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2012年10月12日 (金)

Project Eternity カリフォルニア・ウィザード

 ひょんなことで能(のう)関係の本を読んでいたら、昨日のチャンターの技能って、なにか能の世界に通じるものがあることに気がついた。

 能も、チャンターの詠唱でも、踊りを舞うのは死者(ソウル、精霊)なんですね。

**********

 予想は見事に外れている。

http://www.kickstarter.com/projects/obsidian/project-eternity

 Kickstarterの駆け込み投資のインパクトを完全に読み違えていた。
 ラスト一週間で毎日2000人くらい投資家が増加しているようだ。だいたい0.1百万USD相当。

 58,000人、2.75百万USD。あと4日。

 2.7百万USDのストレッチ・ゴールも、すでに達成した。
 これにより、キャラクター・クラスにパラディンとチャンターが加わる。
 私の没入度もどんどん深くなっていく・・・。もはやアイロニカルな没入ではなく、意識も行動もともに没入(笑)。

 一旦クラスを整理しておく。

 
 ファイター
 ローグ
 ウィザード
 プリースト
 

 ここまでが当初から実装される予定だった4つのコアクラス。
 
 ここからは、ストレッチゴール達成で開いたもの。

 レンジャー
 モンク
 ドルイド
 
 バーバリアン
 サイファー
 
 パラディン
 チャンター

 11クラス。往年のDnDのベース・クラス(版によって変動しますが)、おそらく現代CRPGが手本としたADnD2版かDnD3版の最初あたりのリストでいうと、欠けているのはソーサラー。これはまあ、特に大きな問題じゃないと思う。Project Eternityでいうウィザード・クラスの設定の発想はDnDウィザードに近いが、設計メカニズムはDnDソーサラーに近いはず。
 (チャンターはおおむねバードに対応するとみなす。サイファーに相当するサイフォニックは最後までベース・クラスにならなかったかな)

 コアクラスのうち、ウィザードについてのObsidianの説明を文末に。さーびす、さーびす!
 
 みなさん詳しいだろうから、簡単にまとめるとDnDソーサラーの職能はDnDウィザードとほぼ同じ。扱うスペルセットも共通。
 ウィザード、ソーサラーともに休息(睡眠と思ってもいい、DnDエルフは一切寝る必要がないけど)を取るまでの間撃てるスペルの上限数がスペルレベル(キャラクターレベルとは別に7まである)ごとに決まっている(上限数はソーサラーが若干多い)。

 ウィザードの場合、休息時に予め種類と回数を指定して覚えなおさなければならないバレット(弾丸装填)方式、ヴァンシアン方式(発案者SF作家のジャック・ヴァンスに由来)であるのに対し、ソーサラーはただ休息すればよい。それぞれのソーサラーは予め選んだ固有の呪文セット(ウィザードのリストと共通)の中から上限数まで打ち続けることができる。つまり、どの呪文を使うか撃つ直前まで判断を留保できる。
 逆にウィザードのほうは使うスペルを毎日入れ替え可能だから、最終的には事実上スペルリストの全部の呪文を使えることになる。ソーサラーは一旦選ばなかったスペルを選びなおすことは難しい。

 ウィザ-ドが長期にわたる学習によって膨大な知識を脳みそいっぱいに詰め込んだ「知識」、「知性」の体現者であるのに対し、ソーサラーは超越的存在などの「恩恵」、「祝福」、あるいは「遺伝」(ドラゴンの血脈など)によって呪文能力を生まれつき身に着けたという解釈。アトリビュートでいえば前者がインテリジェンス、後者がカリスマに能力を負っている。ステロタイプは前者が「老学者」、後者が「魔性(ましょう)の美女」。
 
 CRPGでいうと、ウィザードに似ているのがWizardy、FFIIIあたりの回数消費方式。ソーサラーに似ているのがMP・マナタンク消費方式。紙と鉛筆、PnP(TRPG)時代に分かれたが、コンピューターが代わりに計算してくれるようになってどんどん後者が主流となった。

**********

ウィザード

 多くの社会において尊敬を集めているウィザードは、たとえ抜群の知性を有する天才ではないとしても、高等教育と極めて高度な精神的鍛練を受けた男女である。しばしばモータル・ソウルの導き手(ナヴィゲーター)と呼ばれるように、「普通」の人々が自分自身の内部に宿る力を引き出すための手順を解明し、正確に実行することができる。その知識を用いて真に圧巻と呼べるような結果を出すためには、ウィザードは古代の手法をただ学ぶのみならず、常に研究を続け新しい手法を探究しなければならない。ウィザードのスペルは、オカルトや密教的知識とはまったく異なるが、あまりに複雑なうえに肉体的な消耗を要するため、高価で特別なエンチャントを施したトウム(魔法書)を手にしなければ、訓練を受けたウィザードですら発動することができない。

 トウムには何が書かれているのか? 現実を歪曲するために自分のソウルを用いる方法の手引きである。現実を歪曲するとは、たとえば、敵の間を瞬時に跳び回る、肌を石のように強固にする、最強の魔法ですら打ち返す、火の玉、稲妻、酸の塊を作り出す、なにもない空間に悪夢を呼び起こす、などを指す。実のところ、ウィザードの前に広がる可能性はプリーストが信仰によって獲得する力をさえ上回るものである。

 ウィザードであれば誰でも何冊かのトウムを用意することは可能であるが、経験不足のキャスターが、皴だらけの顔をした大魔術師(Archmagi、アークメジャイ)が用いるような、書き込みだらけの、かなとこのように重たい、ページの端がぼろぼろに崩れたトウムを用いてスペルを発することはできない。初心者ウィザードがトウムからスペルを呼び出すことにしくじった場合、肉体的にも能力的にもあまり多くを必要としない、ずっと控えめなスペルをいくつも繰り出すことを迫られるのだ。

 
 ウィザードは、オカルト知識の習得者であるとみなされることがしばしばある。スペルの知識に関してはそれも当てはまるが、多くのウィザードは興味の対象範囲が極めて狭いので、世の中の文化や歴史のことは全く意に介さないのがふつうだ。機械仕掛けを見つけたら、まるでローグのように大喜びで好奇心を示すこともよくあることだ。ウィザードは強力であるがゆえに、戦闘では攻撃の対象にされやすい。そのため、驚くほど多くのウィザードが、とりわけ力強いわけではないとしても、自分の肉体をよく鍛え上げている。

**********

〝Because their powers make them targets in battle, a surprising number of wizards are quite fit, even if they aren't particularly strong.〝

 最後の一文が笑っちゃいますね。
 「鍛え上げている」は"fit"、フィット。フィットネスのフィット。

 Obsidianはカリフォルニア・アーヴァインの会社。 
 体力づくりや健康にも気を配る。カリフォルニア・ウィザードだね(笑)。

 DnDウィザードはじめ、今までのRPGの魔法使いは、「体力づくり? 時間の無駄」とうそぶいて、埃まみれの書斎や書庫から一歩も出ず、風呂に入らず、睡眠もまともにとらず、ファミリア(遣い魔)の用意した食事も気が向いたときにしか口にせず、煙草も酒もヤクでさえも平気でやり、どーしても学会(学会って)に出なければならないときですら決して歩かず、空中浮遊していったり、タクシー代わりに乗り物を召喚する、不健康度満点のウィザードがステロタイプであった。それでいていざとなれば杖とか、召喚した魔法の剣くらいは振るうことができる。(まるでシャーロック・ホームズの人物像みたいだ)
 つうか健康くらい魔法で維持できないものかしら?(スペルを使うと生命力が減っていくみたいな縛りがよく課せられますね)

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