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2012年12月19日 (水)

絶望という名の電車

 おっと、Laffyさんにひとつお答えを忘れた。
 ゲイダーさんのツイッター、DAWikiの人が中身を教えてくれるので間接的にフォローしてます。(ものぐさなもので、とても全部読んでいられない)

 最近だと、DA3にDespair Demon(「絶望」という名のディーモン)が登場するというネタ。
 フォーラムにも登場しなかったので、きっとツイッター由来でしょう。
 
 DAシリーズのファンなら、DLCのマーク・オヴ・ジ・アサシン(MotA)の宴会で、やたら「絶望の味がする燻製ハム」とか、「悲嘆の味がするチーズ」とか、パラフレイズに「絶望でもうお腹いっぱい」とか出てきたことはご存じでしょうから、「ははあん、そっからの連想かな」と思うかもしれない。
 
 一部ファンはまたしても、「プロットホールだ! 初期設定にない!」と騒いでいる。
 日本語は個人訳なので日本語版の訳とは違うかもしれないが、初期設定とはOriginsで示された、Pride(傲慢)、Desire(欲望)、Sloth(怠惰)、Hunger(貪欲)、Rage(憤怒)のディーモンの序列のこと。
 
 プライドが悪徳であるお話は何度もやったので、くどいのでやめます。Bravely Defaultでさえ、「お前たちのプライドがもたらした悲惨な結末」についてメインテーマの一部として語っている。そういう考え方が定着しているならうれしい。

 日本語の「欲望」ってネガティヴなニュアンスに乏しいからいまいちな訳だねと以前書いた。「切望」とか「熱望」とかも指摘いただいたが、なんか、あんまり悪くない意味にとれる。「欲望」は「不足をどうしても埋めたいという思いにかられる」という意味なのでネガティヴ含みなんですが。
 仏教では「欲」自体は自然体なので悪ではないが、「無欲」は善だそうな。もちろん「貪欲」は悪欲で煩悩のひとつ。

 日本語だと「欲求」が欲求不満(フラストレーション)に使われるからわりとネガティヴなニュアンスかもしれない。でも「欲求」は生理的・心理学的な欠乏の埋め合わせを求めることで、どちらかというとナチュラル。自然が俺を呼んでいるってのもその一部。

 ずっと忘れていましたが、ディーモン「絶望」が出るというのを読んで、日本語には「我欲」(がよく)ってのがあることを思い出しました。語感はいまいちだけど、ディーモンになるくらいの欲だから、そういう意味でしょうね。「私欲」とか「利欲」よりはましかな。

 「あっはっは、私の名は『私利私欲』だ」って。迫力ないもんな。
 
 個人的には、多種多彩なディーモンが登場することはウェルカム以外のなにものでもない。初期設定だって別に「網羅的」リストではないだろうから気にしないし。「絶望」の序列をどこにするかでまたファンは大騒ぎするんだろうけど。

 裏事情を考えれば、Baldur's GateやNeverwinter Nightsの時代にはD&D準拠のモンスターをぱっぱかぱっかぱ作って、どしどし登場させるのは今より格段開発負荷が低かったはず。NwNに至ってはソロ・キャンペーン本編に登場しないモンスターも結構用意されていて、DM前提で遊ぶマルチプレイやユーザーModで使うことができた。エキスパンションを重ねるごとに、続々と新モンスターも登場する(D&Dでは登場モンスターレベルも明確に決まっているから、プレイヤーレベルにあわせてスケジューリングできたんでしょう)。

 DAシリーズでは、DAOで数種類登場したダークスポーンが、DA2ではハーロックとオーガだけになっちゃった。DLCレガシーでジェンロックが再登場したが、いまだにシュライクは出ていない(よね?)。
 かなり面倒なんだよね、つくるの。

 初期設定のディーモンはDAOにもDA2にも一通り登場する。ただしハンガー(貪欲)ディーモンは非常にレアなディーモンでAwakeningのフェイドでしか出会えなかったかな(DAwikiによればDAO:Awakeningのみ記述があるので、DAOメイジ・オリジンでも出会ったと思ったのは記憶ちがいか)。DA2ではディープロード・エクスペディションで出会える。いずれも擬態を用いて餌を誘引するという特殊な力を用いていた。

 でもディーモンのモデリングも大して変化していないし、そろそろ飽きが来ていると思われるので、設定を増やしたいということでしょう。

 「絶望」に関して希望を言えば(笑)、もちろんモデリングにも凝ってほしいが、ぜひ「貪欲」のように特殊な力を持たせてほしいです。
 
 出来が悪くて絶望することがありませんように!と、優れた出来栄えを渇望する(笑)。

 
 さて、最近のメディアの広告を見ると「絶望」のオンパレードだ。絶望日本とか絶望政治とか。だいたい煽ってるメディアの行く先のほうが絶望的ではないかと思うのですが。全体的にさっぱり売れなくなってきているメディアが、センセーショナリズムに活路を見出そうとしているんでしょう。 
 産経の花田紀凱氏のコラム(11月18日)では、日本ABC協会(新聞雑誌部数公査機構)の上半期雑誌販売部数が引用されている。各誌部数を減らしている中、「文藝春秋」が部数激減。永年の読者がどんどん鬼籍に入っていってるんだろうか。

 「絶望政治」は、個人的にずっとヘイトしていた日本語版ニューズウィークの先週号タイトル。同誌も少しづつ部数を減らしてきてはいるが、実はここのところ抜群に面白くなってきている。まるで生まれ変わったかのようだ。そういう感想については最近花田紀凱氏も書いていた(11月25日)が、理由はハッキリしていて、日本、東アジアのネタを拡充してきたから。震災・核燃料問題以降がぜんグラフ誌の特色を生かした特集を連発してきたし、最近の島嶼問題含め、この島国から発信すべき情報が格段に増えたのだろう。

 ヘイトしていた理由は、以前は「日本だけを除く世界の記事満載」という、いかにも頭の悪そうな外国かぶれがやりそうな編集方針だったから。
 日本人では日銀総裁以外はほとんど登場しないという状態であった。誰に売る気やねん。外国かぶれか。だから部数を減らした。

 廃刊の危機が本気で近づいてきてやばい、ご本尊(米国Newsweek)も青息吐息で完全デジタル化に移行する、色々な事情で方針転換したのだろうが、「日本を含む世界の記事満載」になったら、つける文句ももはやない。リベラル寄りな面はもちろん残っているが許容範囲。中東、南米、私のそっち方面のソースはだいたいこれだし。こっちで見かけた記事から原文をたどって他の面白い記事に行き着くことだってあるし。

 「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」

 アムロ・レイ大尉ではないが、日本人は絶望時の士気チェックに強いと思ってるんだけどね。
 でも、足元はいわば「静かな愛想つかし」。
 それを「絶望」と言い換えちゃだめな気がする。

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