう。事態はずっと前から動いていた。
 リーマン・ショック以降、ユーロ危機に至るまでの経済情勢から見て、「人類の生活にも世界平和にも何の役にもたたない」(by任天堂・山内翁)ヴィデオゲームが真っ先に売れなくなる製品のひとつであることは当然。ましてや60USDは確かに高い。贅沢品の部類だ。

 さらにハードコア・ゲーマーが(その定義上)ある数から決して増えない一方で、ライト・カジュアルと呼ばれるノン・ゲーマーがスマホやソーシャルのノン・ゲームで遊ぶ世界への移行が進む。
 ハードコア・ゲーミングが衰退してきているというよりも、潜在ユーザーの希少な時間を奪い合う似て非なるもの(ライト・カジュアル向けゲームと呼ばれるノン・ゲーム)が広い範囲で普及してきたという見方が正しいと思う。
 まあ、他に遊ぶものないからハードコアなゲームに付き合っていた比較的カジュアルめの層が、ソーシャルに移ったということも否定しないが、本質的には「今までゲームなどしたこともない層が参入してきて、それぞれ60USDなんかよりずっと小額なお金を使っているが、なにしろ数が膨大」という世界ではないでしょうか。

 でも、その世界がどこまで拡大するのか、「常識」になるのか、あるいは一時的な流行で終わるのか、それはさすがに読みきれません。

 業界全体がそうした予見の難しい不確実な将来に向き合ったとき、ビッグプレイヤーたちですら(だからこそ)このくらいおたつくのは普通であろうし、その「恐怖」につけこんで「ハゲタカ」が「はよ、売り逃げなはれ」と囁くのも連中の行動規範からして当然だろう。 

 逆に考えれば、「ハゲタカ」が「買い手がつきそう」だと動き出しているということは、別にビジネスとして腐りきったわけではない、という弁護もできないわけじゃない。
 だがそれは「ハゲタカ」が我々の知っていることしか知らない、という前提にたってますけどね。

 ま、Dragon Age 3の開発を何年も待ってくれる「ハゲタカ」がいるかどうか知らないけど。ハゲタカだけに辛抱強いかもな。

 EAラベルの責任者ギブー氏が、新世代コンソールはSonyのもMSのもどちらもすでに見たと語っているが、それはともかく、「F2Pがこれからは支配的規範になっていく」というご高説。

 彼によれば、「10年前に2百万人(上で私がいうコア・ゲーマーだ)を相手にしていたゲーム業界は、いずれ全世界20億人(ノン・コア・ゲームを遊ぶノン・コア・ゲーマーたち)向けとなっていく」

http://www.gamespot.com/events/gamescom-2012/story.html?sid=6391925

 そして、BioWareブランドが引き取ったCommand &ConquerはF2P化。

http://www.gamespot.com/news/command-and-conquer-goes-free-to-play-today-6366388

 いろいろなことがいっぺんにおきていますけど、まあ流れはわかりやすいですね。

 どこに流れ着くかは、まったくわかりませんが。

 F2PのDA3か。そんなんなっちゃったら、長生きなんてするもんじゃねえってことだな・・・。

Leviathan DLC リリース決定。

 最近、GameSpotのサイトを閲覧すると勝手にAsia版にされている。ほんと、Asiaなんかでひとくくりにしてほしくないんだけどな・・・。

http://asia.gamespot.com/news/mass-effect-3-leviathan-dlc-releases-august-28-6391874

 まあいいや。 

 Mass Effect 3のストーリーDLC、Leviathanが8月28日(現地)リリース。こちら公式。

http://blog.bioware.com/2012/08/15/leviathan-dlc-officially-dated/

 日本でOriginで、その日に買えるかどうか知らないけど。

 せっかくの涼しげな?海洋アドヴェンチャーなら、蒸し暑いちょうど今頃に出してほしかったです(いや涼しいもなにも、海底探索は水圧で大変なんだろうけど)。

 

2012年8月15日 (水)

AAA級ハードコア・ゲームの終焉?

 BioWareのDLC戦略についての記事を書いていて、IGNのちょっと前の記事を思い出した。

 「AAA級ハードコア・タイトルは滅ぶのか?」

 http://www.ign.com/articles/2012/07/30/are-aaa-hardcore-games-doomed

 ここでもよく紹介する、エディターColin Campbell氏の(いつもどおりに)とっても長い力作である。全訳は大変なので要旨だけを拾ってみる。

・PS3とX360のマルチ・プラットフォームの場合、平均的なゲームの開発コストは20百万USD以上であり、概ね200万本を売り上げないとペイしない計算だ。それらのゲームは収益を上げられなくなってきている。
 より大きな売り上げを目指すAAA級タイトルの開発には50百万USDから100百万USDを必要とする。

・5年後にゲーム市場は670億USDから820億USDに成長するという予測があるが、その場合の伸びが期待されるのは主としてPCとモバイルの分野であり、しかも新興国がかなりのシェアを占める。

・AAAゲームの開発コストは、メガパブリッシャー以外には手が出せないレベルに達している。ところが過去2年間で大成功を収めたゲームはAAAでもなければ、コンソール向けでもない。事実、ゲーム市場全体はコンソール向けの市場よりずっと大きく、予算よりアイデアが重要になってきているという説もある。

・AAAゲームの醍醐味は、豪華なグラフィックと印象に残る音響からなる、目もくらむような体験にある。それは他に求めることはできず捨てがたい。
 だとしても60USDはやはり高い。よほど可処分所得がなければ、ひとつのゲームを長く遊ぶため、DLCを買うほうを選ぶだろう。

・RockstarのMax Payne 3の開発コストは100百万USDで、とてもブレイクイーヴン(ちゃらぽん)にはできないレベルだった。スタジオは閉鎖され、別の拠点に併合された。
 Take-Twoによれば、一線級のタイトルの開発コストは10百万USDから60百万USDだが、超一線級の場合はそれを上回る。現在のプラットフォーム向けに開発する限り、コストと開発期間は増大していくだろう。

・THQやSegaはリストラに苦しんでいるが、EAのように好業績をあげている企業もウォールストリートの受けはよろしくなく、株価は低迷している。
 50百万USDから100百万USDの資金を集めることができるのは、メガ・パブリッシャーだけであるが、今その存在意義自体が問われている。

・かつてヴィデオゲームの商品棚は希少であり(訳:つまり、数あるタイトルが狭い店頭スペースを奪い合っていた)、ゲームに60USDも使う奇特なユーザーも希少であり、20百万USDから30百万USDを出資してくれるスポンサーも希少であった。そうしたパッケージ商売の時代にパブリッシャーが活躍するのは当然のことだった。

 (訳:ちょっと注釈。

 「希少な商品棚」の時代に必要なのは、問屋・リテール管理(端的にはバックマージン)、ロジスティクス(在庫流通管理)、店頭プロモーション(販売促進活動ってやつ)。
 「希少なユーザー」の時代に必要なのは広告宣伝などのマス・マーケティング、クーポンやディスカウント(リファンド)、メンバーシップ制による囲い込みなどの相対(あいたい)マーケティング手法。
 「希少なスポンサー」の時代に必要なのは(投資屋の言葉が喋れる)マーケMBAのプレゼン、ファイナンシングのスペシャリスト。
 上記は、パブリッシャーの役割、その存在意義を数え上げているわけです。

 注釈終わり)

 今は事情が変わってきた。F2Pゲームのひとつ(League of Legends)は、あらゆる種類のマーケティングをほとんど行っていないが、42百万ダウンロードを達成している。

・次世代コンソール向けの開発コストは恐れられているほど巨額化はしないだろう。(現世代機(PS3、X360)へのジャンプに比較すれば技術的困難さも低く、マシンパワーも強力になる。
 現時点での開発コストを合理化できる売り上げ(ブレーク・イーヴン)が200万本だとすると、次世代では250万本程度ではないか。 

 PCにしても、パワーの強力化に比例して開発コストが巨額化するわけではない。
 ただし、AAAタイトル間の大型化競争・品質競争が過熱化していけば、開発コストは非常に高額になることもありうる。コストを抑制するには効率的な開発エンジン・ツール類に頼るしかない。

・映画産業とゲーム産業はまったく違うものだが、トップレベルのゲームに限れば似てきた。高額な製作費をかけ、豪華絢爛な見かけだが中身のなにもない(「アヴェンジャーズ」?)シリーズものが収益の大部分をたたき出す世界になってくるだろう。

 (2010年の調査によれば、US映画の40%が続編、リメイク、改作、過去作の再生(訳:reboot、3D化、ワイド化、画質向上等技術的再生を言っているのかな)であったが、それらは高予算タイトルに集中している。収益の出るブレイク・イーヴン・ポイントが上昇していけば、もはや、気軽なラブコメ作品は製作できなくなるのだ。

・ギャリオット(ロード・ブリティッシュ)曰く、「ゲーム産業も他のエンターテイメント産業同様、ヒット作を生み出さざるを得ない産業だ。素晴らしいアートを創造できる人は数多くいるが、それを巨大な規模で実現しなければ収益は出せない。たしかに誰も知らない穴馬がときたま忽然と現れて評判を取るのは愉快だが、総体では大作主義がこれからもずっと支配するだろう」
 だが映画産業は(3Dはともかく)8年ごとに新技術が生まれることはなく、不確かなコンソール機の動向に左右されることもない。

・大作主義で高額予算が必要となれば、もう誰も冒険しなくなる。AAAタイトルが続編だらけになるのは当然で、「新作」と言っても結局すでにプレイしたことのある内容なのだ。

・EAのマーケティング担当副社長曰く、「確かにこのご時勢に新タイトル(IP)を出すのは勇気がいる。だが、それは生き残るために必要なことだ。EAのような会社がAAAタイトルの新IPをリリースするのであれば、続編、外伝やあらゆる展開によって、リリース後3年から5年の間人気を持続することが求められるし、そうでなければまずリリースしない」
 BFやMEのシリーズは熱狂的な大勢のファンに支えられ、大成功したIPである。だがSyndicate や Kingdoms of Amalur のように良質でも商業上失敗するケースもある。新IPが「リスク」と呼ばれる所以だ。

・買い手の市場は、AAAゲームと低予算の(独立系)ゲームに二極化しているという説がある。
 送り手に目を向ければ、巨額な開発コストの回収をまず念頭に置くためどうしても保守的になるのが前者で、最初から身軽でリスクをとりやすく、自由にアイデアを発展させることができるのが後者であるという見方がある。
 そして今では後者が、前者(の収益性)に大打撃を与えているという指摘もある。

・高額予算が必要なAAAタイトルが収益を上げるためには、賢い投入資金戦略が必要になる。CoDのように毎年リリースを行うタイトルのため、厳密な開発スケジュールを立て、開発工程を効率化し、スピードアップを図る方法がひとつだ。CoDが2年サイクルの開発スキームでできるのと同じことをMax Payne 3の場合は8年もかかったのだとしたら、その差はあまりに大きい。

・今やゲームはスマホ、モバイル、タブレット、PC/Macなどあらゆるところでプレイされているので、コンソール向けの60USDのタイトルに固執してはいけないという意見がある。
 コンソール・メーカーはこうした変化を困惑して見つめているだろう。
 ウィル・ライトによれば「コンソールの連中はみな怖くておじけづいているところだと思う。ハードウェアの問題ではなくて、F2Pなどのビジネスモデルが問題なんだ。自分たちの足元を揺らがす色々なことが起きている」

・新しいコンソールはSteamやApp Storeの成功を手本に、デジタル・ダウンロードと、低予算ゲームにフォーカスしたものになるだろう、という予測がある。ある業界アナリストの予測では、2017年(5年後)までには、コンソール向けゲームの収入は39%がデジタルにシフトするだろうとしている。

・低予算ゲームで成功を収めた「才能」を大企業が取り込み、より大きな成功を目指す、という方向性もある。(訳:これは、Ubiの偉いさんが言ってるんだけど・・・。「トリコ」の上田さんじゃないけど、言うは易く行うは壮絶に難し、なんだよな、きっと)

 とかくゲーム産業においては、「目の前に迫った破局」などと騒がれたことは、大体後から間違いであったとわかったり、少なくとも、まったく違う新しい展開のシグナルであったとわかったりすることは常である。(訳:ゲーム産業に限らないですね)。

 60USDのAAAタイトルは、しっかり作れば、今でもゲーム産業の頂点にいることは間違いなく、多くの者にとっては、ゲームをプレイする唯一の目的でもある。ビジネスの観点からみれば、そうした顧客は忠誠度が高く、貴重なのだ。 

 ギャリオット曰く「ハードコア市場はなくなったりしない。開発チームの全霊を傾け、コンピューターの性能のすべてを引き出して作り出しているのは、ゲームの世界の中に限るとはいえ、もっとも洗練されたリアリティなのだ。そこら中走り回ってドンパチ撃ち合ったり、本当に難しい謎を解いたりする、そういうものがなくなったりはしない」

 ゲーマーの年齢層もあがってくる。20年前にPSで遊んでいたのは5歳から25歳の間。今は6歳から45歳の間であり、10年後には55歳まであがる。 

 小さなチームのアイデアが小さな予算で成功を収め、小さなリスクが克服できると証明したなら、大きな予算をつけることのできる者たちは、そのアイデアを使ってより大きなリスクも許容するようになるだろう。 

 大手パブリッシャーはリスクを分散させるために、可能な限り多くのプラットフォームに分散させることになるのは間違いない。新世代プラットフォームが出るまでには、現世代機はまた一段のプライスカットを行うだろうし、まだそれらを手にしていない者たちが購入するだろう。ゲーム開発に巨大予算を必要とする大手にとって、その苦痛とリスクを緩和し、ほっと一息つけることになる。

 だが、大手パブリッシャーが大きな賭けを行う可能性がずっと減っていくのは間違いないし、過去の経験からみて成功の可能性が高そうなゲームに集中するのも間違いないだろう。
 AAAゲームが生き残るためには、過去に安住しているわけにはいかない。ゲーミングの歴史の教えによれば、古いアイデアがいつまでも長持ちすることはなく、勝利を収めるのは果敢な新しいアイデアなのだ。

 イヴ・ギルモ(Yves Guillemot、Ubiの共同創設者の五人兄弟のひとりで現会長・CEO)曰く、「皆に買ってもらえないかもしれないからリスクが取れないというなら、革新はない。そして革新がなければ、みなが飽きてしまう」

**********

 いかがでしょうか?

 任天堂が終わった、ソニーが終わった(いや、確かにソニー本体は終わるかもしれないけど。パナソニソニックになるかもしれない)とか、ゲームもわからん日本の新聞屋とかアナリスト風情が「目の前に迫った破局」をニコニコしながら騒ぎ立てていますけど、死ねばいいのにと思いますね。つか、3年後か5年後くらいにジャンプしてみたいですよねー。 

 iPhoneとかなくなってたりして(笑)。Windows Phoneが席巻してたりして(ないない)。
 iPadよか、WikiPadが売れてたりして(ない)。

 でもまあ20年以上続いた、コンソールに安住って商売はもう無理でしょうね。
 だからDQXが別に堀井さんのわがままだけでああなったのではない、ってのはわかるんですが、いまどきMMOじゃあねぇ・・・。

 それこそすれ違いを発明したDQシリーズにしては、あまりに「保守的」ですよね。

2012年8月14日 (火)

The Avengers

 日本よ、これが映画だっ!

 すみません、前半ちょっとだけ、うとうとしちゃいました(笑)。

 でもいいですね、なーんも考えていないシナリオだから、ちょっとくらい寝たって話の辻褄は完璧に合う。「ライジング」や「プロメテウス」でそれやったら致命的。なにしろ、「プロメテウス」なんてずっと起きてたのによくわからなかったんだから。 

 TIME誌のレヴュアー曰く。
「この映画はスピード感満載で、誰にも意味を考える暇さえ与えないがそれでいい。意味など最初からないから」

 「トランスフォーマー」ほど、バカバカしくはなく、

 「G.I.ジョー」ほど、誰が誰やらキャラ立ってないわけじゃなく、
 

 「X-メン」ほど、くそまじめでもない。

 いいんじゃないすかね。 

 「ファンタスティック・フォー」とどっちがいいかって? 

 うーん。F4は、ほとんど忘れちゃったんだよねえ・・・。

 スカーレット・ヨハンソンにほれるか、ジェシカ・アルバが好みか、それで決めちゃっていいんではないの?  うおっと、「シン・シティ」を思い出してまた観たくなっちまったぜ。

 しっかしダウニー・ジュニア、よくこんな映画に出るよなあ、と思っていたが、なんつうことはない、これはほとんど彼の映画である。「アイアンマン3」だ。いや、そっちも製作しているそうなんで、「アイアンマン2.5」だ(ラノベかっつの)。 それ言ったらグヴィネス・パルトロウだって「よく出るよなあ」だけどね。

 かわいそうな悪の手先のロキひとりをよってたかっていじめる姿は、そのまま日本の戦隊もの。
 敵のエイリアンも強いんだかなんだかよくわかんないのだ。

 おいしいところは続編にとっておこうという狙いがありありと透けて見えますね。

 マーヴェル・コミックにさっぱり思い入れのない私は、スターク(アイアンマン)のくだらないジョークの連発にただただ笑っておりました。

 いや、あの減らず口は秀逸だよ、まぢで。

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 饒舌さではスターク(アイアン・マン)に百倍劣るが、やっぱ、この映画のきめゼリフはずばり、ハルクのこれっきゃないでしょう。

Steve Rogers: Doctor Banner, I think now might be a good time for you to get angry. Bruce Banner: That's my secret, Cap: I'm always angry.

スティーヴ(キャプテン) 「バナー博士、今こそ怒っていい時だと思うよ」
ブルース(ハルク): 「ご心配なく、キャップ。私はいつでも怒ってますから」

BioWareのDay One DLC

 BioWareのオンライン・プロデューサー、フェルナンド・メロウ(Fernando Melo)氏がGDCヨーロッパで、(DLC販売を含む)本編リリース以降の販売計画を持つことが非常に重要であると語っている。

http://www.ign.com/articles/2012/08/13/bioware-explains-day-one-downloadable-content

 一部の痛烈な批判にもかかわらず、本編同梱DLC(Day One DLC)は売り上げに大きく貢献している。DA:OやME2 、ME3の売り上げに関する詳細な数値は示されなかったが、本編の売り上げがリリース直後に激減することは示された。その後、DLCがリリースされるたびに、ファンが戻ってきて売り上げが伸び、さらに重要なことには過去にリリースされたDLCもそれにつられて売れるという事実だ。久々にゲームに戻ってきたプレイヤーが、そこでようやく過去に新コンテンツがリリースされていたことを発見したのだろう、とメロウ氏は考察している。 

 また、プレイヤーのDLC購買行動は、少数とはいえリリース後何ヶ月もの間続き、本編の価格はやがて大幅に値下げされるものの、DLC価格はほぼ変化がない。メロウ氏曰く、有料DLCは「リスクの観点から見れば、実に安全な製品である」。ゲーム本編の評判が良く、ストーリーコンテンツの有料DLCと組み合わされば、ウェポン・パックやその他マイナーな追加コンテンツよりずっとよく売れる。

 だがしかし、DLCがローンチの時点で準備されているなら、なぜ本編に加えない?
メロウ氏曰く、「インターネットで見聞きすることとは違って、ファンはより多くのコンテンツを望んでいる。しかも『今すぐくれ』と言う傾向がある。Day One DLCについて難しい問題は、プレイヤーごとに『今』が違うということだ。正しい時期もないし、正しい『今』もない。主観的で、プレイヤーひとりひとり固有なのだ」 

 BioWareは、適切なタイムフレームを解明するため、収集した統計データを分析してみた。「我々の場合、ゲームのクリア率を観ると、常に半分を下回っている。リストの中でもっともボリュームのあるDragon Age: Originsについては36%と低い。もっとも率が高いMass Effect 2でも56%だが、これはMass Effect 3のリリース直前にピークがあって、駆け込みクリアが多いことがわかっている。

 がむしゃらにクリアまで邁進するプレイヤーもいれば、自分のペースで進める者もいる。その両方を満足させる唯一の手段がDay One DLCだ。「そうすれば、それぞれの求める時期に提供可能だからだ。いつ入手するかはプレイヤーが選ぶ。我々が選ぶんじゃない。開発・販売元のリリース・スケジュールに従うのでもない。それはそこにあるから、望むならリリース初日に手に入れることができるし、それがいやなら、本編をクリアしてから入手することだってできる」 

 だが、それでもまだDLCが本編に含まれない理由の説明にはなっていない。メロウ氏が示した製造のタイムラインによれば、複数のDLCパックは本編完成以前に製造を開始していなければならないことがわかる。
 売り上げの数字は示されなかったが、とりわけDA:Oの場合は、本編がリリースされたその日にDLCを入手しているプレイヤーの比率は高い。ゲームストアでパッケージを購入したプレイヤーですら、オンライン・パスをアクティヴェイトして追加DLCを入手している者の比率は顕著に高いのだ。

 Day One DLCはBioWareにとっては健全なビジネス戦略であるが、プレイヤーの中には依然として苛立ちの源と受け取る者もいる。「ファンとコミュニケーションを欠かさない文化があれば、しだいに我々の説明をわかってくれるファンが増えてくれる。我々は嘘はついていないが、受け手にしてみれば、相手の言葉を逆手にとって嘘つき呼ばわりすることはいつでも可能で、それは致し方のないことだ。
 それを解消する手段は、5年後くらいにタイムジャンプすることしかないだろう。そこでは、もうすべてのゲーム・コンテンツがリリース初日からデジタル配信になっている。すべてのゲームが継続的サービスと化していて、まるで今のMMOのように、毎日何かしらの新コンテンツが登場しているはずだ。それは本編に含まれるものかもしれないし、プレミアム特典かもしれない」  

 プレミアム特典について言えば、マイクロトランザクション(いわゆるアイテム課金制)モデルが固定価格DLCを駆逐しはじめれば、オンラインパスも不要になるだろうとメロウ氏は言う。「ゲームにマイクロトランザクションが導入されれば、そのゲームはF2P空間やソーシャル空間で運営していることになる。その場合、オンライン・パスのような門番、マイクロトランザクション空間への進入を制限するような仕組みは運営者に害をなすんだ」

 だからと言って、BioWareがシングル・プレイヤー・ゲームを捨ててF2Pに完全移行するという話ではない。メロウ氏はここで議論されたことすべてをBioWareが実行するわけではないと断っていた。だがそれでも、BioWareがそれらを議論していることは間違いないし、Mass Effect 3ではすでにマイクロトランザクション方向への動きを示している。

「マイクロトランザクションの基本線は、プレイヤーが好きなときに好きなように出費できるということだ。これはとても強力なコンセプトだ。売り切り買い切りDLCのような上限もない。DLCを5つリリースしたとしても、一番熱心なファンですら支払ってくれるのは最大50USDでしかない。マイクロトランザクションでコンジューマブル(消費アイテム)を売るとしたら、潜在的にはより安い単価でしか販売できないだろうが、より多くのプレイヤーに購入してもらうことができるのだ。また大抵の固定価格のアイテムに対して出費のハードルを下げることができる。 

 今後BioWareは、メロウ氏が示した種類のデーターの分析を継続するのみならず、ゲーム内でのプレイヤーの挙動も分析していく。例えばロマンスなど、プレイヤーがもっとものめりこんだ種類のコンテンツに目をむけ、フォロワーの人気・活用度を確かめ、それらをDLC開発の糧にする。BioWareは(上述のアイデアのうち)ゲームにどれを持ち込んで、どれを持ち込まないか未だ議論なかばであるが、今後本編からどのようにゲームを拡張していくかを決定する際には、メロウ氏によれば、究極的には「ファンの声を聴くに勝るものなし」である。

********** 

 今更BioWareにマイクロトランザクションのこと教わらなくていいよ、と思っちゃう。だって君らまだ素人じゃん。 

 最後のまとめ「ファンの声を聴く」もちょっと辟易しますね。特にMass Effect 3エンディング騒動の顛末を見てからは。

 大変悔しいけど、やっぱりSteam/Valveのニューウェルのほうが賢いんだよなあ・・・。BioWareに来ないかな(おいおい)。  

 ファンの声なんて、ようするに一番うるさい奴らの声だろ? Valveはそんな連中の声だけ聴いたりしないよ。つうかファンの挙動なんてそんなふうに聴かなくたってわかる。
 膨大なプレイ・データーを詳細に分析し、プレイヤーの行動モデルを頭が割れるほど考え、しかも日々新しいデーターを用いてそれを検証し、どしどし改良していけば、おのずと向かうべき方向の答えは出るはずなんだ。

 上はニューウェルの過去の発言を、私なりにまとめたもの。なんか、BioWareの発想は完璧に負けてますよねえ・・・。
 Valveに何周くらいラップされているのだろう。
 

 あ、ごめん(笑)。BioWareはまだ走り出してもいなかった。ああ、SWTORで走り出そうとしたけどトラブルが出て、今ピットにいます。

 メロウ氏のいうマイクロトランザクションの効用。間違ってはいないけど全部述べてもいない。

 BioWare/EAがF2Pへの移行になぜ逡巡しているか、考えればすぐわかります。

 いまどき200万本(ME)、300万本(DA)売れるタイトルなんてRPGに限らずそうそうない。 
 開発費が所与、一定として、同じタイトルをF2P化し、この収益をマイクロトランザクションのみで獲得しようとしたらまず無理だ。

 ざーっと計算しよう。本編の売り上げのみで60USD*200万本=1.2億USD。開発費はいくらなんでも1億USDしていないだろうから、80百万USDくらいに置いてみよう。

 80百万USDはマンパワーで言うと年10万USD/人(フリンジ・ベネフィト、オーヴァーヘッドなど込みこみで年1000万円)で800人・年。MEの開発者が300人くらいとして開発期間二年半。なんか、ほどほどいい感じではないか?

 120百万USD-80百万USD。全部BioWare/EAに入るわけではないが40百万USDの利益があるとしよう。40億円だ。

 これを、マイクロトランザクションで稼ぐ。プレイヤーが月平均5USD使うとしよう。それでもだいぶ甘いかな?

 40百万USDを1年という期間で獲得するには、200万人が毎月5USD以上使ってくれないといけない。(5USD*12ヶ月、すなわちパッケージ売りと同じ60USDだから)

 1年という長期間が適当かどうかも不明だ。(特にF2Pプローンな、無料厨な)プレイヤーの心は移ろいやすい。半年で回収なら単純に倍の人数が必要。 三ヶ月で達成しなければならないなら、さらに倍。

 もちろん、40百万USDという分け前を分配するリテール・チェーンが不在になるなど、仲介者が減る部分もあるが、逆にオンラインではサーバー運営費も余分にかかるし、ソーシャルなどへの上納金も考えなくちゃならないかもしれない。そこにも差異がないと単純化しておく。そのほうがBioWareがF2Pに移行するのに有利な条件だと思うから。

 「プレイヤーが月平均5USD使う」ってところが、このモデルのとっても危ういところで、「平均的プレイヤーが月5USD使う」のでは決してないのだ。なぜなら、マイクロトランザクション空間には「平均的プレイヤー」など存在しないから。むしろ、商売の仕方として、「平均」を拒否しているから。

 F2Pに訪れた90%のプレイヤーは1セントも払わない(90%も甘いかもしれない、95%かもしれないが、ここは90%と置こう)。残りの10%のプレイヤーが「結果的に」月平均5USD使うということだ。だから母集団はとてつもなく大きくなければならない。支払ってくれる人が2百万人必要なので、母集団はその10倍、20百万人を誘引しなければ成立しない。 

 これは逡巡するだろー。こんなにBioWareに甘く計算してもかなり無理筋。
 これで逡巡しないのは、今すでに儲かっていないところ。200万本も売れっこないところだ。開発費も1億USDなんて、とてもスポンサーがつかず、お金かけられないところだ。 

 そういうモデルなら、最初から人手(マンパワー)もたいしたことはないし、開発期間も短い。というか「見かけ上」成立するにはそういうモデルに持っていくしかないと思う。 

 BioWareも、Bethesdaも、Blizzardも、既存タイトルが放っといても売れるから二の足を踏む。致し方のないことである。

(からくりは、メロウ氏も触れているとおり、ヴィデオゲームをクリアする人はいまどき半分もいないことだ。コンテンツを端から端まで嘗め回す人もずっと少ない。

 マイクロトランザクションでは自分の進んだところまで(望むところまで)しか課金を支払わないと考えれば、それとの比較において、フロントエンドで60USD出してパッケージを買ってクリアしないということは、サプライヤー側(パブリッシャー・開発者)に余剰が発生しているということだ。コンジューマー・サープラスならぬ、サプライヤー・サープラスが生まれている。しつこく繰り返すが「マイクロトランザクションとの比較において」という条件つきである。だって買ってしまった60USDはクリアしようがしまいがユーザーにはサンクコスト(埋没コスト)だから。転売できるなら転売額との差額がそう。

 そうそう、コンジューマー側の判断には転売(リセール)の観点も入れないといけないね。パッケージならリセールができる場合があるが、デジタルコンテンツを前提としたマイクロトランザクション制にはリファンドはないわけだ。でもUSのGameStopもクズみたいな値段でしか買い取らないそうだし、論点変わっちゃうのでここでは踏み込むのはやめておく。)

 だが、もう会員制AAAクラブはそこまでで終わりだろう。扉は後ろで閉められた。これから先、ビッグタイトルはなかなか出なくなる。マイクロトランザクションが比較優位で「成立」するケースがどんどん主流になるでしょうね。 
 というか、AAAタイトル以外がゲームをどうしても売りたければ、そういう方向に進むしか手がない。AAAタイトルだって、やがて後光が消え去れば同じ道をたどるんだ。

 ・・・そういうところにのこのこと。
 DQXが初週40万本だそうだ。不発弾。さもありなん。今度も誰も堀井さんのわがままを止められなかったのかな・・・。
 いたいけなお子ちゃまたちを、いきなりMMOというホッブス的空間(人間の原初的状態)に放りこんでいいのか、とか今更言わないけど。やっぱハイプレイヤーがすでに跋扈しているらしい。どこにも容赦なく現れ、あっという間にすべてしゃぶりつくす。リーパーズかっての!

 任天堂もマリナーズ売って、商売の原資稼ぐようになっちゃうのかな・・・。

Prometheus

 うわあ、これはどう観ればいいのだろう。

 そういえば、メレディス(Meredith)が登場していた。いや、まじで。シャーリーズ・セロン。
 いかにもDA2のメレディスを彷彿とさせるキャラで、ネーミングってやっぱ固定観念があるのかなー、と思いました。それ以上ネタバレはしない。

 困ったときはimdbのリストでお茶を濁す。

 Alien (1979) Ridley Scott, Sigourney Weaver

  Aliens (1986) James Cameron, Sigourney Weaver

 Alien³  (1992)  David Fincher, Sigourney Weaver

  Alien: Resurrection (1997) Jean-Pierre Jeunet, Sigourney Weaver / Winona Ryder

 Prometheus (2012) Ridley Scott, Noomi Rapace 

 なに、AVPシリーズ? 知らんがね。つか、そんなもの一緒にすんなよ。
 Cowboys & Aliensも関係ないからっ!(でも、Prometheusとライターが一緒なんだよな・・・)

 まあでも、このリストだけでは何も語っていないですねえ。

 では、これでどうだろうか。

 Ridley Scott; Blade Runner (1982),Black Rain (1989) Gladiator (2000)    Black Hawk Down (2001)  (あんまり作品が多いのでかなり途中飛ばしてます) 

 James Cameron; Terminator 2: Judgment Day (1991) Titanic (1997) Avatar (2009) 

 David Fincher; Se7en (1995)  Fight Club (1999) The Social Network (2010)       

 Jean-Pierre Jeunet; Le fabuleux destin d'Amélie Poulain (2001)  (すなわち「アメリ」。ほかの仏語の作品も評価が高いが個人的に観ていない)

 やっぱ、Alienシリーズはすごいシリーズだったんですね。四人とも大評価を受けたのが、このシリーズ以降の作品群である。ちなみにシリーズの三作目と四作目はあまり評判がよくなかった。どちらも独自色を強調して、趣向を変えすぎたせいかな。

 でも第一作目から実に30年以上、最終作から15年経過している。果たしてプリクエル(スコット監督はそうではないと否定しているが)をやる意味があったのか?

 今をときめく、ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロンとくれば、確かに客は集まるよね。本来シャーリーズ・セロンが主役だったようだが、いろいろあって映画版の配役に落ち着いたそうだ。
 ガイ・ピアースは、なぜああいう使い方なのか、映画を観ながらずっと悩んでいたが、どうやら若い時代の演技を要求されたからのようだ。

(以下、ねたばれあり)

 何か書こうとすると、次の三つの単語が思いつく。

 オマージュ。 

 自分の作品について「オマージュ」とは言わないだろう、それは確か。そうではなく、上述の四作品全部のシリーズに対するオマージュである。
 スコット監督は、シリーズとは舞台となる宇宙は共通だが「別物である」と言い切っている。だがあの世界で一番有名となったエイリアンが(そのままでは)登場しないこと自体、シリーズへのオマージュだろう。
 登場しない理由は、監督本人曰く「やつも、かなり絞りつくされた。十分いい仕事をしてきた」からだそうだ。いや、「単に手垢がついたから」でしょうね。

 わかりやすいオマージュ(あるいは皮肉か)としては、二作目キャメロン監督へのものがある。探索に出発する傭兵が武装を準備すると、主人公が「武器なんていらないのよ」と断るシーンだ。 

 さらに、アンドロイド(本作ではデヴィッド)の首が吹き飛び、それでもしゃべり続けるくだりは、一作目スコット監督自身がはじめたものだから(アンドロイドはアッシュ)、それだけではオマージュとは呼べないのだが、二作目でキャメロン監督が続け(アンドロイドはビショップ)。フィンチャー監督はビショップに関するプロットを引き継いでいる。それへの返答でもあるのだろう。
 ジュネ監督もアンドロイド(コール)を持ち込んでいるが、そこでの損傷シーンは比較的軽いものだった。まあ、理由はわかりますよね。
 (なお、四体のアンドロイドの名前を順番に並べると、Ash、Bishop、Call、David、だそうです。なるほどね)

 モンタージュ。

 モンタージュですね、技法的に。場面は、せっかちなまでに次々と切り替わっていく。
 ゆえに、ちっとも怖くないのだ。もしかしたら、あえて怖がらせるつもりもなかったのかもしれない。
 大して埋まっていなかった先行ロードショーの映画館。そこここでたしかに軽い悲鳴は上がっていた。いやいや。1979年版のロードショーのときは、そんなもんじゃなかった。正直かなりの人が座席でちびったと思うし、実際、全編ちゃんと眼を開けて観ていられなかった人だっていたはずだ(悪いが私もそうだ。いや、そうじゃなくて。誰がちびったって? ただし、ちょくちょく眼をそらしながら観ていたのは認めよう。まじ怖かったからね、つかガキだったから)。

 エイリアンとの決闘シーンにしても、たとえば一作目をずっと支配していた静的な恐怖、二作目でリプリーがひとりきりでラボの中に閉じ込められ、幼虫?と対峙するシーンの動的な恐怖、そのどちらもない。
 どうして入れたのかとっても不明なのが、ショウ博士(主人公)が幼虫と格闘する擬似出産(堕胎)シーン。あれの寓意はなんだったのだろうか。単純にアイデア勝負で(確かにすぐに思いつきそうではある)グロいシーンを見せたかったのだろうか? うーん。でもグロいだけでちっとも怖くはないんだ。女性が観ると怖いんだろうか。 

 (追加)少し考えたら、やっぱジーザスの母とされる聖母マリアのことなんだろうなあ。孕む(植え付けられる)のは破滅をもたらすアンチ・ジーザスなわけだけども。
 ショウ博士は父親が聖職者であり、自身も敬虔なクリスチャンである。それなのに人類の「創造主」の正体を探究するという彼女の目的は一見矛盾していて皮肉にも思える。本人のセリフからすると「人類の直接の創造主がいたとしても、さらにその創造主がいるわけだから」という発想で割り切っているようだ。

 コラージュ。

 モンタージュと混同しそうだが、こちらはバラバラのストーリーが、意図的なのかどうかわからないが、どうしようもないほどにつぎはぎされているという意味。今思い出そうとしても、バラバラ過ぎてなかなか整理できない。

 「人類の創造主を探す」がテーマ? なんかね。そういうのもういいかなって感じ。しかもそれ、主人公(と彼氏)だけが思っていることだから。ほかのクルーにはまったく共有されていない(それもあって、話のバラバラ感がすごい)。しかも途中で、そのテーマらしきものもどっかに行ってしまうくらい、薄っぺら。
 

 「創造主を探す」テーマとサイファイ・ホラーは相性悪いと思う。最初から怖がらせるつもりはなかったのかもしれない。であったとしても、あんな程度の仕込みと仕掛けでは、「創造主探し」のプロットはこの先どこにも行き場所がないと思う。

 一番残念なのが、Prometheus号のクルー17名をきちんとなぞっていないこと。確かネームド(名前で呼ばれるキャラ)は9名しかいない。残りの8名は傭兵だったりエンジニアだったり、名前がないクルーだ。扱いもそのとおりで雑。
 うーん、それはないよな。17名くらい追えると思う。キャメロン監督だって海兵隊一個分隊をおろそかにはしていなかった(たしかに途中でほとんどがあっさり死んでしまうけど、全員ネームドだ)。
 本作では、ネームドのクルーにしたって皆きちんと扱ってるとはとてもいえない。一作目、Nostromo号の乗員は7名。今だって、誰が誰か(そしてどうやって死んだか)鮮明にしっかり覚えているのに比べて、ちょっとひどい。

 そして、個々人のキャラクターの位置づけを見せる間もなく、いろいろな展開が非常に唐突に訪れてくる。だから、ここは感動しろ、ここは泣くところだ、というシーンでも、こちら側の心構えがとても間に合わない(笑)。 

 エンディングにしても、過去のシリーズのように余韻や(ローズマリーの赤ちゃん的)解釈の余地を残して終わるのではない。えっ、この話まだ続くの?と ちょっと驚かされてしまう、拍子抜けしてしまうものだった。
 "To be continued"かい! FFXIII-2か。

(imdbには、ちゃっかり"Prometheus 2"が載っていて、プロデューサーにリドリー・スコットの名前がある。よって製作発表はされているようだが、特に中身はまだ何もないみたい)

 しかし、いつまで撮り続けるんでしょうね、スコット監督。七十歳はとっくに過ぎてますけどね。まさか今更オスカーが欲しいなんてことはないでしょうし。 
 それとも原シリーズのように、続編は若手にバトンタッチしていく趣向を繰り返すつもりなんだろうか。

 なんか褒めるところないかなあ、と探したが、ヴィジュアル面、デザイン面だけであった。
 さすがに全体的な雰囲気は良い(じっくりちゃんとは見せてくれないけど)。3Dも気になるような違和感はない。Prometheus号船内のデザインのもっともらしさも良い。
 それから遺跡で発見する宇宙航行用の立体海図(宙図)も、見かけのデザインはとても優れている。

 クルーのひとりが遺跡探索に持ち込むオートマッピング・ロボット。ヴィデオゲームのオートマップのように勝手に飛び回って3Dマップを書いていく。思いつきは良くあるだろうが見せ方は上手だ。ただし、そのロボットを出すなら、もうちょっとじっくり遊んでもよかったんじゃないかなとは思う。本質的にはあまりプロットに関係なかったのだ。
 

 TIME誌のレヴューによれば、エイリアン・マイナス・ワン(Alien-1)、プリクエルじゃなく、プリ・メイク(未完成)だそうだ。
 1979年のAlienだって、上映当初は大した評価を受けていなかった。Blade Runnerにしたって「意味不明」という扱いを受けていた。まさかどちらもサイファイ/ホラーの不朽の名作と呼ばれるようになるなんて、思っていた人は少なかったんじゃないかな。

 残念ながらPrometheusは、いくら見直しても上映当初の評価のままだと思う。 

**********

 名セリフの少ない映画であったが、次のは皮肉たっぷりで、かなり気が利いていた。 

 Peter Weyland: There's nothing to learn.
 David: I understand, Mr. Weyland. Have a safe journey.

 ピーター :結局なにもなしだったな。
 デヴィッド :ですね、ウェイランドさん。それでは、道中お気をつけて。 

 (ピーターは直後に息を引き取る)  

 

2012年8月13日 (月)

悪魔と天使。

 前の記事で、書きたかったこと。

 もう、これ引用するの三回目かな。でもあまりにどんぴしゃなので何度でも使っちゃう。

 カート・ヴォネガット(KV)の「国のない男」("A Man Without a Country")の冒頭のフレーズ。

"There is no reason good can't triumph over evil, if only angels will get organized along the lines of the Mafia." (KVの署名)  

 日本語版訳者の訳。

 「善が悪に勝てないこともない。
  ただ、そのためには天使が
  マフィアなみに組織化される必要がある。」

********** 

 「天使」は辛く、孤独である。なぜなら、誰にも頼れないから。頼ってはいけないから。それでも勝たなければならないから。

 先日ある舞台を観ました。知り合いも出演しているし、こちらの素性がばれるのがイヤなんで(世間のしがらみに縛られてここに好き勝手書けなくなるのがイヤ)、どういう演題かは勘弁してもらう。

 そこに「悪魔」と「天使」が登場する。

 「悪魔」は、ちびで、頼りなく、力もなく、そのくせ饒舌でのべつ幕なしに妥協主義、宥和(ゆうわ)主義、事なかれ主義な発言を繰り返す。あんまし使えなそうな営業マンとか、店長とか、黒服さんという感じ。「まあまあまあ、そういわずに」、「みんな仲良くしようよ」、「けんかするなよ」、「がんばればできるよ、きっと」。常時半笑いしている感じ。

 「天使」は、でかく、逞しく、男前だが、一緒に観たお嬢に言わせると、「歌舞伎町のホストみたい」だと酷評。まあ、確かに私に言わせれば、今風仮面ライダーなんちゃらの主役みたいだともいえる(実際、そういう世界の俳優も何人か出ていたようだ)。
 粗暴で、ケンカっぱやく、人あたりはとげとげしく、大声で威嚇するくせに、その振る舞い自体が厚い殻に閉じこもっていることをうかがわせる。「どうせ無駄なんだ」、「これ以上がんばってどうする」。常時眉間にしわを寄せている感じ。 

 ところが途中、なぜ「天使」がそういう役どころであるか仄めかす、はっきり言ってしまえば「説明」してしまうところがある。
 まさかとは思うのだが、脚本家はこのテーマが大の大人の観客たちにわかってもらえないと思ったのだろうか。観客席は満員だったが子供はいなかったと思う。第一、子供が観る種類のものではない。

 「悪魔」と「天使」をとてもいい感じで表現していたのに、その説明が冗長であった。ちょっと残念。 

 悪魔自身は強くある必要がありません。なぜなら、他者を利用することができるから。人の力を使って、自分の欲望を実現できるから。あるいは人を操作することで、その欲望を達成させ、それを眺めて悦楽を得ることができる。それが悪魔の欲望、目的かもしれない。

 悪魔は、言葉さえ使うことができれば、周囲を、世界を思い通りに操ることができます。他者のちょっとした邪悪につけこみ、それを言葉巧みに増大させ、「悪の道」に誘導する。その意味で、悪魔はロジカルで、饒舌でなければならない。
 実はことさら「嘘」をつく必要すらない。なぜなら邪悪の種はすでにその他者の中にあるから、それをちょっと育ててやればいい。もちろん、結果的に行き着く先(悲惨な顛末)があらかじめわかっているのに伝えない。それも広い意味では「嘘」であるけど。

 天使は、善は他者を利用してはならないとすれば、誰にも頼ってはならない。戦いは基本自分ひとりだけのものです。事態はひとりで決着させなければならない。だから根源的に強くなければならない。肉体的な力でも精神的な力でも決して負けてはいけない。常時崖っぷちにたたされて、それこそ「ライジング」ではないが無理な登攀(とうはん)、大ジャンプを求められているわけだから、もちろん無口になるし、眉間にしわは寄るし、他者を巻き込むことを避けるためには、超然とした、あるいはつっけんどんな態度にならざるを得ない。 

 こう書いてくれば、まず「ダークナイト」のジョーカーとバットマンが当てはまるのがおわかりだろう。

 映画「ライジング」には、ブレイクから正体を曝したほうがいいと忠告されたバットマンが「マスクを被らなければ、周囲を事態に巻き込むことになるのだ」と嘯(うそぶ)くところがある。「あんた独身主義者だから関係ないじゃん」とつっこまれていたけど。まあ、独身主義者だって守るべき人はいる。
 バットマンがマスクを被るべき本当の意味は、やりどころのない「憤怒を隠すため」なのだ。それを仄めかすブレイクのせりふは本記事の末尾に。 

 映画「スターウォーズ」に目を向けてみれば、エピソード3のジェダイ・ナイツは、もはや完全に上述の「悪魔」のステータスまで堕落していたことがおわかりだろうか。手ごわい敵の姿が視界から消え去った善の騎士団は、権力の中枢で権勢を誇り、その振る舞いは傲慢なほどだ。頑なに旧来の規範を墨守し、周囲で密かに起きている事態を見つめる目も曇っていく。
 ジェダイの感性は、目の前の仇敵を見破れないほどまで鈍っている。いくらシス卿が欺瞞の天才だって、四六時中行動をともにしているのにその邪悪を感知できない、ってことはないはずだよね。DnDパラディンなら失格だ(いやDnDパラディンじゃねえし)。

 そしてヨーダとオビワンだけが生き残る。ふたりだけが規格外のジェダイだから生き残った。もちろんふたりとも(クワイ・ガンも)無茶苦茶つおいこともあるのですが、それだけでは足りないことが、マスター・ウィンドゥの悲惨な最期で示されているわけです。

 オビワンの師匠であるクワイ・ガンは、その時代屈指の悟りを開いたジェダイであったが、過激な(リベラルな)思想のためカウンシルから放逐された「はぐれジェダイ」だ。その奇抜な行動(研究)を許したのはヨーダで、ヨーダは自らの弟子(パダワン)をクワイ・ガンに託している。それがオビワン。ヨーダはクワイ・ガンをそこまで信頼していた。 

 陳腐だが、絶えず価値観の揺らぎがなければ権力・組織は内側から堕落・腐敗し、無能化していく、そういう寓意でしょうかね。冒頭のヴォネガットの箴言(しんげん)に照らし合わせれば、「マフィア並みに組織化されたジェダイは強い。だが、やっぱりマフィア並みに堕落していく」ってことかなあ。

 そして、ヨーダもオビワンも、ジェダイの復活だけを胸に秘めて長い期間隠遁生活に入る。つまり上でいう「天使」のステータスに移行したといえる(いや、元からそうだったのがよりハッキリわかるようになったということかな)。誰にも身分を明かせず、誰にも頼れない孤高の身であるが、それに耐えうる悟りは開いていたんですね。

 エピソード6のルーク・スカイウォーカーは、すでに悟りを開いた姿で登場する。もはや手のつけられないワン・マン・アーミーになっており、たったひとりでも向かうところ敵なし、かつての仲間の助力すらまったく必要のない存在となっている。だが心の奥底に秘めた妹の存在をヴェイダーに看破されたところで、思わず自制を喪ってしまうってのが特筆すべきところでしょう。「天使」の類型そのものですね。 

(ええと、R2などのドロイドは「他者」じゃないので、利用してOK。そうじゃないとルークはエピソード4冒頭ですでに奴隷を使役していることになる。邪悪!) 

 そうみていくと、ノーランの「バットマン三部作」も、映画「スターウォーズ」も、わりと純粋な善悪の話、それが言いすぎなら「悪魔と天使」の話であることがわかる。 悪魔にはいろいろな類型があって、ぶっちゃけなんでもありであるが、天使にはたったひとつの類型しかないし、それを貫くのは窮屈きわまりない、ということがわかればいいかと思います。

 Dragon Age、Mass Effectにもちょこっと触れておく。お気づきのとおり、そこまでハッキリとした善悪、あるいは悪魔と天使の物語ではない。あえて「類型」を避けている、ともいえる。

 たとえば、DA:Oのローゲインのオステガーでの裏切りはどうか。王の大軍を見殺しにしたというその事実の見た目は確かに邪悪だ。だが(彼の危惧が正しいかどうかはともかく)ブライトの軍勢との戦いで兵を損耗することを避け、彼がより大きな危機とみなしていたオーレイとの戦いに備えたというのが本意だったら、どうか。

 MEのジェノフェイジはどうか。出生率抑制はやはり形式的に邪悪だろう。
 だが出生を抑制しなければクローガンの人口が爆発的に増加して、結果全銀河に災いをなすのであればどうか。

 これは、サイファイの世界の話ではない。今でこそ犯罪発生率がマネジャブルとなったUSの大都市ですら、かつては高い出生率が(格差・貧困とあいまって)治安悪化の原因であったのだ。ガン・コントロール云々は副次的な問題で、本質論はバース・コントロールだった。そしてそれはUSにとって宗教的にもっともコントラバーシャルなテーマのひとつだから悩みが尽きない。
 あまり知られていないが「アラブの春」の前に葬り去られた欧州の独裁者チャウシェスクは、出生率増進策を国力増強の手段として用いていた。育児放棄が増加して大問題となる。かの国の一人っ子政策も逆向きの同類。マニピュレイションには違いない。

 アフリカの貧困国では人口が増えれば貧困が増す。生産手段が限られている以上、これは当たり前だ。だが一方では若年層の寿命も当然のように短い。飢餓、疫病だけではなく兵士として戦って死ぬこともある。産むはじから子供が死んでいくことを予想している親に、もう産むなと誰が言えるのか?

 個人的に、さらに邪悪だと思うのは今でも大陸国が恒常的に実施している少数民族の民族浄化、あるいはデポーテーション(民族強制移住)だ。だいたい人間を「マス」(mass)で考えればその瞬間に邪悪な発想が忍び込む、と考えるといい。

 MEのイルーシヴ・マンは他者を躊躇なく利用するから邪悪だ。それは間違いない。だがその目的が(彼が言ったように)ヒューマニティの存続と繁栄であったなら、どうか。いや邪悪であることは避けられないが、高尚な目的のある邪悪はどうか。そんなものは最初からないのか。 

 BioWareのシナリオの売りは、そうやっていつまでも結論の出そうにないテーマをこれでもかと投げつけてくることにあったのだ。「大人の」ロープレだった。
 

 残念ながらDA2では、少しは残り香があったとはいえ「悪魔と天使」論に大きく偏ってしまった。もちろんオシノが悪魔で、メレディスが天使だ。 

 オシノは、最後にアンダースから罵倒されたように、現状を守るのに汲々として、自分たちがいかに虐げられた弱者であるか不平不満をたらたら吹聴するが、結局グランド・クレリックの介入を待ち、妥協的結果を期待しているだけである。メイジの叛乱に加担するわけでもなく、掣肘するわけでもない。事態を傍観しているだけだ。傍観もまた、消極的に他者を利用しているといえるのだ。
 本来いじめ問題は傍観者まで罰せられるはずだ。いや、昔なら「あんたたち、よしなさいよ!」と介入してくる女子委員長が必ずいたから学園は平和だった。(ちなみに必ず「女子」です。別に天使だからってわけじゃなく。天使に性別は最初からないだろうし)
 そのくせオシノはこっそりブラッド・マジックに手を染めつつ、その発覚を隠すためならどんな嘘でもつく。 

 一方、メレディスは絵に描いたような天使キャラだ(つまり女子委員長キャラ)。いぶかしそうな顔をしている人がいるので言っておきますが、天使が最終的に正義や幸福をもたらすなんて、一言も言っていません(悪魔は必ず災厄をもたらすのですが)。

 何度も言うように、天使には道がひとつしか用意されていない。一歩でも踏み外せば奈落の底だ。それを堕落(だらく)という。メレディスもはしごを踏み外した。Fallen、堕天使としてお亡くなりになったわけですね。 

 ME3ではイルーシヴ・マンが完全な「敵対者」となってしまって彼のトリッキーな立ち位置の妙味が薄れた(なくなった)。シェパードの警告をガン無視し続けたカウンシルではなく、彼に絶大な信頼を寄せるハケット提督が指揮官となって、後顧の憂いまでなくなった。

 「おいおい、勘弁しろよ、こんなの選ばせんのかよっ!」と悲鳴を上げて喜ぶのがBioWareゲームの愉しみ方だったのだ。 

 その思い出も遠くなっちゃったねえ・・・。

**********

 「ライジング」で密かにすごいと思った(連れに言っちゃったから「密か」じゃなくなったが)のが、ブレイク刑事が孤児院の子供たちを連れてゴッサム・シティから脱出するため橋に到着するくだり。

 橋の向こう側にはゴッサムに隣接する管区の警官隊が待機していて、誰一人通過させないように見張っている。一人でも逃がせば街全体を中性子爆弾で吹き飛ばすとベインから脅迫されていて、上層部はその脅しを信じているからだ。
 警官隊の隊長はその命令を鵜呑みにして、じりじりと近づくブレイクに威嚇射撃を繰り返し、最後は物理的に通過させないように、橋そのものを爆破してしまう。

 「話せばわかる」などと甘い結末を期待していた観客は絶望に打ちひしがれる。
 私も意表をつかれたが、その後はやっぱノーランわかってるわあ、と感激していた。

 状況や周囲の環境を一切考慮せず、自分の目を信じず、命令墨守。「秩序にして中立」、ロウフル・ニュートラルの類型なんですね。

 秩序にして中立のアライメントは、よくジャッジ(判事、裁判官)に例えられるが、そんな格好いいもんじゃない。私に言わせれば下級官僚、木っ端役人のアライメントだ。

 でも隊長にだって、言い分はある。ベインの脅しが本当なら1200万人の命と、目の前の10人ちょっとが引き換えになる。それを天秤にかけろっていうのか?!
 いやあ、天秤にかけちゃいないだろう(天秤にかけた瞬間にそれは「正義」ではないのだが)。ただ命令に従っただけだろう。それが一番良心の呵責を感じなくて済む。

 ちょっと待て。それは「上層部」っていう「他者」を利用しているよね? 
 そう。邪悪にはいろいろな形があるんですね。

 余談ですが、そのちょい役の隊長役の役者がまたいいんですよ。あちら、どんだけ層が厚いんだって感じ。

 

 さて、ブログ書いていたらテンションあがってきたので、リドリー・スコットの「プロメテウス」先行ロードショウでも観てきますね。善悪とは関係ないだろうから、気楽に観れるかな。 

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Not a lot of people know what it feels like to be angry, in your bones. I mean, they understand, foster parents, everybody understands, for awhile. Then they want the angry little kid to do something he knows he can't do, move on. So after awhile they stop understanding. They send the angry kid to a boys home. I figured it out too late. You gotta learn to hide the anger, practice smiling in the mirror. It's like putting on a mask."

【Skyrim】Dawnguard(4)

 実はこのブログ、もう容量が残り1%を切っています。

 先日、Dawnguardの画像をたくさん貼ったせいで、一気にカウントダウンがはじまってしまった。
 テキストだけなら、いくら書きなぐってもまだ半年くらいいける、と踏んでいたのですが、そろそろ、またしてもお引越しを考えなくちゃいけない。 

 そのDawnguardですが、やっぱ裏面(世の中の人にとっては表か)のヴァンパイア・ロード編のほうが格段に面白いね。

 ネクロマンシーもヴァンパイアリズムも「邪悪」というイメージが先行しているため、元からそんな主人公の物語でもない限り、RPGでめったにプレイしないのですが。つまり選択の余地がある限り、逃げまくっていた。

 このことは「ロールプレイヤーは窮屈である」って話と、DAのリード・ライターのゲイダーさんのいう「選ばれない選択肢にも、選ばれないというそのこと自体に起因する、独自の意味がある」というお話と両方を含意しています。

 余談ですが(このブログ自体全部余談(略))、SWTORでシス・サイドをプレイするのすら、抵抗あったんですけどね。もちろん、スター・ウォーズの「邪悪」など表層的には甘あま、せいぜい「ワイルドだろ?」くらいのノリなのだけど、のちにシス卿は(映画「スターウォーズ」で)惑星ひとつ吹き飛ばすことまでします(させます)から、とんでもない邪悪であることに違いはないのです。 

 セラナも、こっちの物語では、一緒に旅をしていても感じ方が前回とぜんぜん違います。

20120812_00060
 同じ造形、同じ声優でも、文脈が異なればまったく違って見えてくる。CRPGの醍醐味っちゃ醍醐味なんですけどね。
 (でも前回と衣装の露出度がえらい違うじゃないか?!)

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「猫だから、そっちの趣味はないのにゃーっ! ロード様、許してにゃん!」 

 申し遅れましたが、こちらのドラゴンボーンはカジート太郎です。

20120812_00023
 それにしても、このフォームは使いづらいなあ。修正Modがわらわらと速攻で出るわけだわ。 

 画像バカバカ貼ると溢れるので、ヴァンパイアにちなんだ雑談でも。(あ、この先読む読者が激減した)  

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 じゃあ、「邪悪」ってなんだよ、という話はそう簡単に決着つかない。本当は単純化しちゃいけない。
 私が伝えられるように(だから正確かどうかしらないが)めちゃくちゃ純化すると、「邪悪じゃない」は「他者を利用しない」という意味だと言う説があって、個人的には、これが一番しっくりくる。

 もちろん、誰しも他者を利用しなければ生きていけないのだから、多少は説明がいる。「他者を手段として利用すると同時に目的として扱え」だっけ。定言命法(これ、術語だからどうしようもないけど、確かにわかりにくい、元は独語だが、英訳はcategorical imperative。さらにわからない)。

 他者とは何か。カント先生はもちろんキリスト教の教えに従って人類を想定した。よって動物は除外される(これもあっさり言い切ってはいけないのだろうが、ここはとりあえずそうしておこう)。 

 (追加)ちなみに「神」は究極の他者だが、ここでは除外される。除外しないと、神の恩恵ただそれのみを頼りに戦うDnDパラディンまで邪悪になっちゃうからね!

 ヴァンパイアは、(一般にもそうだし)少なくともDawnguardのそれは、他のヒューマノイド(ヒューマンに限らない)の血を吸わなければ生きていけない。
 ところが「はいそうですか」と血を吸わせてくれるヒューマノイドなんてそうそういないから、まあ人目につかないところで夜道をうろうろしている相手を襲う。よって、ヴァンパイアはどうしても集落、あるいは都市のそばに棲息しなければならない。大抵のヴァンパイア・ストーリーはそうですね。

 Dawnguardでは、実は「邪悪色を薄めるために」ヒューマノイドを家畜化することにしてある。攫って来た(あるいは麻薬を餌にして罠に誘いこんだ)ヒューマノイドは家畜であり、むやみに殺してはいけない掟がある。乳を出す乳牛を食べてはいけないわけだ。当の捕まった本人にしてみれば、立場はあんまし変わらないけどね。延期された死を生きるわけだから。

 (似たように邪悪色を薄める仕掛けを用いたのが、BethesdaのFalloutシリーズ。ヴァンパイアは(輸血用の)ブラッドパックを飲んでもOKにした。プレイヤー、開発者の良心を慰撫するためだろうけど、ヴァンプが晩餐時にパックをチュウチュウってのはいかがなものか。チューペット、ちゅうちゅうアイス、ぽっきんアイスじゃないんだから)

 ちなみに「労働とは延期された死である」と看破したのはボードリアール。かつて労働は戦争捕虜がやるものであり、戦勝した方の市民は労働なんてしない(戦争が仕事)。捕虜が処刑されずに使役されるってことは、捕虜から死が奪われた、延期されただけだ、という意味です。

 ヴァンパイアがキャトル(家畜化されたヒューマノイド)の血を「搾取」(extracting、あるいはmilking)するのは、資本が労働者を搾取(exploiting)するのと似たようなものってことか。ほんとはぜんぜん違う(まずヴァンパイアには拡大再生産のための搾取がいらない。勝手に増殖するはずだ)けど、表面上のアナロジーにはなるね。 

 ヴァンパイアは、ヒューマノイドを「搾取」するでも、その社会・世界に「寄生」するでも、どう呼んでもいいが、少なくとも自分たちだけで自立できないのは確かだ。必ずヒューマノイドを(ほとんどの場合)その意に反して利用しなければならない。
 (ヒューマノイドからみれば)だから根源的に「邪悪」だ。

(もちろん、ここではヴァンパイアにヒューマノイドと同じ「他者を利用するな」という「善」の規範を当てはめている。この部分も実はマルチカルチャリズムを考えるとコントラバーシャルな含意のあるところで、本当は掘り下げるとめちゃくちゃ面白いはずだし、現にそこを掘り下げたヴァンパイア作品もあるはず。だが、ここで今やってもいいことはない。よって放置)

 では、ネクロマンシーはどうか。(ヒューマノイドの)死者の屍を弄ぶのは、確かに直感的に「邪悪」だが、死者は上述の「他者」に当たるのか? 

 当たる。「だって自分が死んだ後に屍を弄ばれたらたまらない」という幼稚な、でもそれ自体ある意味で本質はついちゃってる発想(だけ)ではなく、死者もまた他者、コミュニケーションをとるべき他者、と考えればいい。死者とのコミュニケーションなんてあるの? もしかしてイタコか? いや恐山に出向かなくたって今でも誰でも執り行っているじゃないですか。葬儀である。そういえば、もうすぐお盆だな。 

 よって、上に書いたように「他者を利用しない(利用すると同時に目的として扱う)」のが善であれば、ヴァンパイアリズムもネクロマンシーも善ではない。

 ちょっと待って、善でなければ邪悪なの? DnDみたいに「中立」とかないの?
 まず、「たまには善であり、たまにはそうではない」のは定言命法では善ではない。状況や条件でぶれてはいけないから。そうでないと「定言」にはならない。
 でも、気の迷いでネクロマンシーにちょっとだけ手を染めたのと、恒常的にそうしているのは一緒なの? 同じように処罰するべきなの?  

 DAシリーズでいえばブラッド・マジックが近い(本当は自分の血だけ使っても魔法は成立するから、厳密には違うが)。
 DA:Oのジョワンは、文字通り手慰みとしてブラッド・マジックを弄んでいた。DA2のあのブラッド・メイジたち(思い出すのも腹がたつが、Act2のリアンドラの絡みで登場するあいつらだ)は恒常的に他者の血や屍を弄んでいた。 

 ここは、どちらも邪悪である、と言い切りたいところ。とりあえず邪悪にも濃淡があるってことで逃げよう。上の説でいえば、善の規定には一種類しかない(よって濃淡などない)のだが、それ以外は全部邪悪であるとしても、軒並み成敗するってことにはなりませんからね・・・。 

 なお、DnDでいうところの二大邪悪はネクロマンシーと悪魔崇拝主義(デーモニズム)。 そのほかヴァンパイアリズムも邪悪で、奴隷商(スレイヴァー)も文句なし邪悪。DnDパラディンが成敗すべき敵とはここらへんのことだ。

 奴隷商は(奴隷扱いは手段そのものなので)わかりやすいからいいとして、ディーモニズムはなぜ邪悪なのか。(悪魔信仰は普通「サタニズム」だが、そういうと完全にサタンの登場するキリスト教世界のお話になるので、DnDでもそれは使ってないはず)
 これも言い切る説明をするのは難しい。本来的にはヒューマノイドを利用するためにこちらの世界(現実界)に出てくるから、ってことで割り切るしかないかな。

 DAシリーズのディーモンは、フェイドに棲むスピリットの一種であり、スピリットは現実界のヒューマノイドの情念(美徳、悪徳の形をとる)に対応している。
 だから、そのスピリットがディーモン(邪悪)かどうかは、対応する情念に従って区別される。傲慢、欲望、怠惰、貪欲、憤怒などは、七つの大罪にも似た「自己中心的」な悪徳のリストであり、「自己中心的」であるということは他者を目的として扱ってはいないわけで、ゆえに邪悪である。

 「欲望」はあまり良い訳ではないが、DAのdesireは「情欲」だけに限ってはいない(もちろんcaress(愛撫)やallure(魅惑)などが登場するのでそれも含まれる)。
 まっとうな方法では手に入らないものに対する、分不相応な、自己を見失うほど熱烈な切望。近いのが「欲求不満」の「欲求」なんですが、日本語で欲望と欲求というと前者のほうに悪いイメージがついちゃっている。

 ようやく悪魔が登場したのに、本当に書きたかったことと、ぜんぜん違う展開になっちゃった。長くなったので本当に書きたかったことは次回。

2012年8月11日 (土)

EA games, destroy everything?

 かつて、EA Gamesは"EA games, challenge everything."とかいうコピーを使っていたよな。これだこれだ。 

http://www.youtube.com/watch?v=YViI17KBzLI 

 このネタ、ずーっと昔も別のブログで使ったことがあるんですが、そんときはBioWareがEAに買収されたタイミング。"EA games, swallow everything."、「なんでもダボハゼみたいに呑み込むEA」みたいな皮肉を書いていた。

 今回はBioWareの共同創設者であるムジカ博士とゼスチャック博士の両名が、SWTORのローンチ失敗の責任を取らされてEA/BioWareからクビになるのではないかという憶測情報。

 もし本当なら表題どおり。

http://www.gamespot.com/news/ea-squashes-rumors-of-bioware-co-founders-departure-6391157 

 あくまで噂レベルですが、両名とも最近オースチンで開催された重要な会議に顔を出していなかったという情報があるそうだ。またゼスチャック博士が、SWTORを担当するBioWareのオースチン・スタジオにしばらく顔を出していないというのもひとつの根拠になっている。

 EAによれば、ゼスチャック博士はオースチン・スタジオとSWTORの新GM(ジェネラル・マネージャー)を指名した上で、カナダ・エドモントンの自宅に戻って、家族と休暇中とのこと。ムジカ博士についてはなんら身辺に変化なし。 

 SWTORの業績が芳しくないので、すでにオースチンではレイオフが計画されている。
 そういう時期には、責任者を中傷する「怪文書」、「怪情報」が飛び交うのは世の常。

 よって、ガセっちゃガセとも考えられるのだが、BioWareがEAに買収されたときから、ムジカ博士がEAのRPG部門の責任者であったのに対して、ゼスチャック博士は元々不安定な立場ではあった。 

 またムジカ博士についても、最近のDragon Age 2の悪評、Mass Effect 3のエンディング騒動など、笑っていられない事態が続いている。BioWare部門(すなわちRPGをほとんど統括する部門)の責任者というのはゼスチャック博士の形式的上司でもあるから、SWTORの失敗と無縁でもない。 

 まあ、開発残酷物語をあげつらっても仕方がないが、EAの悪の公爵、COOのピーター・ムーアからすべてのプラットフォームをネットワークで繋げとせっつかれ、もちろん納期納期、四半期決算、業績達成とうるさくつつかれ、元々開発に手間隙のかかるRPG、しかもオンライン・フレンドリーなものをそんなに簡単に量産できるわけもなく、迷走し、苦悩しているわけですね。
 あげく「BioWareはもうBioWareではなくなった」と一部ファンから突き放されている。

 つうか、EAのUltimaや、MysticのWarhammerや、はてはかつてのWestwood(EA L.A.)のCommand and Conquerまで配下に入って、いまさら「昔のBioWare」ではとっくにないのですが。

(そういえばEAのCEOであるリシィティエロの辞職の噂が最近あった。本当ならムーアがCEOに出世することになるはずであった。どうなったかな) 

http://www.digitaltrends.com/gaming/rumor-peter-moore-replacing-john-riccitiello-as-electronic-arts-ceo/

 もちろん、BioWareがEAに買収された時点で、BioWare共同創設者の両博士はリタイアメントには十分な資産を形成しているわけで、事態がどう転んでも同情する必要すらないのだろうが、Dragon Age 3に関するすべてのネタについて、私は重大な関心をもって見守ってるわけです。

The Dark Knight Rises

 ようやく観ることができました。The Dark Knight Rises。(以下、ネタばれは極力避けます)

 5点満点中5点。だってすっげー映画だし、アン・ハザウェイがめちゃくちゃセクシーでやばいから!

 もちろん以前紹介した、映画"The Avenger"に満点つけるファンボーイを揶揄したジョークの真似です(笑)。

 アン・ハザウェイは、作中ではキャット・レディともキャット・ウーマンとも一度も明示的にメンションされなかった気がするが、ま、そんな役。

 終わってから連れの女性とサテンで長い間感想を話していても、こちらの感想はアン・ハザウェイのことが中心になってしまうのは事実だ。あれはずるい。あれが嫌いとかいう男子はまずいない。「フジミネコみたいなもの?」、「そそ、ってフジミネコって誰だよ?!」 

 いや峰不二子より上かな。

 でもそれだけで満点ってことはない。だいたい満点の映画があるのかどうか知らないが、前作"The Dark Knight"ほどの衝撃的な感動はない。あちらは冒頭十分足らずの銀行強盗のシークエンスで、すでにちびりそうになったのだから。
 今回の導入部は(CIA=アメリカンが極悪非道を貫けない似非人道主義を揶揄したりして)確かに面白いっちゃ面白いが、"Cliffhanger"(映画自体もまずまず良いできばえであるが、冒頭シークエンスは出色)や007シリーズなど他の映画の類似ネタを見てしまっているからねえ。 

 両者、映画の狙いがまったく違っているからもある。感動の種類が違う。

 以前紹介した、あちらで大騒動になったという辛口批評、「登場人物の誰にも感情移入できない」のも確か。でも、今回はそこが主題じゃないんだ。これはウェイン/バットマンの私的な物語であるから。そして億万長者であり、かつ、スーパーヒーローの彼に感情移入ってのは・・・、普通はできませんよね。

 その代わりに、ブレイクなる警察官の新キャラクターを配していて、私の場合、彼についてはまあまあ気に入ったのだけど。 

 また悪党の目的もまったく違う。というか前作のジョーカーには「目的がない」。さすがに何度も使える手ではない。

 今回の悪党ベイン(Bane、破滅・破壊)の手口は、アナーキズム、「市民」革命を模しているので、「バスティーユ(監獄)襲撃(囚人の解放)」、「ロベスピエール(恐怖政治)」、「ピューリタン革命(支配層の処刑)」、「ガイ・フォークス事件(地下道爆破未遂)」などを手本にして描かれている。よって、まあ見かけ派手だけど陳腐といえば陳腐だ。
 

 でも165分、ほとんど脇目を振らせることもなく、ガンガンに攻め続けて、しかも観終わって「まだ観足りない、物足りない感じ」が残るってのは、やっぱノーラン監督の才能ですよね。下手な3D映画なんかより、百倍迫力がある。

 話の筋を漏れなく追うなら、第一作目「ビギンズ」は事前に見直すのがほぼ必須。第二作目「ダークナイト」は(設定上はともかく)物語とはあんまし関係ない。
 でも、何も知らずにこれだけ観たって、2時間半以上の上映中、飽きずに観続けることはできると思う。 

 連れとも話が合ったのは、あれだけ長い映画なのに、「まだ、かなりはしょっている感じ」がするという部分。もちろんバッサバッサ編集しているのだろう。ディレクターズ・カットが何時間になろうが、出すならぜひ大スクリーンで上映してほしいという希望も一致した。

 ところで、やっぱ「ライジング」じゃ意味違うじゃん。"rise"の意味は映画を観ればわかりますねえ。もちろんダブル・ワーディング、意味はひとつではありませんが。

 あんまし気に入ったセリフは見つからなかったのですが、次の楽屋落ちの小ネタは洒落てました。

(深夜の屋上。バットマンが一瞬目を離した隙に、さっきまで目の前にいたはずのキャットウーマンが忽然と姿を消す)

"So that's what that feels like." 

 「なるほど、やられて気持ちいいもんじゃないな」

 これまで自分が散々やってきましたからねえ(笑)。

 

【Skyrim】Dawnguard(3)

 さあ、いよいよクライマックスなのか?!

 本編クリアしたようなキャラでやるもんじゃなかった。最後はあまりにあっさり、薄味で終わりました・・・。

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 ドラゴンボーンが必死にパシリをやっている間、要塞に引き篭もって、ずっとベッドで寝ていたドーンガードの皆さん。ようやくお仕事です。 

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 この鎧、セラナに似合わなくてショックだった。

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 面白かったのは突入戦くらいで。

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 親子三人、絵に描いたような積み木崩しの崩壊家庭(ディスファンクショナル・ファミリー)。よくあるパターン。
 今はやりのモンペ、モンスター・ペアレンツって、それ意味違うから。

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 弓で倒せというから、ずっと撃ちまくった。

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 実の父を手にかけるとはあああっ!
 ヴァンパイア・ロードにしては情けない断末魔。

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 途中から、セラナはきっとヴァンパイアから足を洗う(キュアを探す)んだろうなあ、と思ってたのは事実。
 このセリフによれば、その予想は外れたみたい。

 ヴァンパイア・ハンター側のお話は以上で。
 こっちが裏面くさい。なんかあんまし面白いオチじゃなかったから。

 やっぱ本来の表(おもて)面はヴァンパイア・ロード側、そっちを試しなさいってことだったのかな。

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 あと、アチーヴメント取るためにこの蝕を起こさなければならないという趣向の意味がいまいちわかってません・・・。これもロード側をやればわかるのかしら。

 うーん、しょうがない、表(おもて)も試しますか。

2012年8月 9日 (木)

【Skyrim】Dawnguard(2)

 ようやく中盤から終盤くらいを終え、いよいよクライマックスに向かう感じ・・・。 

 第一印象に比べ、だいぶ印象がよくなりました。

 思い返せば、あのソウル・ケルン(Soul Cairn)が嫌いだったんだよな・・・。DAのフェイドとか、ああいうの嫌いなんですよー。たいていのCRPGには必ずあるといっても過言ではない異次元・異世界・夢世界なんですけどね・・・。

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 あんな画像のわかりにくいところで収集クエストやらすなよ、おっさん。ドライアイになりかけたぜ。
 ところで、この男は作中でも有名人だと散々メンションされるのだが、Morrowindのどこかに出てきたのだろうか?

 逆に「なんとかの弓とって来い」のところは好きでした。だだっぴろい凍湖のところでは、「きっとここで出るんだろうなあ」とあらかじめネタが割れていたが、ドラゴン戦面白かった。

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 ドラ×3、手なりでも満貫確定みたいな戦い。

 なぜか味方になったDurnehviirちゃんが参戦してくれて、めちゃくちゃ賑やかなバトルになって愉しい。

 問題は、上空で入り乱れて空中戦やってるドラ三丁(Durnehviirちゃんの他、Naaslaarum、Vaslaarum)が薄暗いせいもあって、ぜんぜん見分けがつかなかったことだ。
 二回か三回、Durnehviirちゃんを撃ってしまったかもしれない。アンデッドだから死ぬこたないとは思うけど。フレンドリー・ファイアー許してにゃん!

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 そう言えば、本編に出ていなかったのが不思議なくらい。氷雪地帯ものの定番中の定番。

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 ビッグ・ボス・ファイトもいいんですが、私は、こういうしっちゃかめっちゃか系のバトルが大好きだ。

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 こういうときに、ソウルジェム用ソウルを稼ぐ。大豊作であった。

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 いきなりネック・ハンギングとは意表をつかれました。ヴァンパイアってのは腕力も常人離れしてんですかね?

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 オーリエルの弓(Auriel's Bow)ゲット。

 おまけも満載で、遣り残しも多々ありそうですが、いっぺんクリアしちゃおうっと。
 まあまあよくあるお話になりそうで、なんとなく、どんな展開かわかってきちゃったけど、Bethesdaのシナリオは格段に進歩しましたよねえ。MorrowindやOblivionあたりにはあった、ちょっと手抜きくさい青臭さがまったくなくなった。 なんてことないせりふにも、ちょくちょくクスグるの小ネタもはさんでくるし。 

 クリア20時間ってのは、裏表じゃなく、やっぱ一周あたりのことだったのかな?
 初期にお遣いクエストをやり過ぎたのが、ここまで馬鹿みたいに時間かかった原因。

 ヴァンパイア編でもう一周やるとすると、20USDでも元は取れそうなかんじー。

2012年8月 6日 (月)

【ME3】LeviathanのDLCでまたエンディングが変わる?

 ME3のオリジナル・エンディングを変更しないという立場について、BioWareの共同創業者ムジカ博士が用いていた根拠は、開発チームの創り上げたコンテンツの「高度な芸術性」(Artistic Integrity)を毀損することはできないということ。

 あちらのゲームサイトでは失笑ネタになっていましたが、このアーティスティック・インティグリティ。まあ直訳好きな人は「芸術的品位」とか訳すんだろうが、それでは意味が曲がるんだよね。芸術家が突き詰めて出した「これしかない」答え、その全体的整合性、統合性を含意しているから。単純に「品位」とか「風格」ではない。

 さらに芸術的品位、あるいは「芸術家の」矜持(きょうじ)となってしまうと、果たしてBioWareのDev、開発者たちが芸術家か?という点に触れざるを得なくなる。

 ヴィデオゲームは(その一部は、か)、百歩譲って工芸製品でしょう。artisanというよりかは、craftsman。壺造りの世界。

 DA2もそうだったし、ME3も間違いなくそうだったが、概ね期待を損なう残念な結果になった(部分がある)と言われた原因は「納期」。

 資金とか時間に(外的な)制約を受ける時点で「芸術」じゃないと思う。
 システム開発に詳しい方は、「資金」も「時間」も同じじゃねえか、というだろう。そのとおり、タイム・イズ・マネー、同じものです。

 企業経営におけるプロジェクト(イニシャチヴ)や、ゲームなどシステム開発もそうだけど、そのリーダーをオーケストラの指揮者(conductor)に喩えることがよくある。
(DA2レガシーのCoryphaeusは、元は原始歌劇の合唱隊のリード・シンガーの意味であったが、実は指揮者に近い)

 この喩えが間違いである、というのが経営学者ミンツバーグ教授の説で、かのドラッガーも確か同じようにオーケストラは違うだろうという説だったと思う。それに私もくみする。

 では、何に喩えるべきかというと、すでに書いた「壺造り」。クラフツマンだ。

 壺は焼いてみるまでいったいどんな出来栄えなのかわからない。窯を開けてみたら見事におしゃかかもしれない。逆に信じられないようなすばらしい出来栄えかもしれない。
 もっといえば、経営プロジェクトにもゲーム開発にも、楽譜(スコア)、設計図などない。どうがんばってもラフなスケッチ(達成すべき目標の殴り書きメモ)くらいがあって、本質的には出たとこ勝負である。

 オーケストラの指揮だって、スコアどおり演奏させるなんて、そんなに決まりきったものではない、あんたが思ってるよりずっとずっと、ずーーーっと難しいんだぞ、という声があるだろう。
 もちろん、誰もオーケストラの指揮がミッキー・マウス、朝飯前だなんて言っていない。

 この場合は、アナロジーが成立しないと言っているのです。

 さらに危険なのは、オーケストラをアナロジーに使う人は、なにか最初から成功(完全性、無謬性)を期待しているように疑われること。クライマックス、大団円、すべて「解決」されるハッピーエンドの予定調和が成立しているかのように勘違いしていること。少なくともそう見えることだ。

 人生がそこまで簡単なら誰も苦労はしない。

 かつてはすべて「想定内」、今はなんでも「想定外」の某電力会社も、きっとオーケストラの指揮のアナロジーですべて考えていたのだろう。さもありなん。

 他方、世界で1000万台生産する国産自動車メーカーはいつまでもずっと「壺造り」のままだ。壺造りの精神、クラフツマンシップを忘れない限り、世界に君臨し続けるだろう。

 前置きが長くなった。

 Mass Effect 3のストーリーDLC、リヴァイアサンをプレイすると、ME3のエンディング自体に影響を及ぼすことがあるそうだ。

http://www.ign.com/articles/2012/08/03/leviathan-add-on-will-change-mass-effect-3s-ending

 リヴァイアサンDLCをプレイし、さらにエクステンデド・カットを織り込んだエンディングに行き着けば、いくつかのイースター・エッグ(裏コンテンツ、隠し趣向)、ちょっとした変化、リヴァイアサンDLCの内容についての言及などがあるようだ。

BioWare's willing to compromise if you buy the Leviathan add-on: Completing the downloadable content creates an additional rift in your ending. You can expect to see multiple Easter eggs, subtle changes, and references to its story when you reach the Extended Cut conclusion.

 ストーリーDLCはまあ嬉しいが、これ以上エンディングに触るのは「もうええちゅうねん」が率直な感想だ(IGNの記者も、同様なことを述べている)。

 もう窯から出してしまった壺をいじくってどうする。もう一度塗り薬かけて窯に放り込むのか?(そういう製法ももちろんあるが、それは元々そういう工程だからだ)

 どうしてもオーケストラに喩えるというなら、劇場の観客のiPhoneの呼び出し音がいつまでも鳴り止まず、演奏を台無しにされてやり直しを余儀なくされた指揮者が、その後いくらがんばっても、どうしようもないって感じだろうか。
 もはや観客には、あのiPhoneの呼び出し音しか聴こえなくなっているはずなのだ。

 ゲーム開発の世界で壺造りのアナロジーに一番どんぴしゃなのは、私の知る限り任天堂の宮本さんだ。「なんぼいじくりまわす気やろか」というくらい、いじくりまわすそうだから(京都弁翻訳ソフトによる)。

 もちろん、「ええいっ!」って出来損ないの壺を叩き割ることもあるんだよね。昔の、まだハードウェア中心の商売をしていた任天堂の開発倉庫には「ボツ」になった製品(半製品)が大量にしまわれていたのだという。今では開発サーバーに世に出なかったソフトウェア(のソースコードやらモジュール、パーツやら)が大量に格納されているのだろうか。

 ME3について言えば、あのエンディング騒動がなく、エクステンデド・カットもなく、ME3の直後にリヴァイアサンDLCがリリースされたのなら、どうだったのだろうか。 

 それを想像するのも、もう無理なんだよね。私の耳にはiPhoneの耳障りな呼び出し音がいつまでも鳴り響いているのだから。

2012年8月 5日 (日)

【Skyrim】Dawnguard

 人の見たカスなんでしょうか? X360ではとっくに出ていた?

 PC英語版を週末に終えようと思ったけど。一周目とても終わらない(笑)。セーヴファイルのタイマーでは20時間くらい刻んでいるけど、放置時間もあったし、オリンピックは横目で観ていたし、寝落ちもしたかな。いまだにインヴェントリ整理で時間食ってるのもある。

 Dawnguardはヴァンパイアものというので、Skyrimで知らないうちにウェアウルフにされた私のノード主人公のプレイは、PSNで「アンダーワールド・覚醒」("Underworld: Awakening"(2012))をレンタルして、横目で観ながらはじめた。ご存知ない人のために付け加えるなら、このアンダーワールド・シリーズは、有史以前から続くヴァンパイアとライカンスロープの暗闘を描いている。今回の「覚醒」では、両者のその死闘に地上の支配的種族のニューマンが介入して・・・、みたいな陳腐な展開になっている。

 映画のほうは・・・。やっぱ「バイオハザード」("Resident Evil"(2002))といい、一作目が一番まともで、後はどうにも。なんだか、こういうホラー・スリラーの続編って、どれもこれもすっかり似てくるんだよね。

 二作目まで主演のケイト・ベッキンゼール(Selene役)が、同じくシリーズの二作目までの監督(レン・ワイズマン、三、四作目はプロデューサーしかやってない)と結婚して、四作目に復帰(こちらもワイズマンは監督はしていない)。
 監督が違ったせいか、人妻になったせいか、シナリオがひどいのか、どうかしらないけど中身もさっぱりだなあ。
 ちなみに、ワイズマンはリメイクの「トータルリコール」("Total Recall"(2012))の監督。

 コラボの唯一の効果は、Dawnguardの登場人物、Serena(セラナ)が、いつのまにかケイトに見えてくることだけ。

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 セリーン(Selene)とセラナ(Serana)。似てると思うのはローマ字カタカナ読みの日本人だけか。

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 これなんか、ケイトにかなり似ている気がする。

 ただしセラナは、ドラゴンボーン(つうか私)がほんのちょっと手を安めていると「なにか用?」と同じせりふでしつこく聴いてくる。すこしうっとおしい。

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 セラナを連れて歩くと、倒した敵を片っ端からゾンビ化して一時的に復活させ、僕(しもべ)として戦わせる。

 倒したはずの敵がいつの間にか後ろにこうやって立っていると本当にぎょっとするし、これって見せ付けられると、やっぱ限りなく「邪悪」だよなあ、と思う。

 ネタバレ構わず書くと(だってXLIVEではとっくに出てたんでしょ?)、現時点でまだ一回もクリアしていないものの、期待は下回った感じだ。

 メインストーリーだけ追いかければよかったのかもしれないが、なんだかすべてのクエストやっているうちに、マンネリ感がこみ上げてきてしまったのだ。本編ですでに何度も訪れた場所に行って「誰連れて来い、あれ取って来い」ってのが多すぎる。
 まあ、後半?ようやく新天地に向かうのですが、そこもあんまし愉しい場所ではなかった。

 「20USDでプレイ20時間は、まあお得だろう」と、IGNは言っているが、それは裏表二周した場合の話だろうか。確かにクロスボウや新スペルをはじめ「おまけ」はてんこ盛りで、騎乗したまま戦闘もできる!(こなれてないそうだが)というし、エキスパンション級までいかないけど今後は大型DLCを狙うというトッドの発言に偽りこそないのですけどね。

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 当初は、妻リディアと一緒に行動していたのだが、やっぱりセラナを連れて歩かないといけない雰囲気になったので、交替。 

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 しばらくストーリーが進んだら、知らないうちに拉致られている妻・・・。なんの脈絡もない、この唐突さ加減。
 DDとなんも変わらんぞ!

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 無事救出してホワイトランに帰ってみたら、記憶喪失かと思うくらい、何事もないかのような態度。

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 お約束(ドラゴン襲来)を決してはずさないところは、Skyrimのえらいところ。でも高レベルのドラゴンボーンにとっては・・・。そこらへん骸骨兵も一まとめに、文字通り瞬殺でござった。

 ちなみに、ドラゴンボーンはヴァンパイアには怖くてなっていません。ヴァンパイアハンター側を貫いている。
 ヴァンパイアになるのは、ふたりめ、カジート太郎でやってみようかなあ。まだ未婚なんで、セラナと結婚できるのかしら? ネコなのに。

**********

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 質問いただいた、ローブの名前。

20120809_00002
 ついでにバグっぽい画像。

 ごらんのようにアパレル関係はリングひとつしか持たせていない。身包みはぐとなぜか頭巾を被りはじめます。上のローブの(、それとも他のローブなのかわからないけど)頭巾だけデーターが残ってしまうのかな。

 (訂正) ごめん。これお肌が紫外線に敏感なヴァンパイアの日中被るフードだったみたい。よって、時間帯で被ったり被らなかったりなのね・・・。仕様でした。

 

2012年8月 4日 (土)

【ME3】The Devil and the Deep Blue Sea

 もしセミリタイアがかなったら、Mass Effect 3のエンディング騒動起こしたやつらひとりひとりに因縁付けに行く旅に出ようかと思ってましたが。
(以前は、シーシェパードに体当たりする船団NGO創立が夢でした)

 出ますね、Mass Effect 3のストーリーDLC。

 BioWare公式。

http://blog.bioware.com/2012/08/02/mass-effect-3-leviathan-firefight-dlc-and-wii-u-information/

 GameSpot。

http://www.gamespot.com/mass-effect-3/videos/mass-effect-3-the-devil-and-the-deep-blue-sea-6390079/

 リヴァイアサン。その名のとおり海洋ミステリーだそうだ。

"Something lurks in the dark corners of space, something powerful enough to kill a Reaper. Shepard must discover the most closely guarded secret in the galaxy before the Reapers silence it forever. Discover more about the origins of the Reapers as you race across the galaxy to find the Leviathan. Unravel the dark history of the Reaper Race before it is too late. Coming later this summer there is no war, only the harvest. "

 そしてリーパーズのオリジン(創生)についての謎が解明される?

 でもプレイ時間は3,4時間。うーん。シャドウブロウカー並みを望んでいた者にとって、それは短いなあ。
 そのコンテンツの薄口・淡白さもあって、あんましじっくり観ているとネタバレ比率も高くなるので、途中でやめておこう。

 夏遅くにリリースだそうで、あちらの学期末から考えて、8月中旬から下旬にかけてのリリースでしょうね。

 待ち遠しいなあ、と思っていたら、捨てるBioWareあれば、拾うBethesdaあり。

 SkyrimのDLC、Dawnguardがリリース!(Steam)

 待ってましたのヴァンパイアものらしいので、どう料理しているのか楽しみです。

 おお、すばらしい週末になりそうだぜ。

 でも、お値段20USD.。ちとお高いけどね・・・。、

 

 

2012年8月 1日 (水)

【SWTOR】 Another one bites the dust.

 表題は古いかな。Queenの名曲のタイトル。日本語は「地獄へ道連れ」だったか。 

 この場合の意味は直訳では「また一人、やつに撃たれて倒れていく」。本意は「僕はまた打ちのめされに行く」

 Star Wars: The Old Republic、フリー・トゥー・プレイ(F2P)化。今秋からF2Pオプションが増設される。

 WoWの牙城、ついに切り崩すことはできなかった。"Another one bites the dust."

 http://www.ign.com/articles/2012/07/31/star-wars-the-old-republic-going-free-to-play 

 もたなかった。半年もたなかった。
 ちなみに私のローンチ・ボーナス1ヶ月つきの6ヶ月課金は、つい先日失効しました。

 BioWareのGM(ゲームマスター)、Matt Bromberg のお言葉。 

**********

 SWTORのサブスクライバー数に減少が見られているのは確かだが、今回の決定はそれが理由ではない。MMOのマーケットではF2Pがすでにもう標準になっていること、そして、スター・ウォーズのファンである数百万人の潜在的な新規プレイヤーが、このゲームをまだ試していない理由が定額課金という障壁のせいではないかと考えているからだ。

 また我々のリサーチによれば、ローンチ初期にSWTORをプレイしていながらすでにゲームから離れた者たち(訳:私もひとりか)の中には、定額課金という障壁がなければ、後に追加されたコンテンツを試してみたいと考えている者も多い。 

 マーケットの動向と、プレイヤーたちの声から、我々にはアクセスのしやすさこそが求められていると考え、それに対応していくことにしたのだ。 

**********

 MMOのサブスクライバーが、ローンチ以降に徐々に増えるなんてことは、まずありません。今後どれだけコンテンツを拡充しても、イニシャルの会員数を保持するのが精一杯で、後はどんどん減っていくばかり。

 例外は、このようにF2Pに移行したケースで、MMO老舗御三家であったTurbine(ターバイン)のDDOもLotRもぼろ儲けらしく、DDOに至っては、完全新規パッケージ(アンダーダーク編)を開発する原資まで手に入れたようだ。 

 なぜ定額課金制がF2P(その実態はアイテム課金制)に負けるか。ここでは散々書いてきたので、もうくどくど述べません。一言で言えば、ユーザーそれぞれのお財布事情にあわせて、支払うつもりがあるだけ吸い上げることができる仕組みだから。ウェブゲーもモバゲーも同じですね。 

 「MMOのマーケットではF2Pがすでにもう標準になっていること」、それがわかっていながら、EA/BioWareはなぜ定額課金制に固執したのだろう。

 定額課金制でなければ、WoWに戦いを挑んでたとえ成果をあげても勝ったことにはならなかったからでしょうか。
 Lucas Artsが「安売り」のイメージを許さなかったのでしょうか。

 開発費2億USDの回収が定額課金でなければ難しいと思ったのでしょうか。ところが、前にも書いたように、開発費を運営フィー(課金)のあがりで賄うってのは、投資としては邪道なはずです(だからほとんどの定額課金MMOは邪道です)。

 本来パッケージ売りで回収しなければならなかったのだが、60USD*パッケージ200万本売ったとして1.2億USD。筋悪な投資になってしまったようだ。 

 WoWが今後も安泰かどうかもわからない。だがWoWにしても、定額課金だけではなくF2Pなどラインナップを拡充しているはずである。

 MMOの将来がどう転んでいくのか、正直まったく興味がない。

 ただし今回の件によってBioWareの他のRPGタイトル、特にDragon Age 3の開発に影響が出るのかどうか、大変気になっているところです。

 

 なお、以前のサブスクライバー(私だ)がカムバックする場合は、現行プレイヤーと同様に、F2P以降後に用いることのできるゲームない通貨をプレゼントされるようだ。

 http://www.swtor.com/free

 あたしも、ちょっとのぞいてみっかな・・・。

If you're a previous subscriber and decide to come back, you'll get benefits. Current or previous subscribers will earn 150 Cartel Coins for each paid main before July 31st, 2012, while anyone who bought the Special Edition will get an additional 1,000 Coins.

 

キングダムズ・オブ・アマラーほんとに出すんだ。

 Skyrim Dawnguard(ドーンガード)、PC版はいったいいつだよ!と、まあやる暇もないくせに突っ込もうと思っていたら、あちら(北米)では今週末のようです(未確認情報だが)。パッチ1.7ってもうはいったんだろうか。ああ、今見たら勝手にアップデートされてるわ。
 んー、ドーンガード、日本はいつかなあ。

 キングダムズ・オブ・アマラー:レコニング。(Kingdoms of Amalur: Reckoning、KoAR)

 以前知らせてもらった気がしますが、日本語版をほんまに売るんですね!
 しかもPS3版オンリー?(いやX360版もあるようだ)

 PC英語版を冒頭20-30時間くらい遊んでみましたが、Skyrimとも時期的にかぶっていて、その後Mass Effect 3など他のソフトがどしどし発売になって、放置したままであった。
 だがやる気が減衰した本当の理由は、本編コンテンツやゲームプレイではなく、DLCがEA/Originから普通にやっても日本では購入できないことであったのだ。裏技使わないと入手できない(そして私は裏技を使いたくはない)。
 オープンワールドチックなRPGでそれはないよな。

 気になってAmazon.co.jpを観てみたら、「4つの追加コンテンツ同梱」!
 どの4つやねん。 
  
 英語版では、Mass Effect 3とのタイアップ企画の装備は入手し、自動配信の追加シナリオ(なんだっけ、ハウスがひとつ増えるやつかな)は勝手にもらえた。でもそれでおしまい。

 えっと、スパイク・チュンソフト(いまだにそう呼ぶのに違和感がありまくるが)の公式によれば・・・。
 
1.オンラインパス。
   「ハウス・オブ・バロー」の新規エリア・新規クエストというのが英語版では入手済みのはずの無料自動配信シナリオ。
   でも「バロー」って・・・。Valor(武勇)は、「ヴァラー」じゃろうが、と思うけどねえ。発音悪いんじゃない?

2.あっ、「テッド・ケルの伝説」がついている!
   こいつは入手できなかった。英語版では有料だった。
   海賊もの好きな私は、EA/Originのバカヤロ様が売ってくれず本気で悔しがっていたのだ。

3.「ナロスの牙」?
   英語版では有料。ここら辺になると、もうDLCをチェックするのもやめていた。なになに、巨人族?
   べたやなあ。サルちゃん(シナリオはかのR.A.サルバトーレ)、新しい伝説を創るとか気合はいっていたが、べたやなあ。

4.武器・防具セット
   英語版では当初有料、上記2.とか買うとおまけでついてくる。
   一番最初からKoARのメニュー画面に出ていて、かつ入手できなかった。腹立つ。

 PC英語版あったらPS3日本語版買わない個人的な縛りは、DA2ですでに破られた。この際気にせず買ってしまおう。
 ても9月・・・。遠いな。
 
 (きっと気になって、PC英語版を再開しとりあえずクリアしてしまうと見た・・・。だとしたら日本語版買う意味あんましないけどね)

 ちなみにKoARのコンバットは、手応えがしっかりあって、スピーディーで確かに面白い。個人的にはDDのほうが好みだが、KoARのもまずまず捨てがたいっちゃ捨てがたい。コンバットまわりの完成度は充分高いと思う。

 ただ、あのニンジャ・ガイデン・ライクな、デヴィル・メイ・クライ・チックな、ホットドッロ・サムライ的なノリがイヤな人はきっとイヤ。
 私はさして気にしない。

 グラフィック・デザインは元々WoWクローンのMMO用に開発された仕様なので、やたらと原色に近い色彩を用いたWoW似な、あるいはTorchlightぽいファンタジーワールド。ああいうのがイヤな人はきっとイヤ。
 私はとくに気にしない。

 主人公おねえちゃん(野郎も)の顔の造作も「美形」がやりたいとなるとほぼ一択。それでお好みに合うかどうかは運任せ。そういうのがイヤな人はきっとイヤ。
 私は余り気にしない。というかおねえちゃんの造形はそこそこ気に入っている。

 武装関係はいわゆる「拾いゲー」で充実していく。残念ながらどれ拾ってもなんとなーくおんなじな感じでWoWやDiabloのようなわくわく感にはいまいち乏しい。クラフティングもやることは結構あるけど、まあどれもこれも似たり寄ったり、これといった驚きはないかな。そういうのがイヤな人はきっとイヤ。
 私はまったく気にしない。

 シナリオ・・・。サルちゃんがリード・ライターだったというわりには、さすがに破綻こそないけど斬新さには欠けている。
 そこは私はめちゃくちゃ気にする。

 ロア(伝承)と呼ばれる、ゲームワールドの背景をちらちら垣間見させてくれる仕掛け。集めると実益もあるのだが、収集が結構大変なわりには中身がどうかな。

 そして、キャラ・メイキングとファクション(いわゆるギルド、派閥制)・・・。お、これについては長くなりそうなので記事を一つ稼がせていただこう。次回へ。

 下は、このブログの過去記事のひとつ。おお、このときはまだ無邪気にもいずれ有料DLCが買えると思ってたんだな。
 
 http://vanitie3.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-ebaf.html

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